株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(10.2.09)

2009-10-01 21:33:27 | 明日のモニタリング銘柄
先だって、ダイヤモンドオンラインから「3分間ドラッカー」という日めくりカレンダーのようなものをダウンロードしました。ドラッカーは、ご存じのようにビジネスだけでなく人生全般にも奥が深い洞察力を後世に残しております。

そこで、このモニタリング銘柄を毎日記述する際、ドラッカーの今日の言葉をご紹介し、時にはチョイとした蛇足のコメントを添えることにします。(明日から、忘れるかも知れませんが)


■今日の3分間ドラッカー

 <神々が見ている。>

この言葉が上述の前書きを筆者に書かせました。この意識は人が生きていく上では、たとえ宗教に帰依していなくても大切です。神々でなくても、誰かが見ている。と置き換えても同じです。何か自己欺瞞的なことをしそうになった時、あるいは報われない人生を送っていると感じた時、この言葉を思い起こしてみてください。

さて、明日10月2日(金)のモニタリング銘柄です。

1.4573アールテックウエノ
2.6762TDK
3.5631日本製鋼所
4.6753シャープ

16銘柄ピックアップできましたので、全部羅列しようかと思いましたが、OSCがコンバージョンしている銘柄がほとんどなく、やむを得ず上記の4つに絞りました。想像以上に今日は押されたようです。

明日、更に押されれば自律反発は必至かと思います。
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戻りを叩く嫌な相場展開

2009-10-01 11:26:47 | 株に出会う
今日はNY市場が弱く、またシカゴの先物も100円ほどマイナスで返ってきましたので、日銀短観は悪くはなかったのですが、前場はまあ、こういう結果になっております。

それでも日経平均は前日安値を割り込むまいと9時半頃までは頑張っておりました。しかし、その後窓を開けるように落下。後はなすすべもなく25本移動平均を一度も抜けずに1万円割れです。

せめてもの救いは、持ち越しの3銘柄のうち、2銘柄は利が乗っているときに処分できたことです。

但し、残りの仕手株、3107ダイワボウに魔物が潜んでおりました。この株、反発があるなら前日安値の364円からと思って、じっとそこまでは我慢。しかし、どうも様子がおかしいので仕方なく364円で損切りしました。

まあ、後講釈になりますが、デイトレで傷口を拡げないための第一の原則は、前日安値を割り込んですぐに回復出来ない時は降りることです。第二の原則は、地合が右肩下がりで、個別株も右肩下がりの場合は、難平はしないこと。このダイワボウも、負けた悔しさから一度売った値段に戻した時は、このまま上に行かれては浮かばれないとばかりに買いそうになりましたが、そこはぐっと辛抱しました。

この値段つまり25本線にタッチするのを待っているのが、タイトルにある戻りを叩く集団です。このダイワボウも見事に叩かれておりますね。これが空売り筋が取る基本中の基本であることを知っていないと、うっかりと反発に乗り遅れまいとして参戦すると、返り血を浴びることは必定です。筆者もこれで何度やられたことか。

参戦するとしても、そこを抜けてからの叩き売りを我慢できて、そのラインを抵抗線にして、もう一度買い方有利になる展開になってからでも遅くはありませんね。

ということで、今日は2つの銘柄の益の四分の三はこのダイワボウで吐き出してしまいました。もし、前引けまで抱えていれば、収支が逆になっていたことでしょう。

後場は、何とか基本に忠実に、調子を上げている銘柄に乗り込んで行きたいと思っております。

補足:寄り付き前に、昨日ダウンしたノートパソコンがまたいかれました。これまでにリカバリーは少なくとも10回はかけております。人間でも、石田純一は例外としても、10回以上もよりを戻そうとすることは、いかにも虫が良すぎますね。これで修復は止めます。とうとうお陀仏になりました。残り2台でしばらく凌ぎます。
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市場概況(9.30.09)

2009-10-01 06:39:03 | 市場概況
引け際に結構戻した9月30日(水)の市場概況です。 赤字部は1日朝の更新。

◆日経先物:10110円(+10円)OSC47%(+1%)9月28日の42%から切り返し中。 指数値倍率:98(+-ゼロ)
◆日経平均:10133円(+33円)OC49%(+2%)9月28日の44%から切り返し中。
日経平均指数値倍率:99(+-ゼロ)数字が減るほど上昇傾向を示します。
◆TOPIX:909.84(+5.84)OSC45%(+4%)9月28日の40%から切り返し中。
◆マザーズ指数:451.62(+1.43)OSC53%(+6%)9月28日の44%から切り返し中。
◆ヘラクレス指数:588.93(-6.64)OSC34%(+-ゼロ%)9月11日の62%からまだ下落中。
◆ドル・円:89.72円(42銭円高)OSC49%(-2%)9月25日の45%から円安へとわずかに切り返し中。更新
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの):0.28688%(前日比-0.00281%)9月30日現在。金利再度下降。今後の推移に注意。
◆米10年債利回り:3.3311%(+0.017%)-30日終値。
◆日経先物イーブニングセッション:10110円(大証終値と同値)
◆シカゴ日経先物:10015円(円建て、大証終値比-95円)更新
◆NYダウ:9712ドル(-30ドル)OSC46%(+1%)9月25日の44%からはまだ切り返し途上。更新

後場は、昼休み中に全監視銘柄をチェックし、もっと激しくネオンが点滅するように改めました。このままでは筆者の血流まで鬱血しそうだったからです。

すると、結構脳内からはアドレナリンなのか、エンドルフィンなのか、はたまたセロトニンなのかは分かりませんが、脳内ホルモンの分泌が活発化し、少なくとも、酸欠症状によって引き起こされる年寄り特有の居眠りをPCの前ですることはありませんでした。

