株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(10.28.09)

2009-10-27 21:48:50 | 明日のモニタリング銘柄
■今日の3分間ドラッカー:

 『知識労働者とは同じ1つの階層である。』(新しい現実)

ドラッカーは現代の仕事の大部分を知識労働と位置づけております。それは、成果として「質」と「量」の両方が求められる労働です。その知識労働者が同じ1つの階層に属するということは、働く人々は知識労働を行うという一点において、同等であると言っていることになるのではないだろうか。それを正規、非正規で分けるのは資本側の都合に過ぎないことは、ドラッカーのこの金言を持ち出すまでもありません。

さて、明日のモニタリング銘柄です。

1.3941レンゴー(逆張り。円高、原油安銘柄)
2.6417SANKYO(これも逆張り。OSC37%)
3.4997日本農薬(3Qより通期利益減で売り込まれ。)
4.2766日本風力開発(370K~373K程度までに売り)

以上です。これらはあまり良い形の銘柄ではありません。反発期待銘柄ですが、不発弾に終わることも覚悟の上で。

中間決算のシーズンですので、各銘柄の発表時期を必ず事前チェックすることをお忘れなく。
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ダウントレンド鮮明に

2009-10-27 11:25:05 | 株に出会う
NY市場が債券も株も駄目になり、水鳥の群れにどなたかが鉄砲をぶっ放した時のように、一斉に市場から羽ばたき逃げる様を、地球の裏側から眺めていた我が日本国の投資家も、ここは25日移動平均線が割れて更に下に持って行かれないうちに、持ち株を始末しようとの意向が強まったようです。

しかし、昨日の決算短信を見ても、87勝43敗であり上方修正組が2つに1つとなっております。悪くはありません。だからといって、ここまでは実は市場はかなり織り込んでおり、例えば6594日本電産がその典型ですが、今日は絶好の利確のタイミングとばかりに-190円と沈んでおります。

その点、そのような業績期待がなくこれまで売り込まれてきた6849日本光電工業のような株は、いわゆるサプライズ決算だったため、今日は期待通りの上げです。

先日のモニタリング銘柄の4910富士フイルムも、筆者がモニターするぐらいですから、かなり押し込まれておりました。従って、この地味な株が今日は150円も上げております。昨日、地道に切り返す気配はあったのですが、何しろ値動きがかったるくもうウォッチは諦めておりました。

市場は、最後まで粘っていたマザーズ指数も前引けにかけてついにマイ転。1部銘柄数1688銘柄中、上げているのは120銘柄のみ。

ここは自然落下状態が止まるのを待つ以外にはありません。

モニタリング銘柄では、ヤフーは気を吐いておりますが、売り候補とした2503キリンは、今日更に材料を出し+21円です。これには降参。しかし、OSCは-1%の79%ですので、そろそろ息切れ状態か?

持ち越しの6849日本光電工業は、寄りつきで成り売り。久しぶりにカウンターパンチを当てた気分です。9936王将フードサービスは、またしても餃子を腐らせてしまったらしく、下痢をしては元も子もないので、仕方なく-15円で降りました。

前場に仕込んだのは、モニタリング銘柄の9438エム・ティ・アイを218100円で。この株、昨日のOSC38%から完全に上げ基調です。VR改もまだ昨日より落としており、反発体勢完了かと思います。マイ転すれば別ですが。

その他、ミクシィやクックパッドそれにグリーなどネット関連株が気を吐いております。

それにしても、3632グリーの躍進の物語が、日経ビジネスオンラインに載っておりましたが、凄い人材を集めたものです。お暇な時にご覧ください。こちらが後編

この株、押されたところは買いですね。昨年IPOで2枚あたり2枚とも初値で売ってしまったのが悔やまれます。今の時代の第二のヤフーのような株ですね。田中社長の話はそれ以前から噂で聞いていたのですが、こうした人材を集めて熱気溢れる経営が出来れば、今の時価総額も当然かと。日本全体がこの企業のようになれば、財政赤字はどこかに吹っ飛ぶでしょう。

やはり若い力は偉大なり。
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市場概況(10.26.09)

