団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

調理師だった息子が「おふくろの味」と言ってくれた、大切な料理。

2019-02-20 04:27:02 | 日記
 中日新聞のくらしの作文の「味ご飯」というタイトルで64歳の女性が投稿されていました。



 「あんたのおふくろの味って何」。
息子に以前、聞いたことがある。
「味ご飯」と答えてくれ、とてもうれしかったことを覚えている。

 その息子は5年前、何の前触れもなく、どれだけ大声で名前を呼んでも
返事をすることもなく、くも膜下出血で突然亡くなってしまった。

 長く付き合った最愛の人とやっと結婚し、念願だった家を建て、一緒に住み始めてたったの9カ月半。

 息子は新婚の妻を残して死にたくなかっただろう。
やりたいことがまだ、いっぱいあっただろう。
私が代わってやりたかった。
今もまだ信じられないときがある。

 でもその嫁が、息子と結婚したことを「後悔していない」と言ってくれた。
うれしかった。
嫁がいとおしかった。
私よりももっとつらいはずの嫁のためにも、元気で生きなくてはと思った。

 これまでどうしても作れなかった味ご飯を、久しぶりに作って見た。
出来上がって、息子が使っていた茶碗によそうと、やはり涙があふれて胸が苦しくなった。

 でも、これからは時々作ろうと思う。
調理師だった息子が「おふくろの味」と言ってくれた、大切な料理。
「おかん、今日のはちょっとしょっぱいで」と笑って食べてくれるような気がしたから。


 以上です。


>長く付き合った最愛の人とやっと結婚し、念願だった家を建て、一緒に住み始めてたったの9カ月半。

 最近 この世に神も仏もないと思う出来事が多いですが、このお話もそのように思いました。


>でもその嫁が、息子と結婚したことを「後悔していない」と言ってくれた。
うれしかった。
嫁がいとおしかった。
私よりももっとつらいはずの嫁のためにも、元気で生きなくてはと思った。

 投稿者さんは、お嫁さんが健気に「後悔していない」と言ってくださり、少し救われた気持ちになられたのでは。


>調理師だった息子が「おふくろの味」と言ってくれた、大切な料理。

 ご子息も天国で「美味しい」と言われているのでは。

 味ご飯!子供の頃、よく食べたような気がします。
おふくろは店番で作らなかったように思いますが、お手伝いさんが時々
作ってくれたように思います。
しょうゆ味で、中身はごぼう、人参、椎茸、鳥肉などが入っていたように思います。
当時はご馳走でした。(笑)







北上夜曲 (和田弘とマヒナスターズ&多摩幸子) ~misty & miracle~
コメント (4)
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