【原発再稼働】大飯“安全宣言”で地元は安堵も、同意は予断許さず
2012.4.14 00:00
関西電力、大飯原発3,4号機(福井県おおい町)の地元の福井県では、
再稼働に向けた、初の“安全宣言”に、「やっと決まった」と、安堵が広がった。
残るステップは、地元の同意と、政府による最終判断のみ。
ただ、地元同意については 、「手続き面で未定の部分もある」(おおい町関係者)ため、
再稼働までは、予断を許さない状況が続きそうだ。
「まだかまだかと思っていたものが、やっと出た」。
関係閣僚による、安全性の確認を受け、大飯原発3,4号機を抱える、おおい町の時岡忍町長は、
同日夜の記者会見で、政府の判断を歓迎した。
また、約10日間の、会合での結論についても、
「これまでにも、判断に向けた準備期間で、十分議論がなされており、拙速、という言葉は当たらないと思う」と述べた。
大飯原発の、長期停止に伴い、作業員の利用が減っている、同町内の民宿街。
「国は、再稼働させる腹は決まっていたのだろうが、世論が受け入れやすいタイミングを、見計らっていたのではないか」。
民宿を経営する男性は、“遅すぎた判断”に、不満を口にしたが、再稼働への着実な前進を、評価した。
今後の焦点は、政府の最終判断の前提となる、地元による同意の可否だ。
おおい町議の一人は、
「政府が、再稼働を事実上決めたようなものだから、地元での意見集約は、それほど時間がかからないのではないか」と話すが、
別の町議は、
「枝野幸男経済産業相の、福井入りがスタートライン」と、慎重な見方を示す。
同町は、国による、住民説明会の開催を求めているが、場所や定員の規模は、未定となっており、
周辺自治体住民にも、参加を許可するかも、決まっていない。
反原発グループが、町外から集結する可能性もあり、
「地元住民が、あまり会場に入れなくなる、最悪のケース」(同町議)も想定されるだけに、同町側も
開催方法に苦慮している。
以上は、今月の14日に報道された新聞記事。
これを読んだ時、なんや、あかんやんこれ、と思た。
地元の、原発に頼り切ってる人らは、事故があろうがなかろうが、原発が動いてくれなあかんと思てる。
自分らのとこの原発には、未来永劫、地震も津波も大したんが来んと信じてるんやろか?
というか、それ以前に、自分とこの近くに建ってる原発は多分、それが建ってるだけで人が集まってくる、特別なパビリオンぐらいなもんとして考えてるんかもしれん。
わたしがもし、原発の立地地域に住んでたら、どないやろかと考える。
原発が動く動かんで、たちまち生活が潤うたり、支障が出るようなとこにたまたま住んでたらどないやったやろか。
生活はもちろん第一に考えなあかんねんけど、原発がどんだけ恐ろしいもんかを知ってしもてもなお、暮らし続けてたらどうやったやろか。
日本の原発を、とにかく一日も早う停止させて、一日も早う冷やし始めて、一日も早う燃料棒を抜き取って安全なとこに隔離する。
これを、次の大地震と大津波が来る前に、なんとかやり終えたいと願てるわたしのような人間にとって、
一番の壁は、原発立地地域に暮らす、原発産業に関わってる人や、原発から流れてくる金で大もうけしてる首長や社長。
政治家なんか二の次や。
いったいどないしたら、その壁を取っ払えるんや?
いったいどないしたら、原発にオンブに抱っこの人らが、現実と向き合えるんや?
