まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

第20回中国観音霊場めぐり~鳥取にて結願の前祝

2021年06月09日 | 中国観音霊場

緊急事態宣言の発令、延長の影響を受けて、連日のように飲食店がどうのこうのということが報じられている。現に私の近所でも6月1日までの休業が6月20日まで延長されたり、テイクアウトのみやっているとか、お好み焼屋はアルコールの提供を中止して時短営業とか、いろいろある。

そんな状況で、鳥取にて中国観音霊場めぐり結願の勝手に前祝である。

向かったのは、鳥取駅高架下にある「三代目網元 魚鮮水産」。何やチェーン店かいなと思う方もいるだろうが、この状況下、感染対策をきちんと行っているチェーン店のほうが安心ではないかと思う。事前に座席、そして単品飲み放題も予約していた。飛び込みで行ったら万が一断られるかもしれないが、事前に名前と連絡先を伝えておけば先方も安心だろう・・・(どこまでも自己弁護)。

4人掛けの座席に通されて、ともかく、ビールにて一人乾杯。一日お疲れさん。この後は飲み放題ということで手を変え品を変え堪能する。別に飲んだからといって大声を出すわけでもなく、誰かと会話するわけでもなく、その辺りは一人旅の利点である。感染防止には、「男は黙ってサッポロビール」でええのでは?(飲んでいるのはアサヒだが)

アテを頼むと、こうしたロボットが運んできた。「鮮ちゃん1号」というもので、こちらが皿を受け取って、頭をなでてやると元に戻る。これもコロナ対策、あるいは店員の負担軽減なのかなと思ったが、ロボットの登場はこの1回のみ。後は店員が自分で運んできた。グループの予約も入っていたようだが、店員の手が回らない・・というほどではなさそうである。

メインは刺身の盛り合わせ。山陰の幸として白イカがメインで、後はマグロ、イサキ、チカメ、サワラ、イカケ。聞き慣れない名前もあるが、このうち「チカメ」は「チカメキントキダイ」の略称、「イカケ」は「アラ」・「クエ」の別名という。いずれも似たような色合いだが、食べごたえあった。

山陰に来たからにはハタハタも欠かせない。塩焼きで美味しくいただく。他にも2~3品ほど注文。

ご飯ものは後で部屋で食するとして、しじみの酒蒸しである。これだけあれば効きそうだ。

さて、この店では「出世サワーチャレンジ」なるものがあった。私は通常の飲み放題(ネット予約で1100円)を頼んでいたから注文することはなかったが、これが正にチャレンジである。1杯目は小ジョッキ、2杯目は中ジョッキ、そして3杯目は大ジョッキとなる。いずれも値段は499円(税込548円)。ここまではいいとして、4杯目は1リットル入りの特大ジョッキ。さらに最後は、2リットルの「出世ジョッキ」が登場する。これも499円(税込548円)である。全部飲むと4リットル超えである。緊急事態宣言下での酒類提供禁止などどこ吹く風、さすがは鳥取県である。

よく見ると、仕切りの向こうの男女客のうち一人がこれに挑戦中のようである。聞こえてくる会話の様子だとカップルというよりは仕事仲間かと思われたが、その男性のほうが最後の「出世ジョッキ」に手を出した。店員が運んだ巨大なグラスは、(このところコロナのため見られないが)大相撲の優勝力士が記念撮影の時に注がれる杯のようなものである。一応シェアOKとのことだが、さすがにこの2リットルまでは手が出なかったようで、結局ほとんど残したまま席を後にしていた。SNS映えはするのだろうが、飲まないとはもったいない。

それはさておき、90分経過で飲み放題のラストオーダーとなった。比較的早い時間に入ったので、外もまだ若干の明るさが残る。ただ、駅構内はコンビニを除いて早々と閉店。

一人二次会は部屋で済ませるとして、ホテルに戻りもう一度入浴とする。漫画コーナーもあり、ここでゆっくりくつろぐこともできる。

さて、この前泊を経て、翌日5月30日はいよいよ結願となる。目指すのは鳥取市街地にある2つの札所。朝もゆっくりスタートすることができる・・・。

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