株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(10.16.09)

2009-10-15 17:48:37 | 明日のモニタリング銘柄
■今日の3分間ドラッカー:

 『意志決定のレベルには2つの原則がある。』

今日の言葉には参りました。その2つの原則について、何も語っていないからです。一応、意志決定のレベルといえば、トップダウンとボトムアップといったことが考えられますが、どちらにも弱点があります。トップダウンは現場知らずの唯我独尊に陥る恐れ、ボトムアップは無難な結論あるいは政治ではポピュリズムです。

誰もがすべてを理解して意志決定など出来るわけはありません。となると、あのバブルの時に、これは何だかおかしいぞ、と本能的に察知して、いわゆる財テクをしなかった経営者にはどういった原則があったのでしょうか?

物事の道理をわきまえる、ごく自然な感受性とでも言えるものの有無が、意外と意志決定を左右したのではないでしょうか?これはかなり人生において「解脱」していないと叶いません。あのリーマンのファルド元CEOの対極にある人間性です。

さて、明日のモニタリング銘柄です。

1.9022東海旅客鉄道
2.9811ヤマダ電機
3.6417SANKYO
4.2802味の素
5.8086ニプロ

以上です。内需逆張り戦術ですが、アメリカが更に上がれば要注意。
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今日は完敗の日

2009-10-15 11:17:06 | 株に出会う
ついに「愛犬元気」ともども鉄槌が下りました。

こういう日は内需株はお呼びではありません。ところが、先日逆を行った7956ピジョンは逆行高?していたり、米国小売売上高に大きく影響される6839船井電機が50円も下げて始まったりしますので、相場に望む方々の気がふれるのもやむを得ません。

それでも持ち越しの6412平和は、気配値が945円あたりまであり、今日は友連れ高かと勇み立ちましたが、場が始まる直前には前日よりマイナス付近まで気配値が急落しているではありませんか?

要するに、気配値というのはこの値段なら売りたい、あるいは買いたいという人間の気持ちですので、こうした場合は、この値段で売りたいという方々の仕掛けだったのです。(そうでない場合もあるからややっこしい)

結局、執拗に上へと行こうとする度に、空売りも出来ないこの株の頭が押さえられ、しばらくにらみ合っているうちに第一弾の爆弾が炸裂。それでも前日安値水準の901円までは降りずに多少の反発がありましたが、ここからが凄いところ。結局怒濤の下落の波に巻き込まれ、895円というとんでもない値段で手放しました。光速のオーダーがもし届いていれば901円では売れた筈ですが、皆さん、そのあたりをめどに我慢していたらしく、間に合いませんでした。

当然、残りの4555沢井製薬もまるで糖尿病にかかったような値動きです。これも最悪のタイミングで30円の損切り。

何とかしようと、またしても内需株の8697大証の炸裂を勝手に期待して404K円で仕込むも、405円に行ったきりで、402Kの見せ板がなくなる頃に撤退しました。

平和の処理に追われている隙に、ちょうど監視していた3843フリービットが噴いておりました。チョイと遅いかと思ったタイミングの499Kでエントリーするも、よくよくチャートを見ると上値が知れていると思い直し、もみ合って下に行きそうな時に同値撤退。その後456Kまでは行っておりますので、何も遠慮して撤退することはありませんでした。

と言う次第で、今日は完敗の日。6417SANKYOで+20円だけ抜きましたが、これは厄払いのつもりでの売買。

あの、隣の犬の元気のない表情が、縁起くそ悪いのか何なのか?

まあ、こういう日もあるでしょう。後場はほとんど動かない相場のようですが、何とか損を取り戻したい心境。但し、返り討ちだけには気をつけて。
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市場概況(10.14.09)

2009-10-15 06:58:46 | 市場概況
10月14日(水)の市場概況です。 赤字部は15日朝の更新

◆日経先物:10080円(-10円)OSC49%(+2%)10月6日の30%から切り返し中。 指数値倍率:99(同値)
◆日経平均:10060円(-16円)OC58%(+9%)10月5日の28%から切り返し中。
日経平均指数値倍率:100(+1)数字が増えるほど下降傾向を示します。
◆TOPIX:894.34(-7.1)OSC55%(+5%)10月5日の27%から切り返し中。
◆マザーズ指数:441.02(-2.54)OSC54%(+4%)10月5日の28%から切り返し中。
◆ヘラクレス指数:587.1(-6.62)OSC56%(+2%)10月5日の24%から切り返し中。
◆ドル・円:89.4円(28銭円高)OSC50%(+2%)緩やかながらも円安方向へ。更新
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの):0.28406%(前日比-0.00032%)10月14日現在。金利下げ再開。
◆米10年債利回り:3.419%(+0.067)-10月14日終値。
◆日経先物イーブニングセッション:10150円(大証終値比+70円)
◆シカゴ日経先物:10190円(円建て、大証終値比+110円)更新
◆NYダウ:10016ドル(+145ドル)OSC69%(+3%)9月16日の73%以来の高さ。更新

