ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

『福島県庁にSPEEDIのデータは、メールで届いていた!』by 烏賀陽 弘道氏

2012年04月24日 | 日本とわたし
JBpress に掲載された記事を紹介します。
偶然にも、前回の記事で紹介した、烏賀陽 弘道氏が取材をされたものでした。


福島県庁にSPEEDIのデータは届いていた!
メルトダウンの恐怖の中、後回しになった住民避難 烏賀陽 弘道 2012.4.19

前回に引き続き、福島県庁に災害対策本部を訪ねた取材の結果(2012年1月上旬)を報告する。

取材に応えた担当者は、名刺を交換したうえで、災害対策本部の話として書いてもいいが、個人名は伏せてほしいと私に依頼した。
県庁職員の氏名にニュース価値はないので、それに沿う。

質問は主に2点である。

(1) 地元で行われていた、原子力災害を想定した、避難訓練の内容。

(2) 原発事故が起きた場合の、放射性物質の流れを予測し、住民を避難させるためのシステム「SPEEDI」は、生きていたのか。
その情報を、福島県庁は、どう扱ったのか。
避難に役立ったのか。


放射性物質は「すーっと消える」はずだった

私は、福島第一原発の地元、双葉町の井戸川克隆町長が、
「3月12日の水素爆発の数分後、町内に降下物が降ったのを目撃した」と話をしていたことを思い出し、
福島県災害対策本部の担当者に、その話を伝えてみた。

──放射性降下物を住民が浴びて、被曝する被害を、想定していなかったのですか。

「そうです。『(放射性物質は)出て、すーっと消えた』、という想定になっていました」

──それは、甘すぎるというより、おめでたすぎませんか。

「というより、事故も、数時間で収束することになっていましたから。
雨が降ることも想定していません。
つまり、地面に落ちない、沈着しないことになっていた」

──地元に不安はなかったのですか。

「なかったんじゃないかなあ。
国も私たちも、原子力発電所事故が、(地震、津波)自然災害との複合災害として、起きるとは考えていなかったのです。
起きた今となっては、『言われてみれば、その通りでした』、としか言いようがないのですが……」

──直近の、訓練の内容を教えてください。

「2010年10月に、『福島第一原発の5号機か6号機で、全交流電源を喪失した』という想定で、訓練をしています。
でも。バックアップ電源がすぐに来て、復旧することになっていた。
いまは、現実の福島第一原発事故と同じように、『考えられないような事故が起きた』、という想定になっていますが」

──どうして、そんな軽微な、訓練内容になったのでしょうね。

「何でこんなことになったのか……(沈黙)、県が仮に、そういう想定をしても……(沈黙)。
我々にそんな発想はないし……国もそんな発想はないし……原子力安全指針にも、根拠がなかった」


なぜ国にSPEEDIのデータを送ってくれと頼まなかったのか

──SPEEDIの端末は、原子力施設を持つ県の県庁には、必ずあるそうですが、本当ですか。

「そうです。福島県庁にも、もちろんあります」

──なぜ、放射性物質の拡散予測のためのシステムなのに、いざ本番という時に、役立たなかったのですか。

「原子力発電所事故のときは、(福島第一原発から5キロの大熊町にある)『オフサイトセンター』が仕切って、SPEEDIを管理することになっていました。
(筆者注:オフサイトセンターは。交通や通信が途絶して、担当者も集まらず、まったく機能しなかった。
さらに、原発に近すぎて線量が上がり、撤退。
放射性物質を取り除くフィルターが、通気口に取り付けられていなかった)。
まず、それがダメになった」

「原発事故の担当である、原子力安全対策課や災害対策課は、県庁本庁舎ではなく、西庁舎8階にあります。
そこに、町村と結ぶファクスや、衛星電話もある。
ところが、3月11日は、庁舎そのものがつぶれるんじゃないか、と思うほどの揺れで、壁にクラックが入り、退避することになった。
災害対策本部ができるはずだった本庁舎5階も、『強度的に危ない』という話になったんです。
(それで急遽、現在の災害対策本部がある、福島県自治会館に入った)」

「こうして我々は、目と耳をなくした状態になりました。
衛星電話をかき集めて、やっと3台確保した」

──SPEEDIのデータがあれば、どうなっていましたか。

「放射性物質の流れの方向を、予測できたと思います」

──SPEEDIがなくても、風向など、気象データがあれば、最小限の警告は、住民にできたのではないでしょうか。

「福島第一、第二原発周辺の、風向や天気のデータは、アメダス(気象庁の地域気象観測システム)のものがあった。
でも今回、それだけで、放射能雲の流れを予測するのは難しかった。
冬なので、海風も山風も、強いのが普通なのですが、風が巻いていた(1日の間に、風向きが360度一周すること)」

──SPEEDIのデータを、国はまったく送ってこなかったのですか?

