ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

ごきげんよう!

2011年08月19日 | ひとりごと
夜の7時頃、窓の外がいきなり暗うなったかと思たら、ざわざわ~っと葉っぱが揺れて、
玄関の外に出たら、


裏の勝手口の外に出たら、


こりゃ雷さんのお出ましや!

昨日の夜中、そらもう、とんでもなくでかい「ドン!」やら「パキン!」やら「ガラガラ!」やら、近所に4回も落ちた雷さん。

一雨降ったらまた涼しなるな……。

渋滞がどえりゃ~嫌いな旦那からの命令で、明日は早起きなんで、そろそろ寝ます。
滞在先の小島でインターネットが使えたらええのやけど……多分不可能っぽいので、みなさん、木曜日までごきげんよう。
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原発という悪魔に魂を売り渡し、原発マネーという麻薬に冒された人々が棲む国

2011年08月19日 | 日本とわたし
以前にも何回かここで紹介したことがある、『カレイド・スコープ』という、ダンディ・ハリマオさんのブログの記事、『魂を売った泊村は、北海道でいちばんガン死亡率が高い』を、みなさんにも読んでもらいたく思い、ここに転載させていただきました。


以下は、記事からの抜粋です。

『「吉田照美のソコダイジナトコ」という早朝のラジオ番組に、本日(18日)、レギュラー・コメンテーターのアーサー・ビナード氏が出演して、北海道・泊原発営業運転移行の背景を分りやすく語っています。

アーサー・ビナード
米国ミシガン州生まれ コルゲート大学英米文学部卒。
1990年に来日し、日本語での詩作を始める。
詩集『釣り上げては』(思潮社)で中原中也賞を受賞。

アーサー・ビナード氏は、最近、多くのラジオ、インターネット・フリー・メディアに登場して、日本の原子力ムラについての分析を語っています。



吉田照美:
東京電力福島第一原発事故後、検査中の原発が営業運転を再開するのは、これが初めてということなんですが、まず、アーサーさんのこのことに関するご意見は。

アーサー・ビナード:
九州電力玄海原発の再稼動の問題が一回出てきたものの、やらせメール、献金問題、いろいろ出てきて凄いんだけど、言語的な解釈においては、一緒なんですね、泊原発と玄海原発は。

それから世界に送るメッセージも、ほぼ同じなんだけど、実態はまったく違うんですね。
そこを理解した上で、考えたほうがいいと思うんですね。

実態が違うということは、つまり、玄海原発の場合は、止まってるんですね。
だから地震が起きて大変なことになっても、稼動中の原発ではないのでメルトダウンする危険性は低い。動いてないから。

泊原発の場合は、3月11日の時点ですでに動いているんです。ずぅーっと稼動しているんです。
稼動してるんだけど、営業運転に切り替わる直前に地震が起きて、それで調整運転していた。

調整運転と営業運転と同じことをやってるんだけど、名前が変わるという。
それが今の……その呼び方の変更に同意するかどうか、それとも止めるか、というのが今回の問題なんですけど、
あの玄海の場合は燃料を入れて装てんして稼動させるかどうかということだったから、そこが違っていて、今回(泊原発の場合)は名前が変わるだけ、調整運転と営業運転と。

でも名前が変わるということが許される、ということにかなり大きな意味があるんです。

世界はこれをちゃんと見ていて、日本が何をやろうとしているのか、どういう国なのか、っていうことが読み解かれることになるんですね。

完全に止まっている原発だと、(核燃料を)装てんするときに、『核燃料税』が出るんですね。
それから発電量に応じて支払われる『交付金』の額も違ってくる
んです。


管理人(ダンディ・ハリマオさん):
電源三法交付金のトップは福島県で、少し古い資料ですが、2004年度ベースで年間130億円。全国では824億円。

原子力発電の発電量は年間約3000億kwhであり、電源三法交付金約824億円は0.27円/kwhとなり、これはバックエンド費用積立て不足約1円/kwhとともに、経済産業省が発表する原子力発電表面原価5.9円/kwhには含まれていない(2004年ベースの計算)
(以上、Wikiより)

とあるように、原発を立地させることによって住民のがまん料として交付金が出される。
この本質は、『口封じ』料。

少しくらい病気が出ても、騒ぐなよ、ということで地域住民に『共犯意識』を植え付けることと、『隠蔽体質』を根付かせることに役立っている。

これらのマインド・コントロールのコストは、一切電力の原価に含まれていないため、正確にコストをはじき出せば原子力発電が、いかに高くつくか、原子力発電自体が、とんでもないペテンであることが分るのです。


