ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

夏がかなり近づいてきて

2012年06月09日 | 友達とわたし
え~~、これはですね、隠し撮りです。
部屋の隅っこから、網戸越しに、内緒で撮らせてもらいました。

このふたり、作業が始まったその時からずっと、ずっとずっとずっと、喧嘩してるんです。


左のおじさんが親方。右の男性が見習い。そういう感じです。

2年前の夏まで、ポールとピンキーが暮らしていた家の、個人宅用としてはかなり大きなプールの、補修工事のようです。


ポールとピンキー夫妻は、ほぼ60年もの間、この家に暮らし、子供達を育て上げてきました。
毎年夏になると、子供や孫が、毎週末のようにやって来て、泳いだり、プールサイドで食べたりしながら、楽しい時間を過ごしていました。

このプールは、うちの東側の窓から、ちょっと頑張ったら直接飛び込めるぐらいに近いのです。
夏の早朝、気持ち良さげな水音が聞こえてきて、こっそり様子を見てみたら、ポールがひとり、ゆっくりと泳いでいたりしました。
時々、覗いているのが見つかると、
「そんなとこで見てないで、さっさと泳ぎにおいで!」と、よく手招きしてくれたポールとピンキー。
ふたりは、一昨年の秋、互いに誘い合うようにして、それぞれ急な病気で亡くなってしまいました。

そこに越してきた若い夫婦は、その大きなプールをどうすることもできないまま、2回目の夏を迎え、とうとう補修することにしたようです。

こうなると、バックヤードをぐちゃぐちゃのまんま放ってあるのは、このご近所ではうちだけ?!になってしまいそうです……やれやれ。

で、この親方と見習いくんですが、どうも見習いくんの態度が良くないようで、親方がかなり手を焼いている様子。


どんなに教えても、きちんとやらない、携帯で遊ぶ、文句を言う、その繰り返しで、
親方さん、キレてキレてキレまくり、大声で、それはそれはキツい言葉を投げかけてはため息……。
でも、そうかといって、あきらめるのでもなく、また根気良く仕事を教えたり……。

さて……どうなることやら……。


夜は、近所に住む、仲良し夫婦Sちゃん&Bくん一家が遊びに来てくれました。
旦那は、タンドリーチキンの下ごしらえ。


これをバーベキューで焼くのですが、なにやら空模様が怪しい……大丈夫か……。

わたしはライムをひたすら絞る。


マルガリータ用ときゅうりのタイ風サラダ用。


これは、Sちゃん手作りの、抹茶ムースあんこソースかけ!


あ~~しゃ~わせ!

S&B夫婦は、日本のことについてきちっと話せる、数少ない友達。
彼らの娘エマちゃんは9才。
彼らは、娘の学校のPTAや、町の問題について考える集会に積極的に参加する、自分達さえよければいいじゃん的な生き方とは対極の所で生きている、すてきな夫婦。
近所にだって、とんでもなく深刻で、解決に途方もない時間と労力がかかる問題がゴロゴロ存在していること、
すばらしいところがいっぱいの日本を、これ以上弱らせるようなことになって欲しくないことなどを話しながら、土曜日の夕ご飯を一緒に食べました。

明日は、来週の土曜に結婚する、ジェーンとミッチへの贈り物を買いに行くぞ!
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野田総理 命かけます 国民の

2012年06月09日 | 日本とわたし
野田総理会見の裏側 6/8たね蒔きジャーナル(内容書き出し)
2012年06月08日【金】Radio News たね蒔きジャーナル



水野晶子のどないなってるねん

水野:
さ、今日ほどこの、「どないなってるねん」という言葉が、意味を持つ中身のコーナーは、なかなかないかもしれません。
今日のテーマは、「速報!大飯原発再稼働で野田首相が会見」

国民生活を守る。
それがこの、国論を二分している問題に対して、私がよって立つ、唯一絶対の、判断の基軸であります。
それは、国として果たさなければならない、最大の責務である、と信じています。
次代を担う子どもたちのためにも、福島のような事故は、決して起こさない、という事であります。
福島を襲ったような、地震津波が起こっても、事故を防止できる対策と体制は、整っています。
これまでに得られた知見を、最大限に生かし、もし万が一、全ての電源が失われるような事態に於いても、炉心損傷に至らないことが、確認をされています。



安全は「絶対じゃない」けど「確認している」

水野:
近藤さん、いかがでしたか?