「3月13日だけ、ファクスで送ってきました(ファイルから、プリントアウトを見せる)」

──国が、自主的に送ってきたんですか?

「いや、こちらから頼みました」

国(東京)に画像があったということは、SPEEDIのシステムそのものは、生きていたということだ。
SPEEDIは、端末があれば、どこでも同じデータが取れる。
インターネットと同じ、オンラインシステムなので、紙をファクスで送るのは、本来奇妙だが、
システム全体が、ダウンしていたのではないことが分かる。
結果をファクスでも届けることはできるし、電話で「北西方向は危ない。避難させろ」と、一言伝えればよかったはずだ。

──他の日は来なかったのですか?

「いえ、13日一日だけです」

──いちばん強い放射性雲が流れた、3月15日には、SPEEDIがなかったのですね? 
  なぜ国に、送ってくれと頼まなかったのですか? 
  もちろん、頼まなくても、国がどんどん送ってこなければいけないのは分かっていますが。

「(しばらく沈黙)……15日は……今度は、4号機の燃料棒プールに水がない、という話の真偽を、確認するので必死でした……。
(燃料棒プールには)格納容器がないんです。
あれが溶けたら、大変なことになっていた。
数千本、原子炉3機分の、燃料が入っているんです」

──つまり、4号機の、燃料棒プールの危機にかかりっきりになり、住民避難は後回しになった、ということですか?

「20キロ圏内の住民は、もうすでに避難させていたのです。
こちらの認識では、そういうことになっていた。
もう、SPEEDIの話は、飛び越えていた」

要するに、最悪の放射能雲が流れた3月15日は、県も国も、住民避難のことはノーマークだった、ということである。


100万人を避難させるのは「物理的に無理」

──飯舘村は、15日の、放射性雲の飛来に、まったく無警告だったそうです。
  村人だけでなく、20キロゾーンから避難してきた人も、被曝してしまいました。

「(またしばらく沈黙)我々は、精一杯やったと思います……そう思いたいのですが……被曝した人には、そんな甘い話ではないですよね……。
避難した先で被曝したのは、失敗だったと思います。
本当に、申し訳ないと思っています」

──避難範囲をもっと広げる、という案はなかったのですか。
  アメリカは50マイル(=80キロ)退避、という選択でした(注:飯舘村が原発から30~40キロ、福島市は50キロ前後)。

「50キロ圏内の、人口を試算してみたのです。
中通り、浜通り合計で、100万人でした(注:福島県全県の人口は約200万人)。
その避難住民を、受け入れる先があるのか。
県庁、東北新幹線、東北自動車道、すべてのインフラが、中通り(福島市~郡山市が並ぶ県中央部)を通っているのに、避難することができたのか」

──福島より北の、宮城や岩手の復興にも、影響があると考えたのですか?

「中通りは、工業地帯としても商業地帯としても、最重要地帯なんです。
それに、戦争だったとしても、100万人の避難は、物理的に無理なのではないでしょうか。
東海村の村長は、『100万人が避難しなくてはいけないような場所に、原発を立地するのが間違っている』とおっしゃっていました」

──3月15日の放射能雲には、まったく気づきませんでしたか。

「線量がなかなか下がらないし、水道からも、放射性物質が検出されるしで、『これは容易じゃない』(深刻だ)という認識だけはありました……。
でも、情報がなくて、本当によく分からなかったんです。
本当に大変でした。
メルトダウンしているんじゃないかと、こちらは思っていたのですが、確かめようがない」


3月15日の夜にSPEEDIのデータは届いていた

続いて、また、仰天するような話が出てきた。

──確認しますが、3月13日以降、SPEEDIのデータは、他のルートで、ファクス以外では、国から来なかったのですか。

「原子力安全技術センター(注:SPEEDIを維持管理している組織)が、気を利かせて、災害対策本部原子力班に、メールで送ってきてくれていました」

──えっ!それはいつのことですか?