ご覧のように、落ち目の不動産銘柄の帰趨が大きく影響するヘラクレスを除いて、各市場ともほぼ切り返し体勢に入っておりますので、引け際にかけていくつか仕込みました。

・5802住友電工(1167円)
・3107ダイワボウ(372円)
・2432DeNA(247200円)

DeNAは13時過ぎに買ったのですが、途中まではきれいに25本線に沿っての上昇でしたが、引け際に魔物が潜んでおりました。落ち目の株はこうです。皆さん、こらえ性がなくなっております。一気に246000円あたりまで下落。しかし、押しに押されてからの反転の日ですので、必ずや戻す筈とぐっと我慢。最後は誰かが172枚の成り買いをして終了しております。

テクニカルは指標をある程度は信頼し、多少の逸脱が場中にあっても、引け際までは我慢するということが必要なようです。それもこれも、日経平均と先物が前日安値・高値を上回り、OSCも直近の最低値の前日のそれを上回っての終了が見えていたための我慢でした。いわば買いサインの発生でした。そのサインがまだ見えていない時に仕込んだ4202ダイセルは535円という最悪のタイミングでの1円の損切りでした。

明日もし今日の安値より下回って日経平均が始まるようなら寄りつきで撤退。再度高値・安値を更新しOSCも上げた時はそのままホールドということになります。

-------1日朝のコメント-------

欧州株もNY株も続落。特にシカゴ購買部協会の9月の景気指数が、景気判断中立の50を割り込んだことが相場を冷やし、ダウは9600ドル近くまで下落。GDPの予想を上回る結果を帳消しにしております。

このシカゴ景気指数の2004年からのトレンドを見ると、2005年3月の69.2をピークに07年ピークは61.7、08年ピークは8月の56.4、そして先月は50となり、今日は46.1に落ちた訳です。凹凸はありますが、一応きれいな右肩下がり曲線です。もし、予想値の52まで行っていれば各年のピークを結んだ線から少々逸脱するところでした。しかも、今年3月は31.4だったのです。

と言うわけで、マーケットは少々トレンドに沿って期待しすぎだったかと。但し、今週の雇用統計に影響を与える雇用指数だけを見ると0.1ポイントだけ伸ばして今年の最高値となっております。

注目すべきは、あのグリーンスパン氏の久々の発言です。米株式市場は頭打ちするかも知れないと述べると共に、FRBの2兆ドルのバランスシートは持続不可能だとも言っております。これでドルが急落。金は上昇。

まあ、権威はいささか落ちているとは言え、こうしたフリーなお立場の人の発言ですから、市場は現役のFRB関係者の発言よりも重視するのでしょう。2兆ドルの資産が持続不可能などと誰も言っておりませんからね。

このところの経済指標の斑模様ぶりを見ていると、やはり株価も頭打ちに近づいていると思えます。

チョイと面白いのは、ドルインデックスと株価の関連です。昨年のリーマンショックまでは、実はドルインデックスは今よりかなり下でした。双子の赤字を垂れ流しつつも、米国への資金の環流による消費の増大などで景気はまだ余熱が残っており株価は高かったのです。言わばこの時期は良いドル安。

ところがリーマンショック以降は風景が一変します。海外からのドルの環流を受けてドル高となります。それが急落したのが昨年末から今年の1月にかけてです。株価はこの時期大きく下落しました。その後株価が底を付ける3月中旬に向けてはドルインデックスは再度大きく上昇。そして、株価がこれまでに戻す過程で、今度はドルインデックスが大きく下降しております。

つまり、12月から1月にかけての異常時以外は、ドル高となると株安になっております。これがリスク選考の動きとドルの関係ですね。今はドル安傾向が続いておりますので、株高もまだ続いております。

今のドル安は、ドルを売って他通貨を買う動きですが、このドル供給の源泉はFRBの2兆ドルにも及ぶ(市場から買い取った)資産です。この前代未聞のドルの供給について、グリーンスパン氏は持続不可能だと言っているのです。

ここのところをよ~く考える必要がありますね。

昨年夏までは「良いドル安」と書きました。今は「悪いドル安」なのではないでしょうか。その1つの証拠は金の1000ドル超えです。金は通貨価値が落ちることによって上昇する典型的な商品です。(まだサブプライムの影響がなかった2007年9月までは、ドル安トレンドが続いていたにもかかわらず、金価格は600ドル台で横ばいでした)

良いドル安とは、アメリカが消費過大だったとは言え、世界の景気を支えるためのドル供給に迫られての「健全」なドル安のことでした。ドルの供給で経済がその分活性化され、景気をきちんと上向かせたという意味ですね。

今は、自らの病んだ体を維持するだけの「不健全」な経済状態の中でのドル安です。本来の健康体の経済なら、過剰流動性相場を招き株価は急上昇し、インフレは昂進して手が付けられなくなるほどの過剰なドルの供給、つまり通貨価値の下落からくるドル安が生じている筈です。

ところがこれだけドルを供給してもディスインフレの状態が続いております。過剰なドル供給は、いわば、痛みを緩和するためのモルヒネのような役割にしかなっておりません。痛みがなくなれば人は働きに出ることはできますがあまり無理はできません。そこで痛み止めとしてのドル供給を減らしたらどうなるのか?

ここのところを、グリーンスパン氏が持続不可能だと言っている意味ではないかと思うのです。

なお、今日の日本市場は、8時50分発表の日銀短観に注目。
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