株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(6.25.08)

2008-06-24 21:38:12 | 明日のモニタリング銘柄
最初に、いつものようにOSCコンバージェンス銘柄数の推移を見ておきますと、書きたいところですが、このところの相場の不規則性からか、あまり前日比からだけのコンバージェンス銘柄数をトラッキングしても、残念ながらその有効性が認められないことを認めざるを得ません。

それはOSCコンバージェンス数からい言えば、今日は全面的に切り返す筈が、わずかとは言え、日経平均がマイナスに転じたことで駄目押しされました。

よって、今日からはこの作業は飛ばすこととしました。ちなみに、最後の見納めに今日までの結果は残しておきます。

20件(+203円)→32件(-184円)→8件(+415円)→12件(+214円)→25件(+102円)→6件(-231円)→37件(+226円)→37件(-94円)→17件(+148円)→35件(-308円)→27件(-160円)→9件(+162円)→15件(-295)→55件(+85円)→27件(+381円)→9件(-6円)→44件(+104円)→23件(-323円)→68件(-188円)→11件(-85円)→72件(-8円)→32件(?)

いずれにしても、やはりNYダウがここまでフラフラだと、テクニカルに予測する方が無茶というものですね。(言い訳かも)

さて、そのNYダウがもし転けたら、ある意味で明日はチャンスです。但しリバウンド狙いだけの話ですが。

それに備えての明日のモニタリング銘柄です。

1.3623ビリングシステム
 如何せん、出来高が細っております。アクセルマークと同調して値段が上下するのも悪影響しております。いずれにしても明日は押し目待ち。OSCの27%からは180Kあたりまで見えてきましたが、今日のテックファームが28%から反発したのを教訓に、この株をきちんと見てみたいと思います。何しろチャリンコビジネスの旨味があるはず。

2.3843フリービット
 この株は、明日は510Kあたりまで突き落とされたところからが勝負かも知れません。ひと頃の威勢の良さは影を潜めておりますがまだ出来高もまずまずあり、ダイバージェンスが強まれば、今日の前場のような一発反転もあり得るかと。

3.8703カブドットコム
 すっかり大人しくなっております。しかし、今日の地合で+2Kは立派?安値も何とか歯止めをかけております。後は出来高だけですが、既に見捨てられた太古のカブトガニのような株になってしまっているならば、明日は腰砕け、いや大切な甲羅割れもあり得るかと。そうなると、ここは1つ、元祖の片山さつき氏にお出まし願う以外にありません。

4.2497ngiグループ
 もう一押しのところまで来ております。それにしても出来高に衰えが見られません。5月8日に好決算で上げたのが嘘のよう。

5.4502武田薬品
 こんな値動きがかったるい株でも、時間の効果というものは計り知れないようです。6140円の高値を付けたのが5月末。そこから700円近くも落とされております。ひょっとして5000円台から滑り落ちる可能性もありそうですが、5200円あたりで止まると見ております。

6.6486イーグル工業
 後少しの下落からの反発力に期待。837円の直近安値は意識しておくこと。

7.6502東芝
 結構やられておりますが、800円割れがあるとチョイと歯止めがなくなりそうです。しかし原発では押しも押されぬ存在。OSCは今日で38%まで落ちました。829円の終値をマークした6月20日が31%ですので、この7%分程度の下落は見込んだ方がよいかと思います。

7.8697大証
 ついに500K割れ寸前です。この株にしては珍しいOSCが39%にまで来ております。RSIも17%です。ジャスダック問題でミソを付けたと思わせるような動き。しかし、ここからは底打ち待ちでの、売り方を巻き込んでのリバウンド狙い。

8.3341日本調剤
 OSC37%、RSI25%は、3月の底値以降では珍しい揃い踏み。後は出来高を待つだけ。

9.4704トレンドマイクロ
 この株、意外と堅調な値動きをしていたのですね。3400円割れというのは3月17日以来のことだったようです。しかし、OSCは+4%の54%とコンバージェンス。再度3400円割れからの反発期待。

