ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

絶対にブタ箱に入れたんねんから!

2012年06月20日 | 日本とわたし
ダンディ・ハリマオさんの『カレイドスコープ』の記事を、 全文転載させていただきます。
いつもながらに、徹底的に、そして胸のすくような、真っ当な意見と共に、すごい量の情報を伝えてくださっています。

最近、気になっていることのほとんどが、この記事を読んでわかりました。
ダンディ・ハリマオさん、いつもいつもありがとう!


まるで無間地獄-始まった河川の放射能汚染





1年3ヵ月経って、やっとガス抜き調査に乗り出した国と千葉県


国や自治体は、すでにホットスポットがたくさんできている東京湾、そして、東京湾に注ぐ、河川の放射能汚染の実態調査には、今まで手をつけていませんでした。

国の対応は、あまりに異常で不自然。

マスコミが、独自に調査を始めたことから、これ以上、ダンマリを続けていることが難しい、と悟ったのでしょう、やっと、重い腰を上げるようです。

これは、なんといっても、NHKの特番チームが、独自に、海底の放射能汚染を調査したことが大きいでしょう。

この動画は、すでに、海外の多くのメディアが、参考にしています。
【関連ブログ記事】東京湾のホットスポットは、福島第1原発沖を超えた

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2012年6月12日 読売新聞・千葉
東京湾で放射性物質調査へ…県と国が連携

…千葉県は、6月13日から、東京湾内の海水や、海底の泥に含まれる、放射性物質の調査を、国と連携して進めている。
調査結果は、8月上旬、県のホームページなどで、公表される予定。

調査対象は、浦安市から富津市にかけての沖合や、湾中央部など。海水と、海底の泥について調べる。

①文部科学省と環境省が、河口部を中心に、7地点、
②県が木更津、富津両市の沖合、8地点
③湾中央部などの10地点は、政府が「海底の泥」、県が「水質」――という分担で調べる。

厚生労働省は、「湾内の海産物から、国の基準を超える放射性セシウムが、検出された例はない」と言っている。

しかし、放射性物質が、雨水で流され、河川や海に、流れ込む可能性を踏まえ、国は3月、放射性物質の「総合モニタリング計画」を改定し、湾内の調査を決めた。

県水質保全課は、「海底に、放射性物質がたまっているのでは、という不安の声もある。実態把握に努めたい」と話している。

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この記事は、とても滑稽です。

厚生労働省は、「湾内の海産物から、国の基準を超える、放射性セシウムが検出された例はない」
と書かれています。

今まで、国は、本格的な調査をしていないのに、なぜ「湾内の海産物から、国の基準を超える放射性セシウムが、検出された例はない」と言えるのか。

毎回、毎回、コクゾウムシ官僚の無知・無能、ずる賢さに、いい加減、辟易しているのです。

テレビを始めとする、大マスコミは、国民の、放射能に対する警戒心が、薄れてくるのを待っているかのように、
再び、捻じ曲げ情報で、国民を、マインド・コントロールにかけようとしています。
まったく、どこまで行っても、懲りない面々です。

特に、文字の凶器・読売新聞は、社会的に、非常に有害なメディアです。

情報を、商品にして売っているのが、スポンサーのヒモ付き新聞です。
事実が書かれていない不良品、欠陥商品を買っている人たちの、気が知れません。

東京湾は、この瞬間も、放射能濃縮の過程にあり、すでに、多くの魚に奇形が見られ、放射能が検出されている

現実は、この読売新聞の記事とは異なっていて、東京湾内の海産物からは、とっくに、放射性セシウムが検出されています。

学校給食用に使う予定だった、千葉県産のイワシから、何度も何度も、放射性物質が検出されて、問題になっているというのに、
この読売新聞は、厚生労働省は、「湾内の海産物から、国の基準を超える、放射性セシウムが検出された例はない」と、未だに、平気で、嘘を書いているのです。

それどころか、奇形魚も、多くなっているのです。

もっとも、東京湾からは、以前から、一定の割合で、奇形魚が出ています。
漁師さんはもちろん、釣り人なら、誰でも知っていることです。


南房総で獲れた、寄生虫が原因と考えられる、脊椎湾曲症の魚

しかし、3.11以降、特に、奇形の魚がひんぱんに、もう、ひんぱんに、網にかかるようになってきました。
東京湾で、深刻な放射能汚染が、始まっているのです。

ただ、今回のNHKスペシャル「知られざる放射能汚染~海からの緊急報告」のような番組が、放送されるようになったことは、まだマシです。

読売、産経、ときに日経、ときに朝日、そして週刊文春を始めとする、何種類かの週刊誌を使って、
大衆をコントロールしてきた自民党政権の下だったら、NHKのこのような特番も、強い圧力を受けて、放送されることはなかったでしょう。