「3月15日の、20時30分以降です」


福島県・災害対策本部の担当者が、見せてくれたSPEEDIのデータ。ファクスで、国から送られてきた。(筆者撮影)

──気づかなかったのですか? 
そこでただちに、飯舘村に、「避難しろ」と言えばよかったのではないですか?
(飯舘村に、被曝が知らされるのは、3月19日深夜~20日未明。全村避難が決まったのは4月22日)

「先ほど申し上げた通り、15日は、4号機燃料棒プールのことで、手一杯だったのです。
みんな文字通り、走りながら仕事をしているような状態で、パソコンの前に座って、メールを読むような状態ではなかった」

──原子力班には、何人くらい職員がいるのですか。

「10人です」

──誰も気づかなかったのですか。

「申し上げた通りです」




以上が記事の内容です。
もうね、わたし、確信しました。
自信満々で言えます。

この国に原発みたいなもんがあったらあかん!
ちゃんと始末できひん、事故の想定もできん、うわ~どないしょ~どないしょ~言うてるだけの災害対策本部原子力班。
名前さえ立派なんつけといたら、事故が起こってもなんとかなるとでも思てたんか?
あ、そうか、事故は起こらんはずやった。
例え起こったとしても、放射性物質は「すーっと消える」はずやったし、
事故も、数時間で収束することになってたし、
雨は降らへんから、放射性物質は地面に落ちひんし、沈着せえへんことになってた。
極めつけは、原子力発電所事故が、(地震、津波)自然災害との複合災害として、起きるとは考えてへんかった。
『福島第一原発の5号機か6号機で、全交流電源を喪失した』っちゅう想定で訓練はしたけど、バックアップ電源がすぐに来て、復旧することになってた。

どこまでおめでたいねんっ!

どこの立地地域も、電力会社も、特に優れたとこなんかあるわけない。
ちょっとでも深刻な事故が起こったら、みんなバタバタバタバタ走り回るだけやで。保証したるわ。
マジでめでたいねんから。

原子力発電所は日本には不適合!
5月5日のこどもの日を期に、止まった原発を二度と動かさず、冷やしにかかる。
ほんで、廃炉の行程に一日も早う入る。

それぐらい、これまでの罪滅ぼしに、してもええんとちゃう?
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「ぼくらがのんきに、ペットボトル茶を買っている日常など、あっけなく終る」by 烏賀陽 弘道氏

2012年04月24日 | 日本とわたし
烏賀陽 弘道(うがや ひろみち)さんという、元朝日新聞社『アエラ』の編集部記者さんを知った。
今はフリーランスをしてはる。

『1963年、京都市生まれ。
1986年京都大学経済学部卒業。
同年、朝日新聞社に入社。
三重県津支局、愛知県岡崎支局、名古屋本社社会部を経て、91年から2001年まで『アエラ』編集部記者。
92年に、コロンビア大学修士課程に自費留学。
国際安全保障論(核戦略)で、修士課程を修了。
2003年に退社し、フリーランスに。
主な著書に『「朝日」ともあろうものが。』『カラオケ秘史』『Jポップとは何か』『Jポップの心象風景』『報道の脳死』などがある』

今朝、いつものようにツィッターを読んでたら、

『私は、日本の民主主義が、アメリカの植えていった花や樹であろうとかまわない。
67年も、私達の庭で育てているのだ。
水をやり、剪定をしていれば、「私達の花木」になっていたはずだ。
それを怠っていたから、いつまで経っても「押し付けられた」と、幼児的に騒いでいるのだ』


というつぶやきが目に入ってきた。

そや、私らの庭やんか。
なんぼアメリカが、身勝手に植えてった花や樹であるとしても、植えられたとこは私らの庭やったやんか。

急いで、このhirougayaさんというツィッターを調べてみた。
すると、24日に、一気に投稿されたツィートが、連続で載せられていた。
彼の心のうねりを、ここに紹介させてもらう。

1年ぶりに、封鎖が解除された、福島県南相馬市小高地区の写真を約250枚、フェイスブックで公開しています。
津波で破壊されたままのスーパー、消えた街並み、そこで変わらず咲く梅や水仙の花など。
ツイッターでのHNと、私とのや
りとりを書いて、フレンド申請してください。
実名の申請以外はお断りです。
hirougaya 2012/04/24 14:43:36