近藤:
いや、もうそんな……、国民がどうのこうの言われても、もっとはっきり言うと、経済の世界からの要請でしょ?

水野:
そんな事、冒頭から言うたら話しになりませんやんか、近藤さん。
国民生活を守るためなんです。

近藤:
だから、国民の生活第一っていうたら、なんか選挙のスローガンだよね。

水野:
「子どもたちのために、事故は起こさない」

近藤:
それはおかしい。

水野:
普通、「子どもたちのために」、ちょっとエネルギー政策を考えようか、って言うと思ったら違いますね。
「子どもたちのために」、事故は起こさない。
でも同時に、こうもおっしゃったんです。
「一方で、安全基準に、絶対はない」、ともおっしゃったんですよね。
絶対はないんだけど、だけど、
「万が一、全ての電源が失われても、メルトダウンしないと確認」されているんだそうです。
誰が、どんなふうに、確認したんでしょうね?
そこの説明はなかったですなぁ。


「生活」と「命」

近藤:
絶対っていう事で、もう一つ興味深かったのは、
「国民の生活を守る、二分している問題で私が決めたっていうのは唯一絶対の判断である」って言ってた。

水野:
「唯一絶対の判断。判断の基軸」

近藤:
「国民の生活を守る」っていうより、
僕は「国民の生命を守る」ちゅう言葉に置き換えたらどうなるんかと思ったね。

水野:
国民の生命を守る。
ま、生活は、生命があってですからね。

近藤:
だけど、生命って言った時には、内心忸怩たるものを感じるだろうね。ここの論理は。

水野:
だから「生活」なんだ。言葉は大切ですねぇー。
国民の「生命」を守るじゃなくて、国民の「生活」を守る。
この言葉の違いは大きいですね。

近藤:
大きいんですよ。

近藤:
やっぱり、経済っていうのは、経国済民から経済って言葉が生まれたっていうでしょ。
民を救うっていう意味が、本来は、経済にはある訳ですよ。
だから、「国民の生活を守る=経済だ」っていう論法も、もちろん成り立つんですけれども、
やっぱり、原発の問題っていうのは、そんなに単純な話じゃないんだよね。
要するに、僕は、人類、地球の規模のかかっているテーマだと思うんです。
だから、国民の生活を守るっていうレベルの言葉に置き換えちゃったら、それは卑怯ですよ。


野田はイヤイヤ会見した

水野:
はい。でも、しっかり置き換えていらっしゃったと思いますが、
さあ、そこで、永田町で取材をしております、東京報道の、神崎智大記者に聞こうと思います。
神崎さ~ん、
今日、6時から行われましたけれど、なんで野田総理は、今日会見をしたんですか?

神崎:
もともと今日の会見は、福井県の西川知事が「やって下さい」というふうに、強く求めていたものなんですね。
これは、
「大飯原発を、再稼働させるに当たっては、野田総理の方から、直接国民に訴えるべきだ」
ということだったんですけれども、
福井県としては、「福井の都合で再稼働した」、というように見られることが嫌だった、という事なんですよね。

水野:
誰が責任とるねん。っていうことですよね。

神崎:
あくまで、「国が言うから」、ということを強調したかった。
ただ、これに対して、野田さん側は、「それは前から言っていますから」という事で、嫌がってて、

水野:
あ、記者会見本当は嫌がってたんですか。

神崎:
そうですね、かなり、今日の記者会見は、嫌々やった会見っていうのが、そのようです。
で、もうかなりちょっと、福井県と国との間が、かなりぎくしゃくした、と聞いていますんで、
ただ、政府としては、福井県知事がNOと言えば、再稼働できないので、最後は折れたと言いますか、
ある意味、国と福井県が、犯人役を押し付け合ったような、そんな結果、このタイミングになったと言えるんじゃないかと。

水野:
確かに、この、犯人役を押し付け合うという、
ま、野田さんが、非常に、福井県に対して気を使って、しゃべっているくだりがあるんですよね。


立地自治体に「敬意と感謝」

私たちは、大都市における、豊かで人間らしい暮らしを、電力供給地に頼って、実現をしてきました。
関西を支えてきたのが、福井県であり、おおい町であります。
これら立地自治体は、これまで40年以上にわたり、原子力発電と向き合い、電力消費地に、電力供給を続けてこられました。
私たちは、立地自治体への、敬意と感謝の念を、新たにしなければなりません。