2009-10-27 07:11:02 | 市場概況
週が明けて10月26日(月)の市場概況です。赤字部は27日朝の更新

◆日経先物:10360円(+70円)OSC64%(+3%)10月23日の61%から二枚腰発揮か? 
◆日経平均:10362円(+80円)OC65%(-1%)10月20日の69%から下落するも終値上げる。少し無理な戻しか?
日経平均指数値倍率:97(同値)数字が減るほど上昇傾向を示します。
◆TOPIX:910.72(+8.69)OSC63%(+2%)10月23日の61%から二枚腰発揮か?
◆マザーズ指数:450.18(+1.56)OSC62%(+4%)10月5日の28%からまだ上昇中。
◆ヘラクレス指数:589.7(-2.81)OSC66%(同値)10月21日の49%からまだ上昇軌道。
◆ドル・円:92.18円(10銭の円安)OSC62%(-1%)10月8日の47%から円安へと切り返し中。更新
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの):0.28188%(前日比-0.00031%)10月23日現在。わずかながらも下げる。このところほとんど動かず。
◆米10年債利回り:3.556%(+0.066)-10月26日NY午後5時。
◆日経先物イーブニングセッション:10390円(大証終値比+30円)
◆シカゴ日経先物10245円(円建て、大証終値比-115円)更新
◆NYダウ:9868ドル(-104ドル)OSC44%(-10%)10月19日の71%から下落中。更新

後場は最後になって切り返しましたが、25本線を割り込んでのもみ合いに終始。
大きく下げても良いところに買いも断続的に入った状態で、高値圏での揉み合い状態でした。ドル・円が少し円高へと揺り戻しがありましたが、ダウの先物が現在9949ドルと今日の高値水準であることが相場を下支えしているようです。

つまり、金曜日のダウは下げ過ぎとの見方から、今日のリバウンドを先取りしたような今日の日本市場でした。

持ち越しは、きれいにOSCを+5%の35%に伸ばした9936王将フードサービスと、これまたきれいにOSCを+2%の41%に伸ばして、かろうじてながらプラスで終了した6849日本光電工業の2つです。

王将の餃子は前場以降は、どなたかが温め直して、何とか商売に使える状態に戻したようです。

6849日本光電工業は、ここまで押されて、OSCも理想的なダイバージェンスを示現し、大引け後に中間期の経常利益を22億(コンセンサス予想は21億円)から38億への上方修正を発表しておりますので、明日はこれで下がることはないかと思います。11月5日が中間決算発表日。

-------27日朝の市場コメント-------

NYダウの値幅は223ドルに達し、これは185ドル下げた9月1日の266ドルの値幅以来の大きな振幅でした。

最初は調子よく戻していたものの、バンクオブアメリカが政府からの救済資金を返還するため株を売り出すとの観測や、地銀セクターの投資判断の下げ、そして住宅ローンのタックスクレジット制度が、今年の11月以降に四半期に2000ドル減という形でフェーズアウトすることが議会で論議されていることなどが重しとなり、ユーロ・ドルが一気に1.5ドルを割り込んで急落する局面に合わせて、原油、金、商品も一斉に急落。株式も雪崩を打って崩落。

ドルがこれまでに大きく売られてきたその反動で、ドルインデックスは76ポイントを回復しております。

これはこれまでの行き過ぎたリスクマネーの回帰現象と言えます。ダウのOSCは一気に44%にまで落としましたが、RSIはまだ57%です。40%台への下落は念頭においておいた方が良いでしょうね。

なお、今日はドル高に振れましたが、悲観論者、マーク・ファーバーは、ドルの価値はここ10年ほどで限りなくゼロになるだろうとのショッキングな話を、ブルームバーグのインタビューでしゃべっております。アメリカの税収の半分が国債の利払いに消えるのは持続不能との理由ですが、ご存じのように、我が日本ではすでにその基準をクリヤーしております。そのうち、財政破綻は世界の誰の目から見ても明らかだと認識され、国債暴落、円安の急激な進行、物価の急上昇、そして生活破綻と言った惨劇がすぐそこに待ち構えているものと思います。

あえて、きつい言葉を使います。そのことを語らずして、政府からお金を貰うことだけにしか関心がない国民と、それにおもねる政府の愚民政策には、怒りを通り越して呆然とするばかり。
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