島は自然の宝庫。
水も緑も空も、なにもかもが豊か。
人も動物も植物も昆虫も、のびのびと元気に生きてる。
というわけで、『Martha's Vineyard』第一日目の夜は、元気いっぱいの蚊の洗礼を一身に受けた。ありがたやぁ~!
なにしろ、蚊には異常なくらいに好かれるタチのわたし。
どこに行っても、誰といても、まるで吸い取り紙のようにわたしに群がってくるにっくき蚊……。
旦那とわたしのために用意してくれたベッドルームのそこかしこに、ウエルカァ~ム!と言わんばかりに、奴らは潜んでたのであった。
前の晩に寝てなかったこともあって、ヘロヘロやのに、あの「ぷぅ~ん」が耳元で聞こえてきたらもうあきまへん。
目がパチリと開き、普段では考えられへんぐらいの素早さでベッドの上に立ち上がり、ダンボ耳レーダーで居所をつきとめる。
はじめは他の人の睡眠を邪魔せんようにと、かなり気を遣てたのやけど、殺しても殺しても現れてくる蚊にとうとうキレて、ドスッ!バチンッ!ガタンッ!のオンパレード。
旦那も協力してくれて、ふたりで数十匹をやっつけるも、あかん、きりがない、もうこれ以上は無理……と観念し、
こうなったら無理矢理自分らを寝かせやなと、旦那がくれた漢方の錠剤を飲み、マグネットを貼ってもろた。
鍼師はこんなとこにも役立つのであった……一家に一台鍼灸師……朦朧としながら感謝!
そんな悲惨な夜を過ごしたのにも関わらず、目覚めはなかなかに爽快。
これもみな、この島が持つエネルギーのおかげか?
今日は、Gの案内で、島の観光スポット(わたしにしてみりゃどこもかしこもスポットなんやけど)巡り。
Gはこの島を、心の底から愛していて、いろんな場所に思い出話がある。
しかも、その話はちょっと普通とちゃう。
なぜか?
Gは型破りでやんちゃな男の子やったからなのであ~る。
彼の両親は本気で、この子は16才まで無事に生きられるやろかと心配してたそうなのであ~る。
なので、いろんな所にオモシロ仰天エピソードが潜んでいる。
本人からその話を聞きながらの島巡り。楽しくないはずがない。
まずはここ、なんともカジュアルな彫刻の森。
昨夜から合流した、Gの高校時代からの友人Jくん、20年ぶりの島にどっぷりノスタルジーを感じつつも、こんなことしてはります……。しかも似合い過ぎ!
お次は、元々はGEY HEADという、ちょっと過激な名前がついてた岬見学。灯台がめちゃイケてる。
なんともはや、びゅーてぃふるな景観。
展望台に居る我々から丸見えの、岸壁のふもとの浜は、実はヌーディストビーチとして有名らしい。
しかも、展望台には、ナニゲに望遠鏡などが設置されていて、おいおい!とツッコミを入れつつも覗く旦那。
わたしはちょいと、写真を撮ってみた。
もうちょっとズーム。
もうちょっとズーム……したのがあるんやけど、やっぱね、いくら後ろ姿といえど、公共の場やし、遠慮しとこっと。
赤と白のライトが交互にやってくる灯台。
ヌーディストビーチと対岸にある、これは普通のビーチ。ひろぉ~い!
島巡りバス。思わず乗りとうなるノリノリのブルー!
めちゃんこフレッシュなフィッシュサンドが食べられるお店、のはずやったけど、サンドはもうやってないみたいでガックリ。
そこで教えてもろた別のお店に行く道中にも灯台。
ここが美味しいと有名のナンシーさんのお店。Gが「このサメは本物か?」とつぶやきながらジィ~ッと見つめていた。
……なわけおまへんやろ?
近所の、世界一古いことで有名な、メリーゴーランドを見学。シブ過ぎ!
