株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(7.29.09)

2009-07-28 19:16:00 | 明日のモニタリング銘柄
5時を過ぎてから50銭ほどの急激な円高が進んでおります。

気がつけば、ドルインデックスが5月の後半の安値にほぼ並んでの年初来安値の更新です。じわじわと株価の上昇の陰で、ドルの減価が進んでいたのですね。

ユーロ・ドルの比重が半分以上あるとのことですので、対ユーロに対してのドルの下落がこのドルインデックスの下落に貢献しているようです。しかし、どうしてユーロ圏がアメリカよりも調子が良いと言えるのか?

不思議なのは、アメリカに半年遅れてバブル崩壊していると言われている欧州の住宅価格ですが、イギリスのそれが、ピーク時から4月までに22%下落し、5月は前月比+2.6%と上昇して、ひょっとすると既に打ち止めになっているのではないかと思わせる奇々怪々な動きです。更に、7月23日には、イギリスの住宅ローン申請件数が15ヶ月ぶりの高水準だったと伝わっております。一体何がどうなっているのか?

但し、イギリスの第2四半期のGDPは予想の-0.3%に対して-0.8%と、こちらは予想以下にとどまっております。

まあ、為替はプロでも難しい動きをしますので、とりあえず、成り行きで見ていく以外にはありませんね。

明日、7月29日(水)のモニタリング銘柄です。( )内は今日の安値。

【買い候補】

1.7911凸版印刷(956円)

【押し目狙い候補】

1.3349コスモス薬品(2055円)
2.8086ニプロ(1934円)
3.5726大阪チタニウム製造(3210円)
4.2121ミクシィ(661K円)
5.6890フェローテック(1054円)

以上です。
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余韻を楽しむ

2009-07-28 11:25:40 | 株に出会う
物事には「余韻」というのがつきものです。株式相場も同じく「余韻」が必ずあります。

帚星が引っ張るあの長い尾っぽは、余韻というよりも、単なる物理現象と言った方がよいのかも知れません。

今日の前場はそんな「余韻」を感じさせる相場展開です。場が始まってからは円高へと振れておりますので、寄り天には違いありませんが、先物にしても昨日の抵抗線の10050円あたりからはしっかりと踏ん張っております。

日経平均もTOPIXもOSCはコンバージェンスさせており、余韻を楽しんでいる雰囲気がありありです。

しかし、6月のオプションのMSQ値の10147.65円は、終値ベースではその後一度も達成できておりません。

7月のSQ値の9386円は、7月17日に終値ベースで達成され、そこからはいわば、売り方の買い戻しを巻き込んでここまでの上げを演じてきました。

日経平均が10180円近辺まで上げたのが昨日でした。しかし、そこから息切れしております。今日、終値で10150円を回復するようなら、結構強い相場と言えそうですね。

前場は、5802住友電気工業の1180円での売りの持ち越しだけ。

ある程度、空売りを混ぜながら参戦しなければならない時期ですので、ちなみに、この株でトライしながら後場に臨みたいと思っております。

売りの理由は、今日のVWAPが緩やかながら右肩下がりで、前場の10時過ぎからは、ボリンジャーバンドの-2δの最底辺から+1δの位置まで戻していること、そして、MACDがシグナル線を上から下に抜けそうな点などです。前場終了段階でOSCは58%で前日同値。ちょうど上にいくか下に行くかの瀬戸際です。損切りラインは1190円あたり。利確ラインは1170円あたりに置いております。

最後に、人気銘柄の6508明電舎と6674GSユアサ。

明電舎の9時40分ぐらいからの棒上げには度肝を抜かれました。あっという間の出来事でした。ユアサはほぼフラットな値動きですが、両者ともに、OSCを4%、5%と伸ばしており強い動きですね。

明電舎が590円あたりを再度奪還するようだと、日経平均も10150円で終了するのかも知れません。

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市場概況(7.27.09)

