金沢在住の友人たかっちゃんのブログに、岩手県のがれき受け入れに関する市議会での質疑応答の内容が記載された新聞が載っていました。
書き写したものをここに載せさせてもらいます。
わたしはこの答弁を読んで、しみじみ思いました。
この人ら、やっぱりなんもわかってへんと。
がれき云々のことについては、最初の段階から、やってることのすべてが間違うてるんです。
前回載せた記事の、田坂さんも言うてはりましたよね。
「責任を持ってこの約束を守る」
「言っていることに裏と表が無い」
「国民の命と安全を一番重視して考えてくれている」
「間違っても産業界の意向に沿って、虜となって動いている訳ではない」
という事が、しっかりと理解された時に、こういう国民、もしくは住民の方々との話し合いが、比較的円滑に進む可能性があるわけです。
自分らがどんだけ無責任で、不透明で、怪し気に思われるようなことしてるのか、それがわからんほどのアホなのか、もうほんまにようわかりません。
なんでこうまでも、いつまで経っても、おんなじようなことやって、市民を呆れされるのか。
放射能の問題は、事が得体の知れへんもんだけに、せめて行政の人間なり学者なり、それから企業の人間が、真っ正直にものを言い、検査や調査を公開して、誰もが見聞きできるようにして初めて、話し合いの土俵に上がれるんです。
それを真逆のことばっかして、真摯に謙虚に慎重に、説明をなんぼ重ねられても、信用できひんのです。
それがどうしてもわからん連中の答弁を、まあ読んでみてください。
↓以下、転載はじめ
脱原発日記『かなざわ市議会だよりNo.255より』
かなざわ市議会だより 平成24年11月1日
本会議の発言から
災害廃棄物の受け入れ
■災害廃棄物受け入れに対する市長の心境は
【田中展郎議員・自民党】
質問:
3月議会で、受け入れの可否を検討するための調査費を計上して半年が経過し、ようやくここまで来た、という感があるが、市長の現在の心境を聞く。
答弁:
災害廃棄物の受け入れについては、「災害廃棄物受け入れ可能性検討会」において、科学的知見から、安全についての評価は得られていると思っている。
今後は、市民に安心してもらえるよう、真摯に謙虚に慎重に、説明を重ねることが欠かせないと思っている。
受け入れに理解が得られるよう努力していきたい。(市長)
■「災害廃棄物受け入れ可能性検討会」での議論の主な内容は
【栗森慨議員・みらい】
質問:
検討会では、災害廃棄物について、科学的・専門的見地から、受け入れ可能性を調査研究した、とのことだが、非公開で行われたため、受け入れの方針に至った過程がわかりにくい。
そこで、議論の主な内容を聞く。
答弁:
検討会では、放射線量の安全基準を慎重に評価し、現地調査を経て、宮古市の災害廃棄物が、放射能濃度、放射線量ともに、安全性に全く問題の無いレベルであることを確認した。
さらに、市民の安心のため、放射線量を常時監視し、測定データを適切に情報公開することなど、安全が見えることが重要との意見が出された。(環境局長)
■災害廃棄物受け入れ説明会での市民からの意見は
【小坂栄進議員・自民・清風】
質問:
本市は、科学的見地から安全性を確認し、宮古市の漁具・漁網を、戸室新保埋立場に受け入れたいと表明した。
埋立場周辺の住民や町会連合会、一般市民に対して説明会を開催したが、出席者の意見はどのようなものだったのか。
答弁:
放射線に対する不安や風評被害を心配する意見、安全性や広域処理の必要性についての意見が寄せられたほか、安全が確認されるのであれば、積極的に協力すべき、という意見もあった。
また、受け入れに際しての監視体制や測定方法などについても、貴重な意見を伺うことができた。(市長)
■受け入れる災害廃棄物は、なぜ漁具・漁網なのか
【松村理治議員・金沢保守】
