南信州のりもの倶楽部♪

バックオーダーをいただき過ぎたため現在オーバーホールのご依頼は受け入れを一旦停止しています。

GPX125などのキックをCタイプからBタイプにも変更出来ます

2021年03月31日 20時31分00秒 | GPX125 エンジン偏






これはロンシン125やGPX125などのエンジンの話しなんだけど、
始動の時にキックしたらアクセルを少し開けるとエンジンがかかりやすいキャブなんかがあり、
例えばエンジンが暖まった時とかだとセッティングはどうしても濃くなり始動性がとても悪くなったりすると、
キックと一緒にアクセルを開けてやりたくはなるんだが、
少しでもミスるとかなり大きなケッチンを食らう事になるからミッションや始動系に非常に良くない。

この回避方なんだけどCタイプのキックだとケッチンがキックスピンドルに来てしまうんだが、
Bタイプだとエンジンをかけてもキックのラチェットとピニオンギアが擦れてギーと言った音がしないから、
自分用のエンジンは必ずBタイプに変更しているんだけど、
自分だけじゃ悪いからBタイプ変更もメニューとして入れようかと考えている。

必要な物はBタイプのスピンドルとリターンスプリングとC100EXかカブ90のラチェットが必要で、
モンキーなどのラチェットはギアが細かいからカブ100のギアが大きい物を用意してやる必要があり、
ただ24丁のピニオンギアはCタイプの物を流用するから驚くほど高額にはならないと思う。












去年自分用に作った140ccエンジンもBタイプに変更済みでクラッチカバーは150ccの物だからカブ100EXの新品を入れたが、
ロンシン125やGPXはスピンドルは短いタイプなため中古でも構わないんだが、
スピンドルとスプリングしか使わないから新品買ってもあまり差は無いと思う。

私は身を持ってヒートスタートの苦労を知っているから自信が無いならこんなエンジンも作れますよ、って感じの提案で、
金額をカブ100EXのパーツリストで調べてみたら必要な物でざっと4,300円くらいなんだけど、
これは当時価格で今は2割くらい高かったと思ったので今だと5,200円くらいかなぁ、と思う。

キャブの特性でキック時にアクセルを少し開けるとかなり始動性が上がる物もあるから、
後々になって始動性で悩むより先に対策していただければと思う。

当たり前だがキックスピンドル交換はクランクケースを開ける必要があるから必然的にフルオーバーホールとはなるんだが、
初期オーバーホール時なら部品代しかかからないから、
もし必要だと思ったら先に申し付け下さいな。


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« AB27の110ccが完成しました | トップ | トーナメントの高校野球はや... »
最新の画像もっと見る