民主党に政権交代していなかったら、放射能禍は、今よりさらに、徹底的に隠蔽され、ずっと多くの、被害が出ていたことは確実です。

ここで注意しなければならないのは、三陸の自治体が、焼却施設の建設を申し出ているのに、
これを無視して、わざわざ、放射能の瓦礫を、全国にばら撒き、
福島第一原発より、安全対策の劣る福井県・大飯原発を、すべての法律に違反して、強引に再稼動させようと画策し、
いまだに、その中身も理解できないのに、TPP参加に向けて突っ走っている野田政権は、
本当の意味で、民主党の人間ではなく、民主党を解体させようとしている自民党と、
それを、背後で操っている、アメリカのグローバリストの召使い
であることを、しっかり理解しておく必要があります。

また、政治家、官僚、全国の首長のほとんどが、そうであるように、
千葉県の森田知事も例外ではなく、ベクレルとかシーベルトとかキューリーとか、ちょっとでも難しいことになると敬遠してしまうようなので、
これでは、千葉県の放射能汚染を、防ぐことはできません。

3.11を境に、日本が、本当に変わってしまったというのに、まだ勉強しない怠け者の首長など、とっとと辞めるさせるべきです。

東京湾の放射能汚染は、今でも進んでいます。





京都大学の、研究グループのシミュレーションによると、
「今から1年9ヶ月後、東京湾のセシウムは、最大値になる。それは、2014年3月のことである」というように、
東京湾の汚染は、今、始まったばかりなのです。

川の汚染が、稲に移る。放射能汚染の循環サイクルが、明らかになった。

さて、海に注ぐ前の、河川の放射能汚染は、どうでしょう。

やはり、NHK特番の、調査チームの働きが光ります。
さっそく、ETV特集『ネットワークでつくる放射能汚染地図6 川で何がおきているか』が放送されました。

今回は、川の放射能汚染がテーマです。

20120610 ネットワークでつくる放射能汚染地図6
この画像を、ここに載せることができません。
けれども、とても重要で、ぜひ知っておいていただきたい事が、たくさん含まれているので、どうか、上記の紫色の文字をクリックして御覧ください。


この番組では、川の汚染のメカニズムが、解明されています。

番組制作者の、七沢潔さんからのお知らせです。

「避難先になるほど、放射線量が低い、といわれた会津の町に、春になって、突如あらわれた、高濃度に放射能汚染された場所=ホットスポット。
郡山や福島のような、都市のど真中にも、まるで、時間差攻撃のように、ホットスポットが、次々と現れています。

いったい、何が起きているのでしょうか?

調査してみると、山や平野部から、都市の建物や路面から、雨や雪を通じて、放射能を運ぶ川の存在が、浮かびあがりました。

福島県南部に、端を発して、宮城県を通り、太平洋にそそぐ阿武隈川、
会津地方を源流に、新潟県を通って、日本海にそそぐ阿賀野川。

取材班は、二つの一級河川の上流から下流まで、半年をかけて調査、200か所で、水、土壌を採取、測定しました。
浮かび上がるのは、河川を通じて移動する、放射能汚染の実態と、そのメカニズム、そして、川と共に生きる、生物や人間の暮しに、忍びよる異変……。

瑞穂(みずほ)の国といわれ、豊かできめ細かな、水の循環の中で生きる、日本であるがゆえに見舞われた、放射能汚染による、無間地獄……」。

七沢潔さんは、このように言っています。
「まるで、時間差攻撃のように、今になってから、ホットスポットが、次々と現れています。
放射能汚染による、無間地獄……。記憶の半減期が恐い」
と。

一般の人々の、「記憶の半減期」のように、放射能の半減期も、記憶が薄れていく分だけ、短くなっていくのであれば、どんなに明るい気分になることでしょう。

さて、このETV特集『ネットワークでつくる放射能汚染地図6 川で何がおきているか』では、福島県を流れる阿武隈川と、阿賀野川の、徹底した調査をもとに、川の汚染のメカニズムを、明らかにしています。

そのポイントを、以下、1)~7)に、まとめてあります。
分かりやすいように、多少、管理人のほうで、解釈を加えてあります。

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1)周辺の山岳部、平野部に降下した、セシウムなどの放射性物質は、粘土質のバーミキュライトに、がっちり捕獲されて、川の中を移動し、遠くに運ばれ、海に到達する。

