株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(10.15.09)

2009-10-14 20:47:38 | 明日のモニタリング銘柄
■今日の3分間ドラッカー

『フィードバックが並の人間に一流の仕事をさせる』

         (経営者の条件)

例えば、商品のコンセプトメイキングをする時の方法論として、アブダクション(仮説的推論)があります。仮説や理論を経験的な事実に照らし合わせて検証するのが帰納法です。また、仮説や理論を実証的事実に関連づけるのが演繹法と呼ばれております。これに対して、アブダクションとは仮説や理論の発見を行うのが主たる機能です。

経験をいくら集めても理論は生まれません。というのは、演繹的推論においては、結論は前提条件以上のことは導かれません。また、仮に前提が真であっても結論は偽であることがあるのが帰納法的推論だからです。

筆者が、今日はOSC分析から上がると前提して、それが計算値では真であっても、結論としての実際の市場では、その結論が偽であったりすることと同じです。

それは、過去の株価の推移とOSCの関連において、前日に実証的には真だと前提したにもかかわらず、それは前提条件を満たしている限りにおいて有効性をもつだけの話であり、演繹的推論もこの点においては、前日の検討段階での前提条件以上のことを示唆するわけではありません。

一体何が言いたいのちんぷんかんぷんでしょう。要は、現実は複雑多岐に刻一刻動いております。従って、その現実からのフィードバックを普段に受けない理論は、瞬く間に陳腐化する。そのための方法論として仮説的推論をたて、それまでにない発見を絶えず行うということが極めて重要だと言いたかったのです。

ああ、ドラッカーの金言は奥が深い。

さて、訳の分からないことは横にどけておいて、明日のモニタリング銘柄です。

1.6417SANKYO
2.8086ニプロ
3.9437エヌ・ティ・ティ・ドコモ
4.3843フリービット
5.8410セブン銀行

以上です。
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サイゼリヤの逆襲を見逃す

2009-10-14 11:15:26 | 株に出会う
昨日と今日の相場で、決算銘柄に対する市場の修正機能に感心しました。

昨日は、4541日医工です。この株の決算はアナリスト予想よりも悪く、てっきり安く始まると思いきや、意に反して80円も高く始まりました。しかし、その後は凋落の一途。内需株受難の日とも重なり、祟り目に涙でした。

今日のサイゼリヤは、例のデリバティブで今期こそ大幅赤字になったものの、来期はアナリスト予想を上回る好決算でした。ところが、こちらはあにはからんや、安く始まりました。確かにニュースのヘッドラインとしては赤字転落という縁起の悪い文字が躍っておりました。

ここからは、市場のこの株に対する評価が本領を発揮したようです。まさにうなぎ登りとはこのこと。筆者は1押しを狙っていましたが、一向に押し目らしい押し目がなく、あわや1690円あたりで押していた時に空売りをかけそうになりました。確かに1680円を切るところまでは押されたのですが、その後再逆襲で1700円まで到達しております。このとき空売りをかけていれば、這々の体で撤退していたことでしょう。

持ち株の処分は今日は比較的うまくいったと思います。やっとこさ反転した9433KDDIは、二度の500K越えに失敗したのを見定めての+12Kの499K売りでした。

それから、特売りで始まってしまった7956ピジョンは、-60円の3340円で損切り。マイナスしながらOSCをコンバージェンスさせ、VR改も上げていたので、これは空回りしているとの判断からの早期の損切りでした。この後3280円まで落ちておりますので、これも良い判断だったと思います。

残りのスローライフ株の2059ユニチャペットは、昨日換えた筆者の顔写真の隣の犬とそっくりのマスコット犬が、この会社の「愛犬元気」というドッグフードに描かれているのをご存じでしょうか?