水野:
こんどうさ~ん、

近藤:
これは、しかし、水野さん、この発言は、いろいろ問題多いぞ。
僕が、この原稿見せられたら、デスクだったら、これは通さんな。
「立地自治体に、敬意と感謝の念を新たにする」っていったって、
福島で、現実に、ああいう事故が起きていることを、重ねて考えたらね、こういう、「敬意と感謝」なんていう言葉は、やっぱり、言うのがおかしい
ですよ。

水野:
まあ、口だけですわな

近藤:
えぇ?

水野:
本当に、「敬意と感謝」だったら、
わたしは、いざという時に、一番危険にさらされる確率が高いのが、地元の方々でしょ、
その方達に対して、じゃあ、「新しい未来をつくり出す」というのが、「敬意と感謝」
と思いますけど、
まぁ……ね……「敬意と感謝」、だからこのまま行くんです。

近藤:
これはやっぱりなんか、こう、やっぱり、
事故そのものを、どう捉えているのかっていう視点が、ここにはないですから、
そこんところを、もっと考えて入れたら、こんな文章にはならんだろうって言いたいですね。


「人間らしい暮らし」

水野:
私、非常にビックリしたのは、「人間らしい暮らし」とかね、「豊かで人間らしい暮らし」っていうのはこの中にも今登場しましたが、
他のところにも、何度となく出てくるんですよ、「豊かで、人間らしい暮らしを守るために、再稼働なんだ」と。

近藤:
これはだから、「豊かで人間らしい」っていう言葉が、彼は良いと思っているんだろうけど、
国民の、ある一定レベルの人間っていうのは、
「豊かで人間らしい」っていうのは、本当はどういう事なんだろう?って言う事を考えるきっかけに、福島原発に向かい合おうとしている
訳ですよね。

水野:
みんなそれぞれがね。

近藤:
そういう時に、「豊かで人間らしいのは、原発があるからだ」っていう論理を持って来られたらね、
おい、ちょっと待ってくれよ、事故が起こったらどう思うんだ?って言う事を、僕は、その記者に問うわね。
だから、こういう文章はおかしいだろ?って言うふうになるよね。

水野:
リスナーから、
「野田総理に、知恵も心も、何も感じない、冷え冷えとした、氷のような会見でした」

近藤:
そんなんですよ。
やっぱり、越後屋の番頭レベルなんですよね、これはね。

水野:
越後屋のね、ご主人じゃなく、番頭さんっていうね、
ま、ソロバン全てっていうことですか?

近藤:
周りがやっぱり、こういう文章を作るんだろう、と思うんだけどね

水野:
官僚が作るんでしょうね。

近藤:
ん……それで、野田さんが、校正を入れるんだろうと思うんだけど、これでやり過ごせる、と思っている感覚が、僕はちょっと怖いな。


野田の孤独

水野:
その感覚、永田町では、どうなんですかね、
神崎さ~ん、どんな感じなんですか?

神崎:
やっぱり、民主党の中でも、「野田さんどうやねん」という声は、日増しに大きくなってきているように感じます。
まさに、消費税の事も、今やっているんですけれども、いわゆる、小沢グループの方々は反対ですよね、そもそも。
で、そうじゃなくて、中間派「どっちでもない」って言っていた人達も、どんどん、野田さんから離れていこう、という動きがありますし、
もう最近は、もともと賛成と言っていた、たとえば、前原さんとか、そういう方々も、ちょっと、野田さんと距離を置き始めているんじゃないかなと思われる。

水野:
え゛---っ!前原さんでさえがですか?

