南信州のりもの倶楽部♪

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シャリー、ATエンジン腰上のオーバーホール その3

2009年07月25日 12時06分16秒 | シャリー、整備やカスタム編
やぁ。ただ今二日酔い状態でブログ書いてる「のりもの倶楽部」南信州版でございます。
ここまで気持ち悪くなっても夜には「酒飲むかな♪」って気になってるんだもの。
人間、って言うか僕ってバカだね。

さて、今日の本題ですが途切れながらも続けていたATエンジンのオーバーホールです。
やっと完成したので早速アップしておきましょう。

まず下の写真。









かき集めた部品や消耗パーツをガンガン使って無心で組みます。

もう何回もやってるので難しい事はないですが、
少し組んだら確認作業を何回も繰り返しているのでとても時間がかかりますな。
でも失敗したら元に戻れない所もあるので慎重に。









組み終わったらバルブクリアランスを0.05ミリに合わせて終了。
もうこの写真からでは新品エンジンにしか見えませんな。
さすが我が倶楽部の技術力。

このエンジンはしばらくナラシ運転をしないといけないので、
この後ヘッドに付いている意味不明の部品(たぶん負圧コックの何か)を外し、
IN側のポートを拡大加工してあるのでキャブを大きめのPC20にして、
しばらくは僕のアシになってもらいます。









早速僕のゴリラのエンジンと積み替えてキック。
エンジンかからない…
調べたら火花が飛んでないらしく、ここから仕事が忙しくなってしまったので、
何も手を付けられず放置してありましたが、
山ちゃんが調べた結果、ゴリラとシャリーではジェネレータの配線が違うらしく、
カプラーの配線を組み替えたら火花が飛ぶようになりました。

その後キャブの調整をしたりして現在に至る訳ですが乗った感想としては…

何か変な感覚。
クラッチ操作がいらないんだけどついクラッチレバー握ってしまうし、
加速すると勝手にシフトアップして面白いです。
変速も車みたくカチッと変速するのではなく、
内部のクラッチが勝手に繋ぎ換わってるみたいでとてもスムーズ。
この変速を機械的にやってるってんだから凄いと思います。

そうは言っても1回目の変速は時速20キロ、
2回目の変速は30キロ、みたいな感じで決まっているらしく、
それ以上はエンジン吹け切るまでずっと3速、そんな感じです。
カブだってほとんど3速で走っているでしょう。
ギア比はそんな感覚に近いと思います。
でも片手運転可能なので意外と面白い、と言うか笑えます。

しかしここで問題が…

まずオイル漏れ。
油圧がかかるとオイルを圧送するスタッドボルト(エンジンに向かって左下)からポタポタと。
Oリングの1つをケチったのがいけなかったのでしょう。
組み直しですね。

それとマフラーからの白煙。
そんなに酷くはないんだけど圧送されたオイルがシリンダー内に回っていそうな雰囲気で…
これもOリング交換とシリコンガスケットっでどうにかなるでしょう。

もう1つ。
これは問題ってまではいかないんだけど、
もう少し最高速を出したい。
ミッションが3速のオートマチックなのでそんなに期待しちゃいかんかも知れんけど、
せっかくまたエンジン開けるんだし、
ヘッドガスケットをメタルタイプにし少し高圧縮にして、
ほんの少しだけパワーアップしたい。

本当はハイコンプピストンとか使えれば良いんだけど、
ヘッドはシャリー純正を使うのでそんな訳にもいかず、
少しの投資とスプロケ変更でせめて80キロは出るエンジンにしたいですねぇ。

そんな訳でただ今エンジンを再分解して部品待ち状態。
早くこのエンジンを組んで1P56FIMエンジンを試したいんですが、
今ナンバーが付いててまともに走る車体が僕のゴリラしか無いし、
空いてるエンジンでも整備しましょうかね。
→我が倶楽部には現在5機の横型エンジンがある

まぁまた何かするので待ってて下さいな。



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