質問:
8月に市長から、市議会全員協議会において、専門家による検討会で安全性が確保されたことを踏まえ、災害廃棄物受け入れに関する基本方針が示されたが、
受け入れ対象を漁具・漁網としたのはなぜか。
答弁:
漁具・漁網の処理については、いまだ見通しが立たず、被災地から、特に困っている状況であると聞いており、環境省や岩手県からも、具体的な受け入れの要請があったものである。
これらを踏まえ、本市検討会の現地調査等で、安全性が確認されたことから、漁具・漁網に絞り、受け入れたいと考えている。(市長)
■受け入れる災害廃棄物は安全か
【升きよみ議員・日本共産党】
質問:
本市は、宮古市の漁具・漁網を受け入れる方針を明らかにした。
市長はこれまでの説明会で、放射性物質を受け入れるものではない、と言っているが、安全性の指標となる放射線量の数値等の情報に対し、市民には不信感がある。
未来にわたって安全であると、責任をもって断言できるのか。
答弁:
今回受け入れる災害廃棄物は、国の科学的知見だけではなく、本市でも、専門家による検証を行っており、安全性は十分確保されている。
また、設定した受け入れ基準に関しても、放射線物質として扱う必要のないレベルとしており、安全性に全く問題はなく、健康被害等も発生しないと考えている。(市長)
■漁具・漁網の受け入れに当たって戸室新保埋立場の安全対策は
【森尾嘉昭議員・日本共産党】
質問:
宮古市の漁具・漁網を戸室新保埋立場に埋めるとの方針が出されたが、放射性セシウムなどが流れ出ない、確実な対策がなされるのか。
答弁:
漁具・漁網については、通常の埋立処分でも、科学的に問題ないが、従来からの50センチメートルの覆土層に、さらに1メートルの覆土層を設けるほか、
監視体制を強化するなど、対策を講じることとしており、放射性セシウムが流れ出ることはあり得ない。
市民に安心してもらえるよう、説明を重ねていきたい。(市長)
↑以上、転載おわり
書き写したものをここに載せさせてもらいます。
わたしはこの答弁を読んで、しみじみ思いました。
この人ら、やっぱりなんもわかってへんと。
がれき云々のことについては、最初の段階から、やってることのすべてが間違うてるんです。
前回載せた記事の、田坂さんも言うてはりましたよね。
「責任を持ってこの約束を守る」
「言っていることに裏と表が無い」
「国民の命と安全を一番重視して考えてくれている」
「間違っても産業界の意向に沿って、虜となって動いている訳ではない」
という事が、しっかりと理解された時に、こういう国民、もしくは住民の方々との話し合いが、比較的円滑に進む可能性があるわけです。
自分らがどんだけ無責任で、不透明で、怪し気に思われるようなことしてるのか、それがわからんほどのアホなのか、もうほんまにようわかりません。
なんでこうまでも、いつまで経っても、おんなじようなことやって、市民を呆れされるのか。
放射能の問題は、事が得体の知れへんもんだけに、せめて行政の人間なり学者なり、それから企業の人間が、真っ正直にものを言い、検査や調査を公開して、誰もが見聞きできるようにして初めて、話し合いの土俵に上がれるんです。
それを真逆のことばっかして、真摯に謙虚に慎重に、説明をなんぼ重ねられても、信用できひんのです。
それがどうしてもわからん連中の答弁を、まあ読んでみてください。
↓以下、転載はじめ
脱原発日記『かなざわ市議会だよりNo.255より』
かなざわ市議会だより 平成24年11月1日
本会議の発言から
災害廃棄物の受け入れ
■災害廃棄物受け入れに対する市長の心境は
【田中展郎議員・自民党】
質問:
3月議会で、受け入れの可否を検討するための調査費を計上して半年が経過し、ようやくここまで来た、という感があるが、市長の現在の心境を聞く。
