ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

肉食と菜食と原発と

2012年04月27日 | 日本とわたし


気功の瞑想クラスがあった。
買い物嫌いの話題からどんどん話が進んでいった。



そこで上がった、興味深い話題をふたつみっつ。



・血液型がOの人は、基本的に、ベジタリアンに転向しない方が良い。

『O型というのは、最古の型で、人がまだ狩りをして肉をたくさん食らっていた頃からの名残が一番多く存在している。
なので、動物の肉から得られる栄養素が、必然的に、他の型の人よりも必要になる。
さらに、血液が薄いなど、血液に問題のある人も、菜食を徹底するべきではない』



・肉を食らう、ということは悪か否か?

『家畜という定義をどう考えるか。
世界には、我々が家族のようにして可愛がっている犬や猫を、食肉にしている地域がある。
世界には、我々が食肉にしていた鯨を、知能を持つほ乳類として尊び、食らうなどもってのほかだと抗議する地域がある。
人間の凶器によっていとも容易く殺される動物や植物に、知能や意識や感情や会話があるかどうかで、勝手に種分けすることが、
どれほど身勝手で、的外れで、現実や自然を無視しているか……』

『最近、フォアグラがどんなふうにして製品化されているかを知り、もう二度と口にしないと決めた』

『「肉はどこからくるの?」と聞くと「スーパーマーケット」と答える子供がいる。
この牛肉は、牧場でゆっくりと草を食む牛だったと、想像できない大人もいる。
牛が、どんなふうにして殺されていくかを見て、いっぺんに食べられなくなったけど、ハンバーガーはまだ恋しい』

『魚に頭や目があるなんて知らなかった。かなり大きくなるまで』



人間の存在は、もともとからして身勝手なもの。自然界からすると邪魔者の他の何ものでもない。
地球という惑星に宿った自然との共存などそっちのけで、自分達の快適さ、便利さに執着し、好き放題を続けてきた。
けれども、そのことを反省するからといって、すっかり慣れ切ってしまった快適で便利な暮らしを捨てて、自然に寄り添えるか、
それはもう無理な話なのである。



では、快適便利な暮らしの象徴である電化製品は、どこまでなら手放せるか。

テレビ、ラジオはいいけど、パソコンと携帯は困る。
乾燥機や食器洗い器と掃除機はいいけど、洗濯機と給湯器は困る。
トイレや風呂の電化は、こちらでは全く進んでいないので、話題には上らなかった。



するとミリアムが、
「わたしは肉食を止めることはできない。どうしても体が要求するから。
同時にわたしは、動物がどういうふうに食肉になるのか、その現実を知っている。
吐き気がするほどに惨たらしい、とてもじゃないが受け入れ難い世界が存在する。
それもこれも、わたしのような人間が、肉を欲するからだ。
人間は身勝手。
生きている限り、無数の問題を作る。
そのことで、苦痛を受ける人や動物や、もしかしたら草木が存在する。
その苦痛の上に、自分達の身勝手で小さな幸せが存在していることに、心の底から感謝すること。
そしてできるだけ、その苦痛が増えないよう、肉食の回数を減らすよう心がける」と言った。



「ミリアム、また日本につなげて申し訳ないけれど、肉食をどうしても止められない人間を、原発に例えられるかな?」

「まうみ、そんな例えをしたいのは、核に狂った人間に惑わされてる人だけよ。
核は、この地球上に、兵器としては存在してはいけない物質だったの。
医療や工業などの、とても特殊な場のみで、その量も、必要以上ではない、微量に厳しく制限されながら、
人や公共の場から極力離れた、限られた場所だけで存在するべきだったの。
狂った人間が、快適に、便利に、ボタンひとつで町を丸ごと破壊するための、原料作りに利用されてる原発は、
非核三原則という、見事な精神を持つ日本が、先頭に立って、ひとつ残らず息の根を止めて欲しい。
イスラエル出身で、アメリカで生きてる人間のわたしが、こんなことをお願いするのは、とんでもなく身勝手なことなんだけど……」



