ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

いい事もあった

2009年06月17日 | お家狂想曲
今朝から新しい温水器を取り付けてもらいました。



前のは20年前の物で、温水器は一般的に10年経つと古いとみなされるそうで、二倍の年月が経っているということで新しい物に替えることにしました。
今の家(モントクレア)の温水器も相当古いみたいで、熱いお湯にするとカビの臭いがします。夏場はそれが強くなって、浴槽にお湯を張ると滅茶苦茶臭います。
食器などを洗う時は仕方がないのでそのまま使っていますが、コーヒーやお茶を入れるカップやポットを先に温めるお湯は、濾過して沸かしたものにしていました。
わたしの鼻はカビ臭に敏感でとても気になる方なので、もしいつか家を持てるようになったら、カビの臭いのしないお湯を使えるようにしたいと願っていました。

温水器のついでに、オイルヒーターの中も掃除してもらいました。



このジマーマン会社はわたし達のお気に入りの会社です。オイルカンパニーもいろいろあって、料金が安けりゃサービスがボロボロだったりしますが、
ここはそこそこ安い上に、サービスがとてもしっかりしています。上の大家さんから教えてもらいました。今年の冬のオイル代、ちょっとドキドキです。

このタンク、いつ見てもめちゃ渋い!いったい何年前のなんだろう?



今はこのタンクの中に満タンのオイルが入っていて、契約時に600ドル(満タン分)払いました。契約時の常識なんだそうですが、考えていなかった出費でした。


さて、これが床のミスマッチ部分。



職人さんは、いつ行っても、それはそれはコツコツ仕事をしてくれています。
合わない部分のことを直接話してみました。僕も気にはなってるんだけど、こんなに差が出るなんて想像も出来なかった、ということでした。
でも、なんとかできるだけのことはやってみる、と言ってくれたので、もう彼にお任せすることにしました。
もうすでに上薬を一回塗ってしまってあるので、また研磨してどうのこうのということはできません。
そんなことをすると、またまた予定がズレてしまうので、もうここは気持ちを切り替えていこうと思います。
引っ越しは日曜日。ピアノはピアノ専門の運送会社に頼みました。土曜日に運び込むことになりました。

かなり頭の中はゴチャゴチャしていますが、少しずつ少しずつ前に進んでいることは確かなので、ヤケにならずにコツコツやります。あともう少しです。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

泣きたい気持ち

2009年06月17日 | お家狂想曲
昨日、夕飯当番のKの代わりに焼きそばをオリジナルな味付けで作ってくれたRちゃん。夕飯を食べてから、Rちゃんも一緒にウィンザーの家に行きました。
さて、床はもう仕上がって、あとは乾くのを待つばかり。どんな感じになったかなぁ~とワクワクしながらドアを開けると……、
うそやぁ~!なんでぇ~?神様、これは夢だと言って!
触るとまだベトベト、しかも塗りが中途半端、そして……入れ替えた板の部分が全く違う色合いのまま……

気分を立て直して、とりあえず持ってきた箱を運び、家に戻りました。
「なんであんなに色が違うまま上薬を塗ったんやろ」
「でも、彼は最初っから言うてたやん。百年前の木と全く同じ色合いにはならんって」
「誰も全く同じ色合いになんて言うてへんやん。けど、限りなく近づける努力はしてもええんちゃうん?」
「けど、時間が無い状況やったのはうちが原因やし」
「そんなん言い訳にならへんやん。実際に、床が原因で引っ越しの予定をもう2回も変えてるんやで。一言も急いでって言うてへんやん」
「それでボクに何を伝えて欲しいん?あの仕事では満足できんから代金まけてってこと?それともやり直せって言うて欲しいん?」

今日は支払いの日の予定でした。それで朝の9時に向こうで待ち合わせをすることになっていました。
「そんなことじゃなくて、ただあの仕上がりには満足してないっていうことを伝えて欲しいだけやん」

そこで今朝、旦那は責任者のデイビッドに電話をかけ、わたしが伝えて欲しかったことを言いました。
すると、「あれはまだ仕上がりの状態じゃない。あともう1回上塗りしなければならないけど、先に塗った液がなかなか乾かないので塗れなかった」と言った彼。
旦那が黙っていると「本当はヒーターを使って乾かしたかったけど、職人がヒーターをどうやってつけたらいいのか分からなかったからできなかったんだ」
電話を切ってから「じゃあどうして、ヒーターをつけなければならなかった昨日の時点で、それを伝えてくれなかったのか。伝えてくれてさえいれば、旦那かわたしのどちらかが行ってつけることができたやん!」とわたしが言うと、
「昨日はふたりとも仕事で居なかったし、電話がかかってきても行けなかったかもしれない」と、訳の分からないことを言う旦那……。
そして極めつけに、「もう言うてもしょうがないこと言うて向こうの心証を悪くしたくない。いい関係を保ってこそいい仕事をしてもらえると思う。まうみはそういう文句を言うことが大事かもしれんけど、ボクはそうは思わない」と言って部屋を出て行ってしまいました。

結局、事を荒立てては物事はちっとも前に進まない派の旦那は、金曜の引っ越しを三たびキャンセルしました。
ウンベルトさんは、こちらから再三電話してもファックスしてもメールしても、うんともすんとも返事が無く、細かい打ち合わせが出来ない状態のままでした。
何回も予定を変えた挙げ句に断りの電話をかけて申し訳ない、と旦那が言うと、いいよいいよ~そんなこと、また次の機会にね~とめちゃんこ軽かったそうです。
お手伝いをお願いしていた人達にも連絡しなければなりません。
そしてまたまた大家さんにも滞在延期のお願いをしなければなりません。
引っ越し会社を一から探し直し、ピアノの運搬の手配をし、配管や配電工事の延期、配達の延期……ほんとにもう、なんてことだろう……。

わたしだって事を荒立てたくなんかありません。
でも、新しい板がはめ込まれた時点で、わたしは職人さんにはっきりと聞いたのです。「こんなに色が違うけど大丈夫?」って。
すると職人さんは、「色合いを限りなく近づけるために塗りを重ねるので大丈夫」と答えてくれました。
なので、完璧ではないだろうけれど、限りなく近い色になるんだと思っていました。そのために時間が延びても仕方がない。いい仕事をしてもらいたい。そう思っていました。だから、あの違いにはびっくりしたしがっかりしたんです。
百年前の床板という経験が無い彼らには、予想もできなかった色の変化が生じたのかもしれません。
雨が降り続いたことも、仕事に影響しただろうと思います。
でも、それでもやっぱり、わたしは納得できない。

泣きたい気持ちだけど、今日はコンサートの本番です。

ついさっき最終リハーサルをやって、あと5分したら本番という合間にこれを書いています。
これから2ステージやってきます。ピアノの前に座ったら、こんなことぜぇ~んぶきれいさっぱり忘れて、ノリノリで演奏できると思います。
じゃ、MAUMI TRAIN 軽快に走らせてきま~す
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする