風そよぐ部屋

ウォーキングと映画の無味感想ノート

越生~五大尊を歩く

2010年04月10日 | ウォーキング
4月10日


越生(おごせ)町は結構遠い。
北朝霞(JR武蔵野線)=朝霞台(東武東上線)から急行で30分で坂戸駅に着く。
そこから東武越生線で20分位で終点越生である。
越生駅は群馬県高崎と東京都の八王子を結ぶ八高線の駅でもある。
バスで小杉と言う所まで行ってそこから歩いたのだが、このバスは数時間に一本しかない。
インターネットで時刻表を調べていったのだが、かなり季節的に変則的で正確ではなかった。
約30分待って、10時49分発、190円だった。

円通寺
 
本尊は釈迦如来                          薬師堂の身代わり薬師                       寿老尊
  

道ばたのあちこちに
 

健康寺
 

最勝寺
 
大師堂
  
医聖・田代三貴碑[15世紀中頃中国に留学し医学を伝えたと言う]  泰雲寺(建物はなく墓地だけだった) 
                         

梅園神社                越生梅林
   
地図には苗畝人形記念美術館があるがすでに廃館になっている。

高蔵寺                                八幡神社                   本殿
  

見正寺                                
  

弘法三観世音 参道         観音堂[これが本堂に当たる]
  
観世音堂境内の子育て地蔵                   途中にお堂
 

長徳寺五大尊                           イナフク様と𠮟柷尼尊(ダキニソン=インドの悪鬼で仏に帰依した)堂
 
五大明王は公開されていない。日本三大霊地の一つに数えられている。   イナフクとは群馬県の稲含山のことで五穀豊穣・養蚕の繁栄の神。
ここは丘の上にあり、町が一望できる。
 

持参した地図では道がはっきりしない、案内板では"世界無名戦士の墓"はすぐであった。
で、案内板に従って進んだのだが、険しい山道でまるでハイキングのようであった。
大汗をかいて林・山道を抜けると、更に険しい階段があり、登り切ると不思議な建物だった。

世界無名戦士の墓

 
参道にあった馬魂碑       越生駅越しの無名戦士の墓[水色の四角囲い]のある山である。
 
        
無名戦士の墓から急斜面を降りると正法寺があった。
正法寺                                閻魔・大黒天堂
  

越生神社
 

法恩寺
 

如意輪観音堂[如意輪観音の体内に1629年の銘があるとのこと、非公開・左の白い宝物庫の中か]
 
                                     右の階段を上った所にお堂がある。

山吹の里歴史公園[太田道灌ゆかりの地という]        龍台寺
 

バスの時刻表が正確でなかったのには困った。
歩いた道々では、山がかなり迫り、綺麗な川が流れ、色とりどり花々が咲いていた。
山に桜が咲いていて、遠くから見ると綺麗であった。
また、梅の里と言われる越生、至る所梅の木であった。今はもう咲いていないが。
梅の木畑の下草を刈っていてその香りが漂っていた。
桜の花びらが風でたくさん舞っていた。
そして各所に庚申塔や地蔵や古い墓地があった。
昔は、墓地は行政の許可など不要に、また寺とも無縁に作られ、人々の生活の近くにあったのだろう。
竹林も多くあった。

特段の大きな寺や神社はないが、歴史を感じる古いお寺が多かった。
かなりの距離歩いたと思う。
特に、五大尊から無名戦士の墓に至る道は大変で、大汗であった。

ところで、東武越生線はかなりの混雑であった。
土曜の遅い午後だというのに、沿線に高校や大学がいくつかあって学生がたくさん乗ってきた。
その混雑は東武東上線にも引き継がれ、立っている人が多いのである。
多くの若い学生が座り、身も蓋もない話を大声でし、多くの年寄りが立っていた。
私は良いウォーキングを楽しんで来て良い気分でウトウトしてだけに、この若者達に不快であった。
東武越生線は単線のワンマンカー、ホームには写真のようなセンサーが設置されていた。

電車が来ていて、ホームの端に人が立っていると運転手にそのことが知らされるのだろう。
人が立っていると電車が発車できない、また、人が立っていると電車がホームに入ることができないシステムではないようだが。

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