夏の青春18きっぷがまだ残っている。そのうち1回分を消化しようと出かけることにする。
当初は、8月24日が割当休日ということで、平日休みを利用する形で出かけようと思っていた。ただそこへ台風20号である。前日は会社も早めの退社となり、ネットの一部では「地上最強路線」とも称される近鉄南大阪線も22時にて全て運休となった。そのくらいすごい台風だったということだが動きが速く、24日の朝には日本海から北陸、東北方面に抜けていた。幸い大きな被害はなかったが、同日朝からJRを中心に運休が続出した。中国道、山陽道も神戸近郊で通行止めとなり、午前中は高速バスにも運休が相次いだ。そんな状況なので遠出もなくのんびり過ごした。
台風も過ぎた26日に出かけることにした。目指すのは西、岡山県である。国鉄型の気動車に乗りたいなと思い、津山線を字句に考える。津山には扇形の蒸気機関車庫があり、以前は限定日に事前予約のうえ見学だったのが、最近は「津山まなびの鉄道館」として、普通の資料館、博物館のように通年見学できるようになっている。そうなってからは訪ねてないのでこれは行ってみよう。
また、今年2018年は津山線が開業して120周年だという。それを記念する岡山~津山間の臨時列車がキハ47の「ノスタルジー」車両で26日に運転されるそうだ。これは乗ってみようと思うが全席指定。24日にダメ元でみどりの窓口に指定席の有無を照会してみた。すると係員が後ろに引っ込む。しばらくして戻った係員から、その臨時列車は運休と知らされた。西日本豪雨で津山線も運休となり、先日全線再開したばかりである。運休の間に臨時列車の話もなくなったそうだ。
その一方で、当初この日に合わせて津山まなびの鉄道館で企画されていた「津山線マルシェ」は予定通り開催という。ここは「ノスタルジー車両」にこだわらず、まずは津山を目指す乗り鉄の旅でよしとする。
一方、関西から津山に行くなら姫新線のルートもある。ただ姫路からの直通列車はなく、播磨新宮や佐用での乗り継ぎを要する。大阪を早朝に出ても佐用で1時間半ほど待ち時間ができる。その分大阪の出発を遅らすと乗り換えが慌ただしくなる。さらに、その佐用は山陽線の上郡から伸びる第3セクターの智頭急行との接続駅である。
そこで、行きは姫新線に乗ることにした。ただし乗るのは佐用から津山までで、佐用までは智頭急行に乗る。そうすると智頭急行のどこかの駅に立ち寄った上で、津山行きの列車にも間に合う。そして津山まで行き、帰りは津山線で国鉄型気動車に揺られる。岡山に夕方に着くとなると・・・である。
ということで、大阪6時25分発の快速姫路行きに乗る。台風が過ぎてもなかなか涼しくならない中、外の太陽と青空がまぶしい。須磨の海岸には釣り人の姿は見られるが、海水浴場には泳ぐ人がいない。朝早いからオープンしていないのかと思ったが、後で知ったところでは台風20号の影響で海の家や警察の詰所に被害が出て、その復旧にも時間がかかることから8月いっぱい遊泳禁止、そのまま今年の夏は閉鎖となったそうだ。
7時56分、姫路に到着。隣のホームに停車中の8時01分発の岡山行きに乗り継ぐ。この列車は4両編成で、到着した快速が12両だから、青春18の時期は激しい席の争奪戦となるだけでなく、通勤ラッシュのように混雑する。今回は途中の上郡までだから立つのもまだましかなと思っていたが、意外にも通路側ながら座ることができた。立っている人もドア横に一人ずつくらいのものだった。8月もお盆を過ぎたからか、あるいは西日本豪雨で山陽線、呉線などが不通のために西への乗り継ぎ旅を控えた人がいるからか。


播磨西部の山がちな区間を走り、上郡着。ホーム前方の智頭急行乗り場に行く。乗るのは8時50分発の鳥取行き。鳥取までは2時間の道のりで、ふと「このまま1日きっぷを買って鳥取まで行ってもいいかな」と考える。若桜鉄道に乗る、日本海を見る、山陰線にも国鉄型気動車はいるぞ、石破茂もいるかもしれない・・とも思ったが、今回は予定通り津山を目指す。