2)バーミキュライト(粘土の微細な粒子)は、マイナスの電荷を帯びていて、プラスの電荷を帯びている、(水に溶けた)セシウムを、水中で引き寄せて、固着してしまう。

この性質から、バーミキュライトは、除染に使われるが、海や川などの、自然界の汚染については、逆に、厄介な存在。



3)バーミキュライトは、比重が軽いので、川の上流や中流など、比較的、流れの速いところでは、川底に沈むことなく、下流に流されていく。
下流の流れの、弱くなった場所で、バーミキュライトは、川底に、ゆっくり沈殿していく。

特に、河口付近の、凪ぎのような場所で、海水と出合うと、海水の塩分が、セシウムを含んだ、細かいバーミキュライト同士を、団子のように接着させ、粒子を大きくする。

このことによって、集った粒子の、比重が重くなって、河口付近の川底や、川の出口付近の海底に、どんどんセシウムが溜まって行く。







4)したがって、蛇行している川の、流れの遅い内側では、セシウムが沈みやすく、流れの速い外側では、セシウムが沈みにくいので、流れの遅い、川の内側は危険

川が、大きく蛇行している場所は、流れの速い外側が膨らんで、最後は、本流から切り離されて、三日月湖になってしまうが、
ここには、セシウムが、濃縮されていると考えられるので、ザリガニ獲りやメダカ獲りなど、しないこと。(もっとも、そんな綺麗な川は、少なくなったが)。

5)福島県を流れる阿武隈川は、鮎の産地。
産卵場所で2050ベクレル/kg、支流の縄張りで1840ベクレル/kg、という高い汚染が確認された。



鮎は、川底の泥や、藻を食べて、成長するので、生体濃縮が起こる、と考えられる。

これは、上流の渓流に棲む岩魚、山女などでも同じ。

放射能の雲が、標高の高い山岳の、尾根に当たって、山腹に降下し、
雨などで、放射性物資の含まれた泥が、山の急斜面を下って、谷川に注ぎ込み、渓流を汚染する。

こうしたことは、地形を読む力と、山の斜面の、放射線量を把握できれば、あらかじめ、対策が可能なはずだが、
今の原子力安全・保安院や、御用学者には、そうした基本的な能力さえもないので、
今後、時間差を置いて、広がる汚染による被害を、食い止められないだろう。

必要なのは、「失敗した連中」=保安院、文部科学省、御用連中を、原子力行政から一掃して、本当の専門家に入れ替えるべき。

でなければ、これから、人体への内部被曝は、ますます広がってしまう。

阿武隈川水系のウグイなど基準超 放射性物質検査
(福島民報 2012年6月19日)

阿武隈川で練習、頂点狙う 福島県立安達高校カヌー部

5)川の周囲の特に線量の高い地形。



地方都市には、住宅街の真ん中に、こうした雨水を一時溜めておく池があり、これが、子供たちの遊び場になっていたりするが、このような「窪地」は、線量が高い。

住宅の屋根や、道路の上の放射性物質が、雨によって洗い流され、こうした窪地に集ってくるのであるから、線量が高いのは当然。



住宅街の真ん中の、溜池の水は、用水を伝って、川に流れ込むが、この地点が、驚くほど線量が高い。
これは、いったんここで、水が淀んで、底にセシウムが沈殿するため。



また、梅雨時や、台風の季節になると、川が氾濫して、河川敷が冠水することがあるが、
水が引けた後には、放射性物質が、そのまま残留してしまう。

梅雨や台風によって、いったん川底に沈んでいたセシウムの泥が、巻き上げられて、下流に移動し、
増水によって、河原に広がると、そこに、セシウムが広がってしまう。

線量の高い、地域の川の河川敷で、犬の散歩など、しないほうがよい。非常に危険。

6)国は、川の汚染調査と、除染はやらないの?

国土交通省の回答:
「今のところ、その予定はない。
陸地の除染が、ある程度進んだ段階で、川の除染をやるかやらないか、検討をすることになる。
その場合は、環境省の、除染ガイドラインに従う」


7)稲作への影響は?

バーミキュライト(粘土の細かい粒子)に捕獲されたセシウムは、粒なので、基本的には、稲に取り込まれることはない。
したがって、セシウムも、稲に取り込まれない。



しかし、セシウムを捕獲しておく力の弱いバーミキュライトから、セシウムが遊離して、稲に取り込まれることがある。



上の図のように、バーミキュライトから遊離したセシウムが、稲に取り込まれるという、仮説を立てて実験した。



泥(バーミキュライト)の入っていない、水だけを使って、実験栽培した。


使った水は、1ベクレル/リットル(=1ベクレル/kg)のセシウムが、含まれた水だったが、稲の中では、590ベクレル/kgになっていた。
稲の中で、セシウムが濃縮されていることが、確認されたのである。

