株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(7.9.09)

2009-07-08 16:39:58 | 明日のモニタリング銘柄
明日の主力市場が反転しないなら、これは更に下を目指す動きとなりそうです。但し、今回は一旦小休止での束の間のリバウンドに終わる可能性が強いと思います。状況を打破するきっかけが見あたらないからです。

リバウンドの1つの根拠は、今日の日経平均のOSCの38%というのは、6月23日にもマークしておりますが、それ以前では、2月23日に遡らなければありません。

つまり、もしOSCがここ数日で20%台へと落ちるようなことがあれば、これは7021円を付けた3月10日の再来になります。ここまで手のひらを返したように、悲観論が一気に台頭するとはチョイと思えません。

何かのイベントがあれば別ですが、今のところ市場参加者の心理面での暗転が、下落モード突入の大きな背景ですので、3月10日の頃ほどはまだ病んでないと思います。

しかし、いずれにしても、次の焦点はアメリカが追加景気支出を行うのかどうかです。共和党はYesということはないし、これ以上の借金は、まさに地雷源を沢山の子連れで歩むようなものです。まさに世は地獄の1本道に入るかどうかの瀬戸際です。

さて、明日7月9日のモニタリング銘柄です。( )内は今日の安値。

【リバウンド兆しの買い候補】

1.6508明電舎(502円)
2.7014名村造船所(515円)
3.6674ジー・エス・ユアサ(766円)

【トコトン落ちるの待ち候補】

1.6665エルピーダメモリ(943円)
2.6753シャープ(885円)

以上です。

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トランポリンの動き

2009-07-08 11:31:20 | 株に出会う
世はまさに、一時の先行きの過度な楽観論が後退するばかりか、これは隠れた疾患が何かやはりあるのではないかとの猜疑心が頭をもたげているところです。

どう見ても、こんなに失業者が増え、欧米では住宅ローンの債務超過者も増え、安物しか売れなくなり、そして各国の政府の借金は増え続け、これで一体景気が良くなっていると言えるのだろうか? との、至極真っ当なる神経が市場を支配しかかっていると言える雰囲気です。

従って、今日の相場も基本は右肩下がり。為替も円高方向です。何故、本予算に占める国債の割合が初めて50%を超える国の通貨が買われるのか実に不思議です。それに、この政治の体たらくがずっと続いている理念なき国です。

唯一、善良なる国民が額に汗して働くことだけが美徳の国。

昨日から我が家に来ている大工さん、筆者より1つ若いだけの方です。14歳の頃から大工修行を始めたといいますから、既に半世紀近くもこの道一筋です。1人で一生懸命に作業をしております。

ところが、こうした普通の国民が汗を流してため込んだお金が政府によって濫費されているというこの現実。しかも国民の人気取りのばらまき、そしてなりふり構わぬ人気取り政策。

あの最近とみに顔に汚れが目立つようになったそのまんま東知事。何故、お笑い芸人だったときの謙虚さを今の地位でも地道に発揮しないのか?何故、名誉欲だけがほとばしってしまうのか?

それに追従し利用しようとする政権与党は言わずもがなです。

何故、こうした不安定な世界になればなるほど円が買われるのか、その原点を見誤ってはならないと思います。しかし、浮き世からかけ離れたことばかりにいそしむ政治家や官僚に対しては、何とか一撃を与えないと、この国は本当に沈んでしまいますよ。

そうそう、タイトルはトランポリンについてでした。

いつまで経っても、筆者も駄目ですねぇ。

6674GSユアサと1605国際石油帝石のことです。

ユアサは、昨日ー61円と押しに押され、OSCも36%にまで落ちておりました。この株のOSCの36%というのは、何と2月17日の35%以来の低い数字です。

そこに持ってきてダウの急落です。寄り付きは当然安く始まり、更に押されて766円まで持って行かれました。その時点では筆者は、もうこの株はあかん、とばかりに何も見ておりませんでした。

ある種の韜晦を込めて、この株の寄り付きからの押し目までのOSCをシミュレーションしてみます。何と、782円寄り付き、766円の安値をマークした時でも、OSCは40%でした。(前場終了段階では45%です。)

と、ここまで書いて、キーボードが暴走しております。マイクロソフトの陰謀です。

残念ながら、ここで今日は終了します。

ここからは続き

やっと暴走が収まりました。何が陰謀かというと、筆者はその使い勝手の良さから普段はATOKを使っておりますが、あまりにキーを早く打ちすぎたりすると、突如消去しないで残してあるマイクロソフトのIMEに勝手に切り替わってしまいます。

IMEを削除して何かウィンドウの動作に悪影響が出てはいけないと思ってそのままにしているためです。

さて、GSユアサはその押し目からは必ず反発がある形でしたが、これに乗れなかったことの失敗を書きました。

次の国際石油帝石は、アメリカでの原油市場での低迷が響いて、あれだけ昨日は切り返しのエネルギーが充満していたにもかかわらず、今日のこの地合では691K円まで-21Kも落とされました。しかし、ここまで落ちるとやはりトランポリンのように、沈み込んだところからの反発力は半端ではありませんでした。

このギアの切り替え時期を筆者はきちんと察知出来ませんでした。今日のような相場ではお定まりの、ある反発の屈折点を迎えると、そこで売り攻勢の餌食に晒されると勝手に思ってしまったのです。

