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謙遜を讃え傲慢を戒める音楽

2009-10-12 21:07:36 | 休日のバッハ
しかしながら、バッハも様々な音楽を残したものです。これも宗教的なものを背景としなければ作り得なかった作品でしょう。

途中、アレグロになるところが、リーマン・ブラザーズの「傲慢」を示唆しているようで面白い。日本の江戸時代、将軍徳川吉宗が治世していた283年前の1726年の作品だとはとても信じ難い。

期間限定での公開です。

興味ある方はこちらからどうぞ。。(Bach Cantata BWV47 Aria for Sopranoをクリック。)

英語訳は下記の通り。

He who would be called a true Christian must cultivate humility.
Humility springs from the kingdom of Jesus.
Arrogance is the devil's way:
God is wont to hate all those
who do not abandon their arrogance.
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明日のモニタリング銘柄(10.13.09)

2009-10-12 10:50:05 | 明日のモニタリング銘柄
■今日の3分間ドラッカー

 『意志決定を行ってからその中身を売り込むのでは満足な実行は期待出来ない。』 (マネジメント-課題・責任・実践)

よくあるケースは、まず自分たちに都合の良い「意志決定」をした上で、その後から、それを理論づける理屈を捻り出すという、いわば悲しき習性です。これは昨日の3分間ドラッカーでの、問題提起の方法に問題があることから生じます。

この後付け理論を生み出すことにおいて天才的に長けているのが、学校での秀才と言われた人々です。何故なら、彼らは出された問題(すでになされた意志決定)に対する回答(どう理屈をつけるか?)を作ることに置いて、まさに天才的能力を発揮するからです。

さて、明日のモニタリング銘柄です。

1.9433KDDI
2.7751キヤノン
3.3105日清紡ホールディングス
4.8086ニプロ
5.2802味の素

以上です。

エリオット波動分析では10140円が1つの上値の節目だそうです。日経平均も25日移動平均線間近。ここから再度突き落とされるのか突破するのかで、今後の見通しがかなり変わってくると思います。

筆者は、円安傾向も援軍となり、一旦突き抜けると見ております。一応、今晩のNY市場の結果にも注目。
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ニューノーマル

2009-10-12 09:49:59 | 金融全般
今日の日経3面に、ピムコのエラリアンCEOへのインタビュー記事が載っておりました。キーワードは、かつての成長経済には戻らないという意味で、ニューノーマル。

彼は、2007年に世界経済の構造転換を著書で予測したそうですが、簡単なインタビュー記事の中に、今後の世界経済の見通しに対しての示唆に富む発言がありましたので、読んでいない方のために、少々おせっかいとは思いますが、筆者が注目した視点を中心にご紹介しておきます。

◆失業率は景気の先行指標へと変わりつつある。

 ここまで雇用情勢が悪化すれば、働いている人ですら失業に備えて消費を抑え始めるだろう。
 失業率は10.5%をピークに2年ほどで7%程度にまでしか下げ止まらない。
 1つの理由:担保価値が毀損した住宅ローンを抱えて、人々が職がある地域に動けない。

◆焦点は世界経済が(ニューノーマルの)低成長に円滑に移れるかどうか。

 保護主義の機運が心配。貿易が滞れば成長に急ブレーキをかけるだけでなく、物価の急上昇を招きかねない。

◆政府が危機対策を進めた結果「政府の時代」が到来した。

 民間が競争原理を働かせるのに比べて、経済全体の運営が非効率になる。物価上昇が始まればスピードは速い。

 世界的に財政赤字が膨らんだ。国債発行も急増している。民間の資金需要が回復して社債の発行が増えれば、債券市場では資金の取り合いが起きて金利の高騰を招く可能性がある。

以上が発言のポイントです。

特に青字部分に注目しています。何故今、ゴールドが不気味に上昇をしているのか、これではっきりと分かりますね。

最近のドル安で打撃を最も受けているのが、ドルペッグの元を持つ中国に対して輸出競争力を失う新興国と、同じくドルにペッグした自国通貨を持つ産油国です。そのため原油は下がりません。

問題は最後の部分です。

1兆8千億ドルにまで膨らんだマネタリーベースの相当部分は、新興国への投資に振り向けられ、新興国通貨高(ドル安)を演出して、投資リターンのドル換金率を最大化しようとしているのは分かりますが、資金需要の回復により、債券市場で資金の取り合いが起こって金利が高騰するとの箇所です。

筆者の想定は下記のようなものです。

①マネタリーベースの拡大で市場にあふれた資金のかなりの部分は、金融機関により米国債へと再投資されている。(ジム・ロジャーズに、債券バブル相場と言われるほど。)

②新興国投資で稼いだ金をドル安で最大化し、かつ米国債の利回り分で、FRBが引き取っているモーゲージ債などの買い戻しを行う。

③新たな買い手がいなくなった米国債市場では、バブルが弾けて金利が上がり始める。この段階で世界経済が軌道に乗っていれば民間の資金需要が増えるため、金利の高騰を招く。

エラリアンCEOは、米国が1-2%の成長を取り戻す形で世界経済が回復していく可能性は60-70%あると言っております。

逆に言うと、30-40%は失敗する可能性があるということですね。
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