ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

日本市民をなめんなよ!

2012年04月28日 | 日本とわたし
日経ビジネスのオンライン記事の一部を紹介します。

原発なしでも「スマート」で乗り切るカギを握る、太陽光発電と蓄電システム【村沢 義久】  

2012年4月27日(金)

『これまで、日本が保有していた商用原発54基のうち、東京電力福島第一原発の1~4号機が、4月19日付で「廃止」され、
総保有基数は、50基に減った。
そのうち、2012年4月末時点で動いているのは、北海道電力泊3号機のみである。
その泊3号機も、5月5日には、定期点検のために停止する。

政府は、すでに定期点検が終わり、ストレステストの第一次評価もパスした、関西電力大飯原発3、4号機の再稼動を目指したが、
5月5日には間に合わず、40数年ぶりに、「原発電力のない日本」になることが確実となった。
これまで、総発電量の5割以上(2009年実績で53%)を、原発に頼ってきた関西電力では、
夏に、供給力が最大で、16.3%不足すると言われており、他の地域でも、需給がひっ迫する可能性がある。
企業も家庭も、自衛策が必要だ。

自衛策のキーワードは、「スマートハウス」
スマートハウスとは、電力を中心としたエネルギーをスマートに(賢く)使うように、デザインされた住宅である。
その実現のためには、主として、創エネ、省エネ、蓄エネの、3つの機能が必要である。

2012年が、その元年になるというのは、前述のように、電力が不足する(あるいはしそうだ)という需要側の理由に加えて、
これら3つの機能を担う、主役たちが出そろってくるという、供給側の理由があるからだ。


創エネの主役は、低コストの太陽光発電

岡山県津山市に本社を置くGAT(ガット、美甘(ミカモ)信吉社長)は、「GATソーラー」(ガットソーラー)という新しいビジネス部門を立ち上げ、
2012年3月25日、工事費込みで、1キロワット当たり35万円という、格安の家庭用太陽光発電システムを発売した。
発電コストに換算(金利3%、20年償却と仮定)して、1キロワット時当たり約23円
家庭向け電力料金を下回る
つまり、「グリッドパリティ」を実現したことになる。

この、1キロワット当たり35万円、という価格は、以前紹介した、限定販売による1キロワット当たり29万円(発電コスト換算で、1キロワット時当たり19円)などの例を除き、
大量販売案件としては、筆者の知る限り、日本最低価格である。

全国平均サイズである、3.3キロワット型パネルを設置した場合、2010年には、200万円程度かかっていたが、
GATのシステムでは、115万円にまで下がる。
さらに、国からの補助金、1キロワット当たり3万5000円(2012年度の額)を活用すると、単価は1キロワット当たり31万5000円となり、
3.3キロワット型だと、実際の負担額は、104万円になる』


以降の文章は、日経ビジネスオンラインの会員登録をしている方のみが読めます。



太陽光については、いろいろと問題視している方が多い。
現にドイツでは、勢いがつき過ぎてバランスが悪くなり、あちこちに弊害が出てきたというニュースが流れてる。
ただ、ドイツ在住の人に聞くと、ニュースで報道されてるような大きな問題ではなく、普通に電気は使えてるし、料金にも別に不満は無いらしい。
日本は今まで、アメリカにオンブに抱っこ(あるいは、アメリカからの押し売り)で原発を導入し、
そのバケモノの吐く息に塗れて骨の随まで腐った連中が、日本人が本来持ってる力を抑えつけ、日本らしい細やかな技術の発展を妨げた。

わたしは思う。

解放された日本の技術者や職人、企業家はきっと、本領を発揮し、すばらしいエネルギー革命の先人となる。

日本市民をなめんなよっ!
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『原発は、目先の利益ではなく、われわれ日本人の品格にかかわる問題』by 村上・東海村村長

2012年04月28日 | 日本とわたし
脱原発「国に任せられぬ」 首長会議きょう発足 村上・東海村村長

東京新聞 2012年4月28日

『原発再稼働へと、政府が大きくかじを切る中、原発ゼロを訴え、「脱原発をめざす首長会議」が28日、東京都内で発足する。
原発立地自治体の中で、唯一の会員で、全国の首長に参加を呼び掛けてきた、茨城県東海村の村上達也村長(69)は、本紙のインタビューに、
「住民の命と財産に及ぶ政策を、国だけに任せておくわけにはいかない。
首長会議は、政治にインパクトを与えるはず」と意欲を語った。(林容史)

首長会議には、35都道府県の首長・元首長69人が、会員として名を連ねる。
28日の設立総会には、顧問の佐藤栄佐久前福島県知事ら、34人が出席する予定だ。
「これだけの首長が顔をそろえ、国にものを言えば、大きな影響力を持つ。新しい地方主権、民主主義の動きだ」と村上氏は力説する。



◆政府は世論を読めていない

東海村は、東海第2原発(日本原子力発電)を抱え、東日本大震災では、自身もあわやの危険を感じた。
いまの国の動きは、なし崩し的に、原発を再稼働しようとしているようにしか見えない。
「政府は、1年以上たっても、脱原発の世論が読めていない」と、いら立ちを隠せない。

