10月23日(金)の市場概況です。赤字部は24日朝の更新
◆日経先物:10290円(+20円)OSC61%(-3%)10月20日の67%から下げに転じたか?
◆日経平均:10283円(+16円)OC66%(-1%)10月20日の69%から下落に転じたか?
日経平均指数値倍率:97(-1)数字が減るほど上昇傾向を示します。
◆TOPIX:902.03(-6.6)OSC61%(-2%)10月22日の63%から下落に転じたか?
◆マザーズ指数:448.62(+4.94)OSC58%(+6%)10月5日の28%からまだ上昇中。
◆ヘラクレス指数:592.51(+5.86)OSC66%(+12%)10月21日の49%から上昇に転じる。
◆ドル・円:92.08円(79銭の円安)OSC63%(+5%)10月8日の47%から切り返し中。更新
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの):0.28188%(前日比-0.00031%)10月23日現在。わずかながらも下げる。このところほとんど動かず。
◆米10年債利回り:3.499%(+0.075)-10月23日終値。
◆日経先物イーブニングセッション:10290円(大証終値比+-0)
◆シカゴ日経先物:10240円(円建て、大証終値比-50円)更新
◆NYダウ:9972ドル(-109ドル)OSC54%(-9%)10月19日の71%から下落中。更新
後場は13時前に高値を付けてからは、じり貧に終始しかろうじてマイナスへの転落は防いでおります。
やはり週末要因と、今晩の中古住宅販売の数字が予想ではかなり高いので、そのあたりの警戒感もあるかと思います。
後場はいくつかの銘柄を昼休みにチェックし、買いに入りそうになりましたが、13時頃からの異変により買い時を喪失。今日は持ち越してはいけないと思いながらも、ついつい、引けに7947エフピコを4350円と4340円で仕込んでしまいました。今日は特売りで始まっておりますので、手を出してはいけない日ですが、21日のOSC46%からの切り返し過程で、今日はOSC50%で終わっており、かつRSIが25%まで急落。この株としては、直近では記録にない押され方ですので、チョイと持ち越しのリスクを取ってみました。
週足を見ると26週移動平均にきれいにタッチしておりました。これが割れると結構下に持って行かれる可能性がありますので、来週早々の地合に気をつけながらの持ち越しとなりました。本来はこのような前日安値以下で引けた場合の参戦は御法度でしたね。まあ、損切りラインぎりぎりでもあるし、たまには良いでしょう。
-------24日朝の市場コメント-------
アメリカの9月の中古住宅販売は予想を大きく上回る557万戸でした。南部州がもっともよく、北東州が悪かったものの+9.4%増でした。在庫もこれまで2ヶ月続いた9.3ヶ月から7.8ヶ月へと改善。ノーマル状態の6ヶ月にあと一息。但し、値段がまだ下がっております。抵当流れの物件が多いせいと思われます。ラスベガスで飛ぶように売れているという話からも裏付けられております。( )内は8月度比。
中心価格は174900ドル(-2400ドル)7月は181500ドル。
平均価格は219800ドル(-2600ドル)7月は227400ドル。
しかし、この予想以上の数字にもかかわらず、ダウが下落したのは、①利益確定先行(中古住宅の好調はタックスリファンド効果-注-の先取りで、先行きは不透明)②アメックスの決算は、貸し倒れ率こそ改善されているものの、3Q利益は前年より25%も減らしていること。③ヘッジファンドのガリオンによるインサイダー疑惑問題でインテルやIBMの首脳まで関与。この3つに集約されます。
結局、住宅市場の改善は織り込み済み。企業の業績向上もかなり織り込み済み。消費者は財布を閉めたままで今後も小売りが弱い。そして、市場の信任問題が再燃か。といったところが今の市場かと。
特に最後のインサイダー疑惑問題は、新たに出てきている問題であり、チョイと尾を引きそうです。それもIBMの上級役員で将来の会長候補とも言われていたモファットが絡んでいたとは。IBMはこの種の問題に対して、世界でもっとも厳しい内部統制を行っている会社の1つでしょうね。イリーガルなことが1度でも起これば、役員でも即刻首にする会社です。不正を社内告発する制度もよく機能しております。(必ずその社員の身分は保証される仕組みです。だから、モファットは社外勢力と手を結んだか?)
さて、ダウは1万ドルを行ったり来たりしております。ここから上がるにはチョイとパンチ不足になりつつありますが、かといって、このインサイダー疑惑程度では、市場に対する大きなカタストロフィーを与えるには至らず、もし下げるにしても尻下げ基調をたどるのではないでしょうか。
ダウのOSCは54%ですから、40%台前半あたりまでの下落は想定に入れておいた方が良さそうです。
なお、来週の国債入札を控えて、株が下がったにもかかわらず金利は上昇し、その分魅力を増したドルが買われての円安という流れになっております。長期金利の上昇が国債消化のテコになっている傾向、逆に言うと、金利を上げなければ国債が消化されない傾向が続けばこれは些か危険な匂いが。
注:タックスリファンド
今年11月までの支援策。過去3年間住宅を購入したことがない人が対象で、住宅価格の10%、最高で8000ドルまでの現金が手に入ります。この制度は延長される可能性があります。今来年6月までの延長を関係者が議会に働きかけ中。
◆日経先物:10290円(+20円)OSC61%(-3%)10月20日の67%から下げに転じたか?
