株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

半信半疑の出来事

2007-05-25 15:46:53 | 株に出会う
いやはや、後場の1時過ぎからの新興市場の上昇ぶりには度肝を抜かれました。今日の業種別騰落一覧で見ても、マザーズと鉱業が少しプラスで後は軒並みマイナスです。中でもマザーズ指数の上昇ぶりが際立っております。

今日の相場に臨む気持ちとしては、新興市場は二番底を窺いに行っているトレンドではなく、あくまで上昇途上での調整過程にあるため、押し目は強気と思っておりましたが、ここまで後場に上り竜のような動きを見せたのは久し振りです。

これまでは先物が動かない場合は、新興市場はじり貧でした。

但し、5月22日もそうでしたが、OSCでは前日比+10%まで上げてしまいました

まるで、チョイと外の天気が良いので散歩に出たところ、思わず周りの新緑の風景に心を奪われ、山菜を採って夕食の足しにして婆さんに褒めて貰おうとの欲を出してしまい、止せばいいのに、パジャマにカーディガンを羽織った軽装で山道に分け入り、上へ上へと登ってしまった病み上がりの爺さんのようでした。

これは自らの体力を過信しすぎです。家に帰ってから節々が痛むという反動が、必ずや来るのが世の摂理というものです。長年の暮らしでそれぐらいのこと分かっているだろうにね。

まあ、そうは言ってもこの勢いに乗じたいのは誰でもが持つ考えです。筆者も2144やまねメディカル、3844コムチュア、そして2150ケアネットで鞘抜きをしましたが、勢いが続かないとみての早期撤退でした。そして、いつになく前場に買ってからほとんど下げ知らずで、上に行く気配が見えた3846エイチアイを323Kで追加。更に勢い余って、好業績のまま下落の渦に巻き込まれている3844コムチュアを再度233Kで引けに買い直しました。

ところで、2ヶ月間の手数料無料キャンペーンの恩恵に預かろうと、オリックス証券をこのところ使っておりますが、エイチアイのような急落、急騰があるMM銘柄には、連続注文や逆指し値といった発注方式は使えます。オーダーの入力が一々手作業ですので、かったるいのは難点ですが、ジョインベストエクスプレスのマウス一発の変更は、MM銘柄では使えませんので、MM銘柄に関してはリスク管理の面でオリックスに分があります。

最後に、前場終わりのブログに書いた日経225平均が調整入りをしたかどうかですが、幸いにして、後場は切り返しを見せて、OSCも前場比+4%の45%で終了し、指数値も5月18日のそれよりも38円ばかり高く終わっております。つまり下値の切り上げです。

この流れを見て、新興市場の反転の勢いがついたのかも知れません。いや、少なくとも場をずっと見ていた眼からすれば、新興市場の動きが日経の値動きの流れを変えたと言った方が正確なようです。いずれにしても、皆さん機を見るに敏と言うべきか、それとも市場はやはり数字で動いていると言うべきか、意表を突くような出来事でしたが、何とかこのような動きをいち早く察知する力を身につけたいものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日経平均が調整入りか?

2007-05-25 11:16:28 | 株に出会う
昨日全てのポジションを外してあったので、今日の下落の被害は特にありませんが、かといって、寄り付きからの売りからも入れず、前場はほぼ模様眺めでした。

前場に一旦17400円を割った先物が20円ばかり回復するのを見て、なかなか下に降りてこない3846エイチアイを317Kでの試し買いのみです。

NYの調整と日経平均の調整が重なってきそうですので、あまり大きな持ち越しはこの週末にかけてはしない方が良さそうです。

しかし、下げすぎた銘柄、例えば4755楽天はこの地合でも売り込まれることはありません。また、8697大証も昨年12月5日につけた498Kを瞬間マークしてからは、売り方もさすがに踏み上げを恐れてか、500K以上のじり高圏?で推移しております。

それから、出来高は細いのですが、昨日二番底を打ったと言った3836ディーバは305Kまで落ちてからはプラス圏に浮上。下げる気配はありません。

といったことから推測できるように、このところ下げすぎている、特に直近IPOの一角は、OSCが軒並みコンバージェンスしております。来週のために仕込むとすれば、こういった銘柄群の中から業績不安のないものを選ぶと良いかと思います。

マザーズ指数のOSCは前日同値の42%で、ヘラクレス指数のOSCも+1%の42%でのコンバージェンスです。

日経の大きな下げの割には、新興市場はまだ二番底を窺うような下げには襲われておりません。しかし、もし今日の後場に更に20ポイントの下落があるような展開になるなら、これは来週早々に必ず二番底を窺うこととなります。

