ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

伝えておきたいことがある

2012年04月03日 | 日本とわたし


『伝えておきたいことがある』

作詞 田川一郎
作曲・歌 新居由香理
編曲 小助川健
画 本間ちひろ


子どもたちへ 孫たちへ
伝えておきたいことがある

この地図をごらん
ここに村がある
今は誰も住んでいない
ここはボクの村だった
父や祖父も
そのまた父も 祖父も住んでいた
あるとき 不気味なもの 降ってきて
村人は逃げ出した
あれから時間は経ったけど
帰ること できない

子供たちよ 孫たちよ
大きくなったら学んで欲しい
ボクらの世代が何をしでかしたのか
考えて欲しい

幸せとはなんなのか
平和な地球を作って欲しい

ボクたちは愚かな世代だった

子どもたちへ 孫たちへ
伝えておきたいことがある
この写真をごらん
デモに参加した
初めての経験だった
No More 3月
あの日
貧しい村
誰かがたくさんお金をくれて
プールや図書館 できたけれど
ボクは村を失った
貧しいと思っていた
村は豊かだった

子どもたちよ 孫たちよ
大きくなったら学んで欲しい
ボクらの世代が何をしでかしたのか
考えてほしい

豊かさとはなんなのか
綺麗な地球を守って欲しい

ボクたちは愚かな世代だった

子どもたちへ 孫たちへ
故郷を失った
底知れぬ寂しさは
言葉では伝えられない

ボクたちは愚かな世代だった


このうたは、3月11日のことから生まれました。
が、同じことが、私の、あなたの、
町や故郷で明日、いや、たった今、起きるかもしれません。
世界中の私やあなたへ……。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

原発マフィアとグルな電力会社と新聞社、それからテレビ局、日本から出てけ!

2012年04月03日 | 日本とわたし
東電の値上げの根拠と読売社説には呆れはてた
大西 宏 (アゴラ・言論プラットフォーム 4月2日)

『東電の、大口顧客への料金値上げに関しては、「東電文学」とも揶揄され、批判が集中しました。
さらに、東電の大口顧客に対する、値上げの根拠が、原油価格の高騰と、前回の料金改定時の為替レート107円を適用したものだ、ということが、
昨日の報道ステーション・サンデーにでた、東電の法人営業部長の執行役員の方が明かしました。

どう考えても、納得できない説明です。
そこには、原発の発電コストが、いまだに明らかでないことと同じく、その背景には、ご都合主義で、またいい加減な、「どんぶり勘定」がまかりとおる、経営体質が透けて見えます。

また、読売新聞が、常識を疑わせる社説を、昨日書いています。
『過剰な経営介入で、民間活力を奪うのは、本末転倒だ。国による、短兵急な経営支配は、避けるべきだ』ということですが、
地域独占で染み付いた、官僚体質、また「どんぶり勘定」をやっている東電に、「民間活力」を期待する読売の発想にも、強い違和感を覚えます。
東電公的資金 国の過剰介入は避けるべきだ : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)


さて、なぜ、円安時代の為替レートなのでしょうか。
番組を見ていた人は、呆れ返ったと思います。
そこには、厚労省の官僚が、年金問題で出生率を作文してきたこと、
また国土交通省が、道路ありき、新幹線ありきで、ありえない需要予測の作文を行なってきた、
霞が関の官僚の体質と、まったく同じご都合主義を感じます。

また、なぜ、原油価格なのでしょうか。
東電の火力発電の約7割、全発電量の約4割が、天然ガスによるものです。
しかも、天然ガスは、アメリカの「シェールガス革命」の影響で、ニューヨークの先物価格でも、価格が前年から、4割から半値程度も落ちています。
しかも、天然ガスは余っています。
それについても、釈然としない、と感じた人も多かったのではないでしょうか。

どうして、火力発電の主役である、天然ガスの市場価格が下がっているのに、原油価格の高騰を理由にあげたことでも、その背景にも、経営の特殊性を感じます。

日本は、実際に、常識を外れた世界一高い価格で、天然ガスを購入しています。
普通の競争にさらされている民間企業では、考えられないことです。
それは、安定的な天然ガスを、長期的に確保するために、日本が輸入する天然ガスは、原油価格と連動する方式で、長期契約しているからです。
だから、状況が大きく変化したにもかかわらず、その変化に対応した、機動的な購入方法の切り替えができません。