「メルトダウンズ」という バンド名は 私が いただきました!笑 
hirougaya 2012/04/24 14:45:07

3.11後の感情なら、怒り、悲しみ、共感、なんでもいいから、音に表現するというポリシーです。@ky00950
hirougaya 2012/04/24 14:56:27

でも、そうやって説明すると、ミュージシャンが8,9割逃げるんですよね。笑 
セッションでも参加をいやがる。
「運動」にかかわるのは嫌なんだって。ちがうっちゅーの。笑 @ky00950
hirougaya 2012/04/24 14:57:35

これがぼくらの「未来予想図」だったんですね。ドリカムじゃなくて。https://t.co/xlVUDhwM
hirougaya 2012/04/24 14:58:16

あと、「テラベクレルズ」もやろうと思います。
ちなみに今度、「黄金週間」と「炉心溶融」を合体させて、「黄金溶融」というイベントを5月1日にやります。@bridge_of_allan
hirougaya 2012/04/24 14:59:11

もちろん、匿名さんや、私がブロックした人たちは、一年間封鎖されていた、福島県南相馬市小高地区で撮影してきた300枚近い写真を、ネットで公開しているのに、見ることができません。笑
hirougaya 2012/04/24 20:14:30

日本人はおもしろい。
「フクシマの惨禍を、世界に知ってほしい!」とか、口では立派なことを言う。
その惨禍の、最近の私の写真が、FBには数百枚、タダで公開されている。
なのに、フェイスブックでシェアしたり、ツイッターで回覧したりして、広める人はほとんどいない。
やっても、最初のうちだけ。
すぐ飽きる。

hirougaya 2012/04/24 20:38:01

(続)貴重な情報が目の前にあるのに、ぼんやり眺めているだけ。
何もかも受け身、指示待ちの人生に、慣れきってしまって、何をしていいのかもわからないのだろう。

hirougaya 2012/04/24 20:39:07

(続2)こういうのを、「社会参加」というのだが、それももう、わからないのだろう。
ボランティアしたり、デモに行ったり、署名することなんて、旧左翼のいう社会参加にすぎない。
自分ができることをすればいいのだ。

hirougaya 2012/04/24 20:39:43

(続3)「ヒロ、君のフクシマの写真はすごい。すぐにシェアする」と、ぐるぐる世界を回覧するのは、西欧文化圏の人ばかり。
アジア人でも、教育の高い人はそうする。
日本人だけ。ぼんやり受け身なのは。情けない。

hirougaya 2012/04/24 20:41:00

(続4)こういう「自分も含め、一人ひとりが、民主主義社会の担い手であり、参加者である」という能動性が、日本人は本当に乏しい。
私はよく、絶望的なきもちになる。

hirougaya 2012/04/24 20:42:05

(続5)と、こういうツイートを流すと、「すみませんでした」「ごめんなさい、気が付きませんでした」 「配慮が足りませんでした」と「謝罪」はためらわず、上手である。
そして殺到する。
で、「催促された」「キレた」と、後でブツブツ陰口をいう。
これは「受け身」「指示待ち」人間の、典型的な所作だ。

hirougaya 2012/04/24 20:44:52

日本文化にとって、「民主主義」とは、「理念」「理想」「哲学」「学問」なのだろう。
それは、自分が日々生きている現実であり、家の庭のように、毎日手入れが必要な、花や植木のようなものだという理解に欠けている。
だから、花も木も、みすみす枯れるのだ。

hirougaya 2012/04/24 20:47:17

するよ。
「いわれなくてもちゃんとしなさい」と、学校や家庭で言われてきた人が多いから、言われると、叱られたと思って慌てるんです。@yatsuhashi99
hirougaya 2012/04/24 20:48:39

