今の相場は政策的に作られておりますので容易には下がりません。
実態経済の4倍にも膨張し過ぎた金融経済の、その収縮の過程は生やさしいものでは収まらないことは自明ですが、この収縮の痛みを抑えるのは、これまた市場しかありません。
実態経済はGDPがマイナスに大きく沈み込み、来年回復しても1-2%の成長率では、実体経済の倍の金融経済に持ってくるだけでも数十年はかかってしまいます。5%の成長率なら10年で倍となり何とか間尺に合いますが、それは無理というもの。
そうなると、時間稼ぎがどうしても必要となります。それも1年や2年のスパンでは到底駄目ですが、しかしその間にも襲って来るであろう不良債権の大波に対する防波堤としては、どうしても局所的なバブルを生じさせてでも、その痛みを緩和しておく必要があります。
その意味では、株式市場は絶対に崩壊させてはならない。これは各国の裏の約束事でしょう。それと、ドル安を緩やかに進行させ、商品高を実態経済が許容できるぎりぎりまでじりじりと上げていくことが必須条件となります。
いずれも市場を介してのバブル演出となります。
問題は、雇用と家計支出の回復ですが、これだけは実態経済が真に回復しないことにはどうしようもありません。そのため、平均的なアメリカ人が恐らく株式で含み益がでる水準(リーマンショック前は1万1千ドルが分水嶺でした。)の1万から1万1千ドルあたりまでは何としても上げたい意図があるかと思います。
しかし、問題はそのためのプロパガンダの種が尽きかけていることです。
日経平均は、10月7日からじりじりと安値・高値を切り上げております。しかし、前場段階ではOSCを1%落として39%ですので、騰勢はあまり強くないと言えます。TOPIXも2%落として42%です。
後場にある程度戻しておかないと、来週以降は少々後戻りする可能性があります。
前場は、あのヤフーは1日違いで逃しましたが、他の銘柄は様子見でした。6841横河電機を765円で指していたのが、前場終了間際に約定しておりました。これだけが持ち越しです。VWAPが割れるなら、この株撤退ですね。
実態経済の4倍にも膨張し過ぎた金融経済の、その収縮の過程は生やさしいものでは収まらないことは自明ですが、この収縮の痛みを抑えるのは、これまた市場しかありません。
実態経済はGDPがマイナスに大きく沈み込み、来年回復しても1-2%の成長率では、実体経済の倍の金融経済に持ってくるだけでも数十年はかかってしまいます。5%の成長率なら10年で倍となり何とか間尺に合いますが、それは無理というもの。
そうなると、時間稼ぎがどうしても必要となります。それも1年や2年のスパンでは到底駄目ですが、しかしその間にも襲って来るであろう不良債権の大波に対する防波堤としては、どうしても局所的なバブルを生じさせてでも、その痛みを緩和しておく必要があります。
その意味では、株式市場は絶対に崩壊させてはならない。これは各国の裏の約束事でしょう。それと、ドル安を緩やかに進行させ、商品高を実態経済が許容できるぎりぎりまでじりじりと上げていくことが必須条件となります。
いずれも市場を介してのバブル演出となります。
問題は、雇用と家計支出の回復ですが、これだけは実態経済が真に回復しないことにはどうしようもありません。そのため、平均的なアメリカ人が恐らく株式で含み益がでる水準(リーマンショック前は1万1千ドルが分水嶺でした。)の1万から1万1千ドルあたりまでは何としても上げたい意図があるかと思います。
しかし、問題はそのためのプロパガンダの種が尽きかけていることです。
日経平均は、10月7日からじりじりと安値・高値を切り上げております。しかし、前場段階ではOSCを1%落として39%ですので、騰勢はあまり強くないと言えます。TOPIXも2%落として42%です。
後場にある程度戻しておかないと、来週以降は少々後戻りする可能性があります。
前場は、あのヤフーは1日違いで逃しましたが、他の銘柄は様子見でした。6841横河電機を765円で指していたのが、前場終了間際に約定しておりました。これだけが持ち越しです。VWAPが割れるなら、この株撤退ですね。