南信州のりもの倶楽部♪

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モンゴリカスタムはコンセプトありき

2014年05月14日 21時20分14秒 | ゴリラ、整備やカスタム編
昨日の話なんだけど強化ラーでおなじみのQさんが遊びに来て下さった。

またそこで色々話してたんだけど、ガレージから自分のゴリラを出してみたら、
Qさんが乗ってモンキーと大きさが凄く違うから並べてみたんだけど、
ここまで違うと親子仕様みたいだよね。

しかしだ、この2台って当たり前なんだけどエンジンマウントも同じだし、
スイングアームのボルトサイズもフレームのネックサイズも全くおなじなんだけど、
それでもここまで違うサイズに作れてしまうバイクって他に無いよね。
カスタムベースって色々あるけど、ここまで出来るのってモンキーとゴリラくらいじゃないかな?
例えばSR400がベースだとしても4インチもタイヤサイズ変えられないでしょ。

ちなみにこの2台は全く違うコンセプトで作られていて、
モンキーの方は実用性を持たせた中で小さく作られてて、
ゴリラはツーリングが良ければ他は構わないみたいな感じ。
モンキーの方はスイングアームをカットまでして小さくなっててもだ、
乗り心地が悪くないようサスのストロークはしっかり取ってあるし、
エンジンのパワーも出過ぎないよう考えていたりする。

一方ゴリラは長距離移動に特化してあるからサスも柔いしストロークも多く、
隠し味として4速で時速60キロくらいが最高に気持ち良く走れるようギアなんかも含め全てセットされてるんだな。
逆にこう作らないと燃費にも関わるし、一番使う速度域に合わせて作るのがセオリーとも言える。
だから渋滞でトロトロ走るとか苦手なんだが。

それでも全く違うコンセプトを引き受けれる柔軟性?みたいなのがあるのがモンキーやゴリラの素晴らしいところだし、
こんなバイクなかなか無いよね。
ダックスやシャリィだとタンク容量の関係でツーリングとか厳しいもんなぁ。

だからこれ見てる人もコンセプトをしっかり持つと作りやすいと思う。
例えば「ひたすら低く」とか「ひたすら長く」なんて単純なコンセプトの方が面白いバイク作れそうな気がするな。
俺のシャリィなんか「急いで果樹園に向かうオバチャン」と、
わざと取って付けた感も出すがコンセプトだからあんなヘンテコリンなバイクになってしまっているんだが。

でも「ひたすら長く」って場合どこまで長くつくれるだろうか?
誰か全長3メートルでエンジン2機積んだモンキーとか作ってくれないかな(笑)



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