日経平均が調整に入ったと言ったのは、確かに5月18日の安値の17321円はキープしておりますが、その日のOSCが41%で前場終了段階と同じです。しかし、指数値が27円ほど下回っております。17400円を割り込んだ時はOSCも41%を割っていたかと思われます。

従って、後場の注目はこの日経平均が17400円をキープして終われるかどうか、そして、指数値が再度18日の水準にまで戻すのかどうかです。そのためには後30円ばかりの上昇が必要です。17450円辺りで終わるとすれば、これは底にタッチしただけであり、まだ来週の反転が期待できるレベルかと思います。

このような相場全体に連動しながら、個別の銘柄の動きも「入れ子構造」で動くのが相場ですから、その見極めと海外の来週の動向など判断しながら、後場にどうするかを決めたいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

明日の注目銘柄(5.25.07)

2007-05-24 22:38:34 | 明日のモニタリング銘柄
今日もフェイントの多い日でした。それは日経先物の動きを見れば歴然です。見事に波打っています。今日もそのフェイントの目眩ましに合いました。

目眩ましに合わないようにするにはどうするか?おなじ事の繰り返しでは進歩がありませんので少し考えてみました。

①今の相場の位置付けに対する見方をきちんとすること。
 相場は日経も新興市場も、先週終わりから今週始めかけて「底を打っている」状態です。OSCで見てもそれはまだ言えます。まだ2番底に向かって転換した証拠はありません。

②相場の位置付けにより、投資に対する心構えは異なってくること。
 もし、底入れ反転の位置にあるなら、ここは安いところを積極的に拾う局面。

③ならば、今日のような押し目の日では安いところを拾い、底を下回らない限りホールドするのが正解。

結論は、それぞれの市場の直近の安値に向かう兆候が出るまでは、その日の安いところで拾った銘柄は、少し大きめのスパンで損切りラインの設定をした方が良さそうです。そうでないと、高いところを買って安いところで投げることの繰り返しとなります。

もちろん、個別銘柄を見る限り直近の底を割ってしまった銘柄もあります。例えば3836ディーバがそうです。この株のOSCの底は23日で安値は今日付けました。それでもOSCは+2%の34%とコンバージェンスはしておりますので、明日は307Kを割り込まないなら、いち早く2番底から脱出するかも知れません。

さて、こうしたことを頭に入れての明日の注目銘柄です。

テクニカル用語の簡単解説

1.2126GCA
 この株は2番底到達まで後30Kばかり余裕があります。明日はそうすると21、22日の安値の635Kあたりまで押された時が買いとなります。OSCは14日の29%がベースライン。今日はまだ前日比-9%の38%です。後8%分の下落とほぼ符合。

2.7826フルヤ金属
 一時の熱狂は醒めかかっておりますが、この株にしては絶好の買い場のチャートです。明日は16720円という今日の安値は何とか死守できるかどうかを見極めての参戦です。それを破られるようだと指数値は直近安値をつけてしまう筈。

3.3846エイチアイ
 これも今日の安値の320Kを明日再度試しに来るかと。それを凌ぎ切れればそこからは反転も早い筈。それが破られれば再度300K前後までの押し目があるかも知れません。そうなると強気での仕込みチャンス。

4.3844コムチュア
 22日の222Kというのが意識されます。OSCは+3%の37%とコンバージェンス。明日は227K以下で仕込みたいところ。225Kなら指数値も安値に並びます。

5.9381エーアイティ
 直近安値の233K近辺への下落が当然意識されるところ。明日は、233K~235Kあたりで拾う手です。

6.3073ダイヤモンドダイニング
 これも崖っぷち。480Kという上場来安値が見えてきました。OSCは32%で、17日にその480Kを付けた時の30%まで後2%です。この会社の企業理念は「お客様歓喜」、会社コンセプトは「おもちゃ箱」、店舗コンセプトは「非日常性の具現化」、そして企業戦略は「マルチコンセプト(個店主義)戦略」です。はちゃめちゃです。しかしこの混沌を筆者は買います。今日ストップ高を付けた3060マガシークの方が利益の伸び率は少々良いようですが、既にPERは47倍にも達しております。この株はまだ17倍程度。公募価格比61%程度に低迷。マガシークは昨日段階で68%でした。

7.9433KDDI
 OSCが38%まで落ちております。4月27日以来です。指数値は後13Kばかりの下落で直近の安値に並びます。VR改はまだ90%ですので、もう一段の下落があるかと思います。ということを総合すると、明日は100万円の大台割れがあれば、そこからの反発体勢にはあるということです。