もちろん、そう言うケースは頻繁にありますが、GSユアサや国際石油帝石のように、理不尽と言えるまでに押された銘柄は「自然反発」があるものですね。このことの察知がいつまで経ってもうまく出来ないのが癪ですね。

前場は結局ノートレード。チャンスがありながら何も手出しできなかった悔しさのみ残っております。
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市場概況(7.7.09)

2009-07-08 06:10:14 | 市場概況
後場は、昨日よりも下げ渋るも、この段階から上値を追う勢いは弱く、大きな崩れがないだけにジリジリと鈍重な道産子馬に押し込まれる様な、嫌な下げに終始した、7月7日(火)の市場概況です。赤字部は8日朝の更新

◆日経先物:9640円(-60円)、OSC45%(-4%)6月24日の39%からまだ切り返し中だが9500円台へと収斂中。指数値倍率:103(+1)
◆日経平均:9648円(-33円)、OCC41%(-5%)6月23日の38%からはまだ切り返し線上だが、9500円台へと収斂中。
◆日経平均指数値倍率:104(+1)数字が増えるほど下降傾向を示します。23日の105まで後少し。
◆TOPIX:909.13(-3.3) OSC42%(-4%)6月23日の37%からはまだ切り返し線上だが収斂中。
◆マザーズ指数:460.73(-3.74)、OSC59%(-6%)7月1日の49%から切り返し中。
◆ヘラクレス指数:643.49(-2.72)OSC57%(-6%)6月24日の52%から切り返し中。
◆ドル・円:94.83円。(53銭円高)OSC51%(同値)6月23日の38%(95.23円)に収斂中。更新
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの):0.5375%(前日比-0.01063%)7月7日現在。債券買いのトレンド続く。3月来の高値(金利低下)更新中
◆米10年債利回り:3.458%(-0.052%)-7月7日終値。
◆日経先物イーブニングセッション:9670円(大証終値比+30円)
◆シカゴ日経先物:9535円(円建て、大証終値比-165円)更新
◆NYダウ:8164ドル(-161ドル)OSC40%(-10%)6月24日の32%に収斂中。更新

後場も弱かったですね。もう少し下げないと止まらないと見ている向きが多いことを示しております。

昨日は、欧州市場が下げダウだけ中途半端に上げたため、寄り天気味からの、待ってましたとばかりの売り玉が、終日にわたって炸裂したようです。

後場は、新興株の出遅れを少し買いましたが、それ以上はいかず、-800円程度で撤退。しかし、これのリバウンドを狙っている人はいるようで、引けに買い上がって戻しております。

見ていた中で強かったのは1605国際帝石です。710Kで指しましたが届かず。原油が昨晩は売り込まれすぎたので、今夜は一定程度のリバウンドありと見ての、執拗な買いでしょう。

今晩は、新しいフローリングに再度PCや膨大なCDとオーディオ装置を運び込まねばなりません。それが終わってからの明日のモニタリング銘柄となります。ご了承下さい。

持ち越しはありません。

-------8日朝のコメント-------

NYダウはこの1ヶ月で600ドルも下落することになる勘定です。7%近い下落幅です。日経平均は2.2%の下落。

今日は大統領経済顧問の第2の景気刺激策を検討すべきだとの講演での話すら、悪材料として捉えられてしまいました。まだ7870億ドルの第1次?刺激策の効果も分かっていないのに性急だと、今度は民主党下院の院内総務が発言。

円高も進行。世銀総裁の「2009年は依然危険な年だ。」「世界経済の回復は2010年と予想するが、大きな不確実性がある。」とのコメントなどを受け、これまでの景気に対する楽観論が一気に萎んだ形です。

そう言えば、今回の調整は世銀による世界のGDPの下方修正から始まったことを思い出しました。

ついでに、英国商工会議所という聞き慣れない組織までが、「英国のリセッションの最悪期は去ったが、回復は定かではない」との素直な反応までが、欧米の株価を下押ししております。

要は、世界経済は回復した、とまで言い募ってここまで上げたのは一体何だったのかと、ささやかな宴から悪酔いで醒めたような雰囲気が充ち満ちてきております。

6月の雇用統計が悪かった時、市場関係者は、5月のあれは一体なんだったのか?と心に呟いたそうです。あれは国勢調査員のアルバイトの単なる水増しだったのですよ、とは海の向こうの筆者でも知っている事実ですね。

臨時のアルバイトはそのうち抜けますので6月にまた元に戻ったのは不思議でも何でもありませんが、あの時は何でも好材料に。今は、その反動で何でも悪材料になるという、不思議な相場心理が支配しつつあるようです。

原油はテクニカルにも見切り売り状態で62ドルあたりまで落ちております。ところが、今頃になって、あのバンカメとメリルリンチ連合が、今年の原油の見通しを従来の52ドルから59ドルに引き上げたそうです。

これは原油が50ドル割れの時に出すステートメントでしょうが。。。70ドル超えまで付けた後の反落時にこんな頓珍漢な発表をされても、石油業界関係者にはかえって迷惑でしょう。海水が満ちて砂浜がジリジリと後退している時に、あの砂浜にはもう7匹ほど蛤が多く棲息している筈などと観測情報を出されても困りますね。

バンカメ・メリルリンチ連合は、既にメリルは泥縄式に巨額ボーナスを手にした後でもあり、後は野となれ山となれという心境かも知れません。
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