神崎:
そうですね。
だから、野田さんは、「政治生命をかける」っていうんですけれども、最近では、口の悪い人は、「このまま孤独死するんじゃないか」と

水野:
そんな、孤独……。

神崎:
そうなんです。

水野:
「孤独死するんじゃないか」って言われる位に孤独、もうみんな去っていった……。

神崎:
そうですね。
野田さんは、ハッ!と気づいたら、隣には岡田さんと、仙谷さんしか残らなかったんじゃないかみたいな、そういうことを言う人もいますね。
どんどん離れていき始めている、というのを感じます。


仙谷の存在

水野:
アラ……はぁ~……、近藤さん、岡田さんと仙谷さんっていうのも、時代劇のドラマやったら、ええ役当てがえるような方ですよね、顔は。

近藤:
僕は、仙谷さんが、結構大きいと思うんですよ。
仙谷さんはね、大飯原発の3.4号機というのは、比較的新しい新兵器だからね、福島原発とは、別個に考えた方がいい、
という趣旨のことをね、そういうところから、あの方はスタートしていますよね。
そうすると、政治というのは、君たちが思っているように、そういうものじゃなくて、
やっぱりこう、なんていうんですか、いろんな仕組みの中で、考えなくちゃいけないんだよ、
日本のエネルギーを、全部変えちゃったら、生活はどうなるんだって。
これは、仙谷さんが言っているようなニュアンスのことが、やっぱり、野田会見で出てるよね。
だから、仙谷さんの存在っていうのは、結構大きいんだなっていうのは、この文面読めば分かります

それと僕は、もう一つね、神崎さん、僕が気になっているのはね、これ、やっぱりアメリカだよね。
今度の問題に対して、アメリカが、どういう意向を野田政権に伝えるか、っていうことが、僕は、案外大きいんだって思うんですよ。

アメリカは、「原発から引け」、とは言わんでしょう。
おそらく、「もっと日本相手に儲けたろ」くらいに思っているでしょ。
だから、そこのところも、野田政権は、ここのところ色々ね、G8だなんだってやっているから、いろんな声が入っていると思います。


水野:
はぁ……野田さんを、孤独死から救うのは、いったい誰でしょう?

神崎:
そうですね……もう、味方がほとんどいないんじゃないか、と思われる状況なので、
消費税についても、ちょっとこれは、かなり、成立する見込みは、相当薄くなったんじゃないかな、というふうに感じます。

水野:
そんな孤独な状況に対して、野田さんご自身は、
「だれもおらんようになって、どうしよう」という危機感は、どれぐらい抱いていらっしゃるんですか?

神崎:
まさに、この原発の話なんか、そうなんですけれども、
民主党の、個々の議員に聞くと、批判が強いということは、良く分かっていらっしゃる方も多いんですよね。
ところが、肝心野田さんになると、
この方は本当に、「何を考えているのかわからん」というか、その、言葉は、すごくきれいなんですよ。
「豊かで人間らしい暮らし」とかですね、綺麗な言葉使いでおっしゃるんですけれど、
逆に、その気持ちが、全く感じられないというか、「ホンマにそう思ってます?」みたいな事を、常に感じる
んですよね。
だから、批判も、どこまでちゃんと認識しているのか?っていうのが、全く分からないですね。


違和感のある記者の質問内容

水野:
私は正直言って、今日の会見で、
もし私が、会見に出ていたら、記者として、いっぱい「質問したいわ」という、突っ込みどころが満載だったんですけれど、
実際、会見って、そんな感じじゃなかったでしょ?

神崎:
そうなんです、実は、今日の会見は、わずか20分で、終わってしまったんですね。

水野:
普通は、もっとやりますかね?

神崎:
短くても、最低30分は、普段はやりますので、
やっぱりその、嫌々やった、というのが表に出ていた、と思うんですけれども、

近藤:
神崎さん、僕、違和感がすごくあったのは、消費税の質問が出たでしょ?

水野:
2番目に出ましたよ、記者から。

近藤:
2社ばかりあったのかな、その、ま、細かくは言いませんけれど、つまり、そういう質問も、受け入れたうえでの会見だよね?

