風そよぐ部屋

ウォーキングと映画の無味感想ノート

函館の街を歩いて来ました。後編

2012年09月04日 | 国内旅行
8月30日
この夜は、函館山頂からの函館夜景を見に行きました。





今日は、午前中は、まず市電で新川町に出ました。

函館大火慰霊堂は大森公園の中にあります。         函館別院
 
新川町駅に戻り、五稜郭公園前駅に行き、杉並町駅まで歩きました。

市電の五稜郭公園前駅と五稜郭タワーまではかなり距離があります。    旧函館高校の記念碑
 
函館美術館
  
北洋資料館と芸術ホール(同一建物)
 
 
 
五稜郭タワー
  
五稜郭は明日再訪する予定なので、五稜郭公園には入らず、ここで引き返しました。
最上寺                                レトロ市電車両
 

旧遺愛女学校宣教師館(遺愛学院本館・愛称ホワイトハウス)[私立遺愛学院の中にあります]
 
場所がわかりませんでした。市電を降りた人に聞くと女学校の構内にあるようです。
入り口のガードマンに、「重要文化財の写真を撮りたい」と言うと快く入れてくれました。広い構内でした。
市電で湯の川温泉駅に行きました。

誓願寺                                 湯の川駅前の足湯  
 
市電で湯の川駅(市電の終点)に向かいました。
湯倉神社
 
湯川寺                                
  
龍吟寺                                 明光寺
  
再び湯の川温泉駅に戻り、日帰り入浴"湯元啄木亭"で湯につかりました。

入湯料400円の所もありましたが、高い700円の啄木亭に入りました。
でも、ローッカーが狭く旅行客には使いづらかったです。
浴場は屋上にあります。湯温は高くないのですが浴室の温度は高いので、露天風呂で汗が引くまで涼みました。
露天風呂は、男湯は日陰でしたが、女湯は日陰が無く西日がカンカンで長い時間いられなかったようです。
都会の健康ランドのように、ビールなどを飲める休憩室もなく、700円は割高感でした。
市電でホテルに戻り、しばらく休憩しました。

夜は、函館山の夜景見物の現地ツアー(1200円)に参加するので、炉端焼きの店でゆっくりビールの食事を楽しみました。
お店の人が右座席の方が景色が良いとアドバイスしてくれました。
ツアーは午後8時5分に駅前をバスで出発、20分ほどで山頂に着きました。
夜、函館山・ロープウエイに行くバスはシャトルバスだけで本数も1時間2本、このバスはバス一日券では乗ることが出来ません。
そんな事情と夜なので、少し割高でもツアーを選びました。
 
山頂は、たくさんの人で賑わっていました。
展望台は2、3階とあるのですが、2階は記念写真屋が占拠し、横柄な態度ですこぶる気分が悪かったです。
カメラのミニ三脚が壊れてしまい、夜景の写真はイマイチでした。
帰りは、ロープウエイで下山し、バスで函館駅に戻りました。1時間半のツアー、充分楽しみました。             【8月30日終わり】

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8月31日
最終日は、市電を使わず、一日バスチケット(800円)で移動しました。
この日の予定は、トラピスチヌ修道院・五稜郭・函館山→飛行機で帰宅です。
トラピスチヌ修道院行きのバスまでの時間があったので、ホテル周辺を少し歩きました。

月光仮面の像(原作者・川端康範が少年期をこの地で過ごしたとか)  成田山函館別院
  
土方歳三最期の地
 
 
10時35分函館駅前出発のシャトルバスでトラピスチヌ修道院に向かいました。(約1時間)

トラピスチヌ修道院・五稜郭を巡るツアー"歴史散歩半日コース"があり、始め参加するつもりでしたが、
自分たちで充分回れると思い申し込みしませんでした。
トラピスチヌ修道院の前まで行くシャトルバスは一日5本しかありません。
その他、トラピスチヌ修道院入り口まで行く路線バスは1時間2~3程あるのですが、行き先等色々なので、シャトルバスを選びました。
4回以上乗るなら函館バス一日券(800円)がお得で、便利です。シャトルバスも乗れます。
聖ミカエル像                                マリア像
 