この棒の先っちょから金の輪っかが出ていて、馬に乗った客が掴み取るのがお楽しみ。
中に時々金色の輪っかが混じっていて、それを見事に掴んだ人はもう一回乗れるのがルール。
Gは小さい頃から毎年ここに来て乗ったけれど、金の輪っかが当たったのはほんの数回だったらしい。
ほんでもって、Gのお姉さんの中に、輪っか取りの天才が居て、瞬間に指を素早く動かして、一度に何個も取れたらしい。
ピアノを習たらすごいことになってたかもしれん……。
夕ご飯のおかず獲りに励むアメリカン。公衆浴場の一場面っぽく見えるのはわたしだけ?
真水が混じっているので、こういう風景が可能。
みてみてママァ~、こんなのが獲れたよ~とK君。
もちろんわたしも参加。
毎年、決まって一度は夢に見る、一心に貝獲りに励む自分。
しかも、夢の中のわたしは、日本で経験した熊手などを使う貝拾いではなく、必ず海の中に胸の辺りまで浸かっていて、足の指でゴリゴリ海の底を掘っている!
そやからこれはまさに、DREAMS COME TRUE!ではあ~りまへんか!
もう嬉しゅうて楽しゅうて、ガハハ!と笑いが止まらん自分の写真を見て、海女かわたしは……と唖然とした。
さて、今夜の蚊対策→蚊取り線香!
けども、ふたりとも揃いも揃て煙アレルギーなもんで、とりあえず早めに焚いて、しかも窓を網戸にしたまま様子を見ることにした。
わたしがあんまり蚊にこだわったからか、すっかりGに伝染してしもた。
いきなり台所からドン!ガタン!と音が聞こえてきて覗きに行くと、キッチンの天井の角に潜む蚊を、今まさに殺さんとす!のGの後ろ姿が。
すまんG!
ところで、Gの友人Jくんは一泊のスピードトリップでおしまい。
彼がここに来てた時は、かならず男の子部屋(子供や孫が増えてから建て増しした、男の子用と女の子用に分かれてる、二段ベッド付きの可愛い部屋)に泊まったそうで、
大人になった今も、どちらかというと女の子部屋のベッドの方がよさげやったにも関わらず、なんかやっぱり落ち着かんかったからと、男の子部屋の二段ベッドに寝たらしい。
そういうのって、なんかええな……。
夕暮れの沖合。明日も晴れそうや。
水も緑も空も、なにもかもが豊か。
人も動物も植物も昆虫も、のびのびと元気に生きてる。
というわけで、『Martha's Vineyard』第一日目の夜は、元気いっぱいの蚊の洗礼を一身に受けた。ありがたやぁ~!
なにしろ、蚊には異常なくらいに好かれるタチのわたし。
どこに行っても、誰といても、まるで吸い取り紙のようにわたしに群がってくるにっくき蚊……。
旦那とわたしのために用意してくれたベッドルームのそこかしこに、ウエルカァ~ム!と言わんばかりに、奴らは潜んでたのであった。
前の晩に寝てなかったこともあって、ヘロヘロやのに、あの「ぷぅ~ん」が耳元で聞こえてきたらもうあきまへん。
目がパチリと開き、普段では考えられへんぐらいの素早さでベッドの上に立ち上がり、ダンボ耳レーダーで居所をつきとめる。
はじめは他の人の睡眠を邪魔せんようにと、かなり気を遣てたのやけど、殺しても殺しても現れてくる蚊にとうとうキレて、ドスッ!バチンッ!ガタンッ!のオンパレード。
旦那も協力してくれて、ふたりで数十匹をやっつけるも、あかん、きりがない、もうこれ以上は無理……と観念し、
こうなったら無理矢理自分らを寝かせやなと、旦那がくれた漢方の錠剤を飲み、マグネットを貼ってもろた。
鍼師はこんなとこにも役立つのであった……一家に一台鍼灸師……朦朧としながら感謝!
そんな悲惨な夜を過ごしたのにも関わらず、目覚めはなかなかに爽快。
これもみな、この島が持つエネルギーのおかげか?
今日は、Gの案内で、島の観光スポット(わたしにしてみりゃどこもかしこもスポットなんやけど)巡り。
Gはこの島を、心の底から愛していて、いろんな場所に思い出話がある。
しかも、その話はちょっと普通とちゃう。
なぜか?
