昨日水曜日は、この家での初のピアノレッスンがある日でした。
でも……朝の時点でこの状態。
実は、これでもまだ、かな~りマシになった状態なんです。前日までは、獣道が辛うじて存在していただけの、空間というものが無い部屋でしたから。
でも、なんとしても2時までに、物をどけてあるべき所に置き、ピンクの傷よけ紙を取っ払ってしまわなければなりません。
旦那も仕事と仕事の合間に、Kもかなり積極的に、そして引っ越し当日からずっと来続けてくれているF君とJ君も手伝ってくれて、とにかく部屋らしくなりました。
なんとか見た目は誤摩化せたものの、やって来た生徒に靴を脱いでね、とお願いしたところ、裸足になった子供達から「なんかザラザラしてる」と文句が続出。
「ごめんね~、ほんの1時間前までグチャグチャだったんだけど、やっとの思いで掃除したんだよね~」と言うと、
「まあ、掃除したんだろうけどさあ、きちんとできてないってことだよね」なんて厳しいお言葉をいただいてしまいました。
まあね、引っ越ししてない君達はなんとでも言えますよ。でもね、これってほんと、すんげ~大変なことなんだよ。大の大人が思わずへこたれそうになるほどにね。
普通に暮らしてるのと同じことをしながら、ひとつの家を空っぽにしてきれいにして、空っぽにした分と同じ量の荷物を別の家に入れながらきれいにする。
これって想像以上の時間と忍耐と労力がいるんだよね。
いつか自分が引っ越しした時に分かるよ。そん時に思い出してくれるかなあ。あの日、先生の目の下のクマ、スゴかったよなあって。
そして昨日はまた、ドナルド夫婦とのさよならをする日でもありました。
家の明け渡し式とでも言うのでしょうか、空っぽになった部屋をひとつひとつ一緒に回り、故障や破損の状態を調べ、敷金の払い戻しの金額を決める作業をしました。
それにしても、月曜火曜と二日続きで荷物出しをし、火曜の晩には旦那とふたり、もうこれで絶対大丈夫と固く信じて部屋を出たのに、出てくる出てくる残り物が?!
風鈴、クリスタルカットの窓飾り、時計etc、不思議でした。
最後にキッチンに集まって、丸9年も経ったなんて信じられないとか、ほんとにお互いいい時間を過ごせたとか、これからも仲良くやっていこうとか話していると、
「いやあ、でも、思い出すわあ、まうみのアレ」
「昨日もね、急に朝に思い出して、プププッて独りで笑ってたの」
「ああアレ?プリファッキングッド?」
「そうそう、あ~もう~、また思い出した!」ブヮッハッハッハッ!
旦那が会社勤めをしていた頃、その会社社長(旦那の大学時代の友人の弟)のガールフレンドから家に電話がかかってきたことがありました。
わたしはまだこちらに来て日が浅かったので、どんな様子かを尋ねる電話をかけてくれた彼女。
「どう、まうみ、元気?」と聞かれて、「うん、まずまずいい感じ」と答えるつもりが、ツルリとFワードが口から滑り出てしまったわたし……。
「……あ、そ、そう、元気、よ、よかった」
↑の……の間に色濃く漂っていた空気が今も忘れられないのでした。
ちょっとセンチになったらどうしよう、なんて心配してたのに、ゲラゲラ笑いながらさよならができて良かったです。大ボケもたまには役立つもんです。
互いにギュッとハグ、鍵を返しました。近いんだし、またちょくちょく一緒に夕飯食べよう、と約束して別れました。
いつものパン屋さんや生徒の家に行くと、やっぱりもうモントクレアには住んでいないんだなあと強く感じます。
でも、ここもなかなかいい所です。たくさんの鳥の鳴き声が楽しいし、たまに遊びに行ったカナダの湖畔の家を思い出させてくれるような朝の空気が漂っています。
二階と三階はまだまだ悲惨ですが、これも時間さえかけたらいつかは終わる、決して永遠には続かない作業なので、メゲずにコツコツやっていこうと思います。
