うっかり見過ごすところでした、今日のACMAの演奏ミーティング。
いつも毎月第二土曜日の夕方にあるので、hon de na, hon de na, nippon cha cha cha ←すみません、ちょっと席を外した隙に旦那が……アホです……
オホン、気を取り直して、ええと、そうそう、ミーティングの話です、今月だけ第一土曜日に変更しているのに全く気がついていませんでした。
連弾の相棒のジェーンが、今月のミーティングでショパンのバラードの2番と、バイオリンソナタのピアノパートを弾くために、頑張って練習しているうちに、肘から手首にかけての親指側の筋を痛めてしまい、どうしよぉ~とメールを送ってきました。
そりゃ、そんな大曲をガンガン弾いたら痛めるわなあ~と思いつつ、わたしに思いつく範囲のリラックスの仕方や、背筋などを使う方法を伝えたら、
ありがと、やってみるけど、でももう明日なんだよね、ミーティング……え?マジ?
ということで、お詫びに出番直前までスペシャルマッサージをしてあげることにしました。ほんでもって譜めくりも。
さて、今日の演奏は多彩なプログラムで、ピアノソロが三曲、フルートとピアノのデュオ、クラリネットとソプラノとピアノのトリオ、ヴァイオリンとピアノ、チェロとピアノ、ソプラノとピアノetc.と、この会が順調に発展しているのを象徴しているような演奏者の顔ぶれでした。
ただひとつ、ここだけの秘密で文句言います。
ベートーヴェンのソナタ18番を弾いたあなた、あれはいかんのじゃないですか?いつ弾こうと決めたのですか?まさか初見じゃなかったですよね?
楽譜をつっかえずに弾けたとしても、音が全然息をしていなかった。ものすごくのっぺら~としていて単調で退屈で無機質だった。
弾いているあなた自身もそういう感じだったから、もしかしたらあれがあなたのスタイルなんでしょうか?
ピアノは赤ちゃんでも指で押したり叩いたりしたら音が出ます。うちの猫だってたまに弾いてます。
だからって、鍵盤の上で指がひらひら動いたらいいってもんじゃないですよね。叩きゃいいってもんじゃないですよね。
普段、他の人達の演奏について、けっこう辛めの感想を述べたり鋭い質問をするあなただから、いったいどんなピアノを聞かせてくれるのかと思いきや、
あの十分近い時間の、わたしだけじゃない(これにはかなり自信があります)聞き手の苦痛を、本当はあなたに伝えたかったです。
あとひとり、これはもう好みの問題になってしまうので、あくまでもわたし個人の好き嫌い。
演奏中、肩をギュイギュイ上げたり下げたり、いつだって上半身にものすごいテンションがある女性がいます。
彼女は今日、ドビュッシーのReverieという、墨絵のような、幻想的な、メランコリックな小曲を弾きました。
けれども、彼女の体はグネグネとうねり、メロディの長い音符を押さえ込んだ後、必ず手のひらをブルブルと震わせるのです?!
なんて言えばいいのかなあ……弦楽器の演奏者が、長い音にバイブレーションをつけるために手首を揺らす、あの感じです。
もうこりゃ目をつむって聞くっきゃないと観念しました。目を閉じると、なかなかにすてきなドビュッシーの音色が聞こえてきました。
いろんな人がいます。わたしだって、他の人から見たら、なんか変?って思われるところがあると思います。
でも……ひとに聞いてもらう演奏をする時はやっぱり、自分だけの楽しみや慰みで終わっちゃいかんと思います。
例えたったひとりの聴き手でも、楽しんでもらえるよう、工夫したり控えたり、いろんなことを練りながらバランス良く表現できたらいいなあ。
それによって、なにかを感じてもらえたり、感じ合えたり、互いの心に響くなにかがそこに存在するんじゃないのかなあと思います。
偉そうに言ってますけど、わたしもまだまだ修行の身、今日のジェーンを見習って、もっともっと練習に励まにゃ~!と心に誓ったわたしです。
付け足し
カーネギーホールのウェブサイトとポスターの掲載場所に、我々のコンサートの案内と、演奏者名が載っているそうです。
弾きたきゃ誰でも、お金さえ払や弾けまっせ~。そう言ってしまったら元も子もありません。とりあえず実績とかも審査されるんですから。
ここは素直に、無邪気に、わ~いわ~いと嬉しがることにします。わ~いわ~い!