その記念として、今日は3140円で買い増ししました。OSC37%からの反転過程にありますので、買値を下回って損失が出ない限り、3200円から3300円あたりまでは、根気よくホールドする予定。月末にまた隣の犬の散歩を1週間ほど頼まれておりますので、その時までに、「恩返し」をしてくれればと思っております。はい。。。
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市場概況(10.13.09)

2009-10-14 06:13:46 | 市場概況
10月13日(火)の市場概況です。 赤字部は14日朝の更新

◆日経先物:10090円(+80円)OSC47%(+2%)10月6日の30%から切り返し中。 指数値倍率:99(同値)
◆日経平均:10077円(+60円)OC49%(+3%)10月5日の28%から切り返し中。
日経平均指数値倍率:99(-1)数字が減るほど上昇傾向を示します。
◆TOPIX:901.4(+3.57)OSC50%(+3%)10月5日の27%から切り返し中。
◆マザーズ指数:443.56(+1.19)OSC50%(+5%)10月5日の28%から切り返し中。
◆ヘラクレス指数:593.72(+0.34)OSC54%(+2%)10月5日の24%から切り返し中。
◆ドル・円:89.68円(18銭円高)OSC48%(-7%)12日の55%から下落(円高)へと転じたか?更新
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの):0.28438%(前日比+-0%)10月12日現在。金利下げ止まり中。
◆米10年債利回り:3.308%(-0.07%)-10月13日NY時間15時。
◆日経先物イーブニングセッション:10060円(大証終値比-30円)
◆シカゴ日経先物:10055円(大証終値比-35円)更新
◆NYダウ:9871ドル(-15ドル)OSC66%(+3%)10月1日の38%から切り返し継続中。更新

後場はギャップアップして上げてからは調整がありましたが、大きく押されることもなく、日経平均も高値・安値・OSCともに切り上げて、25日移動平均まであと74円まで迫っております。

今日は、少々捻くれた戦法から内需株を仕込みました。7956ピジョン、2059ユニ・チャームペット・ケア、そして9433KDDIです。

KDDIは486Kが割れたら撤退と決めておりましたが、最後は降り損じました。OSCが-1%の42%で終わったのは不本意ですが、その他の指標が買い条件を満たしておりますので、明日1日様子を見ます。

しかし、底なし沼に沈んだようなこの株、上値の重いこと重いこと。プラ転間際まで何度か行っておりますが、その都度、再度底なす沼に突き落とされております。そして、最後も1000枚を超えるだめ押し売り玉で、その沼の奈落の棚へ。。。

-------14日朝のコメント-------

欧州株は1%超の下落でしたが、NY株はわずかなマイナスで終了。結構な上空で飛翔中。OSC的にはそろそろ頂点です。

それにしても、ドル安傾向は変わらず、原油が74ドルに乗せており、ドル・円はなかなか90円以上では終えることが出来ません。しかし、一時89.43円の安値を付けて、その後一気に90.05円まで吹き上がったようです。コーンFRB副議長の2010年に景気が強含む可能性との見通しがきっかけで、ファンド筋がドル売りポジションを巻き戻して利益確定を図ったとの観測。

先日はゴールドマン・サックスが米銀の投資判断を引き上げ、身内同士のお手盛りの相場引き上げを謀りましたが、今日はより中立の立場で市場の人気者のメレディス・ホイットニー女史が、ゴールドマンの投資判断をバイからニュートラルへと引き下げました。これで金融株は売り。彼女、なかなか妙齢の美人だが気も強そう。さぞかしGSも扱いに困っていることでしょう。

なお、インテルの決算は事前予想よりも良かったので、インテル関連銘柄の今日の動きは良いかも知れません。

チョイと注目すべきは、イギリスがこの世界的デフレ不況下で、消費者物価指数が1月の108.7から9月の111.5へと、じりじりと上昇していることです。超金融緩和という側面はあるものの、本来ならマイナスになってもおかしくはありませんが、逆に物価は上昇しております。これでは、景気がちょっと良くなる気配が見えればすぐに4-5%の上昇に転じそうです。

今晩はアメリカの小売売上高が発表されますが、ラッカー・リッチモンド連銀総裁は、「消費者は消費拡大の準備が出来ているのかも知れない」と述べ、それほど個人消費に悲観していない模様。これで9月の結果が、予想の-2.1%、自動車を除いて+0.2%を上回れば、ダウは年初来高値を更新する公算が大。
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