今日なんだがまた遅くに起きてしまい午後からQさんとお会いしてから本業に行き、
インボイス登録した時の番号を持って印鑑屋さんに行きハンコの製作をお願いして来て終わってしまった…
よってまたエンジンネタは無いので私なりのお勧めのキャブレターでも紹介しようと思う。
先ずは中華エンジンに限らずイチオシなのがヨシムラさんのYD24。
ベースとしてはPWKなんだけどダウンドラフトに改良して、
さらに素晴らしいのがマルチプルジェットノズル、いわゆるMJNで、
アクセルが開いた時にMJNが出てきて適切な燃料しか噴射しないから、
私は今までセッティングをした事が無い。
だって取り付けてキックしたらいきなり始動してアイドル調整だけで終わりって凄くない?
しかも始動性も抜群でCタイプのキックが主流の中華エンジンにも良いし、
Bタイプにしてあれば蹴りながらアクセルを開けれて始動出来るのでなお良い。
口径は24ミリと28ミリを選べるんだが私としては口径が細い方が負圧が高まるため24ミリをお勧めしていて、
28ミリは125cc以上に使うのを推薦しているかな。
そもそもGPX125ってIN側のバルブ径は27ミリなんだから、
それより大径なキャブ使っても意味ないでしょって話で、
オールマイティに使うなら24ミリが1番良いと私は思う。
ただMJNにも少し弱点があり、使い込むとMJN本体やノズルガイドが減り、
その隙間からガソリンが漏れ出してセッティングが濃くなってしまう。
ヤフオクで買ったYD24の調子が悪いとかの経験をした事がいるはずだが、
MJNとノズルガイドの交換で良くなる場合があるから、
この2点を新品に交換すると良くなる場合が多いよ。
お次は隠れた実力者のPD22。
私も昔使っていたが武川さんとかで販売されている物は4ミニエンジン用にリメイクやプリセッティングされているから、
私はセッティングした事は無いしPC20の兄貴分みたいな特性で、
100cc以上から124ccまで幅広く使っていただけるはず。
特徴なんだがPC20と同じ縦長のポートだから、
吹けに谷が出来難くガバ開けしても付いて来てくれるから大変扱い易く、
88ccでちゃんとヘッドも交換されているなら全然使っていただいて構わないし、
125ccでも不満が無く使えるはず。
ただボアアップしただけの88ccはバルブ径が細過ぎるため、
PD22はオーバークオリティとなるからお勧めはしないかなぁ。
そして1番と私が思うのが永遠のスタンダードと言われるPC20で、
このキャブに関しては悪い所も見つからないし非の打ち所がないキャブと言っても良い過ぎではない。
そもそも4ミニエンジン用に開発されたと勝手に思ってるから、
50ccから125ccまでかなり幅広く使用出来て、
さらにプリセッティングもされているから私はセッティングし直した事が無く、
ミニモトで売ってるコピーキャブでさえセッティング不要とかどうかしてるってくらい素晴らしいキャブだ。
特に20ミリってポート径は排気量が上がれば負圧も高まるため、
始動性も良ければ扱い難くもなく逆にPC20の悪い所教えてくれって感じにもなる。
さすか永遠のスタンダードと言われる名機だ。
そう言えばお前はキャブ売ってなかった?と言われそうだが、
PE28やPWKなどは完全に私みたいな玄人志向なスパルタンなキャブで、
セッティングするにはジェット類や針を買い揃える必要が有るため、
キャブとセッティングパーツを買い揃えていると私が紹介したキャブの方がかなりコスパが良いし。
標高や気温に湿度などでセッティングがガラっと変わるから正直言うと素人さんには全くお勧め出来ない。
ただこれ系のキャブをバチっとセッティング出来れば最高に気持ちが良く、
FCRなんかだときめ細かくセッティング出来るから
「ガチガチ玄人の俺様を舐めるなよ」と言う方は果敢にチャレンジしていただきたいと思う。
ただ毎回言うがキャブのセッティングノートは必ず書いて保存しましょう。
あとキャブは定期的にフルオーバーホールが必要で、
汚れたキャブをクリーニングしただけでいきなり調子が良くなるから、
出来れば毎年のオフシーズンにフルオーバーホールして、
バイクに乗らないならそのまま保管して春にガソリンを通して使っていただきたいかな。
今回のネタにはミクニさんのキャブが出て来ないと不満を感じる方も居ると思うが、
ただ私が京浜さんのセッティングパーツしか持っていないってだけで、
しかも使った事がない部品は評価のしようもないから許して下さいな。
しかしヨシムラさんのキャブを真似してマツムラとステッカー貼って売っていたんだから、
あの世で吉村のオヤッサンとバッタリ遭遇した時はドヤされるだろうなぁ。
でもあの世でも良いからオヤッサンとはお話しはしてみたいわ。