4月7日・午後1時・マンハッタン(グリニッジ・ヴィレッジ)
今年のACMAの、カーネギーでの演奏会は、小ホールで2回、行われる。
なので、オーディションに合格する演奏者も例年の2倍。しかも、今年はピアノをソロで演奏できる。
こんな年に、指の故障で断念しなければならない自分にがっかり……。でもまあ、これも人生。
オーディションの採点の集計と、プログラム編成のためのミーティングに行く。
レンガと春の緑はよく似合う。
9.11で亡くなった消防士の方々を悼んで。
会議は、いつもに増してピリピリ感満載!
オーディションのことについては、わたしに質問が集中する。
そのいちいちに、きちっと答えたくて、脳がかなり無理をする。だから、動悸もどんどん速くなる。
旦那と待ち合わせして、車に乗り込んだ時には、朦朧としていて、しばらく口もきけなかった。
我々の行く先はフィラデルフィア。
旦那にとっては、ペンシルバニア大学で4年間過ごした、非常に懐かしい街。
ニューヨーク州からペンシルバニア州への橋を渡る。
同日・午後6時・フィラデルフィア・ダウンタウン(市役所近辺)
着いた!この街で一番好きなビルディング。
今回のこのホテル、旦那とわたしが一緒に暮らすようになって20年の間に泊まったホテルの中で、一番きちんとしている。
どうしてフィラデルフィアなのか?
明日の8日はイースター。毎年恒例の、親族一同集まっての会食がある。
ここ数年、クリスマスは我々の家、イースターは旦那の従妹が住むフィラデルフィアの家に集まることになっている。
親の代から子の代に、そうやってホストファミリーが引き継がれていく。
で、旦那の友人夫婦が、同じフィラデルフィアに住んでいて、半年ほど前に、双子の赤ちゃんが誕生した。
まだ誕生祝をしていなかったので、赤ちゃん達に会いに、イースターも兼ねて行こうではないかと思った次第。
で、もう一つついでに、わたしの誕生日の祝いもやってしまおうってんで、滅多に泊まらないまともなホテルとレストランを予約してくれた。
フィラデルフィアはいつ来ても、街全体がリラックスしている。
マンハッタンほど人が多くなくて、歩いている人達もゆったりした感じ。
車を通りに駐車するのも、マンハッタンみたいに血眼にならなくてもいい。
すべてがスルスルとうまくいく。う~ん、いい感じ。
レストランへ行こうと、車の所まで歩いていると、ん?これは?
トローリー?電車っぽい。ワクワク♪
降りて行くと、東洋人カップルが居た。どこでチケットを買えばいいのか、どうやって乗るのかチンプンカンプンな我々は、さっそく彼らに質問する。
「あの、僕はあんまり英語が得意で無いんで」という彼。
「どこの国の方ですか?中国?」
「日本人です」
にゃ~んや!それならそうと早よ言うてぇ~な~とばかりに、旦那も日本語で。
いっぺんに場が和む。
けど、残念ながら、トークンを買うには1ドル札しか使えないそうで却下。乗りたかったなぁ~……。
レストランに向かう。
映画『トゥエルブ・モンキーズ』に出てきた市役所。
レストランのご近所。旦那のガールフレンドの友人がここら辺に住んでいたそうな。
それで旦那は、その友人(マミ・ハラさんという日本人)のワンちゃん、タイシャ君を連れて、よくこの公園に散歩しに来たそうな。
可愛らしい入り口のレストラン『TALULA'S GARDEN』
待ち時間をバーで過ごす。
前菜とメインとデザート。この世のものとは思えん美味しさでありました。ごちそうさま!
おまけ。渋いトイレの手洗い所。なんか、幼稚園を思い出す。
ホテルに戻りホッと一息。
すると、旦那が、「恭平がトーナメントに来てるとこ、なんと、ボクが20~21才の時に住んでたアパートの真ん前や!行く?」と言う。
えぇ~!
「ボクらが行ったりしてもええかどうか聞こ」と、携帯メールを送ると、「別にええよ」と恭平。
またまた車に乗り込む。
ここがその家。懐かしそうに、家の前に佇む旦那。
二階の小屋根の上で、バーベキューをした。
恐々、トーナメント会場になっているゲームセンターに入って行く。
どんだけ混んどんねんっ?!
恭平はメインモニターでやっているというので、そこまで押し合いへし合い、場違いな中年&実年夫婦は突き進む。酸欠になりそう……。
中継係3人組♪
その目の前では……恭平はいつも地べたに、こんなふうに座って対戦する。
ボクちゃん、勝っちゃったもんね~♪の図。ガールフレンドのニーナもにっこり。
主催者の男性(緑のTシャツ)と歓談。5月の末に、オーストラリアのトーナメントに恭平を出場させると聞いてびっくり?!
おいおい、卒業試験の直前ちゃいまんの?