神崎:
つまり、この、総理の会見というのは、官邸の広報官と言う人が、記者を指名して、質問をさせる訳なんですね。
選べるわけなんですよ、官邸側
が。

水野:
記者を選べる

神崎:
はい。
で、近藤さんは、ちょっと濁しはりましたけれども、
消費税の質問というのは、最初は、幹事社の読売新聞が質問して、それは、もちろん原発のことなんですけれども、
ま、2人目が、日本テレビの記者さんなんですが、いきなり、消費税の質問になったんですね。
つまり、まだ全然聞き足りない状況なのに、パッ!っとこう、質問を変えた
んですよ。

水野:
あれは、違和感ありましたね。

神崎:
そうですよね、それで、ま……あんまりこう、他社の事を、疑ったりするのもアレなんですけれど、
つまり、選べるわけですから、質問する人を。
当然、この会社は、どういう論調で、普段記事を書いててみたいな事も、把握している訳ですよね。
なので、もちろんそういう、「厳しい質問が出ないように」という事を、やろうと思えばできるという事。

水野:
他の社の記者たちも、質問しようとしていたんですか?

神崎:
もちろんそうです。
ただ、良く聞いていただけばわかるんですが、広報官の人は、名前で呼ぶんです。
つまり、「日本テレビの方」と言うんではなくて、「なんとかさん」って呼ぶ訳ですね。
要は、普段から、仲好くしている顔と、名前を覚えている人しか、そもそも指名しない、というシステムになっているんですね。
なので、当然、そういう調整と言いますか、その、嫌な質問が出ないようにということは、やろうと思えばできると。
こういう状況になっています。

水野:
なるほど、はい、神崎さん、どうも御苦労さまでした。
じゃあ、もう1カット、野田さんの言葉を聞いていただきましょうかね。


計画停電→原発事故

仮に、計画停電を余儀なくされ、突発的な停電が起これば、命の危険にさらされる人も出ます。
仕事が、成り立たなくなってしまう人もいます。
働く場が、なくなってしまう人もいます。
福島で避難を余儀なくされているみなさん、福島に生きる子どもたち、そして不安を感じる母親のみなさん、
東電福島原発の事故の記憶が残る中で、多くのみなさんが、原発の再起動に、複雑な気持ちを持たれていることは、良く、良く理解できます。
しかし、私は、国政を預かる者として、人々の日常の暮らしを守る、という責務を、放棄することはできません。


水野:
ま、弱者が一番困るんだ、という内容でしょうね。

近藤:
これはもう、文章になってないわ。

水野:
文章になってない……デスクやったらもう、赤ペンだらけですか?

近藤:
だめですね、
だって、再稼働して、事故が起きればっていう事を、頭に持ってきたら、全部繋がっていきますよ。
事故が起きれば、命の危険にさらされる人もでます。
仕事も、成り立たなくなります。
働く場所が、無くなってしまいます。
だから、そっちの話の文脈は、全部スポイルして、計画停電だけでここまで言うっていうのは、
あなた、それは、話をどこかですり変えています
よって、だれしもが思うでしょ?聞いていて。

水野:
リスナーから一句、
よく「命をかける」っておっしゃいますよね、総理は。そこで

野田総理 いのちかけます 国民の」と。

誰の命か?って、そっちですか。

以上、文字起こしをしてくださったkiikoさんに感謝!!
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国民を、嘘八百の戯言を並べ、テレビカメラを前にして、堂々と脅迫する内閣総理大臣

2012年06月09日 | 日本とわたし
連続して、kiikoさんの『みんな楽しくHappy♡がいい♪』ブログから、転載させていただきます。
実は、自分でもこの、歴史に残る、世にも愚かな総理大臣の会見を文字起こししようと思ったのですが、
途中で気分が悪くなってしまい、最後までやり通せる自信が無くなってしまったのです。
kiikoさんも、文字起こしをやっていて、涙がこぼれたとおっしゃっています。
本当に、こんなことが起こっていいのだろうかと思いますが、政治家のやることなんてこんなもんです。
また凹んだところをふくらませます。



歴史に残る日本の総理大臣の会見
「大飯原発再稼働」野田総理大臣
6.8.2012


野田:
本日は、大飯発電所3.4号機の、再起動の問題につきまして、
国民の皆様に、わたくし自身の考えを、直接お話しさせてもらいたいと思います。

4月から、わたくしを含む4大臣で、議論を続け、関係自治体のご理解を得るべく、取り組んでまいりました。
夏場の、電力需要のピークが近づき、結論を出さなければならない時期が、迫りつつあります。