千種川に沿って高架を走り、佐用に到着。特急の追い越しのためしばらく停車する。今ここで下車しても津山行きは1時間半以上待ちになる。それを避けるため、いったん佐用の先の駅まで行って、そこで時間を過ごした後に智頭方面からの列車で佐用に戻ることにした。
その駅とは、佐用の次の平福。時刻表上ではもう少し先まで行けるが、平福は降りたことがないのでこの機会に訪ねてみる。9時22分に着いて、10時42分発の列車で戻る。途中下車、町歩きにはちょうどいい時間割りだ・・・。
当初は、8月24日が割当休日ということで、平日休みを利用する形で出かけようと思っていた。ただそこへ台風20号である。前日は会社も早めの退社となり、ネットの一部では「地上最強路線」とも称される近鉄南大阪線も22時にて全て運休となった。そのくらいすごい台風だったということだが動きが速く、24日の朝には日本海から北陸、東北方面に抜けていた。幸い大きな被害はなかったが、同日朝からJRを中心に運休が続出した。中国道、山陽道も神戸近郊で通行止めとなり、午前中は高速バスにも運休が相次いだ。そんな状況なので遠出もなくのんびり過ごした。
台風も過ぎた26日に出かけることにした。目指すのは西、岡山県である。国鉄型の気動車に乗りたいなと思い、津山線を字句に考える。津山には扇形の蒸気機関車庫があり、以前は限定日に事前予約のうえ見学だったのが、最近は「津山まなびの鉄道館」として、普通の資料館、博物館のように通年見学できるようになっている。そうなってからは訪ねてないのでこれは行ってみよう。
また、今年2018年は津山線が開業して120周年だという。それを記念する岡山~津山間の臨時列車がキハ47の「ノスタルジー」車両で26日に運転されるそうだ。これは乗ってみようと思うが全席指定。24日にダメ元でみどりの窓口に指定席の有無を照会してみた。すると係員が後ろに引っ込む。しばらくして戻った係員から、その臨時列車は運休と知らされた。西日本豪雨で津山線も運休となり、先日全線再開したばかりである。運休の間に臨時列車の話もなくなったそうだ。
その一方で、当初この日に合わせて津山まなびの鉄道館で企画されていた「津山線マルシェ」は予定通り開催という。ここは「ノスタルジー車両」にこだわらず、まずは津山を目指す乗り鉄の旅でよしとする。
一方、関西から津山に行くなら姫新線のルートもある。ただ姫路からの直通列車はなく、播磨新宮や佐用での乗り継ぎを要する。大阪を早朝に出ても佐用で1時間半ほど待ち時間ができる。その分大阪の出発を遅らすと乗り換えが慌ただしくなる。さらに、その佐用は山陽線の上郡から伸びる第3セクターの智頭急行との接続駅である。
そこで、行きは姫新線に乗ることにした。ただし乗るのは佐用から津山までで、佐用までは智頭急行に乗る。そうすると智頭急行のどこかの駅に立ち寄った上で、津山行きの列車にも間に合う。そして津山まで行き、帰りは津山線で国鉄型気動車に揺られる。岡山に夕方に着くとなると・・・である。
ということで、大阪6時25分発の快速姫路行きに乗る。台風が過ぎてもなかなか涼しくならない中、外の太陽と青空がまぶしい。須磨の海岸には釣り人の姿は見られるが、海水浴場には泳ぐ人がいない。朝早いからオープンしていないのかと思ったが、後で知ったところでは台風20号の影響で海の家や警察の詰所に被害が出て、その復旧にも時間がかかることから8月いっぱい遊泳禁止、そのまま今年の夏は閉鎖となったそうだ。
7時56分、姫路に到着。隣のホームに停車中の8時01分発の岡山行きに乗り継ぐ。この列車は4両編成で、到着した快速が12両だから、青春18の時期は激しい席の争奪戦となるだけでなく、通勤ラッシュのように混雑する。今回は途中の上郡までだから立つのもまだましかなと思っていたが、意外にも通路側ながら座ることができた。立っている人もドア横に一人ずつくらいのものだった。8月もお盆を過ぎたからか、あるいは西日本豪雨で山陽線、呉線などが不通のために西への乗り継ぎ旅を控えた人がいるからか。





