まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

越後湯沢の駅ナカへ

2012年08月25日 | 旅行記C・関東甲信越

混戦のパ・リーグ(どこか1チームはおいてき堀を食らってますが)に水を差すような事件。ソフトバンクの堂上捕手が強制わいせつの罪で逮捕、球団が契約解除したというものである。

Pa253932堂上捕手は独立リーグの香川所属時代に一度BCリーグとの独立リーグチャンピオンシップで見たことがあるのだが、特にBCリーグの選手と比べてみても迫力あったし、豪快な打撃で「これならNPBにも行けそうやな」という感想を持った。その後果たして育成ながらソフトバンクに指名されたと聞いて「なるほどな」と思ったのだが、今回の事件で改めて紹介された経歴を見ると、アメリカとの球団との契約合意に至ったものの犯罪歴ありとしてビザが下りなかったとか、社会人も短期間で退部したり(おそらくその「前科」のためだろうか)、毎年ドラフトの候補にあがりながらも見送られた結構「曰くつき」の選手だったそうだ。

今回の事件はソフトバンクやそのファンに迷惑をかけるだけでなく、独立リーグのイメージダウンにもつながりかねない。十分に塀の中で反省してほしい。

・・・さて、夏の旅行記もようやく最終日。

Dscn6187朝の直江津駅に現れる。これから乗るのが始発の快速「おはよう信越」である。かつて大阪と新潟を結んでいた急行「きたぐに」は、新潟県内に入ると始発の速達列車の役割も果たしていたのだが、「きたぐに」が廃止となった後はその時間帯を全車指定の通勤快速でカバーすることになった。この日は大阪に戻るのだが、極端な話その日のうちに戻れればいいとあって、それならばもう少し新潟県を回ろうということに。

Dscn6185国鉄型の485系に乗車。この車両に乗ることができるのもあと何年かというところで、おそらく、北陸新幹線の開業時が一つの目途ということになるのだろう。設備もだいぶくたびれてはいるが、安定した走りはまだまだいけるのではないかと思う。

Dscn6200盆休みのためもあるのか列車全体がガラガラである。直江津を出て黒井のコンテナ駅を過ぎ、松林の中を抜けていくと日本海に出る。今回は日本海は車窓のみで接するということになるが、天候が悪いようで晴れ間も見える複雑な空の下、少し波が高いように見える。

Dscn6220柏崎からは内陸部に入り、長岡に到着。ここで下車する。今度はここから上越線の列車に乗り継ぎ、今度は信濃川に沿って南下する。またも山深い車窓となり、高原ムードも漂ってきた。

Dscn6222やってきたのは越後湯沢。といってもスキーをするわけではなく、目的は「駅ナカ」である。いや改札の外だから正確には「駅ナカ」とは言わないのだろうが・・・・。東京時代、新潟や北陸方面を訪れるにあたり越後湯沢を通る際には駅構内で楽しんでいたのだが、久しぶりに訪れてみようということである。

Dscn6223改札を出るとなんだか雰囲気が変わっていた。このたびリニューアルしたようで何だかよりシックになった感じである。書店で車内用の一冊を買い求め、飲食と土産物屋のコーナーへ向かう。まず向かうは「ぽんしゅ館」である。

Dscn6227Dscn6228こちらでは新潟県内の各銘柄の試飲ができるのがすごい。気に入ったものがあれば、横の販売コーナーで買うこともできる。500円でコイン5枚を買い求め、1枚でおちょこ1杯分を楽しめる。またその「アテ」として味噌やら全国の塩をつまむことも。銘柄があり過ぎてどれを選べばよいか迷うのだが、本醸造から純米大吟醸まで幅広くあり、日本酒度や甘口・辛口もさまざまあり、必ず好みの酒が見つかることである。まあ、すべてを制覇しようと思えばどれだけ飲むことになるのやら・・・。

Dscn6224もう一つが魚沼産のコシヒカリのおにぎり。かつては土産物コーナーの一角に食堂があったのだが、リニューアルにともなってテイクアウト専門になった。そこで出されるのが「爆弾おにぎり」。一個でコシヒカリ1合。その中に地元の具材を入れ込み、全体を海苔で巻いたもの。テイクアウト専門なら持ち帰って列車の中でいただけばよさそうなものだが、やはりそこは現地で食べたいものだ。今回は鮭とふき味噌を選択し、コシヒカリをこれでもかという感じでフリースペースでいただく。

Dscn6230一個で1合というのも大概だが、メニューには4合に5種類の具材を入れ込める「大爆おにぎり」というのもある。かつて私はこの「大爆」を二度完食したことがあり、その時には「完食記念」ということで店の方にポラロイド写真を撮ってもらったのだが、今回レジで精算する時に、他の歴戦の勇士たちに混じって、大瀑おにぎりのサンプルを抱えてご満悦の私の写真がまだ残っていたのにはびっくりした。よくもまあ、アホなことをやっていたものである。

リニューアルにともない、日本酒を入れた温泉も新しくなったようだが開店時間にはまだ時間があり、時間的にそこまでは滞在できないので残念ながらそれはまたの機会の楽しみにする。そのほかの食堂街もリニューアルしたり新規オープンしたりというのがあるので、関西からではなかなか訪問は難しいが越後湯沢の駅にはまた来たいものである。

Dscn6231温泉は駅すぐの旅館の前にある足湯で済ませることにする。夏休みまっただ中ということで朝から賑わっている一帯、また楽しみにしたいものである・・・・。

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