株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(10.8.09)

2009-10-07 19:49:13 | 明日のモニタリング銘柄
■今日の3分間ドラッカー

 『1つでも必要なステップを省くと意志決定はできの悪い壁のように崩れる。』

                      (経営者の条件)

ジグソーパズルを思い浮かべると、これはよく分かります。無理矢理合わないピースを埋め込むと、後になってそれを修正するのが極めて困難となります。人間の生命はこうした思わぬミスに対応するため、動的平衡点を移動して調整を行います。これを「緩衝能」と言います。会社組織においても、この「緩衝能」の役割を果たす組織や人間がいることで、案外うまくいくものです。

さて、明日のモニタリング銘柄です。

買いサイン銘柄より:

1.8697大阪証券取引所
2.3105日清紡ホールディングス
3.9766コナミ
4.4023クレハ
5.6367ダイキン工業

その他銘柄より:

1.9022東海旅客鉄道
2.9831ヤマダ電機
3.4911資生堂
4.9433KDDI

以上です。
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健全なる反発

2009-10-07 11:23:19 | 株に出会う
ここまで欧米の株価が戻しては、日本市場もそれなりの反応をしない訳にはいかなかったようです。何しろ、湾岸バスケット通貨に円も曲がりなりにも入っております。

円高も場が始まってからは一時89円を奪還するなど落ち着いております。

しかし、ダウは25日移動平均に後少し、日経平均はまだ4%下方乖離中です。この壁がきちんと突破されない限り、戻り売り攻勢に、明日以降、しかもSQを金曜日に控えての荒れる前日に何か起こりそうな気配です。

全般には、これまで押し込まれていた非鉄や鉄鋼、それに銀行、不動産が良いようです。逆にディフェンシブ銘柄は今日は売られております。

日経平均のOSCは+7%の38%で、これは10月5日の28%を底にして、その前日のOSCを3%上回り、かつ安値・高値ともに前日よりも上回っておりますので、これはタイトルにあるとおりに健全なる反発です。

人間ドックを恐る恐る受けた熟年男女が、とりあえず当日のクイック問診では、重篤な病は見つからなかったと判断され、少しほっとしている状態に似ております。しかしながら、人間ドックというのは1種のビジネスです。たったあれだけで5-6万円も取れるのですから、医療機関にとってはドル箱です。新たな設備も人材もいらず、急を要する処置もなく、ただただ人数をこなすだけで利益が落ちます。

金融の世界もこうした人間ドック的な機関が色々とあり、それが世界経済を健康にしているかというと決してそうではありませんでした。あの格付け機関というのが、その最たるものでした。

その格付け機関に格付けされた金融機関のアナリストが、別の金融機関の投資判断を顧客に対して行い、それを受けるかのように、当該被格付金融機関のアナリストがその「お返し」として、当初の金融機関に対して格付けをするなどと言う世界が、一体、この市場において許されるべきなのかどうか?

今更ながらですが、どうも釈然としませんね。

持ち越し株は適当な利が乗っているところで一旦処分。ノーホールド状態です。今日持ち越すかどうかは、本来ならYesですが、どうも綾戻しの騙しの可能性もありますので、今日はしない予定です。
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市場概況(10.6.09)

2009-10-07 06:02:26 | 市場概況
10月6日(火)の市場概況です。 赤字部は7日朝の更新

◆日経先物:9680円(+-0円)OSC30%(-3%)9月10日の53%から下降中。 指数値倍率:103(+-0)
◆日経平均:9692円(+17円)OC31%(+3%)9月11日の59%から下降中。
日経平均指数値倍率:103(同値)数字が増えるほど下降傾向を示します。
◆TOPIX:871.63(+4.35)OSC32%(+5%)10月5日の27%から切り返しに転じたか?
◆マザーズ指数:421.36(+10.17)OSC34%(+6%)9月16日の69%から下降中。
◆ヘラクレス指数:567.5(+4.86)OSC27%(+3%)9月11日の62%から下落中。
◆ドル・円:88.82円(71銭円高)OSC54%(+3%)ダイバージェンス強まるも反発なし。更新
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの):0.28406%(前日比+-0%)10月6日現在。2日連続前日同値。金利下げ止まりか?
◆米10年債利回り:3.261%(+0.035%)-10月6日終値。
◆日経先物イーブニングセッション:9770円(大証終値比+90円)
◆シカゴ日経先物:9725円(円建て、大証終値比+45円)更新
◆NYダウ:9731ドル(+132ドル)OSC50%(+3%)10月1日の38%から切り返し中。更新

前引けの日経平均の1円高からは、先物が底打ち気配となるに従って、じびれを切らした買いが入り、先物を除いて各市場ともにOSCを数%上げてのプラス収量です。円高はまだ進行中ですが、これもそろそろ市場は織り込んでいる風情です。

買いサイン点灯は14銘柄です。昨日の任天堂の例もありますので、OSCを前日比できちんと上げていたかどうかをチェックして、明日のモニタリング銘柄を抽出したいと思います。

持ち越しをしたのは、きれいに反発してきた4564オンコセラピー・サイエンスと、名前が最近変わった3360シップヘルスケアホールディングスの2つです。シップは最後に売られて少し含み損。OTSは逆に含み益の状態です。明日の期待は、今日プラ転して終わったオンコセラピー・サイエンスになります。

-------7日朝のコメント-------

今日は米経済指標の発表は何もなく、欧州市場の2.5%前後の上昇の流れを受けNY株も続伸。

しかし、市場は風景を一変させつつあります。第1の風景は、原油取引における通貨バスケット制の動きです。これは昨年からもしきりに囁かれておりましたが、いよいよ具体性を持つらしいこと。英インディペンデント紙電子版が、「ドルの崩御」というタイトルで伝えるところによれば、この計画は湾岸アラブ諸国の要請で中国、ロシア、フランス、そして日本の財務省と中銀の参加を得て行われたらしい。(サウジ通貨庁長官は否定)

2番目の風景は、オーストラリアドルが0.25%の利上げを行い政策金利を3.25%としたことです。しかもさらなる利上げを示唆しております。どうやら、この先進国の足並みを乱す行動の背景には、第2四半期で前期比で4.2%にも達する不動産バブルの芽があります。人口はやはり豪州でも伸びており、これが住宅価格に「油を注いでいる」状態とRBA(豪準備銀)の経済分析局長が発言しております。

この2つ風景は、ドル離れを加速させ金の価格を大きく押し上げております。ドル・インデックスはそれでもまだ昨年8月中旬頃の水準です。昨年3月の安値からは5ポイントほど高い76ポイント少々。まだ落ちる余地があるようです。

金は1045ドルまで上昇し史上最高値を更新中。フィボナッチ戦略で著名なジョー・ディナポリは、ゴールドの昨年の高値1026ドルをピタリと当てておりますが、彼はXOPという尺度をあてはめれば、次のゴールドの高値は1504ドルでありこれは100%自信があると、1月25日の講演会で述べておりました。この1500ドルという値段がいよいよ現実味を帯びてきたようです。

この基軸通貨不安そしてインフレ懸念からの金の急騰に反応する形で、世界の株式市場はその値を切り上げる動きが続いているようです。

この既視風景の一変は、今後の世界経済にとって大きな意味を持つことでしょうね。
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