10.1518三井松島
 330円以下で必ず拾う戦法です。上げ下げを繰り返しております。300円割れまであれば。

以上です。久し振りに沢山挙げました。一様に押されております。一旦反発してもおかしくはないのですが、アメリカ市場がいつ陥落するやも知れず、一気ではなくジリジリとここまで押されてきておりますので、余計にたちが悪いようです。とりあえず、明日の流れは今日の鬱憤を取り返すような反発体勢にあると思います。それはダウがギリギリのところで粘っているためです。3月初旬の時のような激震があれば、それは別の話となります。

なお、明日の前場終了後のブログは都合により休止します。
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市場概況(6.24.08)

2008-06-24 15:04:14 | 市場概況
赤字部は25日朝更新

後場は、日経先物が13880円あたりで行ったり来たりしているものの、現物株は大きく売られているものが目立ちました。日経平均はそこそこしか下げておりませんが、新興市場は、例によって雪崩のように一方向へと売り攻勢があり、前場よりかなり悪化。その雪崩に巻き込まれ、このあたりならと思って指していた3624アクセルマークが228Kで約定。これは仕方なく-1Kで損切り。後場に切り返しの雰囲気があったマネーパートナーですが、これにはしてやられました。109Kで高値掴みしてからの106Kまでの突き落とし技で、やむなく-2Kでの撤退。しかし、引けにかけての切り返しで再度110Kにまで戻す始末。こりゃ、やりにくい株ですね。出来高が多いのですが、やたらトリッキーな見せ板は出るは、フツーの神経では、やはり先日言ったようにおつむが「パー」になる株か。。。

と言う訳で、今日は失敗トレードばかり。東レの早切りといい、良いところがありませんでした。

さて、もう今日の忸怩たる思いは綺麗さっぱりと忘れるため、市場概況をおさらいしておきます。

テクニカル用語の簡単解説

【前場終了段階】

・先物:OSC53%(+8%)+20円
・日経平均:OSC53%(-1%)-6.43円
・TOPIX:OSC47%(-3%)+1.79ポイント
・マザーズ指数:OSC44%(-2%)-7.98ポイント
・ヘラクレス指数:OSC41%(-1%)-11.01ポイント
・国債先物:OSC46%(+6%)20銭高
・ドル・円:108.01円(14銭の円安)

【後場終了段階&海外市場】

・先物:OSC53%(+5%)+40円(前場比+20円)
・日経平均:OSC53%(-1%)-8円(前場-1.6円)
・TOPIX:OSC47%(-3%)+1.26ポイント(前場比+0.53ポイント)
・マザーズ指数:OSC42%-4%)-12.43ポイント(前場比-4.45ポイント)
・ヘラクレス指数:OSC40%(-2%)-13.88ポイント(前場比-2.87ポイント)
・国債先物:OSC44%(+4%)15銭高。(前場比-5銭)
・日経先物イーブニングセッション:13770円(大証終値比-120円)
・シカゴCME日経先物:13830円(大証終値比-60円)更新
・NYダウ:11807ドル(-35ドル)OSC38%(+1%)底這い中。更新
・ドル円:107.83円(4銭の円高)OSC53%(-1%)6月17日の68%から下落中(円高方向)更新

いよいよ今晩は、S&Pケースシラー住宅価格指数(4月)が発表されます。ここで-16%という事前予想以上の落ち込みとなっていれば、NYダウも一気に持って行かれるのかも知れません。

指数は、このウェブサイトの、4つ目のデータで確認できます。

『その他、指数の解説などは以下のサイトを徒然に見てください。』という、洒落た文章からは3つ目です。

S&Pにも、徒然草が分かるお方がどうもいるらしい。しかし、値下がりの激しいLA地区あたりに住んでいる日系人にとって、とても徒然に見るような代物ではないでしょうに。

しかし、改めて見ると、Standard&Poorsという社名も凄いものがありますね。恐らく「貧乏人達よ、徒然に見よ!」とばかりに、「標準的な貧乏神」(?)でも装いながらもの申しているのでしょう。

明日は、せめて標準以上の貧乏神に変身せねば。。。いや、標準以下が正しいか?

