まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

「旧国鉄色」「381系くろしお、こうのとり」引退

2015年10月31日 | ブログ
ネットのニュースを見ていると、鉄道車両に群がる撮り鉄たちの様子の写真が掲載されていた。こういう場合、何か新しい車両がデビューするか、逆に引退するかのどちらかなのだが、この記事は後者の方だった。

今回は381系の特急車両である。カーブの多い区間を高速で走り抜けるために開発された「振り子式車両」として、その筋では知られている。ただ、振り子式は乗客にすれば酔いやすいということで、座席にはビニール袋も備えられていたとか。

私は鈍行の旅が多いこともあり、381系に乗った経験は数えるほどしかないが、今年は西国三十三所めぐりで出かける中で「くろしお」には新宮~紀伊勝浦、「はしだて」に天橋立~福知山と、いずれも短区間であるが乗っている。もっとも、いずれも最初から381系を狙って計画を立てたわけではなく、列車の本数が少ない中で時間を有効に使うために特急に乗り、それがちょうど旧国鉄型だったということである。

新型車両も増えており、いずれはなくなる車両だから乗れたのはよかったが、まさかそこから数ヶ月で引退だったとは。通勤でJRを使っているのに全然知らなかった。

これで381系が残るのは岡山からの伯備線「やくも」のみだが、こちらも後どのくらい走るのだろうか。

さて、このニュースでもう一つ取り上げられているのは、「はしだて」を含む「こうのとり」グループの381系の塗装。クリームに朱色の旧国鉄特急色で、とうとうこれが全国から姿を消すことになった。子どもの頃、鉄道の図鑑でこの面構えと塗装の車両が全国で活躍しているのを見て「特急」のイメージが刷り込まれたものである(私のような近鉄沿線の者は、あのオレンジと濃い青の組み合わせが「特急」のイメージでもあるが)。

・・・となると、「やくも」の381系もひょっとしたら最後はこれまでのご愛顧に感謝して、旧国鉄色に戻すということがあるだろうか?

伯備線にも久しく乗っていないし、そうしたところにもチャンスがあれば出かけたいものである・・・・。
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