米粒の中には、おそらく、このうちの何割かが、取り込まれる。
それが、仮に、今年の4月前までの暫定基準値、500ベクレル/kgであった場合は、稲の汚染は、何千ベクレルになっている筈。

その稲の葉と、茎の部分を、天日で乾燥させ、発酵させた稲ワラが、家畜、特に、牛の餌になる。
この稲ワラを、作る過程で、放射性物質は、何十倍にも濃縮されている。

これを、牛などの家畜に食べさせるのだから、当然、セシウム牛が出来上がる。

だから、これからも、セシウム牛が、市場に出回る可能性が高い。

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放射能汚染を予測するには、第一に「地形」、第二に「線量」マップ、第三に「地質」

以上は、ETV特集『ネットワークでつくる放射能汚染地図6 川で何がおきているか』のほんの重要ポイントをまとめたものですが、自然界での放射能汚染のメカニズムがよく分かります。

結局、放射能汚染のルーツは、山岳地帯にあることが分かってきました。

山に降り注いだ放射性物質は、雨や雪解け水によって沢を下り、渓流となって、いくつかの支流から、川の本流に入るのです。

同時に、住宅街に降り注いだ放射性物質と合わさって、その一部が、平野部に入り込みます。

その水が、農作物に使われ、放射性物質が濃縮された稲わらなどが、家畜の飼料として使われ、私たちの食卓に上ってくるのです。

一方で、海の汚染は、福島第一原発から海洋に放流された、超高濃度の汚染水と、
川から流入した(山からの)汚染水とで、魚介類の食物連鎖が起こり、特に海藻、底魚などで、生態濃縮が起こるのです。

また、山、平野のセシウムは、長い年月を経て、地下水にもぐりこみ、その一部は、時間をかけて、海に流れ込みます。
線量の高い山の「名水百選」は、特に、注意する必要があります。

そして、最終的には、海水が蒸発して、再び、私たちが住んでいる土地に、雨となって降り注ぐ、という循環が起こるのです。

しかし、数十年後には、海底深く沈んだ放射性物質の分は、きっと、その場所で、大人しくしているでしょう。

これからの季節、注意しなければならないのは、梅雨、台風です。
大量の雨と風によって、山や平野部で静かにしていた、放射性セシウムが、移動してしまうからです。

そして、そこで再び濃縮され、別のホットスポットが、できることになります。

山の多い、日本特有の放射能汚染の形が、ここにありそうです。

地形を読み、多少の地質の知識を持ち、山の汚染マップを頭に叩き込んでいれば、
次に、どんな汚染が広がるか、かなり正確に、予測できるようになるはずです。

文部科学省は、SPEEDIを隠しただけでなく、米エネルギー省の放射能汚染の実測値まで隠蔽して、多くの国民を被曝させた

しかし、とんでもないことが起こっていたのです。


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米の放射線実測図、政府が放置 原発事故避難に生かさず
(朝日新聞デジタル 2012年6月18日)

東京電力福島第一原子力発電所の、事故直後の、昨年3月17~19日、米エネルギー省が、米軍機で、空から放射線測定(モニタリング)を行って、詳細な「汚染地図」を提供したのに、日本政府は、このデータを公表せず、住民の避難に、活用していなかったことがわかった。

放射性物質が、大量に放出される中、北西方向に、帯状に広がる高濃度地域が、一目でわかるデータが死蔵され、大勢の住民が、汚染地域を、避難先や避難経路に選んだ。

政府の初動対応では、汚染の広がりを予測する、緊急時迅速放射能影響予測システム(SPEEDI)の、試算結果の公表遅れが、問題となった。
同システムの予測値と、決定的に違うのは、米エネルギー省のデータが、放射能の拡散方向を示す、実測値だったことだ。

文科省科学技術・学術政策局の渡辺格次長ら、複数の関係機関幹部によれば、
同省と保安院は、データを公表せず、首相官邸や、原子力安全委員会にも伝えなかった、という。
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政府、震災直後に、アメリカが作成した、放射線マップを公表せず(12/06/18)



この、線量実測値のデータは、去年3月18日に、米エネルギー省から、原子力安全・保安院に、3月20には、文部科学省に、いずれも、外務省を通じて伝えられていた、とのこと。



米国エネルギー省のHP

2011年3月22日の米エネルギー省・ホームページ。
確かに、福島のモニタリング・データを外務省を通じて、日本に伝えた、と書かれてあります。

(でも、今頃になって、なぜ出てきた?
マスコミは、今まで調べてなかったのか。本業でやっているのだから、もう少し、きちんとリサーチして欲しい)