もちろん、原発立地地域でも、人としてまともな感覚を持ってはる首長は、あの福島の事故を見て、
ものすご困難なことが待ち受けてるやろうけど、それでもあんな事故を二度と起こすわけにはいかんと、原発依存からの脱却を宣言しはった。
原発を止める。
それにはまず、原発に頼り切って生きてる人らに、頼るのをやめてもらわなあかん。
原発マフィアは見事やね。
あらゆるとこに、うまいこと、八方ふさがりになるように、壁を作ってある。
けどな、そこには必ず風穴が空く。
この世の中で、どうにもならんのは放射能。
壁なんか、絶対に崩せる。
わたしらが、あきらめさえせえへんかったら。
2012.4.14 00:00
関西電力、大飯原発3,4号機(福井県おおい町)の地元の福井県では、
再稼働に向けた、初の“安全宣言”に、「やっと決まった」と、安堵が広がった。
残るステップは、地元の同意と、政府による最終判断のみ。
ただ、地元同意については 、「手続き面で未定の部分もある」(おおい町関係者)ため、
再稼働までは、予断を許さない状況が続きそうだ。
「まだかまだかと思っていたものが、やっと出た」。
関係閣僚による、安全性の確認を受け、大飯原発3,4号機を抱える、おおい町の時岡忍町長は、
同日夜の記者会見で、政府の判断を歓迎した。
また、約10日間の、会合での結論についても、
「これまでにも、判断に向けた準備期間で、十分議論がなされており、拙速、という言葉は当たらないと思う」と述べた。
大飯原発の、長期停止に伴い、作業員の利用が減っている、同町内の民宿街。
「国は、再稼働させる腹は決まっていたのだろうが、世論が受け入れやすいタイミングを、見計らっていたのではないか」。
民宿を経営する男性は、“遅すぎた判断”に、不満を口にしたが、再稼働への着実な前進を、評価した。
今後の焦点は、政府の最終判断の前提となる、地元による同意の可否だ。
おおい町議の一人は、
「政府が、再稼働を事実上決めたようなものだから、地元での意見集約は、それほど時間がかからないのではないか」と話すが、
別の町議は、
「枝野幸男経済産業相の、福井入りがスタートライン」と、慎重な見方を示す。
同町は、国による、住民説明会の開催を求めているが、場所や定員の規模は、未定となっており、
周辺自治体住民にも、参加を許可するかも、決まっていない。
反原発グループが、町外から集結する可能性もあり、
「地元住民が、あまり会場に入れなくなる、最悪のケース」(同町議)も想定されるだけに、同町側も
開催方法に苦慮している。
以上は、今月の14日に報道された新聞記事。
これを読んだ時、なんや、あかんやんこれ、と思た。
地元の、原発に頼り切ってる人らは、事故があろうがなかろうが、原発が動いてくれなあかんと思てる。
自分らのとこの原発には、未来永劫、地震も津波も大したんが来んと信じてるんやろか?
というか、それ以前に、自分とこの近くに建ってる原発は多分、それが建ってるだけで人が集まってくる、特別なパビリオンぐらいなもんとして考えてるんかもしれん。
わたしがもし、原発の立地地域に住んでたら、どないやろかと考える。
原発が動く動かんで、たちまち生活が潤うたり、支障が出るようなとこにたまたま住んでたらどないやったやろか。
生活はもちろん第一に考えなあかんねんけど、原発がどんだけ恐ろしいもんかを知ってしもてもなお、暮らし続けてたらどうやったやろか。
日本の原発を、とにかく一日も早う停止させて、一日も早う冷やし始めて、一日も早う燃料棒を抜き取って安全なとこに隔離する。
これを、次の大地震と大津波が来る前に、なんとかやり終えたいと願てるわたしのような人間にとって、
一番の壁は、原発立地地域に暮らす、原発産業に関わってる人や、原発から流れてくる金で大もうけしてる首長や社長。
政治家なんか二の次や。
いったいどないしたら、その壁を取っ払えるんや?
いったいどないしたら、原発にオンブに抱っこの人らが、現実と向き合えるんや?
もちろん、原発立地地域でも、人としてまともな感覚を持ってはる首長は、あの福島の事故を見て、
ものすご困難なことが待ち受けてるやろうけど、それでもあんな事故を二度と起こすわけにはいかんと、原発依存からの脱却を宣言しはった。
原発を止める。
それにはまず、原発に頼り切って生きてる人らに、頼るのをやめてもらわなあかん。
原発マフィアは見事やね。
あらゆるとこに、うまいこと、八方ふさがりになるように、壁を作ってある。
けどな、そこには必ず風穴が空く。
この世の中で、どうにもならんのは放射能。
壁なんか、絶対に崩せる。
わたしらが、あきらめさえせえへんかったら。