中日新聞に下記の記事が載っていました。
こだわりグラノーラ店は障害者自立の場 丸栄跡施設に就労事業所
2022年3月30日
マルエイ ガレリア内にオープンするグラノーラ専門店「グラニー」=30日午前、名古屋・栄で 名古屋・栄の百貨店「丸栄」跡地で三十一日に開業する商業施設「マルエイ ガレリア」に、シリアルのように穀物を加工したグラノーラの専門店「グラニー」が出店する。
販売や商品製造を担当するのは、主に精神障害や発達障害、自閉症などの人たち。
健常者の賃金と同等のお金(工賃)が支払われるのが特徴で、運営団体は街中に障害者が働く場を設けることで共生社会の実現を目指している。 (戸川祐馬)
研修会でグラノーラバーの作り方を教わる参加者=名古屋市天白区で
販売されるグラノーラバー
運営するのは、一般社団法人日本福祉協議機構(名古屋市)。
愛知県内で障害のある子が通う放課後デイサービスなどを複数展開しているが、飲食物を扱う店舗は初めて。
マルエイと、商品を製造する調理場(同市天白区)で、健常者も含めた三十人が働く。
販売するのは、グラノーラや乾燥野菜、ドライフルーツのほか、グラノーラなどを型に流し込んで固めた菓子「グラノーラバー」、飲み物など。
グラノーラは量り売りし、ストローは麦と竹を原料としたものを用意するなど食品ロスや環境にも配慮する。
グラニーは、障害者の作業が「労働」ではなく「訓練」と法的に位置付けられる「就労継続支援B型事業所」。
代表の浜野剣(つるぎ)さん(50)は、「訓練」への対価の平均が、健常者の最低賃金の四分の一程度にとどまることに問題意識を持ってきた。
障害の程度が重い人が多いB型での作業内容は部品の組み立てや袋詰めなどの軽作業が多いが、高品質の商品を提供しビジネスとして成立させれば、障害者の自立につながると考えた。
「同情で買われている限り、障害者はやっていることに誇りを持てない。
障害者への差別もなくならない」。
社会課題に取り組んだ際、障害者自身が自らの存在価値を見いだして生き生きとしていたのを見た経験から、形が悪いなどの理由で捨てられる農作物を加工、販売して食品ロス問題の解決を目指すことにした。
オーガニックや材料にもこだわり、元フレンチシェフで同団体職員の沢田和規さん(35)らの開発チームが半年かけて商品の試作を繰り返した。
店の内装は同団体のデザイナーの石田智子さん(39)が担当し、おしゃれな空間づくりを心掛けた。
同団体が目指すのは、健常者と障害者が普通に接する機会があり、障害の有無に関係なく同じことができる社会。
浜野さんは「障害者と社会の分断がなくなるまで出店を増やしていきたい」と意気込んでいる。
就労継続支援B型事業所 一般就労が難しい人が利用する障害福祉サービスの一つ。
一般就労に向けた「訓練」という位置付けで、B型は事業所と雇用契約を結ばず、生産活動の対価は「工賃」と呼ばれる。
厚生労働省によると、2020年度の平均工賃は、全国で月額1万5776円、時給では222円。最低賃金が適用されるA型の賃金よりも低い。
以上です。
>健常者の賃金と同等のお金(工賃)が支払われるのが特徴で、運営団体は街中に障害者が働く場を設けることで共生社会の実現を目指している。
そうなれば素晴らしい!
ぜひ実現して欲しいです。
私の団地の近くに市の福祉協議会がありますが、そこで働く障がい者の方は恐らくここに書かれている就労継続支援B型事業所の扱いで、時給222円ぐらいでしょうね。
親としては働ける場所があるだけでも良いと思われているように思います。
これじゃ独り立ち出来ませんよね。
何かお情けで仕事を与えて貰っているように思えてしまいます。
今回の試み、成功を祈らずにいられません。
この歌 先日のテレビ番組「生さだ」で初めて聴きました。何か心に残る歌でした。 さださんってやっぱり天才だ!
柊の花 さだまさし
この歌を聴くのも初めてです
メロディーはちょっと歌謡曲的ですね
>柊の花って初めて見ました
この歌を聴くのも初めてです
私もかずちゃんと同じです。
>メロディーはちょっと歌謡曲的ですね
そう言われればそうですね。
さださんの歌は心に響く歌が多いですね。