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南信州のりもの倶楽部♪

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シャリー、ATエンジン腰上のオーバーホール その2

2009年07月01日 20時13分05秒 | シャリー、整備やカスタム編
やぁ。最近忙しくてなかなか更新の時間が作れなかった「のりもの倶楽部」南信州版へようこそ。
忙しいわ熱くて軽く熱中症になるわで散々な目に合ってます。
ホントに倒れて休んでやろうかな。

さて、前回の予告で中華エンジンパーツの事でも書くなんて言ってましたが、
シャリーの3ATのエンジンの方がやっと進みまして。
まずはこっちを載せておきましょう。

んで、上の写真なんですが、
ヘッドなどブラストが終って洗浄し終わったところですね。
やはり綺麗に見せたいって事でブラストしたんですが、
実はその前にポート研磨してIN側だけ少し拡大もしてたりします。

このヘッドは前も書いた通り結構前の物で、
今の12Vタイプよりはバルブ径が大きかったので、
IN側のバルブ径20ミリに合わせて拡大し、
あのリードバルブが搭載されたマニホールドも同時に研磨しました。
しかしEX側ポートはバルブ径と同じく18ミリあったんでそのまま。
これで少し大きめなキャブでも合わせてやれば少しはトルクフルになるでしょう。









こちらは燃焼室の写真。

内部もブラストしたので綺麗なのは当然として、
磨いたバルブを使って摺り合わせも行うんですが、
バルブシートは結構荒れていたので少し時間かかりましたかね。
おまけにバルブの当たり面が気に入らなかったので、
少しバルブを磨いて当たり面の調整もしておきます。
意外と手がかかっています。

しかしやはり燃焼室は広いですねぇ。
だけどハイコンプタイプの純正ピストンが使えないし、
12Vタイプのピストンはピストンヘッドが凹んでるので、
このままだと圧縮が下がりすぎてしまって、
パンチのないエンジンになってしまうのが目に見えてます。

で、ボアアップなら排気量が増えて吸入空気も増えるので、
燃焼室とのバランスも良さそうだし、圧縮比も保てそうだし、
さらにポートも拡大してあるので丁度良いだろって事で…









本当にボアアップする事にしました。
使うピストンは外して保管してあった48ミリピストン。
写真の左がそのピストンなんだけど、
ヘッドを鏡面加工してあるので鏡のようになってますな。

ピストンを作ったメーカーは刻印の通りJUNで、
ノーマルヘッドを使ったボアアップ用のピストンだったので、
ピストンヘッドは盛り上がっておらずフラットになってます。
これなら上の写真のヘッドとも相性は良いのではないでしょうかね。









ピストンに合わせるシリンダーはデイトナのアルミシリンダーで、
中古を買ったはずだったんだけどなぜか綺麗…
そして排気量の刻印がなぜかありません。

普通ついていそうな縦スジも無かったんだけど、
一応簡単にホーニングをしておきました。
本当に簡単なので1分くらいしか磨かなかったけど、
写真の通り綺麗に磨き上がりましたな。

このピストンとシリンダーを使うと75ccのエンジンが出来上がる事になりますが、
このくらいの仕様ならオイルポンプを気にしなくても良いし、
パワーとの兼ね合いも考えると丁度良いでしょう。
なんたって腰下の耐久性が全く分からないので、
いたずらにパワーアップだけしても仕方なさそうですし。


そんな訳でもう今にでも組めるまでしてあるし、
ガスケットなどの消耗品も全部揃ってるんだけど、
明日からまた忙しくてそんな暇あるかどうか…
でもまた見て下さいな。



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コメント (2)
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