文部科学省の渡辺格という男は、SPEEDI隠しでも有名な男。



石田純一のできそこないのような顔で、母性本能をくすぐりそうな男ですが、実は、とんでもない残酷・冷酷、極悪非道な男です。
本人には自覚がないのですから、余計に罪は重い。


画像はこちらから拝借。ことの経緯がよく分る記事です。

SPEEDIを管轄する、文部科学省の担当でありながら、保安院に責任転嫁。
当事者なのに、まったく他人事です。

彼が、何度も繰り返して使っている言葉は、「それを、避難に生かそうという、発想が浮かばなかった」です。

しかし、米国には、SPEEDI情報を提供していたのです。
つまり、米国が、日本にいる米国籍のアメリカ国民を、被曝から保護するための対策が、とれるように配慮したのです。

彼が何度も言う、「それを、避難に生かそうという発想がなかった」というのは、嘘になるのです。

彼は、いったい、何がしたくて生きているのでしょう。
まったく、理解不能な人間です。

文部科学省がSPEEDI情報を隠蔽していることを察知した菅直人は、(去年)3月16日に文部科学省から原子力安全委員会にSPEEDIを移管させました。

斑目委員長は、2月15日の福島原子力発電所事故調査委員会に呼ばれて、「SPEEDI情報は、実際には使用に堪えない」と発言しました。

斑目は、最初から、頭がぶっ飛んだ役立たずなので、いまさら、追及する価値もありません。

しかし、確かに、SPEEDI情報は、シミュレーションではじきだした予測値ですから、
それを信じて、住民を、安全な場所に誘導する場合、避難命令を出す指導者は、自分の命を差し出す覚悟で、決断する必要があるかもしれません。

この、渡辺格が隠蔽したという、米国エネルギー省からの汚染地図は、
航空機で、実際に計測した実測値ですから、100%、事実に基づいたデータなのです。

このデータは、非常に重要です。
米国からの、データの実際は、細かくメッシュ状に、土地を区画し、その区画ごとの線量を、計測しているのです。

現時点の、実際の線量が分かるのですから、地形と先行きの天候、そして、地質のデータを組み合わせれば、
たとえば、台風の風速と雨量が、どれくらいか判明すれば、
ホットスポットが、次にどこに移動していくかが、正確に割り出せるのです。

つまり、土壌の放射性物質が移動して、次に、ホットスポットができるエリアを、あらかじめ把握しておけば、
遮水壁などを造っておくことで、放射性物質の流入を、防ぐことができるのです。

ピンポイントでやればいいのですから、コストもそれほどかからないでしょう。

人々が集る、重要な公共施設や、商業施設、魚の養殖場、畜産施設などがある場合は、
かなりの程度まで、放射能を、防護することができるはずです。

また、稲の作付け制限や、それによって、損害を被る農家への、スピーディーな補償手続きなど、
あらゆる点で、被害の拡大を、極小にできるのです。

1年に、4~5回程度、航空機によって、汚染の実測地図を更新していけば、精度の高い、放射能汚染マップを作ることができます。

この、空からの測定は、ECRR(欧州放射線リスク委員会)の科学議長である、クリス・バズビー博士が、
去年の早い時期に、日本側に、提案していたことです。

米国・エネルギー省の、航空機による放射線量測定法は、アメリカだけでなく、広くヨーロッパでも行われてきました。
とり立てて、高度なハイテクでもなければ、特別な技術も必要としません。

私は、とっくに、日本ならやっている、と思い込んでいました。

いや、確実に、国土交通省、文部科学省なら、やっているでしょう。
ただ、測定した結果、事態が、当初の予想より深刻なので、公開しないことに決めた、に違いないのです。

日本のマスコミには、あまり期待することもないのですが、せめて、これぐらいは、暴き出して欲しい。
それほど困難なことではないでしょうに。

なぜ、渡辺格が、このデータを、一切公表しなかったのか。
誰が、彼に、米国・エネルギー省のデータを、使わないように指示したのか。

当時の、文部科学省の、政務三役たち。
彼らは、この件のみならず、当然、SPEEDI情報も知っていたのです。

というのは、住民には知らせず、文部科学省の官僚たちは、3月下旬には、飯館村に入って、放射線量を測定していたからです。

SPEEDIによって、放射性プルームが、飯館村上空を通過した後であることを知っていたから、飯館村に入ったのです。
彼らは、SPEEDIを、自分たちだけで使っていたのです。

そして、昨年3月17~19日に、米軍は、文部科学省に、放射線量の実測値を、知らせていたのです。
そして、今度は、完全なもみ消し、隠蔽、情報隠しという、大犯罪が行われたのです。