いつも毎月第二土曜日の夕方にあるので、hon de na, hon de na, nippon cha cha cha ←すみません、ちょっと席を外した隙に旦那が……アホです……
オホン、気を取り直して、ええと、そうそう、ミーティングの話です、今月だけ第一土曜日に変更しているのに全く気がついていませんでした。
連弾の相棒のジェーンが、今月のミーティングでショパンのバラードの2番と、バイオリンソナタのピアノパートを弾くために、頑張って練習しているうちに、肘から手首にかけての親指側の筋を痛めてしまい、どうしよぉ~とメールを送ってきました。
そりゃ、そんな大曲をガンガン弾いたら痛めるわなあ~と思いつつ、わたしに思いつく範囲のリラックスの仕方や、背筋などを使う方法を伝えたら、
ありがと、やってみるけど、でももう明日なんだよね、ミーティング……え?マジ?
ということで、お詫びに出番直前までスペシャルマッサージをしてあげることにしました。ほんでもって譜めくりも。
さて、今日の演奏は多彩なプログラムで、ピアノソロが三曲、フルートとピアノのデュオ、クラリネットとソプラノとピアノのトリオ、ヴァイオリンとピアノ、チェロとピアノ、ソプラノとピアノetc.と、この会が順調に発展しているのを象徴しているような演奏者の顔ぶれでした。
ただひとつ、ここだけの秘密で文句言います。
ベートーヴェンのソナタ18番を弾いたあなた、あれはいかんのじゃないですか?いつ弾こうと決めたのですか?まさか初見じゃなかったですよね?
楽譜をつっかえずに弾けたとしても、音が全然息をしていなかった。ものすごくのっぺら~としていて単調で退屈で無機質だった。
弾いているあなた自身もそういう感じだったから、もしかしたらあれがあなたのスタイルなんでしょうか?
ピアノは赤ちゃんでも指で押したり叩いたりしたら音が出ます。うちの猫だってたまに弾いてます。
だからって、鍵盤の上で指がひらひら動いたらいいってもんじゃないですよね。叩きゃいいってもんじゃないですよね。
普段、他の人達の演奏について、けっこう辛めの感想を述べたり鋭い質問をするあなただから、いったいどんなピアノを聞かせてくれるのかと思いきや、
あの十分近い時間の、わたしだけじゃない(これにはかなり自信があります)聞き手の苦痛を、本当はあなたに伝えたかったです。
あとひとり、これはもう好みの問題になってしまうので、あくまでもわたし個人の好き嫌い。
演奏中、肩をギュイギュイ上げたり下げたり、いつだって上半身にものすごいテンションがある女性がいます。
彼女は今日、ドビュッシーのReverieという、墨絵のような、幻想的な、メランコリックな小曲を弾きました。
けれども、彼女の体はグネグネとうねり、メロディの長い音符を押さえ込んだ後、必ず手のひらをブルブルと震わせるのです?!
なんて言えばいいのかなあ……弦楽器の演奏者が、長い音にバイブレーションをつけるために手首を揺らす、あの感じです。
もうこりゃ目をつむって聞くっきゃないと観念しました。目を閉じると、なかなかにすてきなドビュッシーの音色が聞こえてきました。
いろんな人がいます。わたしだって、他の人から見たら、なんか変?って思われるところがあると思います。
でも……ひとに聞いてもらう演奏をする時はやっぱり、自分だけの楽しみや慰みで終わっちゃいかんと思います。
例えたったひとりの聴き手でも、楽しんでもらえるよう、工夫したり控えたり、いろんなことを練りながらバランス良く表現できたらいいなあ。
それによって、なにかを感じてもらえたり、感じ合えたり、互いの心に響くなにかがそこに存在するんじゃないのかなあと思います。
偉そうに言ってますけど、わたしもまだまだ修行の身、今日のジェーンを見習って、もっともっと練習に励まにゃ~!と心に誓ったわたしです。
付け足し
カーネギーホールのウェブサイトとポスターの掲載場所に、我々のコンサートの案内と、演奏者名が載っているそうです。
弾きたきゃ誰でも、お金さえ払や弾けまっせ~。そう言ってしまったら元も子もありません。とりあえず実績とかも審査されるんですから。
ここは素直に、無邪気に、わ~いわ~いと嬉しがることにします。わ~いわ~い!