その原因には、電力にしてもガスにしても、地域独占で競争がなく、しかも、原材料コストを、安易に価格に転嫁できるために、コストを意識する必要がないことがあるのでしょう。
また、コストに関して、原発コストを安く見せるために、ほんとうのコストを潜りこませ続けてきたために、
「どんぶり勘定」の体質が、定着してしまったことも、コスト意識を弱めてきたのだと思えます。
「どんぶり勘定」では、コスト意識はもてません。

日航を再建させた、京セラのアメーバ経営なら、できるだけ小さな組織単位で、月次決算を行い、組織の隅々にまで、採算意識をもたせます。
いや、アメーバ経営でなくとも、事業別に採算性を追求するのは、いまやあたりまえです。
そうでなければ、投資家にとっても、企業の実態がわかりません。

もし、独占企業でなく、競争にさらされていれば、天然ガスの市場の変化に、機敏に反応したでしょうが、
競争が実質的になく、しかも「どんぶり勘定」をつづけてきた東電では、コストを抑える動機は働きません。
さらに、原発比率を高める道を、まっしぐらに目指していたために、天然ガスによる発電コストは、軽視してきたとも考えられます。

読売新聞社説は、こうも書いています。
『事業計画には、火力発電所売却や、発電、送配電など、事業別の社内カンパニー制導入も、盛り込まれる方向という。
しかし、発電所の切り売りや、組織の分断は、電力の一貫供給体制を綻ばせ、事業基盤の強化に、逆行する恐れもある』


つまり、今日の、激しく環境変化する時代に、親方日の丸の巨艦主義、経営のどんぶり勘定を続けろ、というのです。
読売新聞がたとえ、不透明な経営によって破綻しても、国民にとっては、選択肢のひとつに過ぎないので、国民は損失を受けませんが、
インフラ企業がそうなってしまうと、国民も産業界も、困るのです。

電力自由化の促進は、報道ステーション・サンデーにでた、東電の法人営業部長のかたも、海外ではうまくいっているとし、それを認める発言をされていました。
電力会社は、かつて経産省が、電力自由化を本格化させようと動いたときに、
電力会社もそれに備え、電力自由化については、充分に研究しており、実は、電力会社のなかには電力自由化に関する、知見をもった人材は、決して少なくないのです。
だから、自由化について、柔軟な発言となったのでしょう。
読売新聞も、責任のあるジャーナリズムなら、東電の経営者ではなく、一度、そういった電力会社内部の、電力自由化に知見を持った、専門家の意見を聞いてみればと感じます。

経営現場を知らない読売新聞が、自由化への道について、なんら根拠なく、「事業基盤の強化」に逆行することと、異を唱えるのは、
電力ムラの、強力なプロパガンダとなってきた、読売新聞の歴史を考えれば、東電をなんとしても守りたいという、本音のようにも見えてきます。

原発が、再稼働できない状況、たとえ再稼働したとしても、すべてを稼働させることができない状況は、
日本のエネルギー問題に関しては、差し迫った課題です。
読売新聞社説は、暗に、その課題にたいする対策を、否定しているのですが、ここでも、電力ムラの立場に立った発言だ、と感じてしまいます。

『東電の、組織再編を突破口に、発送電分離など、電力改革に道を開きたいとする、経産省などの思惑がうかがえる。
業界全体にかかわるテーマは、東電問題と切り離し、じっくり議論すべきだ』


現実問題として、原発依存を続けることも、ましてや原発推進は、国民のコンセンサスを得ることは、もはやできません。
いかに丁寧に説明しようが、国民感情が受け入れないことを考えると、原発が再稼働したとしても、極めて限定的なものになると思います。
そうなると、価格が安く、環境にも悪影響の少ない、天然ガス利用や、
さらに、エネルギーの安全保障を考えると、再生可能な自然エネルギー利用を促進する、具体的な方法が求められますが、
それを、地域独占で、官僚化した組織に委ねるのは、非現実的です。

東電の、「民間活力」に期待するのではなく、他の「民間活力」を、新しい風として取り込み、電力事業を、活性化させる方策がもとめられます。
それには、参入の障壁を取り除き、参入を促進し、互いにイノベーションを競い合えるようにすることが、もっとも重要な鍵を握っていることは、いうまでもありません。
電力自由化に反対、というなら、そういった条件を整える道があれば、示してもらいたいものです。
日本の新聞社も、好き勝手を「言うだけ番長」か、となります。

会見を終え、頭を下げたそのまま、机の上の資料に手をやる、無神経で、誠意の欠けた経営者に率いられた東電に、
国民や産業にとって重要な、インフラのなにを、任せようと言うのでしょうか』




