今日は、高齢期の過ごし方について
昨日、東京都立 葛西臨海公園にて(スイセンが見ごろでした)
現役の仕事を引退して、9年目に入ります
リタイアメントライフは、よりよく老い、よりよく病み、よりよく死にたい
今を輝いて生きるためには、心身健やかなうちに、節目をとらえて身辺整理を行う
そして、状況変化に応じ適宜軌道修正する
このところ、断捨離や終活がらみの処理を続けながら、タイトルの2冊の本を読んだ
いずれも、著者は中村仁一氏
1冊目の「大往生したけりゃ…」は、東日本大震災・福島原発事故直後の2012年に購入し、一度は読んだんですが、8年ほど経過し今また読み返してみた。この間の変化に応じて身近に感じる内容があった
2冊目の「どうせ死ぬなら…」は読んでいる最中。高齢者向けの内容なのかな??
1冊目の冒頭には次の言葉が記されている
『…人間は、生き物である以上、老いて死ぬという運命は免れません。最先端医療といい、再生医療といい、所詮「老いて死ぬ」という枠内での話です。年寄りは、あまり近づかない方がいいと思います。
あまり医療に依存しすぎず、老いには寄り添い、病には連れ添う、これが年寄りの楽に生きる王道だと思います。
年寄りの最後の大事な役割は、できるだけ自然に「死んでみせる」ことです。
しかし、「逝き方」は「生き方」なのです。今日は昨日の続きです。昨日と全く違う今日はありえません。
ということは、今日の生き方が問われるわけです。
今の生き方、周囲へのかかわり方、医療の利用の仕方、これらが、死の場面に反映されるということです。…』
また、後半には「自分の死を考える」ための具体的な行動として15の項目が列記されていた
白梅も咲き始めていました
考えておくべき(決めておくべき)終活項目なのかなと思い、15項目を参考に、自分なりのスケジュールを作ってみた
① 遺影を撮る(夫婦とも実施済み)
② 遺言をしたためる(8割完了。預貯金や登記簿、保険、デジタル遺産(ID、PW)などの整理)
③ 別れの手紙、録音、録画を準備する(写真素材あり。パワーポイントで好きなバックミュージックを挿入し、簡潔なPVに作成予定。2,3年以内に完成)
④ 「余命6か月」を想定し、したい事の優先順位を書きだす。(ほぼ常にやりたいことをやっているし、②、⑤、⑨などで伝えるので、特に思い浮かばない)
⑤ 葬送ノートを作成し、子供に伝える(ノートは9割完成? ②、⑨と一緒に新年等の節目に話し合い、伝える)
⑥ 死に装束を準備する(妻は決定済み、私は未だ。2,3年中に決める)
⑦ 骨壺を用意する(益子焼、笠間焼とか当地に行った時か、調査して気に入ったものにする。2,3年中に決める)
⑧ 棺桶を手に入れる(段ボール製で折り畳み式の良いものがあるらしい。調査して、2,3年中に決める。中村氏のように生前に入ってみるは、できるかどうか?)
⑨ 事前指示書を完成する。(9割完了)
⑩ 墓地、霊園を手に入れ、埋骨の手続きをする。(市営墓地~墓の継承者不要、市が永年管理-無料。今年中)
⑪ 人生の節目に「生前葬パーティー」を行う。(楽しくやりたい。数年後にイメージするも未定)
⑫ 本、資料、食器、衣類、家具等を必要最小限に整理。(6割完了。2,3年中)
大方の整理は、現天皇陛下が退位されるまでに終わらせたい!!
あと、「要不要のチェック」ですが、下記5つの判断基準で行うとよいらしい
① 5年以上使っていない
② デザイン、機能が古くなった
③ 修理するのにお金がかかる
④ 存在を忘れていた
⑤ 未練や物語がない思い出の品
<追記:類似参考図書>
「穏やかな死に医療はいらない」(2013/2/28発行、朝日新書、萬田緑平)