-------25日朝のコメント-------

別稿にしました。そちらをご覧下さい。
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債券の切り返し明瞭

2008-06-24 11:15:16 | 株に出会う
前場の寄り付きでは、シカゴCMEのダウントレンドの流れを受けて、日経先物も軟調に始まり、国債先物は寄り付きこそ少し高く始まりましたが、その後下落。しかし、133.81円を底に、昨日の133.79円割れを回避してからは、一転して国債先物が優勢になっております。10時過ぎには日経先物もプラ転し、債券と一緒に上昇をしておりましたが、前場終了にかけては明瞭に債券優勢の状況ですね。

これは、まだアメリカ市場が不安定さから脱却できておらず、今晩以降の不安定なNY市場を先取りしての動きかと思います。各市場の動きを確認しておきます。

【前場終了段階】

・先物:OSC53%(+8%)+20円
・日経平均:OSC53%(-1%)-6.43円
・TOPIX:OSC47%(-3%)+1.79ポイント
・マザーズ指数:OSC44%(-2%)-7.98ポイント
・ヘラクレス指数:OSC41%(-1%)-11.01ポイント
・国債先物:OSC46%(+6%)20銭高
・ドル・円:108.01円(14銭の円安)

但し、ご覧のようにドル・円は円安方向へと行っております。これが先物の上昇を支えているようです。もし後場に円高方向へと転換するようだと、思わぬ落下物が当たらないようにチョイと注意が必要かと。

前場は、3402東レを587円で拾うも、10時過ぎにチョイと外出し、その後帰ってきて日経先物が景気よく?プラ転しているも何の反応も示さず、確かにOSCは割れておりますが、勢いよく買い上がる気配が全くないため、前場終了間際にホールドを断念。同値撤退したトレードのみ。
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明日のモニタリング銘柄(6.24.08)

2008-06-23 20:57:55 | 明日のモニタリング銘柄
最初に、いつものようにOSCコンバージェンス銘柄数の推移を見ておきます。( )内は翌日の日経平均。

20件(+203円)→32件(-184円)→8件(+415円)→12件(+214円)→25件(+102円)→6件(-231円)→37件(+226円)→37件(-94円)→17件(+148円)→35件(-308円)→27件(-160円)→9件(+162円)→15件(-295)→55件(+85円)→27件(+381円)→9件(-6円)→44件(+104円)→23件(-323円)→68件(-188円)→11件(-85円)→72件(?)

何と72件と急増しておりました。本来なら、明日の押し目からの反発が期待できるところです。NY次第ではいきなりの反発もあり得るかと。

そこで明日のモニタリング銘柄です。

1.2167ウェブマネー
 新興はかなり悲惨な状態ですが、この株も上場来安値を更新中。それもその筈で、5月14日には今期減収の決算を発表しております。しかし、それはこの間の下落で織り込んだ筈。取り上げたのは、まだ底割れはしていないためです。OSC36%は6月11日の35%に対してまだ1%ほど高めです。とにかく勢いを取り戻すかどうかだけ確認のこと。迂闊に手を出すと、モウセンゴケのような食虫植物に捕まり、身動きが取れなくなり、座して死ぬのみという結果をマネーくのかも知れませんよ。チョイと駄洒落が過ぎました。

2.3236プロパスト
 瀕死の不動産銘柄ですが、何とこの株プラ転でした。しかし、信用できるのかどうか誰しも不安だと思います。PERは何と1.93倍。PBRは0.73倍。5月初旬の時のような連チャンストップ高の再来となるのかどうか?