設立総会では、自らの思いも発表するつもりだ。
「福島の、原発事故の被害の、実態を見てください。なぜ脱原発にならないのか、私は不思議に思う」。
故郷に戻れない被災者のこと、魚や野菜など、農産物を出荷できず、死活問題に直面している人が、多数いること。
放射能被害の、天文学的数字と、底なしの不安。
「人口が密集する、この狭い国土に、原発を持つ、ということについて、真剣に考える必要がある。
これは、目先の利益ではなく、われわれ日本人の、品格にかかわる問題だ」
と訴える。

東海村では1999年、核燃料加工工場ジェー・シー・オー(JCO)東海事業所で、国内初の、臨界事故が発生。
村上氏は、村長として、国や県の対応を待たず、いち早く住民を避難させるため、陣頭指揮を執った経験がある。

目に見えない放射能の恐怖を、身をもって知ったが、それでも、「国策」である原子力政策に、異を唱えることはできなかった。
それは、国に、真っ向から歯向かうことを意味したからだ。
まして、原子力の恩恵でうるおってきた、自治体の長が唱えれば、異端として排除されかねなかった。

しかし、東京電力福島第1原発事故が、すべてを一変させた。

昨年12月、首長会議の設立を準備していた、静岡県湖西市の三上元市長が訪ねてきた。
「一緒にやろう」、との誘いを快諾した。
「原発が立地する市町村の住民の中には、いろいろな利害関係はあるが、福島原発事故を経験し、たじろいでいる場合ではなかった」と振り返る。

これからは、「脱原発依存」を言いながら、具体的な道筋を示せない政府を、首長会議として、脱原発へと後押ししていく考えだ。


◆全基の廃炉へ 国有化要請も

村上氏は、「全国原子力発電所所在市町村協議会」(全原協)の副会長を、14年以上務めてきたが、
5月に、都内で開かれる総会で、職を辞すという。
「全原協は、電源交付金を要求しながら、経済産業省と一体となって、原発を推進してきた。
福島原発事故を防げなかったことに、副会長として、責任を感じる」と打ち明ける。

全原協の総会の場では、枝野幸男経済産業相に、持論をまとめた「脱原発依存のための制度設計」を突き付け、
電力業界にメスを入れて、国内の全原発を、将来的な廃炉に向けて、国有化するよう迫るつもりだ』



とうとうのとうとう、時間はこれだけかかってしもたけど、為政者の中に、こういう動きをする人が出てきた。
今までにも、ごもっともなことを言う、あるいはブログに書く人はいたけど、それが表立った行動にならず、
国は、相も変わらずのらりくらりと、無責任街道一直線。
事故を起こした原発を所有している、東京電力株式会社の首脳陣も、これまた相も変わらず大バカ殿様っぷりを続行中。

市民の味方の首長さん方、どうか、皆のゲンコツ合わせて、国と原発マフィア、ボコボコにしてしもてください!
とことん応援しますよってに!
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もう5月だというのに

2012年04月28日 | ひとりごと
さっぶぅ~~~!!
けど、確か、去年の『太極拳&気功デー』も、こんなやったような気がする。
それにしてもさぶい!!
手がかじかんで痛い!!
それでも、気のエネルギーはどんどん体の中を温めてくれる。

ミリアムが、「目の前の木を見て。木になって」と言う。


見上げると、葉っぱが笑ってた。


気温8℃。風がビュンビュン吹きつける。


知らない人と、二人一組になる。
リードする方の人のこぶしに、てのひらを軽く乗せ、目を閉じ、その人の動きに身を任せる。
考えない。頭が気持ちよく空っぽになる。
信じること。委ねること。つながること。
てのひらとこぶし。

公園には、散歩しに来た家族や、釣りをする人でにぎわっていた。


好きな公園の中のひとつ。



帰り道、年に一回行くか行かないかの『ANTHROPOLOGIE』というお店に寄った。
ここの洋服は安くないので、それぐらいたまに行っても、バーゲンコーナーをチェックするぐらい。
けれども、そんな客でも、誕生日を登録してあるので、今月中は15%引き、というカードが送られてきていた。
……よっしゃ、Tがプレゼントしてくれたギフトカードを使て、ほんでもってこの割引カードも使て、うふふ……。
とばかりに、二枚のカードを手に、いそいそと店の中に入って行った。

いろいろぐるぐる回る。
今日はバーゲンコーナーには行かない。
定価だ定価っ!すごいぞっ!
けどやっぱり高い。
たかがブラウスにこんなお金使てどうする?!と思わんでもない。
とことん気に入ったのが見つからんかったらあきらめよう。

はい。見つかりました。


ありがとね。



家に戻ると、必要やのに買わずじまいで三年間過ごした旦那の、ガソリン仕様の初の芝刈り機!


いざいざ出陣!まずはネズミのおでこ庭で試し刈り。


ほんでもってこれも。電動のこぎり。これは裏のジャングル用。


今年の夏こそは、あのセメントとアスファルトのがれきを片付けて、引っ越しましたパーティできるかな……もう3年も経つのやけど……。
コメント (2)
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