恋人の聖堂
  
                                     ルルド(スペインの巡礼聖地の洞窟)
 
                                     ジャンヌダルク像(左建物の中央上部)
 
リュジューの聖テレジア像
 
トラピスチヌ修道院の前に市民の森があります。バスの中に、売店のソフトクリームの割引券(300円→250円)があったので、
普段食べないソフトクリームを買いました。
路線バスの駅=トラピスチヌ修道院入り口まで市民の森の中を歩きました。
次の目的地は五稜郭なのですが、このバスは、市電通りを通らず、いくつかの団地を抜けて行きました。
遠回りのように感じましたが、広い函館の街を巡り楽しかったです。
五稜郭タワーに着いたのは、1時を過ぎていました。ふと目の前にカレー屋があり、何十年ぶりでお店のカレーを食べました。
 450円でした。
五稜郭                                 函館奉行所(500円)
 
  
 
 
 
五稜郭タワー内(タワーには登りませんでした)        土方歳三像
   
榎本武陽像
  
バスで函館駅前に戻り、昼の函館山からの景色もきれいだろうと、バスで函館ロープウエイ駅に向かいました。
2km程なのですが、私たちがこれまで歩いた所を20分ほどかけてなぞるように通って面白かったです。
ロープウエイ代は往復で1160円、定員は125人という大きいものでした。
夜景もきれいですが、昼間もきれいでした。観光客はほとんどいませんし、海風が誠に爽やかでした。

函館山からの眺望
ハリストス教会                              聖ヨハネ教会
 
五稜郭                                青函連絡船記念館摩周丸
 
山頂の日時計                             山頂の基準点
 
ブラキストン像(英国人)
 
函館どつく
 
コンパクトデジカメでも望遠がきれいに撮れました。
バスの時間まで10分ほどあったので、近くの護国神社に行きました。
函館護国神社                             日本最大のカルタとか
 
学徒援農の碑
  
チューリップの歌碑                          函館の水道
 
 
バスで、函館駅前に戻り、夕飯用の弁当をスーパーで買いました。
ハノイ空港国内線では、食事はインスタントラーメンしかありませんでした。
日本ではそのようなことはないと思いましたが、初めて使う空港で分からなかったからです。
私は、なぜか焼きそば入りの天丼を350円(安売り)を選びました。ホテルに預けた荷物を取り、空港に向かいました。
函館駅前からシャトルバスで400円、22分でした。バス会社が違うのでバス一日券は使えません。
函館空港は、想像していたより大きく、きれいで、お店や食堂もありましたが、お弁当も正解でした。
待合室の先に、屋外展望台待合室が有り、滑走路を一望でき、ベンチもありました。
 
しかし、ウイスキーとビールを売っているお店がなかなかなく、やっと一軒あったと妻が言っていました。
30秒間隔で発着する羽田や成田と違い、忘れた頃に発着です。夕焼けの中、お弁当を食べました。
19:45分発の飛行機はほぼ満席でした。羽田着21:10、金曜日の夜の電車は混んでいました。
国内線の場合は、チェックインの時間も出発間際でよいので、とにかく時間が短いです。
私たちは、インターネットでチケットを購入したのですが、チケットレスで携帯のバーコードを機器にかざします。
座席番号はどうして分かるのかと思っていたら、チェックインの時にコンビニのレシートみたいな紙が出て来て、
そこに座席番号が印字されていました。
難点は、本数が少ないことです。正規の飛行機代は31500円ほどで高いですが、安いチケット(今回は17170円)もあるようです。
新青森まで新幹線、そこから特急で向かうと5時間ほどで運賃は18000円ほど、移動はそれぞれ一長一短がありますね。
バッグの中にペットボトル入れたままチェックイン、引っかかりました。
すると「調べます」と言って、機械にかけ、水ですので大丈夫です、と言うことでした。
以前はいっさいの飲み物が厳禁の異常さでした。
これが普及すれば、車内の"過剰なサービス気味の飲み物サービス"も不要となると思います。
1時間ほどのフライトで、飲み物サービスなど全く不要ですもの。

