ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

我ら、町に出て、意気地なしのマスコミに代わり、絶望してる子どもに光を見せたるなり!

2012年04月20日 | 日本とわたし
気功のせんせ、ミリアムの庭より。

2週間ぶりに行った。小ぶりの色違いのツツジが、おしくらまんじゅうしながら咲いとった。

 
真正面から見たらこんな感じ。


ツツジって躑躅って書くんやね……って……書けへんって、こんな字……。あれ?ってが4回もある……どうでもええことやけど……。
弟とふたりで、ツツジの垣根の前に座り込んでは、花をブチッともぎ取って、蜜をチュウチュウ吸うた。
ツツジを見ると必ず、ちっちゃかった弟と、その蜜の甘さを思い出す。

天に向かって咲く花。


ミリアムんちの桜も満開。


その下で、ちゃっかり桜ごっこしてる垣根の葉っぱ。


たんぽぽの綿毛はどうしても撮りとうなる。


春やけど紅葉!



帰り道、前庭でヤードセールしてる家があったので途中下車。
その家のお隣にも、小ぶりのツツジが満開!


いつか、うちの庭もなんとかしたいなあ……。



今日は2週間ぶりの瞑想クラス。
ミリアムの他に、わたしとダイアンだけの3人やった。
ミリアムが、健康貯金の話をしてくれた。

気功では、人はもともと、両親から受け継いだ体質と、その人自身の生き方が作る体質がある、と考えられる。

父親の精子、母親の卵子、それぞれその時にどんな環境で生きてたか、そういうことも全部受け継いだ体質。
タバコを吸うてたか、お酒を飲んでたか、寝不足してたか、ストレスで参ってたか、病気にかかってたか、薬を飲んでたか、
そういう、いろいろなこと全部が混じり合ったふたりの人間の精子と卵子。

それがもともと受け継いだ健康貯金。

そしてその受け継いだ貯金を、さらに増やすも減らすも、その本人の生き方と環境次第。
そんな話を聞きながら、やっぱりわたしは日本に思いを馳せていた。

「まうみ、日本のことを考えてるの?」
「うん……」
「日本には、こことは違って、すばらしい食の文化があるから。土台が違うから。
厳しい状況ではあるけれど、知恵と経験をうまく生かせて、折り合いをつけていけるかもしれないよ」
「でも……その文化が汚されてしもたから……」

瞑想のクラス中に、日本の話題をあまり出さんようにとがまんしてるのやけど、たまらんようになって、今の状況を少しだけ話した。

ふたりが、口を揃えてこう言うた。
ここアメリカでも、もし原発の重大事故の当事国になったら、政府も軍も、今偉そうに言うてるように、住民第一やなんてことはせんやろけど、
ほんで、国民は、今までの経験から、政府に最初っから期待も希望も持ってへんけど、
それにしてももし、今の日本で起こってるようなことがここでも起こったら、なんぼなんでもものすごい数の人間が反核デモに繰り出すと思うと。

官邸前抗議が、毎週金曜日に行われてる。
明日、武蔵野・三鷹・吉祥寺・日比谷・大阪・奈良、多分他にも多数の町で、脱原発デモが行われる。
日本はもう、主立ったマスコミが意気地なしでほんまのことを伝えへん。
そやから、気がついたもんが、勇気出して、みんなと一緒に、通りを歩きながら声で伝えていくしかない。
テレビ並みに、新聞並みに、ぎょうさんの人に伝えるには、半端やない人数の伝言係が必要やねん。

デモに参加する人の数が、じわじわ増えてきた。
主催してくれてはる人達の、労力と努力と根気のおかげ。
ほんまにほんまにありがとう。
どうか、どうか、お願いです。
ひとりやったら絶対にできんことでも、誰かとやったらけっこう簡単ですよ。
思てるより、想像してるより、めっちゃ楽しいよ。

『パパママぼくの脱原発ウォーク』
は、その中でも特に、ほんわかゆっくり、楽しく歩いて脱原発を声にできる散歩やと思う。

毎週末、さて、今度はどこのんにしよっかな~と、家族で話し合える家庭よ、日本中にいっぱい出てこい!
コメント
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