8.5405住友金属工業
 624円の今日の安値近辺まで押された時に買い。18日のOSCが37%で、ここがベースライン。618円という直近の安値も意識のこと。そこまで落ちてもOSCは37%以上でしょう。問題ありません。

9.4757インテリジェンス 売り
 急激な切り返しからの反動で今日はさすがに-14Kです。OSCも-3%の42%。この株のOSCの直近最低値は21日の22%です。これに鞘寄せされる感じで明日は下げるものと思われます。何せ、人材派遣会社にしてはPER72倍は買われすぎ。

10.4755楽天
 もう一度楽天。OSCは+2%の29%と堅調に切り返し、乖離幅も更に拡大。明日再度40K割れを起こすような押し目での買いか。但し、まだ十分に立ち上がりきっておりません。当面は42K奪還が目標ですが、そこを過ぎれば45Kまでは行くのではないかと思います。

11.2321ソフトフロント
 この株101Kという今日の安値が底かも知れません。OSCは+8%も跳ね上がっての43%です。まだこの株としては低め。明日は100Kそこそこで試し買いをし、110K~115Kまでの上昇を気長に待つというのにうってつけの株です。

12.8697大阪証券取引所
 来期減益予想だからといって、ここまで落とされました。昨年12月5日の498K以来です。OSCも29%となりこの株にしては前代未聞です。幾ら売り方が調子に乗っているからといって、まさか500K割れを更に越えて売り進むとも思えません。どこかで下げすぎの反動は来るはずです。1つの節目は今日の安値の511Kです。これを破れば後は500K前後までまっしぐら。VR改も40%となり5月2日の37%以来の低さです。

13.5310東洋炭素 
 今日の安値の11150円を下回らないことが条件。そろそろ分割権利取りの動きも出る頃。

以上です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

また猜疑心が芽生える

2007-05-24 11:22:24 | 株に出会う
ついにあの6726OHTが寄りついたようです。約5分の1の株価に真っ逆さま。落ちる直前に買った、特に個人の方のお気持ちは何とも言いようがありません。よく言われるように株式市場は地雷原があちらこちらに埋め込まれております。筆者もたまに踏むことはありますが、それによって段々と「これはチョイとおかしいのでは?」、といった嗅覚が少しずつ育まれてくるものです。それも実際に踏んでみないと、いくら株式の本を読んだりセミナーに出たところで役に立ちません。

とりあえずは、赤字になった企業や不祥事の噂が立つ株には、一部市場でもどこでも手を染めないようにすることですね。以前にオメガプロジェクトというチョイと気を惹く名前の株に手を出したことがありました。しかし、この会社、よく覚えていないのですが、禄に調査も評価もしないであるいわくつきの版権にお金を出しておりました。その裏情報に接しただけで、この会社はやばいと思って即座に監視銘柄から外しました。去年の4月の話です。そうした嗅覚は、実際にその株を買ってから、それに関連した情報に関心を持たない限り体得出来ません。

さて、今日の相場は昨日後場の引けにかけての悪い雰囲気がそのまま出ました。寄り付きこそまだ元気一杯の株も見受けられましたが、概ね先物の下落に合わせて本格的に下げております。

皆さんまだ新興市場に対しては、猜疑心を抱いております。それほど長く株主に対しての不貞行為を働いていた訳であり、チョイと真面目に働こうと宣言したとしても、一朝一夕には世間の評価が変わる訳はありません。

マザーズ指数もヘラクレス指数も前日の安値を割り込みました。しかし、OSCではヘラクレス指数が前日同値。マザーズ指数も-2%の45%の下落に留まっており、この一時的な揺り戻しに対しては、日経さえプラ転すれば攻勢をかけようとしている方々が控えていることが窺えます。

前場の引け際にかけての動きがまさにそのようでした。今年の新興市場は25日移動平均線を越えないと本格反転しないので、それまで待っても良いという考えもありますが、この病床に臥せり続けている市場が、バリバリと働けるようになる日が、25日線越えだとすれば、それはチョイと期待が過大かと。どんな病気でも行きつ戻りつしながら、3ヶ月以上はリハビリをして、おおよそ1年程度かけて段々と正常化していくものです。これは人間の身体も同じです。筆者は腰を痛めて散々身に沁みております。急いでは禄なことがありません。

従って、今回のように2日程度しか反転が続かず、また少し落ちては2歩前進といった歩みを見せるのではないでしょうか。

当分は相場の気まぐれとの騙し合いの様相を呈するようです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

明日の注目銘柄(5.24.07)

2007-05-23 22:00:13 | 明日のモニタリング銘柄
新興市場は後場の2時過ぎにかけて上昇し、OSCは前場終了段階よりもマザーズ指数は更に1%伸ばして47%まで上昇。ヘラクレス指数は前場終了と同じ43%です。

