株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

天井が近すぎるのだろうか?

2009-10-16 11:20:40 | 株に出会う
それにつけても、株というのはどの時点をとっても難しくできておりますね。そりゃ、簡単すぎると皆さん濡れ手の泡となり市場が成り立たないのでやむを得ませんが。

それにしても、この値動きは一体全体なんでしょうか?

持ち越しの8410セブンは、あまりに見せ板が跋扈するので嫌気がさし、204300円で処分。その後の上昇には目をつぶって、再度203800円で仕込み直しました。マイナス転落するようなら降ります。

もう1つの謎の銘柄は、天下太平の今時には全くお呼びがかからず、この際不本意ながら退却することとしました。つい、隣の犬に情が移って、何とか中国産の安物の焼き鳥を食べさせようとしたのが仇となったようです。死守してきた安値が割られては致し方ありませんでした。チョイとOSCが高めだったのが気にはなっていたのですが、まだもう一山ありそうですね。いや、谷のほうでした。(一谷という言葉が思い浮かばなかったもんで。)

それでも、日経平均のOSCは+2%の66%に伸ばしておりますが、TOPIXは逆に-2%の56%と退潮傾向です。しかも前日安値割れ。ここはTOPIXの値動きが実勢に近いようです。

ドル・円が90円台を奪還したというのにこの有様です。

NYダウもそろそろ天井を打ちそうだし、日本市場もなんだかんだといいながら、10月6日の9628円という日経平均の安値からは、すでに6.5%も上げております。本来ならもっと上を目指してもいいところですが、ここは一つ頭を冷やして貰おうと言う、その筋の魂胆かも知れません。

後場に何か起こりそうな雰囲気もありませんので、この週末は、セブンが猛反発しない限りは、ノーポジで行こうかなと思っております。
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市場概況(10.15.09)

2009-10-16 06:53:54 | 市場概況
10月15日(木)の市場概況です。 赤字部は16日朝の更新

◆日経先物:10240円(+160円)OSC59%(+10%)10月6日の30%から切り返し中。 指数値倍率:97(-2)
◆日経平均:10239円(+178円)OC64%(+6%)10月5日の28%から切り返し中。
日経平均指数値倍率:98(-2)数字が減るほど上昇傾向を示します。
◆TOPIX:904.11(+9.77)OSC58%(+3%)10月5日の27%から切り返し中。
◆マザーズ指数:442.46(+1.44)OSC60%(+6%)10月5日の28%から切り返し中。
◆ヘラクレス指数:587.58(+0.48)OSC62%(+6%)10月5日の24%から切り返し中。
◆ドル・円:90.58円(1円18銭の円安)OSC60%(+10%)やっと90円突破して終了。更新
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの):0.28406%(前日比-0.00032%)10月14日現在。金利下げ再開。
◆米10年債利回り:3.462%(+0.049)-10月15日NY時間16時。
◆日経先物イーブニングセッション:10260円(大証終値比+20円)
◆シカゴ日経先物:10305円(円建て、大証終値比+65円)更新
◆NYダウ:10063ドル(+47ドル)OSC71%(+2%)9月16日の73%に迫る。更新

後場は、先物が引けにかけて25本線を下から抜いて終了。各市場とも結構にOSCを上げております。

今日は後場も上がるところを買いに入った4568第一三共はいずれも騙し上げにあい撤退。売り崩されるところを狙っておりましたが、なかなか大口の見せ玉も跋扈し、一筋縄ではいきませんでした。

引けにかけて仕込んだのは、年初来安値に今日並んでから少し反発しプラ転終了した、某長期低落防災関連株(出来高が少ないので名前は伏せます。)と、8410セブン銀行の202700円での買いだけです。この2銘柄とも、何とか前日安値を防御しておりますので明日の意地の反転を期待。

-------16日朝のコメント-------

欧州株は仏CAC40を除いて反動安。ダウも1万ドルを行ったり来たりしながら最後は高値引け。原油がガソリンの在庫の大幅減で一時77ドル台に乗せるなど上を目指す動きです。

新規失業保険申請件数も市場予想を下回り、また、NY連銀景気指数が何と2004年5月以来の数値と叩きだし、ドル買いが優勢に。ドル・円は90円台を回復しておりますが、終値でこれを上回れば、円高傾向から円安への転換が図れるかも知れません。

しかし、この大不況のさなかに、2004年5月以来の34.57ポイントを叩き出すとは、一体全体このNY連銀景気指数は何?と言いたいところです。2004年2月の39.1ポイントが21世紀の最高値です。新規受注と出荷指数が大きく改善したようです。

一方、同じ連銀でもフィラデルフィア連銀景気指数は、予想を若干下回って11.5ポイントです。これは今年2月の-41.3ポイントからは大幅改善ですが、21世紀の最高値の2004年1月段階の36.5ポイントからは、ほどよい乖離があり頷けます。

NYとフィラデルフィアが遠く離れている州ならまだしも、ごく近い間柄です。血がつながっていなくても、あの叶姉妹ぐらいは似てても良さそうではないですか。
いや、大昔のあの「こまどり姉妹」の喩えの方が良さそうです。

それが、何故今になって、叶姉妹の妹とこまどり姉妹の姉を一緒にしたようなスナップショットになったのか全く不可解。いかにも不自然でしょう。まあ、どうでもいいことですが。

実際には、フィラデルフィア連銀景気指数に悪さをしたのは、在庫量の指標のようですね。-18.1から-31.8%へと下落しております。これは、10-12月期の成長率がそれ以前の3.2%に対して2.4%までダウンすると、ブルームバーグのエコノミスト調査では示唆しております。つまり、第四四半期の景気減速ですね。この認識は正しいと思います。

なお、悲観論者で知られる三井住友銀行の宇野大介氏が昨日、来年にはドル・円は50円となるとの見通しを発表しております。実質的にはドルは基軸通貨としての地位を失い、ユーロ圏、アジア圏、アメリカ圏といったブロック化が進むとのこと。

彼は、昨年5月段階でも、マーケットがその時、サブプライム問題に対しての悲観論は後退したと言い、利下げも終了したと言っていた時に、この問題の解決には10年以上かかること、景気は後退から更にデフレ局面へと進行すること、さらにゼロ金利政策へと進むことなどを発言しております。それは、その後の経緯を見れば、きちんと当たっておりますので、一概に否定することもできないチーフストラテジストです。

今のドルの弱さを見ていると、まだイランが原油決済をドルからユーロに換えた程度の動きですが、これで中国、ロシア、ブラジルあたりの動きが出てくれば、あながち50円も突拍子もない見通しとは言えないと思います。
コメント (2)
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