南信州のりもの倶楽部♪

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悩みに悩んだGPXの5速ミッションの修理が終わりました

2022年02月05日 19時49分00秒 | GPX125 エンジン偏






これは昨日の話なんだけどLIFAN125を作り終わってから5速化したGPXを組んでいた。

まずドライブスプロケットの取り付け部がブッ飛んだカウンターシャフトと少し焼けが入ったシフトフォークを交換したんだが、
真ん中のシフトフォークだけで8千円以上ってなかなかの高額商品。

ちなみに欠けていたと思われた4速ギアは最初からあったみたいで、
他のギアの逃げの部分だと分かったため再利用しておいた。












CD90のカウンターシャフトは永久欠品になってしまったためモンキー用の5速カウンターシャフトを購入し、
削ってもらう事で対処しようと当初は考えていたんだけど、
スプロケットのスプラインが飛んでしまうようなシャフトを削って大丈夫か不安になり、
結局は削るのを止めて強化ラーを入れて対処する事にした。

写真はベアリング交換して強化ラーが既に入っている状態で、
言われないと分からないくらいなんだがベアリングが深溝玉になっているのが分かると思う。

ちなみにシャフトによって太さがほんの少しだが違うみたいなため、
シャフトをQ型エンヂンプロダクツさんに預けてこのシャフトに合わせて作っていただいたほぼワンオフ品だ。

しかもカウンターシャフトだけ交換したため1個しか購入しなかったんだがお仲間だけあって普通に売っていただけた。

もしカブのケースや武川さんの強化ケースなどにモンキーのミッションを入れたい方は
ヤフオクで購入していただくか下記のメールアドレス


こちらでも対処していただけるので欲しい方はどうぞ。

















昨日は腰下まで完成させて終わりにしておいた。

そう言えば4速から5速へのアップ時にニュートラルに入ったみたいになってしまうと相談されていて、
多分だがベアリングが奥まで入り切ってなかったからスラスト方向へのガタが無くなりチェンジ不良になっていたと考えてはいたんだが、
ベアリングを抜く時には何故かちゃんと奥に入っていたみたいで結局のところは原因不明だった。

ただこのまま組めないのでミッションのベアリングはNTNの物に交換しておいたが、
チェンジテストをしてもドラムが半端な場所で停止してしまうから良く分からんかった。

テスト時にはカウンターシャフトを手で回しながらチェンジするんだが、
もっとバックトルクがかからないとちゃんとしたテストにはならないから、
カウンターシャフトをドリルか何かで回せるような物をこしらえてみたいねぇ。

あとスラスト方向のガタなんだがちゃんと確認は出来たから組み立て的には問題無いはずだ。

前回書き忘れていたが使用したミッションは武川さんのCD90用5速のSツーリングでTAFではなく、
次に5速を作る時はモンキー用のミッションに強化ラーを入れるか、
もしくはキタコさんの5速を使い強化ラーを入れてどうにかしてGPXに合わせるように考えている。

一応キタコさんの5速は買ってあるが問題はクラッチで、
またポン付け出来ないのだけは分かっているからまた悩んでみるかね。









今日は腰上を組み立てていて滞りなく完成した。

ちょっと気になったのがヘッド右側のカバーのボルトが1本無くて、
もう1本もかなり緩かったんだが振動で外れたのかもしれない。

よってこれからはここもロックタイトを使う事にしたんだが、
中華エンジンは結局は全てのボルトにロックタイトを塗って組んでる気がするくらいで、
クランクの芯出しをしていてもそれほど振動が多く発生するみたいだねぇ。

明日は休日なんだが休んでる暇は無いためロンシン125改140ccを製作するか、
現在お預かりしているエンジンをバラして剥離に出す準備をする予定。

今日の最後になってしまったが、いただいたメールは全て返信したと思っているんだけど、
まだ返信されてないって方はお手数ですがまたメールして下さい。

今日も溜まっていたメールを一気に返信したから頭が疲れたわ…






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