株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(10.9.09)

2009-10-08 20:58:42 | 明日のモニタリング銘柄
■今日の3分間ドラッカー

 『優れた外科医が不要な手術を行わないように不要な意志決定を行ってはならない。』 (経営者の条件)

不要な意志決定とは何か?経営者は意志決定を下すことだけが仕事のように思えます。しかし、その意志決定にも「不要」なものがあるとドラッカーは言います。これは、部下に任すべき物事はトコトン任せることが経営者の器量のようにも聞こえますね。その部下が自らの裁量では到底意志決定出来ない時に、最後のリスクの引き受け手を兼ねて、経営者が全精力を上げて意志決定をするものだと。

となると、経営者と同様に、外科医の仕事というのも大変にタフだと思えてきました。患者の体(会社)全体の細部に至る生命(事業活動)維持系統の実際を知った上で、外科的な処置(事業再構築など)が、免疫系、神経系、内分泌系など(現実のビジネスの諸活動)に与える影響度を測った上で、不要か必要かの判断を迫られるというその厳しさです。

どうもドラッカーが言いたいことからずれている気がしてきました。さては、今日の筆者の解説は、不要な意志決定だったかな?

さて、明日のモニタリング銘柄です。

1.5631日本製鋼所
2.6841横河電機
3.1721コムシスホールディングス
4.8113ユニチャーム
5.9022東海旅客鉄道
6.9437NTTドコモ
7.4502武田薬品

以上です。
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やれやれフーフー

2009-10-08 11:20:55 | 株に出会う
株の値動きをリアルタイムで見ていると碌なことはありませんね。

今日は持ち越しの4689ヤフーでたんまりと稼がせてもらおうと手ぐすねを引いておりました。それほどテクニカルには反発体勢が整っていたのです。

ところがあにはからんや、寄りついてからはほぼ一直線で下降です。しかも、その筋が絡んでいるらしく、大きな売りの見せ玉を次から次へと下押ししてくる始末。この株の乱高下状態にはある程度慣れておりましたので、押しすぎたところからの反発は必ずあると見て、迂闊にも前日安値を防御したと勝手に思って27430円で難平。そこから更に下がありました。27220円まで行っております。しかし、これは10月6日の27180円よりも上。ここら辺が年貢の納め時と思ったその筋が買い上げを始めましたが、結局難平した値段の少し上で手放しました。

この株のエントリーポイントはかなり難しいですが、デイトレの鍛錬にはもってこいの株ですね。筆者は4分足のボリンジャーバンドとVWAPラインが出るチャートを見ておりますが、27220円は明らかに-2δをかなり下回っており売られ過ぎ。筆者が降りてからは、再度-2δを割り込むとともに、VWAPラインも割り込みますが、ここからの反転の勢いが凄かった。

そして、10時過ぎには筆者の昨日の買値はもとより、それを遙かに超えて28030円まで上昇しました。まさか、そこまではと思ったので、27910円で今度は空売り。瞬く間に含み損が積み上がります。これは往復ビンタでやられたかと思いましたが、VWAPラインからの乖離が激しく、これは一度は押されると思って我慢。その後、朝と同じような売りの見せ玉がどんどんと価格を押し下げてくれて、何とか朝方の損失の9割方を取り返しました。

まさか、やれやれフーフーの代名詞が「やフー」だったとは。。。

残りの損はいずれ取り返すこととして、結構、上に書いたようなデイトレのセオリーを再確認しました。途中でもう駄目だと思いましたが、何とか思いとどまれたのも、このチャートでの振幅ある値動きに対する確信のようなものですね。

まあ、後の空売りも中途半端な位置だったようですが、必ずしも+2δまでオーバーシュートするとは限らず、そのあたりは頭は呉れてやれという気持ちが大切かと。

日経平均は上げておりますが、まだ25日移動平均の10179円からは3%下方にあります。TOPIXは4%下方。大分円高にも慣れてきたようですが、戻り売りを狙う方々が沢山いるはずですので、そのあたりは注意。

9433KDDIのリバウンド狙いで490Kで指しておりましたが、どうもこの株、-2δを下回ったままで元気がありませんので、買ってもリバウンドまで時間がかかると思ってキャンセル。こういう押された株は、売りで入るのが基本ですね。今日のヤフーの売りは、VWAPラインが右肩上がりですので、本当は駄目でしたね。
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市場概況(10.7.09)