2009-07-28 06:07:34 | 市場概況
週が開けて、7月27日(月)の市場概況です。 赤字部は28日朝の更新

◆日経先物:10080円(+140円)OSC55%(-3%)7月16日の29%から切り返し中。指数値倍率:99(-1)
◆日経平均:10089円(+144円)OCC61%(+2%)7月13日の26%から切り返し中。
◆日経平均指数値倍率:99(-1)数字が減るほど上昇傾向を示します。
◆TOPIX:928.26(+7.78)OSC56%(+2%)7月13日の26%から切り返し中。
◆マザーズ指数:455.88(-1.24)OSC56%(-10%)7月13日の36%から切り返し中。
◆ヘラクレス指数:617.21(+4.27)OSC58%(-2%)7月13日の29%から切り返し中。
◆ドル・円:95.21円(39銭円安)OSC61%(+3%)7月9日の42%から円安へと切り返し中。更新
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの):0.49625%(前日比-0.00563%)7月27日現在。わずかに下落。横這い状態。
◆米10年債利回り:3.726%(+0.067%)-7月27日終値。
◆日経先物イーブニングセッション:10100円(大証終値比+20円)
◆シカゴ日経先物:10125円(円建て、大証終値比+45円)更新
◆NYダウ:9109ドル(+15ドル)OSC79%(+2%)7月9日の39%から切り返し中。更新

後場は、ずっと膠着状態でしたが、引けにかけて先物が11000円割れを起こしたため、個別株も調整に入っております。この下落の流れからすると、今晩のNY市場次第では、ダブルトップを綺麗につけての再度の調整入りの可能性が出てきました。

後場は開始直後に、JTの指し値が持って行かれるも、戻したところで薄利撤退。13時過ぎからのこの株の上昇トレンドに本来は乗るべきでした。14時からは見事に下降。この時売りから入ることが出来ず。

やはりデイトレは同じ銘柄をじっくりと観察していても難しいですね。

持ち越しはなし。

-------28日朝のコメント-------

欧州株もNYダウ、そしてナスダックも小幅高で終了。9合目付近で一服中というところです。

注目の米新築住宅販売は予想を3万件近く上回る好結果で着地。販売価格は中央値が21.9万ドルから20.62万ドルへと低下しており、まだ価格的には底打ち状態ではありません。

一方、7月ダラス連銀の製造業活動指数は-10%の予想に対して-25.5.%と不調。前月より5%も悪化しこれは今年2月以来の悪い数字。しかし、市場はこれも無視。

決算関連では、ベライゾンなど無難な決算を発表したところには売りが入っている状態。好決算でないと上がっておりません。

ダウの高値-安値差はたったの89ドルの凪状態でした。これは7月9日の83ドルに続くものですが、この後ダウが高値を更新し続けた訳です。今回のこの凪がどういった展開を見せるのか?

過去の例を検証してみると、OSCの高値圏での凪状態は、しばらくわずかなプラスで終始するも、それはジェットコースターが登り坂をコトコトと登っている状態と同じであり、その後急落している場面が目立っております。

まあ、過去の例があてはまればこんなに楽なことはありませんが。

ところで、米中戦略対話でオバマ大統領がこんなことを言っております。

「米国の貯蓄増加と、中国の支出増加で持続的成長が可能」

ふざけてるのではないかと一瞬驚きました。つまり、これまでのキリギリスが蟻になり、蟻がキリギリスになれば、物事はこれまで通りうまくいく、というものです。

これは我が家でいうと家人がカエルになり、筆者が(家人に睨みをきかせる)ヘビになれがうまくいくというようなものです。

これは極端に言うと、ダーウィンの進化論に反します。ここまでの突然変異はダーウィンはまさか想定していないでしょう?

いくら外交辞令でも、もしこれを本気で言っているなら、オバマ大統領の頭の中は我々の想像以上に軽いのかも知れません。そうなると、これからのアメリカの先行きは要注意ですね。
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