京都府内の郵便局に勤める大学時代の友人S氏から一通のメールを受け取った。
「近鉄創業100周年記念切手を発売しています。確保しておきましょうか?」
今年は近鉄に限らず、あちこちの私鉄が「開業・創業100年」を迎えており、いろんなイベントやらグッズ販売を行っている。近鉄については100周年の記念入場券として発売されていた私の実家最寄り駅の入場券を手に入れたということもある。
切手ということでさまざまな記念切手が売られており、それらを収集する一定のファン層もいる。私自身はそういう趣向はないが、近鉄グッズということもあるし、こうした友人からの「営業」というのも悪くないなということで一セット申し込む。
本当は彼の勤務する局まで出向いて購入するのがいいのだろうがさすがにそれは無理なので、代金引換で送付してもらうことに。いや、関西地区の郵便局限定発売ということなれば近所で購入できるのだが、そこはほら、S氏を立てないと。
奈良軌道→大阪電気軌道→関西急行鉄道→近畿日本鉄道という変遷をたどった近鉄(とはいってもこれは一つの流れで、もともとはいくつかの私鉄の集合体であるし、現在の南海電車も戦前の一時期は近鉄の一部路線であった)。
そのハイライトが描かれた台紙に、車両の形をデザインしたオリジナルはがき2枚、そして往年から現代までの名車が描かれた80円切手が10枚。これで3200円である。
うーん、やはりこういう切手は使わずに記念として持っておくのがいいだろう。次の100周年には間違いなく生きていないわけだし・・・。
さて、その100周年後の未来とは。先日には上本町に「上本町YUFURA」がオープン、そして4年後にはあべの橋に新たなターミナルビルが完成する予定。関西、伊勢志摩、名古屋に日本最大の営業路線を持つ私鉄として、新たな歴史を築いてほしいものである。また「週末フリーパス」の旅もしたいところ・・・。