Gは型破りでやんちゃな男の子やったからなのであ~る。
彼の両親は本気で、この子は16才まで無事に生きられるやろかと心配してたそうなのであ~る。
なので、いろんな所にオモシロ仰天エピソードが潜んでいる。
本人からその話を聞きながらの島巡り。楽しくないはずがない。
まずはここ、なんともカジュアルな彫刻の森。
昨夜から合流した、Gの高校時代からの友人Jくん、20年ぶりの島にどっぷりノスタルジーを感じつつも、こんなことしてはります……。しかも似合い過ぎ!
お次は、元々はGEY HEADという、ちょっと過激な名前がついてた岬見学。灯台がめちゃイケてる。
なんともはや、びゅーてぃふるな景観。
展望台に居る我々から丸見えの、岸壁のふもとの浜は、実はヌーディストビーチとして有名らしい。
しかも、展望台には、ナニゲに望遠鏡などが設置されていて、おいおい!とツッコミを入れつつも覗く旦那。
わたしはちょいと、写真を撮ってみた。
もうちょっとズーム。
もうちょっとズーム……したのがあるんやけど、やっぱね、いくら後ろ姿といえど、公共の場やし、遠慮しとこっと。
赤と白のライトが交互にやってくる灯台。
ヌーディストビーチと対岸にある、これは普通のビーチ。ひろぉ~い!
島巡りバス。思わず乗りとうなるノリノリのブルー!
めちゃんこフレッシュなフィッシュサンドが食べられるお店、のはずやったけど、サンドはもうやってないみたいでガックリ。
そこで教えてもろた別のお店に行く道中にも灯台。
ここが美味しいと有名のナンシーさんのお店。Gが「このサメは本物か?」とつぶやきながらジィ~ッと見つめていた。
……なわけおまへんやろ?
近所の、世界一古いことで有名な、メリーゴーランドを見学。シブ過ぎ!
この棒の先っちょから金の輪っかが出ていて、馬に乗った客が掴み取るのがお楽しみ。
中に時々金色の輪っかが混じっていて、それを見事に掴んだ人はもう一回乗れるのがルール。
Gは小さい頃から毎年ここに来て乗ったけれど、金の輪っかが当たったのはほんの数回だったらしい。
ほんでもって、Gのお姉さんの中に、輪っか取りの天才が居て、瞬間に指を素早く動かして、一度に何個も取れたらしい。
ピアノを習たらすごいことになってたかもしれん……。
夕ご飯のおかず獲りに励むアメリカン。公衆浴場の一場面っぽく見えるのはわたしだけ?
真水が混じっているので、こういう風景が可能。
みてみてママァ~、こんなのが獲れたよ~とK君。
もちろんわたしも参加。
毎年、決まって一度は夢に見る、一心に貝獲りに励む自分。
しかも、夢の中のわたしは、日本で経験した熊手などを使う貝拾いではなく、必ず海の中に胸の辺りまで浸かっていて、足の指でゴリゴリ海の底を掘っている!
そやからこれはまさに、DREAMS COME TRUE!ではあ~りまへんか!
もう嬉しゅうて楽しゅうて、ガハハ!と笑いが止まらん自分の写真を見て、海女かわたしは……と唖然とした。
さて、今夜の蚊対策→蚊取り線香!
けども、ふたりとも揃いも揃て煙アレルギーなもんで、とりあえず早めに焚いて、しかも窓を網戸にしたまま様子を見ることにした。
わたしがあんまり蚊にこだわったからか、すっかりGに伝染してしもた。
いきなり台所からドン!ガタン!と音が聞こえてきて覗きに行くと、キッチンの天井の角に潜む蚊を、今まさに殺さんとす!のGの後ろ姿が。
すまんG!
ところで、Gの友人Jくんは一泊のスピードトリップでおしまい。
彼がここに来てた時は、かならず男の子部屋(子供や孫が増えてから建て増しした、男の子用と女の子用に分かれてる、二段ベッド付きの可愛い部屋)に泊まったそうで、
大人になった今も、どちらかというと女の子部屋のベッドの方がよさげやったにも関わらず、なんかやっぱり落ち着かんかったからと、男の子部屋の二段ベッドに寝たらしい。
そういうのって、なんかええな……。
夕暮れの沖合。明日も晴れそうや。