大西氏にはお出会いしたこともないけど、それでも、呆れ果ててはる顔が目に浮かぶ。
もう、読売やら産経を読まんようになってだいぶ経つけど、まだこんな阿呆な記事をヌケヌケと書いてるんや。
前は、読んでは頭のてっぺんから湯気出して、ブログやツィッターで罵りまくってたけど、
そんなことするのもアホらしなって、無視を決め込んでた。

ご都合主義でいい加減な、「どんぶり勘定」がまかりとおる経営体質丸出しの電力会社と、
好き勝手を「言うだけ番長」な、これまた脳ミソが空っぽな記者がいる読売新聞。
お似合いやね。
まああんたら、いつまでもそうやってラブラブやってなはれ。
近いうちに、絶対にお見送りしたるから、日本の国から。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

原発マフィア四人組の、サルマネ『再稼働審議』自体を阻止せよ!

2012年04月03日 | 日本とわたし
昨夜、さあ寝ようとした時、枝野氏が「再稼働に反対」と言うたのを撤回した、という記事が目に入ってきた。
最初っからわかってたとはいえ、こうも撤回が早いっていうことは、相当の圧力がかかったか、ただの猿芝居やったか、
どちらにしても、阿呆四人組の、最初っから答は決まってる猿芝居会議が始まって、二、三回は慎重にやってるふり見せといて、
5月の全原発停止の直前あたりに、「安全の確保は得られた。再稼働を許可する」とかなんとか、ドヤ顔で演説するに決まってる。

そう思たらもう、どうにもこうにもたまらんようになって、ベッドの中からツィートした。
日本はその頃、どえらい暴風雨に襲われてて、そのことも心配やったけど、暴風は通り過ぎてくれる。
原発は54基、核物質を腹に抱えて、未来永劫冷やし続けていかな、ものの数時間で原爆に変身する。

そんな恐ろしいもんの稼働云々を、サルマネを通り越して、完全に自信過剰症に侵されてる、原発マフィアの番頭とその子分らに、
地球規模の汚染と、国の存亡がかかってる物事を、なんで決めさせようとしてるわけ?
あんなんに決めさせたらあかんって、なんで止めへんわけ?
なんで止めようと、全国がうねらんわけ?
世界は見てるだけやで。
あんたら大人やろ、自分の国のことぐらいなんとかせえよって思て見てるだけ。
助けなんかどっからも来ん。
奇跡もそうなんべんも起こらん。
あいつらに決定の権限なんか許可すんな!
まずは、まともな思考と神経を持った専門家や技術者による機関を作る。
原発推進も反対も関係無く、今の日本の自然環境の現実に沿うた、原発事故対策の追求と徹底をとことん、時間制限なんか儲けんと協議する。
協議して、あかん、今の日本では適わんという結論が出たら、潔くあきらめる。

普通、そうするで。
事故はあの日からまだ、毎日毎日生々しく続いてるんやから。



日刊ゲンダイ Gendai.Net 4月3日掲載の記事を紹介させてもらう。
わたしが考えてることを、きちっと書いてくれてる。

野田は原発再稼働を決めている  

『野田首相が急ぐのは、増税法案だけじゃない。
関西電力大飯原発3,4号機(福井県おおい町)を、再稼働させる動きが、急なのである。
2日の国会で、枝野経産相が、「私は再稼働に反対」と表明したが、今夜、3閣僚で協議。
順調にいけば、4月中旬にストレステスト(耐性評価)合格第1号として、稼働する、というのだ。

「野田と枝野は、役割分担をしているだけ。
産業界が、再稼働をせっついてるんだから、野田が断れるわけがない。
一方の枝野は、東電を国有化して、後見人の仙谷に“料理”させたい思惑があるから、再稼働推進の姿勢は見せにくい。
ちょっと慎重派を装っていますが、官邸が再稼働を決めれば、折れますよ」(官邸事情通)
 
野田が、再稼働に前のめりなのは、増税法案を後押しする勢力が、再稼働推進派であることが一番だが、もう一つの理由があるという。

「野田首相を焦らせているのは、原油高。
それにつられて、物価がどんどん上がりかねない。
そうなると、支持率はさらに下がるし、これからの国会で、増税審議もやりづらい。
原発再稼働で、原油高と電気料金値上げを、なんとか食い止めたいのです」(全国紙政治部記者)

アメリカのオバマ大統領が、ガソリン価格の上昇で、支持率を急落させたのを見て、さらに焦り始めたらしい。
自分を、米大統領と比較するあたり、サルマネを通り越して、完全に、自信過剰症に侵されている』
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする