数日前の夕方、『TBS報道特集』を見た。
「新型コロナウィルス感染拡大でひっ迫する医療と介護」。
続いて、「感染抑制で世界は…、日本は…」。
この報道を見ると
日本は後手後手が続いているように見えます。
報道では、まずコロナの封じ込めに成功している台湾の対応が紹介された。
感染経路不明が、たったの10人。
地下鉄では、サーモカメラで検問。
フードコートでは、アクリル板で仕切り。
12月、中国武漢での感染発生を察知。
1月16日には基本的な対策マニュアルが完成。
国民に周知、以後、情報は隠さず公開。
逐次政府と国民が共有して変化に対応していた。
外出自粛や営業自粛の制限も、あるレベル以上には進行させないで済んでいた。
一方、当時の日本といえば中国の周主席来訪や東京オリンピック開催のニュースばかり。
メディアからは、新型コロナの情報は深刻に伝えられていなかった。
そして3月24日オリンピック延期の決定翌日から、日本の感染者数が増大に移行、やっと腰をあげた。
瞬く間に感染拡大一色、しかし、このころもPCR検査の数は抑えられ気味。
韓国では、ドライブスルー方式で大量のPCR検査を実施、次いで隔離、情報公開を徹底、素早い対策を打っていた。
日本の場合は、変化を察知、常に先を見据えて、機敏な対応や勇気を持った決断、指示ができていなかったように思える。
その影響が今に及んでいる。
東京はじめ、近郊の大都市の新規感染者が増え続け、
検査を待たされた自宅待機者の死、院内感染や介護施設、障がい者施設のクラスターの発生、などなど。
ただ、番組では、遅ればせながらPCR検査で感染抑止に成功した和歌山県の事例が紹介されていた。
和歌山県知事は、「国の基準に従うのが基本原理であると初めから思っていない。ゆっくりやったらどこかで破綻する」
と言い切っていた。
県の医療の責任者も、国の方針プラスアルファの感染防止策を先行して実行に移していた。
政策決定のまずさで、終息(感染減衰)の先行きが見えない状態が長引いたり、営業自粛が続いたり、社会経済の不安が拡大しないように、ちゃんとやってほしいですね。
「緊急事態宣言」のGW明け解除は無理でしょうか??
日本の事情があるにしても、私たちが感染防止対策を徹底し続けるほかに、
PCR検査の数をもっと増やしたり、成功した他国の事例を上手に取り込んで、一発で決めるように動いてほしいです。
(メディアも感染者数の増減だけでなく、検査の数や検査陽性率についても取材報道してほしい)
写真は、人が少ない朝、
相棒のリハビリ散歩に同伴して、道端の花をデジカメパチリ!
フジの花が終わると、
千葉市ゆかりの家ではハクウンボク(19/5/4、17/5/5)が咲くのですが、
今年は、市の施設は休館なので、いつものように撮影はできません。
望遠レンズで遠くから撮影ですかね。
<追記>
・20/04/30 TBS NEWSより:「韓国でおよそ2か月ぶり、国内の新規感染者ゼロに」