当時の文部科学省政務三役↑は、すべて知っていたのです。

米政府の実測値まで、もみ消したのは、誰の指示だったのか、徹底的に、解明しなければなりません。

この人間たちは、世界中が、どんなに非難しようとも、最後まで、「福島の子供に20ミリシーベルト」を撤回しなかった、子殺し連中です。
未必の故意は、完全に成立するはずです。

特に、林久美子の秘書の、冷酷発言は、誰も許さないでしょう。

海外メディアは、「日本の文部科学省は、国民を死なせる集団か」という記事を、多数書いています。
これには、反論の余地がないのです。

渡辺格を、見れば分かるように、文部科学省の職員には、もともと、国民を放射能から守ろう、という気概など、皆無です。
こうした人間失格者たちは、時が来れば、必ず裁かれるでしょう。

また、被曝者である国民は、必ず、こうした人間たちを、法廷に送らなければならないのです。

私たちは、自分で、正しい情報を集めて、自分で、防衛するしかありません。
放射能だけでなく、国が出す情報、マスコミのスピン報道からも、身を守らなければならない。

なんとも情けない国です。
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100度だぜぃ~♪

2012年06月20日 | ひとりごと
うちのジャングル庭。いや、ジャングルというよりは、ヤミクモに掘り返した挙げ句に放っといてある庭。
いや、なにも好きで放っといてるわけではなく、先立つもんがなかなかなくて、かというて重た過ぎてどこにも片付けられんとそのままになってた。

もう最近では、アスファルトの破片の山や、コンクリートの塊が、なんやしらん、それなりにオブジェみたいに見えてきて、
これもええんちゃう、もしかして……などと思い始めてたりした。

家猫も野生動物も、その小山を、アスレチックコーナーみたいに楽しんでたりした。

ところが、隣近所がやけに、庭をきれいにし始めた。
マークの家(元ポール&ピンキーの家)の、ほっとかれっ放しやったでっかいプールの工事が始まり、
隣の空き地公園は、新しい家を建てるってんで、とうとう整地作業が開始した。




前々から、もし作業が開始したら(永遠に開始なんかして欲しくなかったけど……)、重機が入ってくるはずやから、ついでにお願いしてみよかと、旦那とヒソヒソ話してた。
頼んでみると、「ええよ、やったるよ」と言うてくれて、なんとまあ、150ドルでしてくれることになった。

うちって、ドライブウェイのアスファルト敷きといい、今回のことといい、
いっつも、どこか他の、近くの家でやってる工事人についでにやってもろて、格安で済ます運がついてるらしい。
ありがたや~~~。


どえりゃ~勢いでガンガンぶっ飛ばす、暴走重機。


今日は暑い!めちゃくちゃ暑い!100℉だよぉ~ん♪


なので、作業してくれてはるお兄ちゃんに、氷をいっぱい入れたお水を差し入れした。
ついでに、「岩ちょうだい」とお願いしたら、「ええよ、好きなだけ持ってって」と言うてくれた。きゃ~!

やっぱ、あのオブジェ、必要やったかなあ……。


いよいよ本気で、アルモンデ、なんとか庭らしくせにゃいかんことになってしもたかも……。
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「政府と電力会社が、ずっとウソを言い続けてきているのです」by 小出裕章

2012年06月20日 | 日本とわたし
みんな楽しくHappy♡がいい♪のkiikoさんが、文字起こししてくださいました。
転載させていただきます。


「電力需給の真実・核燃料の性質・現在の福島第一原発など」小出裕章氏6/15文化放送ソコトコ(内容書き出し)



吉田:
小出先生、今日はちなみに、どんなご予定でいらっしゃるんですか?簡単に言っていただくと。

小出:
毎週金曜日という日は、私は、原子炉実験所の中の、放射能のごみを管理する部署に、属しているのですが、
その部署の、部会という集まりがあります。
それから、放射線測定器のお守をしたりする、というということもありますし、今日は、午前中に1件、取材の約束を入れてしまっています。

吉田:
わかりました。
そんな最中、僕らの方でも、ほんと、わずらわしいところ、恐れ入ります

小出:
いいえ、とんでもない。


夏の電力需給と、それから原発再稼働の問題

吉田:
原発をめぐる動きで、いま、最も注目すべきは、関西電力大飯原発3号機4号機の、再稼働に向けた動きだと思うんですけれども、
小出先生は、この夏の電力需給と、それから、原発再稼働の問題は、どういうふうに捉えていらっしゃるんでしょう?