しかし、2時過ぎをピークとして先物の動きに連動して下落モードに変転。引け際に少しは戻しましたが、この雰囲気は明日の動きを暗示している悪い終わり方でした。

前場に買った3846エイチアイは、マザーズ指数や日経が上昇していても音無しの構え。変だとは思っていたところ、2時半頃からの下げ局面だけに反応しての急落です。MM銘柄ですので、いわゆるつるべ落としでした。347K割れなら危ないと思ってみておりましたが、そこを割れてからは少しずつ指し値を落としましたが、MMの宿命と言うべきか間に合わず。非常に後味の悪い下落です。途中で証券会社のコミッションが絡んだりしておりますので、スクリーンに出ている買い値を指す以外にありませんが、急に各証券会社の気配値が消えたりします。全くどうしようもありません。結局、先日損切った時のパターンの再来だったので、やむなく338Kまで落として損切り約定。また300K近くまで落とされるのを座してみるのは、それこそ馬鹿と言われても仕方ありません。もし明日上げて始まっても、それはそれで結構。ついていくだけです。今日の買いの細さから行くとどうもその気配はなさそうです。

さて、筆者もリベンジ症候群に罹ったようです。引け際に5384フジミインコを2920円で再度仕込みました。先日よりも明確に上げサインが出ていたためです。これで返り討ちに合ってもそれはそれで致し方ありません。

難しい局面ですが、今日の新興市場は昨日の上げがほどほどだったので、多少の調整をはさみながらの上昇基調にはあります。しかし、チョイと心配なのは日経225平均のOSCが-2%の47%とダイバージェンスしていることです。明日の寄り天からの調整の可能性も見ておかねばなりません。

そこで明日の注目銘柄です。

テクニカル用語の簡単解説

1.4238ミライアル
 この株にしては全く珍しくOSCが24%まで急落です。特段のニュースは見あたりません。3月16日には来期経常利益が微増との見通しに失望売りがなされ、11640円までの下落を見ております。その後切り返しはありましたが、今日はまだ12300円です。11000円台への突入は必至な情勢ですが、RSIは44%とまだ少々高いものの、28日間のOSCが24%まで落ちていれば、その後どうなるのか、明日は12000円割れからの反発があるのかどうかに注目です。1月決算ですので、当面決算発表はないはずです。

2.4755楽天
 5月18日OSC21%をボトムラインにして、今日は+1%の27%でのコンバージェンス。指数値は最低値を更新。明日は、39900円割れを回避できるかどうかに注目。VR改は63%と低め。RSIは+3%の30%でこれもコンバージェンス。まずは、根気よく40K割れを待つこと。

3.4849エンジャパン
 5月17日に三菱UFJ証券が新規にレーティング2を付与して少し上げるも、再度の売りで476Kまで落ち、そこからの510Kの奪還です。しかし、500Kを挟んでのつまらない値動きに終始。面白みのない株に成り果てました。一応17日のOSC33%をボトムにしての今日は+2%の48%での510K終了を評価してのノミネーションです。あくまで500K割れに押されたところを買いたいもの。

4.2384SBSホールディングス
 今日は320Kを巡っての執拗な売買が見られました。この株、かなりトリッキーですので、目先の動きに惑わされぬよう、明日も根気よく押し目を待ってのこっそり買いが良いかと思います。

5.3971東セロ
 10日に好決算を発表。来期も利益は四季報を上回ります。明日は今日の安値の1275円近くでの待機買い。このラインが決算発表後の安値。筆者のオセアニアの家からクルマで40分ほどのところに工場がありました。いわば地元です。だから注目する訳ではありませんが、やっぱりどこかで東セロを思う気持ちもあります。しかし地味。

6.6869シスメックス
 これも東セロ以上に来期の決算が良く四季報を軽く上回っております。しかし、10日の決算発表から下げ基調となりついに今日は4310円という安値をマーク。指数値も最低値です。何だかフジミインコのような様相を呈しております。ここは4月2日の4210円を明日は死守できるようなら、反転期待での買いか。

7.5727東邦チタニウム 売り候補
 チタニウム兄弟の株価がこのところ冴えません。かといって、OSC面での思い切った下げが出来ていないため、チョイ上げのジリ下げといった誠に嫌らしい、昔の田舎芝居の口上のような雰囲気です。今日の下げは三菱UFJのレーティング1から2への下げが効いたようです。昨年7月27日の4440円が意識される価格レンジに突入してきました。OSCがまだ45%もありますので、これが30%そこそこまで売られる公算が大かと。

以上です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする