

昔作っていた、と言うかご依頼があればまだ作れるロンシン125のコンプリートエンジン。
ハイコンプピストンとハイカムに軽量オイルフィルターローターは必ず使うんだけど、
問題はハイカムに交換するとバルブの傘同士が当たるようになってしまうため、
ウチでは旋盤でバルブの小径加工、と言うと変かもしれないけど、
傘の先端を菱形に加工してバルブが当たらないようにしている。
この部品はアローズさんから購入出来るんだけど小径バルブに交換しても先端がが当たる場合があるみたいだから、
バルブの加工だけも行なっていたりする。
まぁ旋盤を使えば10分もかからないので金額もかなりリーズナブルだから、
もしご自分でロンシンのコンプリートエンジンを作ってみたいって方はブログタイトルにあるメールアドレスまでどうぞ。



これはとあるハーレーショップのビルダーさんが制作したカブで、
エンジンは前に私が作ったロンシン125のブラックボディの下セル付きコンプリートエンジンに、
キャブレターもウチで扱っているnibbiのPE26。
パッと見はヨシムラさんのキャブだが実はマツムラキャブだ(笑)
女性が乗るからセル付きでないと困るって事でGPXではなくロンシンの下セル付きをオススメしたんだけど、
エンジンは黒いからごちゃごちゃした内燃機的な感じがなく車体を引き立たせている。
下セル付きのロンシン125の場合こんな使い方もあるからまだまだ根強い人気で、
本当は下セル付きのGPXがあれば良いんだが、
エンジンメーカーのゾンシェンに打診したところでロットの壁が厚過ぎて無理だろうなぁ。
ちなみにこのカブを制作したビルダーさんは紹介出来るんだけど、
九州のショップだから近い方のみになっちゃうかなぁ。