国民生活を守る。
それが、この国論を二分している問題に対して、私がよって立つ、唯一絶対の、判断の基軸
であります。

それは、国として果たさなければならない、最大の責務である、と信じています。
その、具体的に意味するところは、二つあります。

国民生活を守ることの、第一の意味は、
それは、次代を担う子どもたちのためにも、福島のような事故は、決して起こさない、という事であります。

福島を襲ったような、地震津波が起こっても、事故を防止できる対策と態勢は、整っています

これまでに得られた知見を、最大限に生かし、
もし万が一、全ての電源が失われるような事態に於いても、炉心損傷に至らないことが、確認をされています

これまで、1年以上の時間をかけ、IAEAや、原子力安全委員会を含め、
専門家による、40回以上にわたる、公開の議論を通じて得られた知見を、
慎重には慎重を重ねて、積み上げ、安全性を確認した結果であります。

もちろん、安全基準に、“これで絶対”というものはございません。
最新の知見に照らして、すでに、見直していかなければならないというのが、東京電力福島原発事故の、大きな教訓でございます。

そのため、最新の知見に基づく、30項目の知見を、新たな規制機関のもとでの、法制化を先取りして、
期限を区切って、実施するよう、電力会社に求めています。

そのうえで、原子力安全への、国民の信頼回復のためには、新たな体制を、一刻も早く発足させ、規制を刷新しなければいけません。
速やかに、関連法案の成案を受け、実施に移せるよう、国会での議論が進展するよう、強く期待をしています。

こうした意味では、実質的に、安全は確保されているものの、
政府の安全判断の基準は、暫定的なものであり、新たな体制が、発足した時点で、安全規制を見直していくこととなります。


その間、専門職員を要する、福井県にもご協力を仰ぎ、国の一元的な責任のもとで、特別な監視態勢を、構築をいたします。

これにより、先の事故で問題となった、指揮命令系統を明確化し、
万が一の際にも、わたくし自身の指揮のもと、政府と関西電力双方が、現場で的確な判断ができる、責任者の配置をいたします。

なお、大飯発電所3.4号機以外の、再起動については、大飯同様に、引き続き丁寧に、個別に、安全性を判断をしてまいります。

国民生活を守るための、第二の意味。
それは、計画停電や、電力料金の大幅な高騰といった、日常生活への悪影響を、出来るだけ避ける、という事であります。

豊かで、人間らしい暮らしを送るために、安価で、安定した、電気の存在は欠かせません。

これまで、全体の約3割の、電力供給を担ってきた原子力発電を、今止めてしまっては、
あるいは、止めたままであっては、日本の社会は、立ち行きません。

数パーセント程度の、節電であれば、(※下記参照)みんなの努力で、何とかできるかもしれません。
しかし、関西での、15%もの需給ギャップは、昨年の東日本でも、体験しなかった水準であり、
現実的には、極めて厳しいハードルだと思います。

仮に、計画停電を余儀なくされ、突発的な停電が起これば、命の危険にさらされる人も出ます。
仕事が、成り立たなくなってしまう人もいます。
働く場が、なくなってしまう人もいます。

東日本の方々は、震災直後の日々を、鮮明に覚えておられると思います。
計画停電は、成され得るという事態になれば、それが、実際に行われるか否かに関わらず、
日常生活や、経済活動は、大きく混乱をしてしまいます。

そうした事態を、回避するために、最善を尽くさなければなりません。

夏場の、短期的な、電力需給の問題だけではありません。

化石燃料への依存を増やして、電力価格が高騰すれば、ギリギリの経営を行っている、小売店や中小企業、そして、家庭にも影響が及びます。

空洞化を加速して、雇用の場が失われてしまいます。


そのため、夏場限定の再稼働では、国民の生活は守れません!

さらに、我が国は、石油資源の7割を、中東に頼っています。(※下記参照)
仮に、中東からの輸入に、支障が生じる事態が起これば、かつての、石油ショックのような痛みも、覚悟しなければなりません。

国の、重要課題である、エネルギー安全保障という視点からも、原発は、重要な電源であります。

そして、私たちは、大都市における、豊かで人間らしい暮らしを、電力供給地に頼って、実現をしてきました。
関西を支えてきたのが、福井県であり、おおい町であります。

これら、立地自治体は、これまで、40年以上にわたり、原子力発電と向き合い、電力消費地に、電力供給を続けてこられました。
私たちは、立地自治体への敬意と、感謝の念を、新たにしなければなりません。

以上を申し上げたうえで、私の考えを、総括的に申し上げたいと思います。


国民の生活を守るために、大飯発電所3.4号機を、再起動すべきというのが、わたくしの判断であります!