で、そういう人達の、フェイスブックやツイートを見ると、99%が、仲間内にしか価値のない、「身辺雑記」である。
インターネットというマスメディアを、全員が手にしたのに、大半は、同窓メールでいいような程度の使い方だ。

hirougaya 2012/04/24 20:51:24

私は、日本の民主主義が、アメリカの植えていった花や樹であろうとかまわない。
67年も、私達の庭で育てているのだ。
水をやり、剪定をしていれば、「私達の花木」になっていたはずだ。
それを怠っていたから、いつまで経っても、「押し付けられた」と幼児的に騒いでいるのだ。

hirougaya 2012/04/24 20:54:09

結局は、「フクシマの惨禍を世界に知らせる」なんてのは、報道とかマスコミとか、どっか遠い世界の人がやることだと思っているから、
こうしてパソコンを開いても、ぼんやり眺めているだけなんだよ、君は。

hirougaya 2012/04/24 21:04:08

アクションを起こす、ってのはパソコンを1,2回クリックするだけのことなのに、それにすら気づかない。
hirougaya 2012/04/24 21:04:24

そんなことすら気づかずに、「どうせ何をしても何も変わらない」と、最初から「敗北」にだけは積極的に飛びつく。
情けない人たちだ。

hirougaya 2012/04/24 21:05:20

日本の社会教育、学校教育、家庭教育は、人々の「能動性」を徹底的に奪い、破壊することには、極端に成功している。
その結果が、福島第一原発事故ではないのか?

hirougaya 2012/04/24 21:06:26

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ugaya_bot 2012/04/24 21:13:21

例えば、フクシマの人が、苦しみや惨状を、FBやツイッターで話しているとする。
それを、英語にできる人は、たくさんいると思う。
英訳して、FBやツイッターで、世界に紹介すればいい。
なのに、そんなささやかな「社会参加」すらしない。
何がそんなに忙しいのだろう?
デモに行く前に、できることは山ほどある。

hirougaya 2012/04/24 21:14:37

テレビ道化を見るのが、そんなに忙しいのか?
居酒屋で、安酒と、レンジで解凍した冷凍食品を食い、上梓や同僚の陰口を言うのに、そんなに時間を使っていていいのか?
戦争に次ぐ、大惨事が起きているのに、そんな無益な人生の浪費をしていていいのか?

hirougaya 2012/04/24 21:15:35

麻生太郎や安倍晋三、菅直人や野田某のような、愚か者が最高権力者で、文句を言うのは結構だ。
だが、なぜ彼らが権力者になれるのか、考えてみてはどうか。
非統治者が、徹底的に受け身で、無気力で、行動力がないから、あんな愚か者どもに、いともたやすく統治されてしまうのではないのか。

hirougaya 2012/04/24 21:19:32

要は、インターネットは、メディア(媒介物)にすぎない。
媒介される日本人が、あまりに無気力で受動的なので、
これほど革命的なツールがあっても、福島第一原発事故のような大惨事があっても、何もアクションが起きないのは不思議ではない。

hirougaya 2012/04/24 21:25:27

君のように、何もかも受け身で、誰かが何かをしてくれるのを待っているだけの乳飲み子が、トシだけ食ったような人間には、
社会参加、改革などできるわけがないし、それより前に、豊かな人生など、望むことすらできない。

hirougaya 2012/04/24 21:29:09

インターネットの画面を、クリックすることすらせずに、「どうせ何も変わらない」と、
最初から敗北にひたって、自己憐憫に身もだえしているような、君のような人間がうじゃうじゃいるから、
菅直人や野田某、麻生太郎のような、最低の愚か者に、統治されてしまうのだ。

hirougaya 2012/04/24 21:30:37

そんなに、テレビ道化たちのドラマが好きか?
世界のスポーツ界に影響のない、サッカーや野球が好きか? 
そんなのんきな「平時」は、2011年3月11日に終ってしまった。
ヘマをした為政者どもは、「頼むから気付かないでくれ」と祈っている。
そして君らは、まんまと、彼らのいいなりになって、テレビの前にいる。

hirougaya 2012/04/24 21:32:39



これは、ほんの1週間ほど前、4月16日に撮影した、福島県南相馬市小高地区のスーパー「ツルハドラッグ」だ。
津波がなだれ込み、破壊されたまま、放射能のせいで、一年間封鎖されてきた。
ぼくらがのんきに、ペットボトル茶を買っている日常など、あっけなく終る。

hirougaya 2012/04/24 21:35:58

福島県の人たちだって、2011年3月11日前は、テレビ道化のドラマや茶番喜劇、弱小サッカーチームを、テレビで観て過ごしていたのだ。
彼らは、「国や東電を信用しすぎた」と、悔いている。
安心しすぎたことを、悔いている。
彼らの犠牲から、教訓を学ばないのか?