後場は円高が進む中、先物は高く始まるも、その後は一進一退でした。新興市場がやられ、TOPIXも前日安値割れですので、チョイと雰囲気が悪化中。

後場のサイゼリヤのさらなる暴騰にはついて行けず。しかし、買われ続ける株はありませんでした。25本線にタッチしてからは行ったり来たり。

他の監視銘柄も結構値動きが激しく、色々と手を出しましたが、最終的には6412平和、4555沢井製薬のみホールド中。

ユニチャペットは、ついつい後場の押し目の時に切らされました。あれほど含み損にならない限りホールドすると誓ったのに、誠にふがいなく、「愛犬元気」を愛する隣の犬に足を向けて寝られなくなりました。(気になって筆者の寝室の足の向きをそれとなく確認したらOKでした。)

引け際に4453花王が2185円で急に出来るも、この株のOSCが+7%と急伸しているのを見て、またこの引け際の売り攻勢を見て、今日のピジョンを思い出し、2180円で一旦降りることにしました。明日、どういう値動きになるのか、今後のために注目しておきます。

9433KDDIは完全ガス欠でしたね。途中で25本線を割ってからも反発しかかりましたが、そこで490Kで筆者も買いを入れましたが、買いはVWAPが右肩上がりで、25本線を下から突き抜ける時というルールに違反していることを思い出しキャンセルしました。490Kあたりの膠着状態をチャートで確認ください。まさに、チョイ抜けては突き落とされ、最後は力尽きてドスーンという、悲劇的な形ですね。

再度円高が進んでおりますので、輸出関連株はこれで今晩のNYダウが、小売り売り上げの不振で100ドル超も下落すれば一蓮托生でしょうね。しかし、昨日のラッカー・リッチモンド連銀総裁の発言は意味深ですので、どうなるかは分かりません。

-------15日朝のコメント-------

ラッカー・リッチモンド連銀総裁の「消費者は消費拡大の準備が出来ているのかも知れない」との昨日の発言は、小売売上高が堅調であることのサインだったようです。8月までの自動車の特需を除いた予想の+0.2%に対して+0.5%でした。

それ以前に欧州株が飛ばしており、NY株はほぼ一貫して上げに。FRBの議事録が公開されてからは伸び悩むも、引けにかけてはきちんと1万ドル台を奪還。ここまで株式市場が堅調だと、長期金利は上昇します。10年債は3.5%に迫る上昇。

決算ではインテルに続いてJPモルガンの決算がよかったようです。

今日のように株式市場や原油市場が上がると、いわゆるリスク資産への投資が進行することになり、これまでアメリカに環流していた過剰なドルの一部が他通貨に変わることになります。従って、ドル・インデックスも昨晩は、FOMCでの経済予測の上方修正を受けて一時急落しております。

円はドルと一蓮托生通貨ですから、全く方向感なく89円台を行ったり来たり。

FOMCの議事録の中では、「見通しが悪化した場合のFRBの資産買い入れ拡大に向けた能力の重要性を討議」との一文が目を惹きます。

MBSの購入上限の引き上げと引き下げでFOMCでは意見が分かれたともあります。MBSはFRB資産の3割を占め10月7日現在で、6922億8100万ドルにも達しております。(総資産は2兆1195億2300万ドル)

リーマンショック時の昨年9月18日当時のFRBの総資産は9833億4100万ドルでした。その中には、国債の4798億ドルを除いて、MBSをはじめとする長期物は入っておりませんでした。

この倍以上に増えた資産を更にMBSを中心に買い増すのかどうかが話し合われたと言うのです。通常は、こうしたいわば「ジャンク債」のような資産を抱えた銀行なら、いつ潰れるのか分からず、預金者は一斉に逃げ出すところです。そこのところを、何とかFRBの後光で、ドルの大幅な下落を演じることなくここまでやってこれたのですが、どうやらドルがじりじりと売られるし、商品も上がるしということで、これ以上の不良資産の抱え込みはまずいのではないかと思い始めているところではないかと思われます。

仮にも、不動産市場は上向いたと言う認識をしめしているのなら、MBSは速やかに売却するのが正しい選択ですが、それが出来ないのが、ローン金利改定がこれから本格化するアメリカ住宅事情と、商業用不動産市場の本格悪化です。

いよいよFRBもじりじりと追い詰められております。経済のV字回復がなるのなら、これらは一気に吐き出すことが出来るはずです。そうならないが故の、各国中央銀行の悩みは当分続くでしょう。ひょっとすると、このままゆっくりと10年から20年かけて、今の病に世界中の人々が慣れてくれるのを内心期待しているのかも知れません。

筆者もそれが一番だと思います。そうなると「ニューノーマル」は単なるノーマルへと転じることでしょう。
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