吉田照美:
お金が違ってくるんですか。

アーサー・ビナード:
違ってくるんです。

泊原発は、すでに動いているんで、(調整運転から営業運転になったとしても)地元に落ちるお金は変わらないはずなんです。

で、北海道の高橋知事も昨日の会見で「営業運転への移行は再稼動には当たらない、とした国の見解を理解した」と言っているんですね。

だけど、本質は、これは言語的なアヤかも知れないけれど、これは再稼動の一種であって、これは原子力ムラの狙い通りなんですね。

高橋知事は、「大したことない」と言うかも知れないけど、でもこれは原子力ムラの描いた道筋にピッタリ沿っているわけですね。

だから大きな意味を持っているんですね。

吉田照美:
これは、今おっしゃった調整運転でも営業運転でも、実態が同じということであるならですね、なんで高橋知事は原子力ムラの思惑に乗ってゴーサインを出したのか、その辺りを。

アーサー・ビナード:
ほんとだよね、オーケーしなけりゃいいと思うでしょ。

それは昨日の東京新聞とか見ると、いろいろ分ってくるんですけど、高橋知事個人の事情と、それから原発が立地する自治体の事情と両方あるんですね。

で、東京新聞に昨日乗ったのは、高橋知事は北海道電力の幹部から毎年、個人献金を受けていて、幅広く、いっせいに、電力会社のポジションによって(高橋知事への献金の)額が決まっていて…。
高橋知事の支持組織というか、原子力ムラの村民のひとりが、今、知事をやっていると言っても過言ではないですね。

吉田輝美:
(高橋知事は、むしろ北海道電力の)社員に近いかも知れませんね。

アーサー・ビナード:

まあ、原子力ムラの住民、社員、村人という感じなんですね。

で、原発が立地している自治体は原発が止まると、もう財政が破綻するんですよ。もう、見事に破綻するんですよ。
「えっ、こんなに(原発に)依存してるの?」っていう、まあ数字を見れば、知れば知るほど驚きますね。

吉田照美:
ほうっー、恐ろしいことですね。

アーサー・ビナード:

あの朝日新聞の6月24日の北海道版に載った記事があって、泊原発1号機、2号機が着工した1984年から昨年度までに泊村に下りた交付金や原発施設の規定資産税は、およそ580億円。
それが泊村の財政の大部分
なんですね。

泊村の今年度の一般会計当初予算に占める原発関係の予算は、およそ7割。

『7割』で人を奴隷にできる、という原子力マファイアの力学

この『7割』というのは、おもしろいんですよね。
自民党が電力会社からもらう献金額も全体の7割なんです。

だから、こういう数字って、どっか力学が同じで、同じ原子力ムラで、こうなっていくんですよね。

僕は7月の下旬は北海道だったんですけど、北海道の新聞をいろいろ読んでいると、たとえば泊村の牧野村長のインタビューなんかの記事が載ってるんですね。

そうすると、誰もが普通に、もう普通に動かしてもらいたい、と、そんな話をすんですよね。
もう誰もが普通に動かしてもらいたい。
で、みんな住民は、安全で安心できるようにするんだ、とか言うんです
よね。

つまり3月11日からは始まったフクシマの原発事故で世界が変わったんだ、ということを認識できない。
(7割)というのは、それぐらいの財政の割合
なんですね。

吉田照美:
そうですね、にっちもさっちもいかないですね、これ。

パニックを装いながら4月上旬の時点で、原発交付金のシステムを、こっそり変えていた海江田万里と高木義明。
国民を救うのは二の次で、こんなことばかりやっていたのだ



アーサー・ビナード:

文部科学省は、『レベル7』を発表した翌日、えーと、思い出すと4月12日に選挙が終って、「フクシマは、実はチェノルブイリと同じだった」と、分ってましたって本人たちは言わないけれど、明らかに隠していた。

実は、その翌日の4月13日に、交付金を支給する仕組みを全面的に改正したんです。

吉田照美:
速い動きだよね、これは。

アーサー・ビナード:

速いしピンポイントだし、見事ですよね。

吉田照美:

巧妙だよね。

アーサー・ビナード:
事故対応に追われてバタバタしてるのかなと思っていたら、そうじゃなくて余裕があって、自治体が抵抗できないように、それから市民の力が、まったく原子力政策に働かないようにするために、交付金のシステムの全面改正をやって、これからは動かすほうが儲かる、止めていると、さらに(原発立地の自治体の)財政が厳しくなる、という見事な前面改正だったんですね。