そのうえで、特に、立地自治体のご理解を、改めて、お願いを申しあげたいと思います。
ご理解を頂き、頂いたうえで、再起動のプロセスを、進めていきたいと思います。

福島で、避難を余儀なくされているみなさん、福島に生きる子どもたち、そして不安を感じる母親のみなさん、
東電福島原発の、事故の記憶が残る中で、多くのみなさんが、原発の再起動に、複雑な気持ちを持たれていることは、良く、良く理解できます。

しかし、私は、国政を預かる者として、人々の、日常の暮らしを守るという責務を、放棄することはできません

一方、直面している、現実の再起動の問題とは別に、3月11日の原発事故を受け、
政権として、中長期のエネルギー政策について、原発への依存度を、可能な限り減らす方向で、検討を行ってきました。
その間、再生可能なエネルギーの拡大や、省エネの普及にも、全力を挙げてまいりました。
これは、国の行く末を左右する、大きな課題であります。

社会の安全、安心の確保。
エネルギー安全保障。
産業や雇用への影響.
地球温暖化問題への対応。
経済成長の促進と言った起点を持って、政府として、選択肢を示し、国民の皆様との議論の中で、8月をめどに、決めていきたいと考えております。

国論を二分している状況で、一つの結論を出す。
これは、まさに、わたくしの責任であります。

再起動させないことによって、生活の安心が、脅かされるような事があってはならない、と思います。

国民の生活を守るための、今回の判断に、なにとぞ、ご理解を頂きますように、お願いを申しあげます。

また、原子力に関する、安全性を確保し、それを、さらに高めていく努力を、どこまでも件(くだん)に追求していくことは、重ねてお約束を申し上げたいと思います。
わたくしからは、以上でございます。


ー野田の間違い、2点指摘(もっとあるけど)ー

「数パーセント程度の節電であれば」
5%の不足と、関電は言っている↓
関電が突然表明……電力不足「新試算」を検証 5/15報道ステーション(内容書き出し)

「さらに、我が国は、石油資源の7割を、中東に頼っています」
火力発電の燃料は石油じゃない↓
③“電気料金値上げの原因が原油高”は大嘘だ!広瀬隆4/5 (動画・内容書き出し)


突っ込みどころはまだまだありますが、
最初会見を見ていた時には怒りがこみ上げました。
書き出していて涙がこぼれました。


「国民を守る」
「次代を担う子どもたちのため」
「豊かで人間らしい暮らしを送るため」
「都市を支えるために電力供給に貢献をしてきた地元」(そんな献身的な気持ちで原発を誘致したのか疑問?)
「福島で避難を余儀なくされているみなさん、福島に生きる子どもたち、そして不安を感じる母親のみなさん、
その気持ちは、良く、良く理解できます」

このような言葉を使う権利は、野田にはないと思います。

弱い物を守るためのようないい訳で、再稼働を宣言するのは卑怯です。
再稼働をしたいのならば、正直に、その理由を言って欲しい。

「自分のためだ」
「財界に脅されている」
「政治生命だけのためだ」
何が、野田の気を狂わせているのか分からないけれど、

「国民の生活を守るために、大飯発電所3.4号機を再起動すべき、というのがわたくしの判断であります!!!」
じゃなくて。
「国民の命を守るために、大飯発電所3.4号機を再起動しない、というのがわたくしの判断であります!!!」
というのが、本当の、日本のトップの言葉なのではないだろうか(╬◣д◢)

国民のためと言いながら、国民を脅していると思った。


首相官邸 国政に関するご意見・ご要望をお寄せ下さい。

以上、転載終わり。



これほど見事な狂言脅迫宣言は聞いたことがない。
いったいこの男は、どんな圧力をかけられてるのか。
家族か?本人か?
ここまでのデタラメを、堂々と、テレビカメラの前で言えるだけの、闇の世界からの呪縛。

こんな脅迫めいた押しつけ宣言を、生で聞いた人達の気持ちを考えただけで、胸が詰まる。
コメント (4)
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