さて、市電・バスの1日券について

左:バス1日券、右:市電1日券、両方とも、日付を手書きやスクラッチ入力というアナログ風な所もおもしろいです。
市電もバスも200円からの距離制です。
市電1日券は600円、バス1日券は800円、市電・バス共通1日券は1000円、市電・バス共通2日券は1700円。
ただ、市電・バス共通1日券はトラピスチヌに行くシャトルバスには乗れないなどいくつかの制限があるようです。
私たちは、市電1日券3回、バス1日券1回使いました。
安い上に、整理券を取る必要もなく一々支払いの手間もなく、とても便利で一日3回以上乗る時は絶対いいです。
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今回、函館市内の観光スポットのほとんどをゆっくり歩いたのは楽しかったです。
大きな寺社などあるわけでもなく、教会群と言ってもさほど特別でもありません。
赤れんが街も今ではさしずめ若者向けのファッションショッピングモールといった感じです。
函館の夜景は、東京タワーより少し高めの334mの函館山と海抜1mの函館市内との間が2~3kmと近いことが関係してます。
街全体、特に多くの観光スポットの名所はライトアップして、夜景づくりに協力し、夜景を演出しています。
しかし昼間は多くのお店が閉まっていました。夜開く飲食店が多いのです。
私は、グルメ派ではありませんし、アワビやウニやイクラや塩からなどを私は好みませんのでとても安上がりです。
夜、私たちは安い肴でお酒を飲んでしまうので、ライトアップの美しさは見ませんでした。
大沼公園や室蘭・登別温泉まで足を伸ばすことも考えましたが、今回は函館だけにしたのも良かったです。

トラム・市電が街の主な交通機関となっているのはイスタンブールとよく似ています。
函館の場合は、市電軌道は、専用で他の車が入れないのが画期的です。
それだけ函館の道路は幅が広いと言うことですが、でもやはり市電は時間がかかります。
函館市民は、実に交通信号を守ります。市電を降りて、歩道に向かう横断歩道の信号をきちんと守りますし、
他の交差点でも律儀に信号を守っていました。
青函フェリーを初めて乗りました。
初め、青森からトンネル特急電車で函館に入る計画を立てました。その方がはるかに時間が早いのですが、フェリーにしました。
60畳ほどの大広間2等船室には往時の面影は想像できませんが、青函連絡船の時は大混雑だったのだろうなとは思いました。
 
船内には、ソファーの休憩ラウンジ、シャワー室や電子レンジやお湯などが整備された食事スペースも整備されていました。
甲板に出ることも出来ますがほとんど人はいません。長くいると寒くなるほど風が強いです。
他の人見られることなく甲板から人が転落する光景は容易に想像することが出来ます。
時間
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8月下旬になれば涼しいと思ってこの時期にしたのですが、30日31日の気温30度は想像出来ませんでした。
それでも、本土とは比較となりません。
私は、七分ズボンとサンダルとTシャツの軽装でしたが、クールタオルは使用せず、大汗はかきませんでした。
また、今回は妻も一緒にウォーキングをしました。
まず、私がいつもよりは遅いスピードですが先に歩き、写真を撮りながら、しばらく妻を待つというタイミングでした。
普段ですとどんどん早歩きとなってしまうのですが、ゆっくりとなりますし、
私が渡った後、赤信号となってしまうと、私は交差点で妻を待ったりします。
妻も私のスピードに合わすことなく、マイペースで途中の観光案内の説明文などをゆっくり読んだりします。
結果、オーバーペースにならなかったのがとても良かったです。
3回ほど見失いましたが、携帯を使うほどではありませんでした。
先のトルコ・イタリア旅行の際、シエスタをたっぷり取った教訓も生きました。
今回、ランチの時生ビールを飲み、昼寝は熟睡、3時間ほどのランチ・シエスタは良かったです。
日本の食事の豊かさと手軽さと価格のリーズナブルさも実感しました。
コンビニとスーパーも便利でした。[最も、この便利さと引き替えに日本は小売店と地域コミュニティを失いましたが]
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最後に、無粋ですがお金について(一人)
交通費=33880円 [新幹線:14280円、フェリー:2430円、飛行機:17170円]
ホテル=16000円 [4000円×4、朝食付]
食事他交通費他=約18000円       計約68000円                            【終わり】


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