小出:
要するに、政府と電力会社が、ずっとウソを言い続けてきているのです。
日本には、水力発電所と火力発電所が、膨大にありまして、その両者を、きちっと動くように準備できているのであれば、いついかなる時も、電気は足りるのです。
ですから、原子力なんかに全く頼らなくても、だれも困らない。
節電など、誰もしなくてもいいという、それだけ、火力発電所、水力発電所があるのですが、その事を、政府がちゃんと言わない。
そして、「原子力をやらなければ、停電してしまうぞ」と言って、人々を脅かし続けて、結局、また動かそうとしているのです。


吉田:
結局、じゃあ、関西電力が出した数字も、いい加減なもので、政府も、それに追随しているだけ、という事なわけですね。

小出:
関西電力自身はですね、原子力比率がものすごく高いという、日本で一番高い電力会社ですので、
関西電力そのものだけを、取ってしまうと、原子力をやめると、足りなくなる可能性はある、と思います。
しかし、送電網というのは、全国繋がっている訳で、西日本は、全部融通できますので、
融通してもらえさえすれば、十分足りる
という、そういう状況なのです。

吉田:
そういう知識みたいなものっていうのは、要するに、いわゆる政府、それから、電力サイドじゃない人たちも、もっと大きな声を挙げて、何とか覆せないものなんですかね。

小出:
わたし自身は、自分でデータを集めているのではなくて、政府が公表しているデータそのもので、私は政府と戦っているのですけれども、
彼らは、自分の出しているデータを、認めればいいだけのことだ、と私は思います。

吉田:
ただ、それだけの事なんですね。

小出:
はい。


原発の起動と停止は簡単?

吉田:
再稼働をめぐってですね、小出先生に、是非お伺いしたいのが、
橋下大阪市長等、関西広域連合の首長さん達が、唱えているですね、原発の、期間限定の稼働についてなんですけれども、
原発っていうのは、技術的にですね、すぐにつけたり消したりするっていうことは、可能なんですか?

小出:
えーっと、通常の状態であれば、起動するのに、2,3日あればできますし、停止するのも1日、長くても2日あればできます。

吉田:
あ、そうなんですか。

小出:
はい、ですから、2か月3か月、電力ピークの時が足りないと、今、国が言っている訳ですから、
今から数日かけて起動して、そのピーク時が終わったら止める、ということは、もちろん可能です。

吉田:
簡単に出来るわけですね、じゃあね。

小出:
はい、ただ、それは、あんまり好ましいことではないんです。

吉田:
それはどういう意味でですか?

小出:
温度変化というものが、生じてしまいますね。
通常、停止している時は、普通の温度になるんですが、それを稼働させて、ウランを核分裂させて、発電をしようとすると、
全体が、300度近い温度に、加圧水型の場合は、340度ぐらいにまで上がってしまう
、という事がある訳で、
金属の疲労に結び付く、という事があります。

吉田:
これは、原発は、一度動き始めると、大体13か月ごとに行われる定期検査まで、動かしたままというのが、
これまで、電力会社がとってきた対応なんですけれど、これは正しいんですか?

小出:
えー、機械という、原子力発電所も機械ですし、
機械というものの性質を考えるなら、なるべく、一定の条件で、動かし続けたいというのは、そうだろうと思いますので、
1年なら1年、動かし続けるということは、妥当なやり方だと思います。
ただし、「もう原子力を使わないんだ」と言うなら、もう短期間だけ動かして、それで廃炉にしてしまえばいいわけだから。


核燃料の疑問
・どのくらい使うと使用済みになるの?

吉田:
ああ、そういう事なんですね。
原発を再稼動して、原発を動かすと、さらなる、使用済み核燃料の問題が、出てくると思うんですけれども、
動かす期間に関係なく、一度原子炉を止めると、使った核燃料は、全て取り出さないとダメなんですか?

小出:
そんなことはありません。

吉田:
そんなことはないんですか。

小出:
はい、
原子炉の中で、丸3年位動かすとですね、使用済みという事になって、取り出さなければいけなくなります。

吉田:
3年。

小出:
ですから、3か月しか動かさないと言うならば、ほぼ10数年動くんですね。

吉田:
ああ、そういう事なんだ。

小出:
それで取り出せばいい事だけであって、ただ、その間、何度も何度も、起動停止を繰り返さなければなりませんね。
そうすると、機械が劣化する、という事があるのですが、
もう原子力から足を洗うと決めてしまうのであれば、もうそれでいいと思います。


・使用期間で汚れ方は違うの?

吉田:
使用済み核燃料というのは、その原子炉で使った期間に応じて、
その、放射能の汚れ具合とか、危険度というのは、変わってくるものなんですか?