2009-10-08 06:52:58 | 市場概況
10月7日(水)の市場概況です。 赤字部は8日朝の更新

◆日経先物:9790円(+110円)OSC33%(+3%)10月6日の30%から切り返しに転じた模様。 指数値倍率:102(-1)
◆日経平均:9800円(+108円)OC40%(+9%)10月5日の28%から切り返した模様。
日経平均指数値倍率:102(-1)数字が減るほど上昇傾向を示します。
◆TOPIX:885.69(+14.1)OSC42%(+10%)10月5日の27%から切り返した模様。
◆マザーズ指数:436.09(+14.73)OSC47%(+13%)10月5日の28%から切り返した模様。
◆ヘラクレス指数:579.17(+11.67)OSC40%(+13%)10月5日の24%から切り返した模様。
◆ドル・円:88.62円(20銭円高)OSC48%(-6%)円高圧力続く。更新
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの):0.28406%(前日比+-0%)10月6日現在。2日連続前日同値。金利下げ止まりか?
◆米10年債利回り:3.175%(-0.081%)-10月7日NY午後4時。
◆日経先物イーブニングセッション:9730円(大証終値比-60円)
◆シカゴ日経先物:9750円(円建て、大証終値比-40円)更新
◆NYダウ:9726ドル(-6ドル)OSC49%(-1%)10月1日の38%から切り返し中。更新

後場は、先物が落ちないのを見て、じりじりと買われていきました。もうこれで大丈夫だろうという買いと、これ以上粘るのはやばいという売り方の買い戻しの両方の作用で、円高が進んではいるにもかかわらず、個別株は活況を呈しておりました。

特に、今日の日経一面で紹介されていたリチウムイオン電池関連銘柄が一斉に噴いたようです。モニタリング銘柄の4080田中化学研究所など朝方の押し目からの反発はものすごいものでした。押し目といっても、きちんと昨日の安値は防御できておりましたので、買い上がりを待っていた方々の成り買い攻勢でした。確かこの銘柄フィデリティ投信あたりが買い増しをしているとのことです。

それにしても、各市場ともOSCの上げ過ぎです。特に新興市場。これは明日の反動安が怖いところですね。もし海外市場が軟調なら、今日の買い上がりの面々の売り攻勢でまた下落基調に逆戻りの可能性があります。

持ち越しはしないと昼間書きましたが、引けにかけて押されていた内需関連で、買いサインが出ていて立ち上がり気配濃厚の4689ヤフーを、トリプルセブンの27770円で少々仕込みました。最後に3000株超の成り買いがあり、明日の値動きが楽しみです。

今日は結果的に持ち越し玉を早く手放しすぎましたが、これはこれで致し方ありません。何もかも頭から尻尾まで頂こうというのはあまりに虫が良すぎますね。

-------8日朝のコメント-------

ダウはほぼ前日と変わらず。値幅もたったの65ドルです。踊り場でもみ合っている状態。在庫増で原油は再度70ドル割れ。米債権の利回りは下がっております。10年債は相変わらずの3.2%前後の落ち着いた値動きです。

アメリカの経済指標で株価の先行きを占うのも良いのですが、株式市場よりも巨大な市場である債券市場の動きは、現在のマネーがどこに向かっているのかの良い指標となります。10年ものの米国債は6月10日の3.98%、それに8月7日の3.89%をピークとして若干ですが、金利は下降傾向にあります。(現在3.2%)-価格は上昇-。ということは取りも直さず、現在は株よりも債権に逃避しているマネーが多いと言うことになります。

これだけ国債を発行し消化難が言われておりますが、実態はこうした数字で確認するのが正しいかと思います。それだけ債券市場の懐が深いということと、言われるほどに海外投資家に米国債の消化が依存していないことです。9月17日発表の最新のデータでは、今年第2四半期の発行高1896.4B$のうち、家計部門が342.9B$、外国が403B$でした。(第1四半期は、1074.5B$と688.1B$で倍近く家計部門が買っております。)このFRB発行のF209参照

これが外国からの買いに頼る米国債の消化難から金利が上昇すると言われている国債の現状です。世の論調とはかなり違いますね。

今日は台風が来るとかで、頼まれていた隣の犬の散歩を優先させたので、コメントはこのくらいで。
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