答弁:
災害廃棄物の受け入れについては、「災害廃棄物受け入れ可能性検討会」において、科学的知見から、安全についての評価は得られていると思っている。
今後は、市民に安心してもらえるよう、真摯に謙虚に慎重に、説明を重ねることが欠かせないと思っている。
受け入れに理解が得られるよう努力していきたい。(市長)
■「災害廃棄物受け入れ可能性検討会」での議論の主な内容は
【栗森慨議員・みらい】
質問:
検討会では、災害廃棄物について、科学的・専門的見地から、受け入れ可能性を調査研究した、とのことだが、非公開で行われたため、受け入れの方針に至った過程がわかりにくい。
そこで、議論の主な内容を聞く。
答弁:
検討会では、放射線量の安全基準を慎重に評価し、現地調査を経て、宮古市の災害廃棄物が、放射能濃度、放射線量ともに、安全性に全く問題の無いレベルであることを確認した。
さらに、市民の安心のため、放射線量を常時監視し、測定データを適切に情報公開することなど、安全が見えることが重要との意見が出された。(環境局長)
■災害廃棄物受け入れ説明会での市民からの意見は
【小坂栄進議員・自民・清風】
質問:
本市は、科学的見地から安全性を確認し、宮古市の漁具・漁網を、戸室新保埋立場に受け入れたいと表明した。
埋立場周辺の住民や町会連合会、一般市民に対して説明会を開催したが、出席者の意見はどのようなものだったのか。
答弁:
放射線に対する不安や風評被害を心配する意見、安全性や広域処理の必要性についての意見が寄せられたほか、安全が確認されるのであれば、積極的に協力すべき、という意見もあった。
また、受け入れに際しての監視体制や測定方法などについても、貴重な意見を伺うことができた。(市長)
■受け入れる災害廃棄物は、なぜ漁具・漁網なのか
【松村理治議員・金沢保守】
質問:
8月に市長から、市議会全員協議会において、専門家による検討会で安全性が確保されたことを踏まえ、災害廃棄物受け入れに関する基本方針が示されたが、
受け入れ対象を漁具・漁網としたのはなぜか。
答弁:
漁具・漁網の処理については、いまだ見通しが立たず、被災地から、特に困っている状況であると聞いており、環境省や岩手県からも、具体的な受け入れの要請があったものである。
これらを踏まえ、本市検討会の現地調査等で、安全性が確認されたことから、漁具・漁網に絞り、受け入れたいと考えている。(市長)
■受け入れる災害廃棄物は安全か
【升きよみ議員・日本共産党】
質問:
本市は、宮古市の漁具・漁網を受け入れる方針を明らかにした。
市長はこれまでの説明会で、放射性物質を受け入れるものではない、と言っているが、安全性の指標となる放射線量の数値等の情報に対し、市民には不信感がある。
未来にわたって安全であると、責任をもって断言できるのか。
答弁:
今回受け入れる災害廃棄物は、国の科学的知見だけではなく、本市でも、専門家による検証を行っており、安全性は十分確保されている。
また、設定した受け入れ基準に関しても、放射線物質として扱う必要のないレベルとしており、安全性に全く問題はなく、健康被害等も発生しないと考えている。(市長)
■漁具・漁網の受け入れに当たって戸室新保埋立場の安全対策は
【森尾嘉昭議員・日本共産党】
質問:
宮古市の漁具・漁網を戸室新保埋立場に埋めるとの方針が出されたが、放射性セシウムなどが流れ出ない、確実な対策がなされるのか。
答弁:
漁具・漁網については、通常の埋立処分でも、科学的に問題ないが、従来からの50センチメートルの覆土層に、さらに1メートルの覆土層を設けるほか、
監視体制を強化するなど、対策を講じることとしており、放射性セシウムが流れ出ることはあり得ない。
市民に安心してもらえるよう、説明を重ねていきたい。(市長)
↑以上、転載おわり