小出:
もちろんです。
燃やせば燃やすだけ、核分裂生成物という、いわゆるみなさんが、死の灰と言うものが、溜まってきてしまいますので、
ちょっとしか燃やさないのであれば、危険が、まだ少ない状態で済む
ということです。


・未使用の核燃料の管理は?


吉田:
なるほど、
ちなみに、その前の、使用前の核燃料というものがありますけれども、これは、どういう管理が必要なんですか?
やっぱりその、使用済み核燃料と同じように、プールで冷やし続けないといけないものなんですか?

小出:
いいえ、全然そんな事はありません。
使用前の燃料というのは、ウランを、セトモノで焼き固めたペレットというものが、
燃料棒という、ジルコニウムの金属の鞘の中に、入っているだけのものであって、燃料製造工場に行けば、むき出しで、作業員が取り扱っています。
空気中に置いておいても、被ばくは、ゼロではありませんけれども、空気中にも保管できるという、そういうものです。
それで、そのウランを、一度核分裂させてしまいますと、放射能が、10億倍に増えてしまうのです。
そのために、もう人が、近づくことすらができなくなって、常に、プールの底に、沈めておかなければいけない状態になります。


福一4号機の未使用燃料棒取り出しってどぉ?

吉田:
わかりました。
その、再稼働問題の一方でですね、綱渡り状態が続く、福島第一原発の、事故処理なんですけれど、
東京電力が、先月末ですね、4号機の核燃料プールに保管している、未使用の燃料2体を、7月にも、試験的に取り出す方向で、検討しているという、
これ、発表がありましたけれども、小出先生は、これに関しては、どういう捉え方をされていますか?

小出:
未使用の燃料であれば、今聞いていただいたように、プールの底に沈めておかなくても、
あるいは、プールから、空中につり上げても、大きな危険にはならないのです。
ですから、4号機の、使用済み燃料プールがあった場所は、爆発して、いろいろと壊れているのですけれども、
どんなふうに壊れているのか、今現在、どんな風に、その燃料棒が、たとえば腐食してしまったりですね、壊れかけているのかという事を、どうしても見たいと思いますので、
使用済み燃料は、全くつり上げることすらできませんから、まずは、未使用の燃料を、つり上げてみるということは、
私としてもやってみたいし、東京電力も、やりたいんだろうと思います。

吉田:
ちなみに、この、4号機の燃料プールには、使用済み燃料が783体で、原子炉から取り出した燃料が548体
未使用の燃料が204体の、合計1535体
、という事でよろしい訳ですよね。

小出:
そうです。


映像から見る4号機の状態は?

吉田:
これ、発表に合わせて、4号機の内部というものが、報道陣に公開されましたけれども、
小出先生は、この映像は、ご覧になったんですか?

小出:
はい。いろいろと見ています。

吉田:
これ、その、わかる範囲で結構なんですけれども、映像から、
4号機の、燃料プールというのは、小出先生がお考えになる感じでは、どういう状態なんですか?

小出:
えーっと、大変だと思います。
通常、使用済み燃料プールというのは、大変きれいな、水の状態に保っています。
もちろん、温度が上がってしまいますので、水を循環させながら、冷却もしていますし、
水がもし、放射能で、汚れてくるような事になれば、浄化系というところで、放射能を取り除いて、
水自身は、本当に、飲んでもいいぐらいに、きれーいにしてあるのです。
それで、上から覗いても、プールの底がそのまま全部見える、という位の状態なんですが、
現在の、4号機の、使用済み燃料プールは、水自身がものすごい汚れていて、さまざまなものが漂っている、という状態ですし、
まがりなりに、底の方に、カメラを入れて見てみると、燃料の上に、いろんなものが、散乱して落下してしまっているという、そういう状態ですので、
通常、私たちが考えている、使用済み燃料プールの状態とは、全く違ってしまっています。


本当?「福島2号機、7万ミリシーベルトを超え、再臨界の危機」

吉田:
今日発売の、フライデーでは、
「福島2号機、7万ミリシーベルトを超え、再臨界の危機」なんていう見出しがあるんですけど、これはいかがですか?

小出:
多分、再臨界の危機はないと、ただし、猛烈な放射線が、飛び出しているという事が、今回分かってきたことだと思うんですが、
ま、想像してみれば、当たり前のことなのです。
要するに、ウランを核分裂させてしまえば、放射能の量が、1億倍にも増えてしまうという、
そういうものが、溶け落ちて、どこかにあるという、どこに行っているのかもわからない、という状態ですので、
場所によっては、猛烈なところが、やはりあちこちにあるだろう
、とおもいます。

吉田:
わかりました。お忙しいところ、ありがとうございました。
コメント (2)
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