3.8604野村ホールディングス
 1部の主力銘柄が軒並みよい形で終わっております。その中からまずこれを。1623円の安値割れに注意。

4.8086ニプロ
 そのまま上に行くならこの株を素直に買いか。1770円見当まであれば。

5.その他、コンバージェンス銘柄から。

 ・3402東レ OSC39%→40%、RSI28%→29%
 ・6967新光電気工業 OSC38%→44%、RSI34%→35%
 ・6448ブラザー工業 OSC43%→52%、RSI44%(同値)
 ・4849エンジャパン OSC42%(同値)、RSI38%(-1%)
 ・1337サカタのタネ OSC36%→38%、RSI42%→31%
 ・5017AOCホールディングス OSC26%→27%、RSI29%(同値)

意外と沢山買いたい銘柄が出てきました。それもその筈、連休明け以降からの押し目としては、このところの下げで最も強く出ております。
 
明日は、全体地合が全てかと思います。吉と出れば全面高も。

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原油価格高騰の深層

2008-06-23 16:32:19 | 金融全般
タイトルの最後の言葉は、「深層」ではなく「真相」と書きたかったところですが、原油が地下深い層にあることに免じて、また、筆者自身が汗水垂らして得た情報という訳ではありませんので、あえて深層としました。

いやはや、世の中にはもの凄いジャーナリストがいるものです。調査報道が得意という、イギリスのデイヴィッド・ストローンという人間です。彼の最近の著、「The Last Oil Shock」を読んで、(筆者は滅多にこの言葉を使いませんが)目から鱗が落ちました。2007年の著書ですが、日本語版はこの5月25日に出たばかり。「地球最後のオイルショック」(新潮選書)がそのタイトルです。

経済・金融に関する事象に拘わっている方々は、一読しておいて損はないでしょうね。今の世界が抱えている問題の「真相」が実によく分かります。

筆者のつたない文章を長々と羅列しても、返ってこの本の価値を貶める可能性がありますので、ここは箇条書き的に、この本から得た途方もない内容の一部を書き出してみます。

★1990年の湾岸戦争当時、サウジアラビアのヤマニ元石油相は、1バレル100ドルになると明言していた。

★過去30年の日米独の経済成長率の理論値モデル研究(ドイツのライナー・キュンメル教授)では、経済成長の要因として、資本と労働の重要性はかなり低く、エネルギー消費量の増大がはるかに重要であることが明らかにされている。

エネルギーの投入を1%増やした場合のGDP押し上げ効果は、ロバート・ソロー・モデルでは0.05%に過ぎなかったが、キュンメルらの推計では、日本で0.45%、ドイツで0.5%、アメリカでは0.54%だった。(約10倍)

★よって石油はいまだに過小評価されている。

 エネルギーの生産性が新古典派経済学(ソローモデル)の想定よりも10倍から14倍高いのであれば、原油の本来の価格は、過去30年の平均価格が1バレル24ドルなので、本来の価格は240ドルから340ドルの間になりうる。フランスのある投資銀行は2015年の原油価格を380ドルと想定している。


★テキサスの石油地質学者、マリオン・キング・ハバートの功績

石油生産が減少に転じるのは埋蔵量の半分が生産された時である。彼は事実、アメリカの石油生産のピークをピタリと予想。世界の生産のピークは2010年頃になるとしている(但し、除く、OPEC諸国)

★既に北海油田を含めて61の産油国がピークアウトしている。

世界の石油生産のピークアウトは、2030年以前にはこないとしているIEAでも、2015年よりも前に非OPEC諸国ではピークアウトすることは認めている。

★石油生産がピークアウトした後はどうなるか?