◆日経平均:10283円(+16円)OC66%(-1%)10月20日の69%から下落に転じたか?
日経平均指数値倍率:97(-1)数字が減るほど上昇傾向を示します。
◆TOPIX:902.03(-6.6)OSC61%(-2%)10月22日の63%から下落に転じたか?
◆マザーズ指数:448.62(+4.94)OSC58%(+6%)10月5日の28%からまだ上昇中。
◆ヘラクレス指数:592.51(+5.86)OSC66%(+12%)10月21日の49%から上昇に転じる。
◆ドル・円:92.08円(79銭の円安)OSC63%(+5%)10月8日の47%から切り返し中。更新
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの):0.28188%(前日比-0.00031%)10月23日現在。わずかながらも下げる。このところほとんど動かず。
◆米10年債利回り:3.499%(+0.075)-10月23日終値。
◆日経先物イーブニングセッション:10290円(大証終値比+-0)
◆シカゴ日経先物:10240円(円建て、大証終値比-50円)更新
◆NYダウ:9972ドル(-109ドル)OSC54%(-9%)10月19日の71%から下落中。更新
後場は13時前に高値を付けてからは、じり貧に終始しかろうじてマイナスへの転落は防いでおります。
やはり週末要因と、今晩の中古住宅販売の数字が予想ではかなり高いので、そのあたりの警戒感もあるかと思います。
後場はいくつかの銘柄を昼休みにチェックし、買いに入りそうになりましたが、13時頃からの異変により買い時を喪失。今日は持ち越してはいけないと思いながらも、ついつい、引けに7947エフピコを4350円と4340円で仕込んでしまいました。今日は特売りで始まっておりますので、手を出してはいけない日ですが、21日のOSC46%からの切り返し過程で、今日はOSC50%で終わっており、かつRSIが25%まで急落。この株としては、直近では記録にない押され方ですので、チョイと持ち越しのリスクを取ってみました。
週足を見ると26週移動平均にきれいにタッチしておりました。これが割れると結構下に持って行かれる可能性がありますので、来週早々の地合に気をつけながらの持ち越しとなりました。本来はこのような前日安値以下で引けた場合の参戦は御法度でしたね。まあ、損切りラインぎりぎりでもあるし、たまには良いでしょう。
-------24日朝の市場コメント-------
アメリカの9月の中古住宅販売は予想を大きく上回る557万戸でした。南部州がもっともよく、北東州が悪かったものの+9.4%増でした。在庫もこれまで2ヶ月続いた9.3ヶ月から7.8ヶ月へと改善。ノーマル状態の6ヶ月にあと一息。但し、値段がまだ下がっております。抵当流れの物件が多いせいと思われます。ラスベガスで飛ぶように売れているという話からも裏付けられております。( )内は8月度比。
中心価格は174900ドル(-2400ドル)7月は181500ドル。
平均価格は219800ドル(-2600ドル)7月は227400ドル。
しかし、この予想以上の数字にもかかわらず、ダウが下落したのは、①利益確定先行(中古住宅の好調はタックスリファンド効果-注-の先取りで、先行きは不透明)②アメックスの決算は、貸し倒れ率こそ改善されているものの、3Q利益は前年より25%も減らしていること。③ヘッジファンドのガリオンによるインサイダー疑惑問題でインテルやIBMの首脳まで関与。この3つに集約されます。
結局、住宅市場の改善は織り込み済み。企業の業績向上もかなり織り込み済み。消費者は財布を閉めたままで今後も小売りが弱い。そして、市場の信任問題が再燃か。といったところが今の市場かと。
特に最後のインサイダー疑惑問題は、新たに出てきている問題であり、チョイと尾を引きそうです。それもIBMの上級役員で将来の会長候補とも言われていたモファットが絡んでいたとは。IBMはこの種の問題に対して、世界でもっとも厳しい内部統制を行っている会社の1つでしょうね。イリーガルなことが1度でも起これば、役員でも即刻首にする会社です。不正を社内告発する制度もよく機能しております。(必ずその社員の身分は保証される仕組みです。だから、モファットは社外勢力と手を結んだか?)
さて、ダウは1万ドルを行ったり来たりしております。ここから上がるにはチョイとパンチ不足になりつつありますが、かといって、このインサイダー疑惑程度では、市場に対する大きなカタストロフィーを与えるには至らず、もし下げるにしても尻下げ基調をたどるのではないでしょうか。
ダウのOSCは54%ですから、40%台前半あたりまでの下落は想定に入れておいた方が良さそうです。
なお、来週の国債入札を控えて、株が下がったにもかかわらず金利は上昇し、その分魅力を増したドルが買われての円安という流れになっております。長期金利の上昇が国債消化のテコになっている傾向、逆に言うと、金利を上げなければ国債が消化されない傾向が続けばこれは些か危険な匂いが。
注:タックスリファンド
今年11月までの支援策。過去3年間住宅を購入したことがない人が対象で、住宅価格の10%、最高で8000ドルまでの現金が手に入ります。この制度は延長される可能性があります。今来年6月までの延長を関係者が議会に働きかけ中。