それも隠蔽していたというわけではないけれど、普通だったら、記者発表があってしかるべきだけど、それをやらないですね。

実質的に稼動しているとはいえ、この調整運転という位置づけでは、いつ運転が止まってもおかしくない。

で、地元にとっては、新たに全面改正された交付金のシステムの下では、さらに弱い立場になって、「運転が止まれば明日は夕張」…。
みんなそう言うんですよ、北海道の自治体の人はそうなんです
よ。

「明日は夕張」

だから夕張が見事に利用されている。
一箇所、潰しておいて、「オタクらも夕張のようになりたいの」という…。

泊村も、高橋はるみも、原子力ムラの道具にされただけ

吉田照美:
脅しをかけるんだ。

アーサー・ビナード:
魂を売った後、どうするかっていう。

吉田照美:
本当だね。
だけど、これ高橋知事に営業運転を容認させないっていう道筋はなかったんですかね。

アーサー・ビナード:
まあ、三つの選択肢があったんですね。

・このままの調整運転を続ける、
・全面停止をさせる、

・営業運転への移行で、

高橋さんは、これを選んだんだけど、そもそも知事に原発を止める権限はないんですね、厳密に言うと。

だけど、知事が「私は反対です、これと止めるべきだ」って言って市民の力を結集して、電力会社が動けないように流れをつくることはできるんですよ。

ただし、それは高橋さんが貰っている献金の内訳を見ると、それはやらないよなぁ、っていうこと。
世論に訴えるというやり方は、彼女の中での選択肢はなかったんですね。

で、北海道は観光も大きな資源になっているんですよね。

(この営業運転への移行で、北海道観光の)国際的評価も下げた、自分の首も絞めた。

だけど、すべては中央の政治家が政局ばっかりやっていて、官僚は4月に巧みに交付金の制度を全部いじって、再開の道筋が開かれて…。

中央政府がそれをやって、北海道の高橋知事も自治体も乗せられて、再稼動への大きな流れをつくるための道具にされたんですね。

北海道ではダントツに高い泊村のガン死亡率。

これが原発という悪魔に魂を売り渡し、原発マネーという麻薬に冒された人々に与えられる『恐怖の報酬』です。

彼らの未来は…、考えるだけでも恐ろしくなる。

来年の4月から高橋はるみのリコールが可能になります。
こんなクズは、国民の手で引き摺り下ろさなければならない。

知事のリコールは当選日1年後から可能。

同時に、このゼニゲバ連中も。
福島県知事:佐藤雄平 2011年10月から。
佐賀県知事:古川康  2012年4月から。


ほとんどの国民がリコールを支持するでしょう。



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アドレナリン大放出!

2011年08月19日 | 音楽とわたし
ヴァイオリニストのサラが来てくれた。
彼女は今回のカーネギーのパートナー。
美人で賢くてカジュアルで、ヴァイオリンがすごく上手い小学校の先生。

実はオーディション後、たったの一回も合わせの練習をしていなかったので、今日が久々の合わせ。
夏が終わると、彼女もわたしも仕事がフル稼働になり、あっという間に本番を迎えてしまいそうなので、
とりあえず夏が終わる前に、ひと合わせして、互いに宿題を作ろうということになった。

やっぱり、もともと気が合う、音楽性が共通している、どう歌いたいかが理解できる、というのは大きい。
サラとわたしの間の問題点は、テクニック的に弾き辛い部分を個人で練習することぐらいで、
微妙なずらしや待ち、それから感情の色合いなどは、何も言わなくても演奏から手に取るようにわかる。

「この曲って不思議。普段わたしって演奏する時にそんなに体を揺らさない方なんだけど……なぜかこれを弾くと」と言いながら、ブイ~ンブイ~ン……。
「あ、わたしも!」と応えながらブヒ~ンブヒ~ン……(←一文字違うだけでイメージが……)。

なぜかどんどん興奮してきちゃうのだ、この曲。
もともとは、この曲の作曲者であるフランクが、ヴァイオリン奏者の友人の結婚のお祝いにと作ったらしいんだけど……。
初っぱなからうっとり……あぁ~しゃ~わせ♪な気分になる。

嗚呼、もっともっとうまくなりたぁ~い!

などと言った舌の根の乾かぬうちに、明日の土曜日からまた、水曜日の夕方まで、車で5時間ばかり北上したとこにある島に行ってきまっす!
またまた、今は日本に住んでいる友人夫婦が、家族の所有する別荘に滞在している間に便乗させていただきます。
今年の夏はこういうのばっか……ごめんね~友よ!

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