アパートの話をする旦那。
旦那は何度も、「あの時、20才そこらの学生やった自分は、まさか25年経って、自分の息子が、それも日本人の義理の息子が、
ゲームのトーナメントに参加しに、こんなとこに来るやなんて、夢にも思てなかった」としみじみ言う。
確かに……とわたしも思う。
世界は狭い。運命はおもろい。
ホテルに戻り、ふたりとも爆睡。ほぼ意識不明。
今年のACMAの、カーネギーでの演奏会は、小ホールで2回、行われる。
なので、オーディションに合格する演奏者も例年の2倍。しかも、今年はピアノをソロで演奏できる。
こんな年に、指の故障で断念しなければならない自分にがっかり……。でもまあ、これも人生。
オーディションの採点の集計と、プログラム編成のためのミーティングに行く。
レンガと春の緑はよく似合う。
9.11で亡くなった消防士の方々を悼んで。
会議は、いつもに増してピリピリ感満載!
オーディションのことについては、わたしに質問が集中する。
そのいちいちに、きちっと答えたくて、脳がかなり無理をする。だから、動悸もどんどん速くなる。
旦那と待ち合わせして、車に乗り込んだ時には、朦朧としていて、しばらく口もきけなかった。
我々の行く先はフィラデルフィア。
旦那にとっては、ペンシルバニア大学で4年間過ごした、非常に懐かしい街。
ニューヨーク州からペンシルバニア州への橋を渡る。
同日・午後6時・フィラデルフィア・ダウンタウン(市役所近辺)
着いた!この街で一番好きなビルディング。
今回のこのホテル、旦那とわたしが一緒に暮らすようになって20年の間に泊まったホテルの中で、一番きちんとしている。
どうしてフィラデルフィアなのか?
明日の8日はイースター。毎年恒例の、親族一同集まっての会食がある。
ここ数年、クリスマスは我々の家、イースターは旦那の従妹が住むフィラデルフィアの家に集まることになっている。
親の代から子の代に、そうやってホストファミリーが引き継がれていく。
で、旦那の友人夫婦が、同じフィラデルフィアに住んでいて、半年ほど前に、双子の赤ちゃんが誕生した。
まだ誕生祝をしていなかったので、赤ちゃん達に会いに、イースターも兼ねて行こうではないかと思った次第。
で、もう一つついでに、わたしの誕生日の祝いもやってしまおうってんで、滅多に泊まらないまともなホテルとレストランを予約してくれた。
フィラデルフィアはいつ来ても、街全体がリラックスしている。
マンハッタンほど人が多くなくて、歩いている人達もゆったりした感じ。
車を通りに駐車するのも、マンハッタンみたいに血眼にならなくてもいい。
すべてがスルスルとうまくいく。う~ん、いい感じ。
レストランへ行こうと、車の所まで歩いていると、ん?これは?
トローリー?電車っぽい。ワクワク♪
降りて行くと、東洋人カップルが居た。どこでチケットを買えばいいのか、どうやって乗るのかチンプンカンプンな我々は、さっそく彼らに質問する。
「あの、僕はあんまり英語が得意で無いんで」という彼。
「どこの国の方ですか?中国?」
「日本人です」
にゃ~んや!それならそうと早よ言うてぇ~な~とばかりに、旦那も日本語で。
いっぺんに場が和む。
けど、残念ながら、トークンを買うには1ドル札しか使えないそうで却下。乗りたかったなぁ~……。
レストランに向かう。
映画『トゥエルブ・モンキーズ』に出てきた市役所。
レストランのご近所。旦那のガールフレンドの友人がここら辺に住んでいたそうな。
それで旦那は、その友人(マミ・ハラさんという日本人)のワンちゃん、タイシャ君を連れて、よくこの公園に散歩しに来たそうな。
可愛らしい入り口のレストラン『TALULA'S GARDEN』
待ち時間をバーで過ごす。
前菜とメインとデザート。この世のものとは思えん美味しさでありました。ごちそうさま!
おまけ。渋いトイレの手洗い所。なんか、幼稚園を思い出す。
ホテルに戻りホッと一息。
すると、旦那が、「恭平がトーナメントに来てるとこ、なんと、ボクが20~21才の時に住んでたアパートの真ん前や!行く?」と言う。
えぇ~!
「ボクらが行ったりしてもええかどうか聞こ」と、携帯メールを送ると、「別にええよ」と恭平。
またまた車に乗り込む。
ここがその家。懐かしそうに、家の前に佇む旦那。
二階の小屋根の上で、バーベキューをした。
恐々、トーナメント会場になっているゲームセンターに入って行く。
どんだけ混んどんねんっ?!
恭平はメインモニターでやっているというので、そこまで押し合いへし合い、場違いな中年&実年夫婦は突き進む。酸欠になりそう……。
中継係3人組♪
その目の前では……恭平はいつも地べたに、こんなふうに座って対戦する。
ボクちゃん、勝っちゃったもんね~♪の図。ガールフレンドのニーナもにっこり。
主催者の男性(緑のTシャツ)と歓談。5月の末に、オーストラリアのトーナメントに恭平を出場させると聞いてびっくり?!
おいおい、卒業試験の直前ちゃいまんの?
アパートの話をする旦那。
旦那は何度も、「あの時、20才そこらの学生やった自分は、まさか25年経って、自分の息子が、それも日本人の義理の息子が、
ゲームのトーナメントに参加しに、こんなとこに来るやなんて、夢にも思てなかった」としみじみ言う。
確かに……とわたしも思う。
世界は狭い。運命はおもろい。
ホテルに戻り、ふたりとも爆睡。ほぼ意識不明。