ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

米国たかが5セントケチったがために事情

2011年08月25日 | 米国○○事情
久々に、駐車違反切符を切られた。

久々に、ピラテスのクラスを受けに、YMCAに行き、たまたま停めた所の料金メーターが、あと40分も残ってた。
ラッキー!とばかりに逆算して、1時間のクラスがちょっと延びたとしても、ぎりぎり間に合うやろうと、20セントだけ足した。
ここの駐車場は、10セントで12分。25セントで30分。
そやし、10セント玉を2個入れたってことで、駐車できる時間は合計1時間と4分。

ところが……、

いつも時間通りに終わるはずのクラスが延びた。
というても、5分だけ。
慌てて部屋から出て、階段を急いで降り、車に戻ってみたら……、
フロントガラスの真ん中の下辺りに、なんかいや~な予感のするペラペラの紙を発見。

わたしが戻った時は5分超過。
けれども、切符を切った本人が見当たらへんから、この切符はそれより前に切られたに違いない。
少なくとも2分とか、最悪は1分とか。
あんまりやぁ~ん!
そらね、超過はしましたよ。
それは認めますよ。遅れたことは。
けど、けど、なんも1分や2分遅れた車に目くじら立てんでも、他にもっと、ほれ、わたしの車から三台隣のあの車、もう18分も遅れてるそれそれ、
そういうのんから取り締もうてくれたらどないですのん?

どうしても、絶対無駄な抵抗と知りつつも、なんか一言でも言うてからでないと帰れん気分のわたし。

やっと見つけたのは、でっかい黒人のおっちゃん。

「あのぉ~」
「なに?」
「あの10番のメーターで切符切られたもんですねんけど」
「なにか問題でも?」
「あのね、確かに遅れて降りてきたんですけど、いつもはちゃんと終わるクラスが終わらんかったもんで、それでも急いで降りてきて」
「いやぁ~、そういうね、お宅みたいな話はみんなあるんだけどさ、そんなのいちいち聞いてたらキリがないでしょーが」
「そりゃそうでしょう。わかります。けど、けど、あなた、たった1分や2分のことで、なにも30ドルもの罰金を払わせんでも……」
「だめだめ!オーバーはオーバー。1分でも100分でもオーバーはオーバー」

クゥ~……あの時もし、5セントをケチらんと25セント玉を入れてたら……。
後悔先に立たず……ぐやぢぃ~!!
コメント
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