株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(10.21.09)

2009-10-20 21:54:25 | 明日のモニタリング銘柄
■今日の3分間ドラッカー:

 『利潤動機は物に対する支配欲を満足させる。』(企業とは何か)

今日の金言もすんなり読めばその通りという内容ですが、企業とは何か、との設問からも分かるとおり、利潤一辺倒での企業経営の危うさを語っているようです。

人・物・金というリソースを用いて企業は運営されておりますが、金のために物を支配するのは、これは当然でしょう。そこから先、金のために人を支配するようなことになれば、企業にとっては命取りになりかねないことが含意されているように筆者には思えます。

さて、明日のモニタリング銘柄です。

1.4911資生堂
2.3360シップヘルスケアHD
3.4452花王
4.2802味の素

昨日の7947エフピコの後場の噴き上げは中間期の上方修正によるものでした。通期ともどもコンセンサス予想よりも上であり、かつ、このところ押されていたにもかかわらず、そのまま素直に上に行かないのは不可解。3333あさひも同様のことがあり、少しタイムラグを置いて上げておりましたが、このあたりも株の難しさですね。

以上です。
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念には念を入れることの大切さ

2009-10-20 11:15:35 | 株に出会う
タイトルは、8086ニプロのことです。今日は医薬品業界は低迷しております。同業の参天製薬などたったの30円しか動いておりません。

ニプロも100株単位で買えるようになってから出来高も少なく、昨日じれったくなり薄利で切ってしまいました。ところが1940円の節目を抜くと急騰。

あまりの一気の急騰ぶりに、ここ2-3日の値動きを見ている身としては、また押し目があるだろうとつい思ってしまいました。

ところが、これが暴発の合図だったとは。

念には念を入れることが、株式市場においてもいかに大切だったことか。

一応、OSCをお使いの方にテクニカルに何故その時期を迎えていたのかを、簡単におさらいしますと、9月14日のOSC34%、終値2050円がこの株のベースラインでした。ここから昨日は安値で1882円まで押されていたのです。この金額差が168円という巨大なダイバージェンスでした。

ところが、昨日のこの株のOSCは前日同値の48%でした。9月14日の34%からは14%もの上昇でした。

つまり、OSCは14%も上昇していて上がりたがっているのに、終値では昨日は150円ほども押されていた訳です。

この状態が弓矢が弾けるその直前の姿ですね。筆者もこの株をこれほど注意深く見たのは初めてでしたので、この株のこうした癖(一旦動意づくと、どこからともなく、買い手が殺到してくる)を十分に理解できておりませんでした。

250銘柄に及ぶ監視銘柄では、ニプロほどこのようなテクニカルな条件を有している銘柄は、この高値圏ではありませんでした。

乾坤一擲、この株の反発にかけるべきでしたね。

前場は、このニプロショックで他の株をさわる気力も萎えて、ノートレードに終わりました。残念。。捲土重来を期したいと思います。
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市場概況(10.19.09)

2009-10-20 07:06:26 | 市場概況
10月19日(月)の市場概況です。 赤字部は20日朝の更新

◆日経先物:10250円(-20円)OSC65%(+4%)10月6日の30%から切り返し中。 
◆日経平均:10237円(-21円)OC68%(+2%)10月5日の28%から切り返し中。
日経平均指数値倍率:98(同値)数字が減るほど上昇傾向を示します。
◆TOPIX:905.8(+4.85)OSC60%(+2%)10月5日の27%から切り返し中。
◆マザーズ指数:442.46(+4.91)OSC52%(-1%)10月15日の60%から下落に転じたか?
◆ヘラクレス指数:586.3(+1.58)OSC58%(-1%)10月15日の62%から下落に転じたか?
◆ドル・円:90.57円(33銭の円高)OSC57%(-3%)16日の60%から下落に転じたか?更新
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの):0.28338%(前日比-0.00068%)10月19日現在。わずかながらもまだ下げる。
◆米10年債利回り:3.391%(-0.024)-10月19日終値。
◆日経先物イーブニングセッション:10320円(大証終値比+70円)
◆シカゴ日経先物:10295円(円建て、大証終値比+45円)更新
◆NYダウ:10092ドル(+96ドル)OSC71%(+4%)再度71%奪還。更新

前場の終わりにピークアウトした模様などと迂闊にも書いたために、後場は先物主導で切り返し基調で終わっております。特にTOPIXが強い。OSCも60%へ。但し、これはいわずもがなの高値圏です。NYダウがOSC71%からの調整過程にあるだけに、持ち越しはするつもりはありませんでした。

後場は7947エフピコで3回エントリーし、薄利を積み上げただけ。

この株の分足をご覧ください。13時に4570円まで世界中の避雷針も驚くほどの尖塔をおっ建てております。商いは少ないものの、東証にもこの株上場しております。そちらも同じチャート形状です。どこかの投信が一気に買ったのかも知れません。我が目を疑いつつも、その時の混乱に乗じて少し取りました。このあたりの落ち武者拾いの咄嗟の技は、多少は年の功か?いや、単なるまぐれか?

それに昼休み中に、筆者にとって、急に身近な存在になった4100戸田工業。まさかストップ高まで行くとは想像出来ませんでした。すでにかなりの高値圏です。10月7日にストップ高へと舞い上がった時とは状況が異なります。

2-3度ストップ高が解けてからは、最後は25円も下げての終了です。柳の下に2匹目のドジョウはいないと言うことを肝に銘じた方のみ、ストップ高で売り抜けた模様。

-------20日朝のコメント-------

米経済指標では、NAHB住宅価格指数の10月分が発表され、前月より2ポイント落としたものの、ダウは強い動きを見せて100ドル弱上昇。この住宅指数の低下は今年6月以来です。一戸建て販売について、少し暗雲が垂れだしたようです。それを受けてか、政府は州と地方の住宅金融機関むけの支援プログラムを発表。

原油は80ドル目前で年初来高値更新。

バーナンキ議長の発言では、世界不均衡への対応の緊急性を訴え、特に、アジアでの資産価格バブルは懸念としているのが目につきます。中国のことを指しているのだと思われます。

一方NY連銀は、金融引き締めについて、「推測すべきではない」とコメントし、これがドル売り材料に。何やら、倦怠期に陥った夫婦間で、若い頃の愛情を何とか取り戻そうとするも、「(愛の復活を)推測すべきではない」と、言ったがために離婚の危機が深まったケースに似ております。

ここは、こうした発言を控え慎み深く時が流れるのを待つべきでした。にも、かかわらず老練なNY連銀がこうした発言を繰り返すのは、じわじわとドルを弱体化させる意図があるものと思います。

つまり、相手に心理的なダメージをじわじわと与える高等戦法という訳。

ドル安のお陰でグローバル企業の収益は上がり、輸出が増えております。一方では原油高・商品高も進んでおりますので、いずれアメリカ物価の上昇というしっぺ返しを食らうはずです。その時に及んでも、金融引き締めを「推測すべきではない」と言い続けるのだろうか?離婚覚悟(インフレ、世界のドル離れ)なら、それもよし。
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