hirougaya 2012/04/24 21:37:57

「インタネットは、双方向メディアである」とさんざん言われているのに、
能動性を破壊された人たちは、相も変わらず、テレビや雑誌のようにぼんやり眺め、身辺雑記を書き、知り合いと雑談しているだけ。
言葉だけ聞いて、わかったつもりになっている。
自分の行動として、言葉を内在化できない。

hirougaya 2012/04/24 21:49:38

日本人と、日本語でFBをしても、本当につまらない。
退屈なのは、受け身で眺めているだけで、能動性の欠如した人が99%だから。
英語でやると、まったく広がりが違う。
欧米、インド、台湾、中国、東南アジアへと、どんどんニュースが広まっていく。
これほどわかりやすい話はない。

hirougaya 2012/04/24 21:53:29

「日本の政治家ほど、楽な職業はない。
優秀な官僚がおぜん立てし、国民は無気力で無関心、何をしても怒らない」と、諸外国で言われているのを知っているか? 
君らは、あの愚かな為政者にナメきられるほど、愚かな国民だと思われている。
悔しくないのか?

hirougaya 2012/04/24 21:58:27

「いい写真ですねえ」とか、賛辞がほしくて、タダで、ネットで、写真やニュースを公開しているのではない(そりゃ褒めてくれるとうれしいけど)。
これを、世界に伝えたいから、タダで必死でやっている。
言葉はいいから、行動したらどうか。
「言葉の前に行動」という言葉を、みんな知らないのか?
クリックひとつだよ。

hirougaya 2012/04/24 22:09:51

発話者が愚かだと、インターネットも、内輪の雑談ツールにしかならないのだ。

hirougaya 2012/04/24 22:10:59

また1ヶ月もすれば、みんなまた元に戻って、のんびり受け身の、指示待ち生活に戻るだろう。
3.11からたった1年で、もうこれだもの。
難民たちは、疲弊し切っているのに、知らんぷりだ。
「マスコミは静かすぎる!!」と言っている、みなさんの関心が低下しているの、シェアやRTの数ですぐわかるんだけどねえ。

hirougaya 2012/04/24 22:38:50

ベント終わり
hirougaya 2012/04/24 22:50:58 
コメント (8)
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「刑事責任なんてあるもんか!誰もが責任の痛みを分かち合い、この教訓を学ぶべきだ!」by 野田佳彦

2012年04月24日 | 日本とわたし
3月3日、『津波と子どもたち』のビデオを、必死になって文字起こししてたあの日、
見たこともない、恐ろしい自然災害が、日本の東北の太平洋沿岸を襲った日から、ほぼ一年が経とうとしてたあの日、

日本の総理大臣が、世界に向けて、こう言い放ってた。

「フクシマでの核のメルトダウンについては、誰にも責任を問うことはできない」と。


今朝のツィッターで見つけた、机の上の空 大沼安史の個人新聞というブログに書かれてあった記事。

そんなこと、あり得へんと思て英文を読んだ。
ほんで、あの男はマジで、そんな無責任も甚だしいことを、公の場で言うたことを知った。


野田首相は3.11を1週間後に控えた記者会見で、「刑事責任はないのか」と問われ、

① 第一義的な事故責任はもちろん東電にある

② しかし、政府も東電も学界も、安全神話に深く浸っていた。結果として言えることはこれだ。

③ 個人を責めるのではなく、誰もが責任の痛みを分かち合い、この教訓を学ぶべきだと思う。


――と語った。

以下は、実際にAFP報道によって、世界に報道された英文の記事。 

 A week ahead of the anniversary of the disaster, the premier swatted away a question over criminal responsibility for the meltdowns that forced tens of thousands of people from their homes and polluted the land and sea.

 "Of course, the primary responsibility under Japanese law rests with the operator" of the stricken plant, Tokyo Electric Power (TEPCO), Noda said.

 "But the government as well as operators and academia were steeped too deeply in the safety myth and I think that is what we can conclude.

 "Rather than blaming any individual person I believe everyone has to share the pain of responsibility and learn this lesson."



この男を褒めちぎってる国が存在する。
それがここ、アメリカ。
軌道を逸してる、正義乱用誤用しまくりの、ここアメリカのお気に入りの御用聞き。

さて、このおっさん、どないしてくれよう……。
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