気功と瞑想と道教とおしゃべり。
金曜の朝の幸せ。
コメント (2)
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『ええぞ~福井県議会!と思たわたしがアホでした!』の記事の削除勧告を受けました。削除します。

2012年04月27日 | 日本とわたし
『あなたの運営されるブログ「ウィンザー通信」に対し、
朝日新聞社知的財産管理チーム様より、著作権侵害が行われているとのお問い合せが、弊社宛にございました。
ご指摘頂きました記事を、確認致しましたところ、下記gooブログ利用規約(禁止事項)に抵触する恐れが見られましたので、
早急に削除等にてご対応くださいますよう、お願いいたします。

gooブログ利用規約
第12条(禁止事項)
1.会員は、本サービスを利用するにあたり、以下に該当し又はその恐れがある行為を行ってはなりません。
(3)他の会員、又は、第三者の知的財産権(著作権・意匠権・特許権・実用新案権・商標権・ノウハウが含まれますがこれらに限定されません)を侵害する行為』

という知らせが来ました。

朝日新聞デジタル佐賀版に掲載された記事です。
大飯原発再稼働反対に、県議会が異例の全会一致で賛成した、というタイトルを読んで、
わたしが早とちりして、福井県の県議会かと思い込んでしまった例の記事です。

前にも一度、同じ勧告を受けたことがあります。
朝日新聞紙面にシリーズで掲載された、〈プロメテウスの罠〉防護服の男(1)~(13)を丸写しして、ここに載せた時のことです。
記事の内容のすばらしさにとても感銘を受け、記事の切り抜きを写真に撮ったものを拡大して、せっせとここに書き写しました。
ひとりでも多くの方々に、そこに記されていた真実を知ってもらいたい。
その思いが何ものにも勝っていたからです。
けれども、朝日新聞を購読していない者が、そのようなことをするのは正しくないであろう、という意識は、常に頭のどこかに存在していました。

実際に勧告を受け、記事を削除しましたが、その後、著作権のことについてはかなり注意しているつもりです。
新聞の記事を転載する場合は、それがネットで公開されているもので、載せる際に必ず出展元を明示する。
それで充分だと思っていましたし、実際に勧告を受けたこともありません。

さて、今回はどうして、第三者の知的財産権を侵害する行為として、記事の削除を命じられたのでしょうか?


削除するにあたり、とりあえず、どんな内容のものであったかを、残しておきたいと思います。

佐賀県議会が26日、関西電力大飯原発(福井県)の早期再稼働に反対する意見書を、全会一致で可決したこと。
原発立地道県の議会で初めての反対表明であったこと。

「否決されて当然だと思っていた」意見書を、採決直前に提案したのは、宮崎泰茂県議(市民リベラルの会)。

意見書内容
・東京電力福島第一原発事故の検証や安全対策が不十分であること。
・原子力規制庁が未設置であること
「大飯原発の再稼働をベースに、他の原発も『右へならえ』にしたいはずの政府に、それではダメだと釘を刺した」と、可決の意義を強調した。

2009年に、九電玄海原発3号機で始まった、プルサーマルなどの原子力政策を推進してきた自民党内には当初、
来るべき玄海原発の再稼働の議論を控え、「立地県として、とやかく言うべきではない」と、意見書可決に慎重な幹部もいた。

ただ、もし、意見書が『すべての原発』を対象にしていたら、同じ結果が出たかどうかは怪しい。
議員団の石丸博会長ら複数の幹部は、玄海原発の再稼働議論とは「まったく別物だ」と口をそろえる。

結局は今だに、おらが村の原発に関しては、稼働させたい気持ち満々の議員がうじゃうじゃいるということ。

けれども、党県連幹事長の内川修治県議は、
「政府が、エネルギーに対する政策や電力需給の説明に関し、無責任であり続けている中で、原発の再稼働を推進するのは、誰が見ても疑問だ」という認識を持っている。


では、前回の記事を削除します。

 
 


コメント (2)
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