風そよぐ部屋

ウォーキングと映画の無味感想ノート

遊行寺(時宗総本山・藤沢市)を歩く

2014年01月26日 | ウォーキング
1月24日、妻の実家に新年のご挨拶に行きました。その途中、藤沢市にある時宗総本山の遊行寺を訪れました。
一遍上人像      大イチョウと遊行寺本堂

時宗について、遊行寺では次のように説明しています。
『時宗は、七百年の昔、一遍上人がお開きになった念仏宗です。
平安末期、法然上人が浄土宗を開きました。一遍上人は、浄土宗の一つの流れです。
その頃、修行僧は「時衆」と呼ばれました。一日を六時(四時間づつ)に分けて、
仏前でお念仏と六時礼讃というお勤めをました。これを時間毎に交代します。
その人々は時の衆、つまり「時衆」と呼ばれました。
この言葉は他の宗派では、次第に使われなくなりましたが、一遍上人の流れをくむ教団では現在も使われ、
この教団の呼び名になりました。』(要約)


永勝寺・浄土宗                                                                法然上人像
  
飯盛り女の墓(旅籠屋の女給・遊女)とても珍しです。       太子堂
  
荘厳寺・真言宗                            宝篋印塔
  
妙善寺・日蓮宗
 
妙善寺境内の稲荷                          子宝の岩
 
常光寺・浄土宗
 
  
庚申供養塔(右1659、左1669年)                  詩人・野口米次郎の詩碑
 
東海道の古商                            藤沢駅近くのパチンコ店
 

遊行寺=清浄光寺・時宗
境内図

総門                                  国定忠治物語の板割浅太郎の墓
 
赤門真徳寺
 
 
真浄院
 
真浄院無縁仏供養塔                        遊行寺宝物殿(ウイークディは閉館)
 
遊行寺本堂
 
 
 
   
  
  
 
中雀門(1866年の火災から消失を免れました。奥は社務所です。)
 
南部右馬頭茂時(鎌倉時代の武将)の墓             放生池
  
宇賀神(徳川家の祖先の守護尊)                 弁財天
   
歴代上人の墓
 
長生院・小栗堂                                           板碑(1356年)
  
長生院の説明文に板碑のことが書かれてありました。探しましたが見つからなかったので、思い切ってインタホンで聞くと鍵を開けてくれました。
とても保存状態が良くきれいでした。
小栗判官と十勇士の墓(小栗判官は室町時代の武将で足利尊氏に滅ぼされました。芝居などで有名です。) 名馬・鬼鹿毛の墓
 
照手姫(小栗判官の妻)の墓            判官目洗池
  
犬猫慰霊碑                          
   
敵味方供養塔(1418年)、
 
室町時代、上杉氏憲(禅秀)が足利持氏に対して反乱を起こしました。幕府の支援を受けたは持氏によって禅秀は敗れました(禅秀の乱)。
この乱の双方の死傷者をこの寺が供養したそうです。
私は、遊行寺は二回目の参拝です。
境内は広いですが、大寺院としては「華やかさ」がなく、一見殺風景な感じがしますが落ち着いています。
法然さんが開いた浄土宗は、阿弥陀仏を信じ、念仏を唱えれば唱えるほど極楽浄土への往生も可能になると説きました。
時宗では、さらに進んで、阿弥陀仏への信・不信は問わず、念仏さえ唱えれば往生できると説きました。
仏の本願力は絶対なので信じない者にまで及ぶという解釈です。
仏教はそれまで貴族や支配階級の宗教でしたが、鎌倉時代に入ると仏教も民衆の中に急速に浸透していきます。
法然さんが開いた「念仏」は、民衆の支持を受け広がりました。
一遍さんは、寺を構えること無く、全国を布教=遊行したので、"遊行寺"と言われるようになったそうです。
宝物殿は、土日祭日のみで、見ることができず残念でした。

諏訪神社

感応院・真言宗
 
寿老人                                              感応院内三島大明神
   
藤沢橋
  
 
予定していたよりだいぶ時間がかかりました。まるで小春日和のような暖かさで、汗が出てきました。
初め、大船駅から藤沢駅まで歩く予定でしたが、藤沢駅周辺だけにして正解でした。
江ノ電からの相模湾がまぶしくきれいでした。帰りには、江ノ島がライトアップされていました。
東海道線は夕方のラッシュで大混雑でなかなか座れませんでした。               【終わり】

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