年率3%で生産が減る。10年で25%、20年で半減する。事実、北海油田はわずか6年で30%減少した。

★世界の確認・埋蔵推定量(この数字が大事)

1980年代半ば以降から減少している。確認埋蔵量は少しずつ増えているが、これは石油会社の自主申告。(シェルが40億バレル、20%水増ししていたことが発覚、2004年)エクソンが2004年に埋蔵量に加えた原油は1億バレルに対して、この年の生産量は9億バレルを上回っている。翌年も同じ。

ロシアは2010年頃に1日の生産量が1千万バレルで頭打ちになる(2004年、エネルギー相)。これは2006年の水準を百万バレル上回っているに過ぎない。

★消費の指数関数的増加

 世界中の人々が、アメリカ人の平均と同じペースでエネルギーを消費したらどうなるかを試算。2005年時点の世界の石油生産量は日量8100万バレルであるが、これが4億5千万バレルとなる。すると世界の確認埋蔵量はわずか7年で枯渇してしまう。

これに対して、各国の平均消費量で埋蔵量が枯渇するまでの年数を試算したところ、イギリスでは17年、ハンガリーでは34年、中国では96年、インドでは226年となった。

★輸送手段としての水素燃料電池車

まだ値段が高い(百万ドル)。10万ドル以下にするには後10年(ホンダの加美陽三氏)かかる。かつ安全性に問題を抱えている。また、水素は96%が石油か石炭、天然ガスを原料としているので多量の温室効果ガスが発生する。

★IEAの試算では、全ての作物をバイオ燃料に振り向けたとしても、現在消費している燃料の4分の1しか生産できない。

★農業生産性上げるのに貢献した窒素。

 窒素系肥料をつくるハーバー・ボッシュ法は、電力源として天然ガスに著しく依存。天然ガスのピークは原油よりすこしあとになると見られているが、価格の連動性が高い。

★OPEC諸国の現実

世界の1日の石油生産量の40%を占めており、世界の残存埋蔵量の4分の3を握っている。

しかし、2006年1月、権威ある業界紙がクエートの残存埋蔵量は、公表されている埋蔵量の半分以下で、1020億バレルではなく480億バレルであるとする、センセーショナルな内部文書を入手。しかも、これは未確認埋蔵量を含んでいることも明らかとなった。

サウジの世界最大の油田、ガワール油田を3次元ホログラムで見ると、すべての油田が北端に集中。サウジの高官は北から南に順番に掘っているだけというが、サウジで前回、超巨大油田シャイバが発見されたのが1968年。80年以降OPEC諸国で発見された油田は千を越えるが、埋蔵量が1億3千万バレル以上の油田は10%に過ぎず、50%は800万バレル以下の小規模油田。

これは、「現時点での確認埋蔵量は2600億バレルだが、ごく慎重に見ても、更に1500億バレル以上をこれに加えることができる」という、サウジアラムコの発表は突拍子もない話として裏付けている。

確かなことはOPEC諸国は、年間の発見量を上回る80億バレルを生産していること。10年以内に生産がピークを迎える。(2017年までに)

--------以上、引用終わります。-------

とりわけ、赤字部のハバートの理論モデルを知る人は少ないと思いますが、今の原油高騰の背景にある真の問題は、原油生産のピークアウト時期と、世界の消費量の指数関数的増加がもうすぐクロスすることにあります。OPEC諸国は様々な政治的背景から、確認埋蔵量については過大に公表しているようです。IEAも各国の政治的な圧力もあり同様。そして、生産がピークアウトした後は、年率3%で減ることになります。そのペースに追いつくための代替えエネルギーについては、原子力も含めてこのままでは間に合わない、ということです。

つまり、人類は化石燃料に依存し過ぎたため、環境問題と経済成長の両面からニッチもサッチも行かない状況に追い込まれている、その構造的な問題が、このところの原油価格高騰という訳ですね。しかも、まだ序の口です。今の倍以上になる可能性を秘めております。

今回の原油価格の高騰を、世界は、投機だ実需だと言って揉めておりますが、そんな生やさしいことではないことがこの本からよく分かります。まさに、人類存亡の危機。。。
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