でも……朝の時点でこの状態。
実は、これでもまだ、かな~りマシになった状態なんです。前日までは、獣道が辛うじて存在していただけの、空間というものが無い部屋でしたから。
でも、なんとしても2時までに、物をどけてあるべき所に置き、ピンクの傷よけ紙を取っ払ってしまわなければなりません。
旦那も仕事と仕事の合間に、Kもかなり積極的に、そして引っ越し当日からずっと来続けてくれているF君とJ君も手伝ってくれて、とにかく部屋らしくなりました。
なんとか見た目は誤摩化せたものの、やって来た生徒に靴を脱いでね、とお願いしたところ、裸足になった子供達から「なんかザラザラしてる」と文句が続出。
「ごめんね~、ほんの1時間前までグチャグチャだったんだけど、やっとの思いで掃除したんだよね~」と言うと、
「まあ、掃除したんだろうけどさあ、きちんとできてないってことだよね」なんて厳しいお言葉をいただいてしまいました。
まあね、引っ越ししてない君達はなんとでも言えますよ。でもね、これってほんと、すんげ~大変なことなんだよ。大の大人が思わずへこたれそうになるほどにね。
普通に暮らしてるのと同じことをしながら、ひとつの家を空っぽにしてきれいにして、空っぽにした分と同じ量の荷物を別の家に入れながらきれいにする。
これって想像以上の時間と忍耐と労力がいるんだよね。
いつか自分が引っ越しした時に分かるよ。そん時に思い出してくれるかなあ。あの日、先生の目の下のクマ、スゴかったよなあって。
そして昨日はまた、ドナルド夫婦とのさよならをする日でもありました。
家の明け渡し式とでも言うのでしょうか、空っぽになった部屋をひとつひとつ一緒に回り、故障や破損の状態を調べ、敷金の払い戻しの金額を決める作業をしました。
それにしても、月曜火曜と二日続きで荷物出しをし、火曜の晩には旦那とふたり、もうこれで絶対大丈夫と固く信じて部屋を出たのに、出てくる出てくる残り物が?!
風鈴、クリスタルカットの窓飾り、時計etc、不思議でした。
最後にキッチンに集まって、丸9年も経ったなんて信じられないとか、ほんとにお互いいい時間を過ごせたとか、これからも仲良くやっていこうとか話していると、
「いやあ、でも、思い出すわあ、まうみのアレ」
「昨日もね、急に朝に思い出して、プププッて独りで笑ってたの」
「ああアレ?プリファッキングッド?」
「そうそう、あ~もう~、また思い出した!」ブヮッハッハッハッ!
旦那が会社勤めをしていた頃、その会社社長(旦那の大学時代の友人の弟)のガールフレンドから家に電話がかかってきたことがありました。
わたしはまだこちらに来て日が浅かったので、どんな様子かを尋ねる電話をかけてくれた彼女。
「どう、まうみ、元気?」と聞かれて、「うん、まずまずいい感じ」と答えるつもりが、ツルリとFワードが口から滑り出てしまったわたし……。
「……あ、そ、そう、元気、よ、よかった」
↑の……の間に色濃く漂っていた空気が今も忘れられないのでした。
ちょっとセンチになったらどうしよう、なんて心配してたのに、ゲラゲラ笑いながらさよならができて良かったです。大ボケもたまには役立つもんです。
互いにギュッとハグ、鍵を返しました。近いんだし、またちょくちょく一緒に夕飯食べよう、と約束して別れました。
いつものパン屋さんや生徒の家に行くと、やっぱりもうモントクレアには住んでいないんだなあと強く感じます。
でも、ここもなかなかいい所です。たくさんの鳥の鳴き声が楽しいし、たまに遊びに行ったカナダの湖畔の家を思い出させてくれるような朝の空気が漂っています。
二階と三階はまだまだ悲惨ですが、これも時間さえかけたらいつかは終わる、決して永遠には続かない作業なので、メゲずにコツコツやっていこうと思います。